大根の花の特徴・花言葉は？食べ方やレシピは？花大根は別物？

大根は様々な料理に使えて一年中食卓にのぼる、日本人に馴染み深い野菜です。スーパー等で白い部分はもちろん、葉っぱも目にする事はありますが、花を見た事がある人は少ないのではないでしょうか。

意外と知られていない大根の花の特徴や花言葉、花大根との違いを解説します。また、大根の花は菜の花のように食べる事ができます。簡単に作れるレシピを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

大根はアブラナ科ダイコン属である為、アブラナ科の植物の特徴を持ち十字形の小さな４枚の花びらを密集して咲かせます。色は白もしくは薄い紫です。

4月〜5月の開花時期を迎える前に、収穫期になり畑から引き抜かれる為、花をスーパーなどで目にする機会は少ないです。俳句では春の季語になっており1636年より使われています。また、花が咲くと、根は固くなってしまい食べられなくなる為、家庭菜園の際は注意が必要です。

大根の花言葉は「潔白」と「適応力」です。潔白は、花と太い根の部分の白さに由来します。また、適応力は、生命力が強くどんな土壌でも成長できる事と様々な料理に合わせられる事から、付けられました。

花大根はアブラナ科ハナダイコン属の植物で、大根の花とは別物です。形や色が大根の花と似ている事が名前の由来です。原産地はシベリアから西アジアやヨーロッパにかけてで、欧米では伝統ある園芸植物とされています。

5月頃になると、4枚の花を咲かせて夕方には非常によい香りを漂わせます。日本では薄紫色が主流ですが、ヨーロッパでは白やピンクも販売されています。元々は耐寒性のある多年草ですが、耐暑性がないため、日本では一年草として扱われています。「紫大根」というものもありますが、京都を主な原産地とする根が紫色をした大根の一種です。

大根を花の形に切る「飾り切り」がありますが、花そのものを食べる事ができることを知らない人が多いです。実は、他のアブラナ科の植物のように調理したり、エディブルフラワーとして飾りつけにしたりして、食べる事が可能です。あまり知られていない食べ方の簡単に作れるレシピを紹介します。

【材料】2人分

• 大根の花　1本分
• めんつゆ　大さじ1
• 白ごま　小さじ1

1. 大根の花をきれいに洗い、3cm幅に切る。
2. 1 を沸騰したお湯に入れ、2〜3分茹でる。
3. 2を冷水にさらし水気を絞った後、めんつゆ、白ごまを加え、合える。

菜の花のおひたしのようなイメージで、めんつゆで簡単に作れるレシピです。大根の花のほろ苦さが美味しいです。春を感じる一品としてぜひ作ってみて下さい。

【材料】2人分

• 大根の花　10本くらい
• オリーブオイル　大さじ1
• 酒　大さじ1
• 醤油　大さじ1

1. 大根の花を洗って3cm幅に切る。
2. 熱したフライパンにオリーブオイルを入れる。
3. 2に1を入れて、しんなりするまで強火で炒める。
4. 酒、醤油の順に入れてさっと炒める。

オリーブオイルでシンプルに仕上げた大根の花炒めです。あっさりした味わいはおかずの一品として様々な献立に使えます。簡単に作れるので忙しい方にもおすすめです。

大根の花について紹介しました。意外と知らない事も多かったのではないでしょうか。大根はアブラナ科の植物同様に、白や薄紫色をした4枚の小さな花を十字形に咲かせます。大根の花は、おひたし等、調理して食べる事も可能です。家庭菜園等で大根の花を育てて、紹介した簡単レシピに、ぜひチャレンジしてみて下さい。