大根の選び方まとめ!種類別の特徴は?美味しい甘い大根の見分け方!

大根の選び方について解説していきます。同じ部位の大根でも選び方や種類、どんな料理にするかによって使い方が変わってきます。本記事では、各種類の大根の特徴や、美味しい甘い大根の見分け方などを紹介していきます。

大根の選び方まとめ!種類別の特徴は?美味しい甘い大根の見分け方!のイメージ

目次

  1. 1大根の選び方にはコツがある!
  2. 2大根の選び方・見分け方の基本
  3. 3大根を種類別の特徴から選ぶ
  4. 4大根の美味しさを保つ保存方法
  5. 5大根の選び方まとめ

大根の選び方にはコツがある!

日本書紀にも記載されている程、日本では古くから食べられていた大根は、淡泊な味わいから煮物や大根おろしなど、さまざまな料理に重宝される野菜です。スーパーでも手軽に購入することができるので、馴染みのある食材の1つです。

本記事では大根の基本の選び方や見分け方、種類や最後まで美味しく食べられる保存方法などを紹介していきますので、購入する際の参考にしてください。

大根の選び方・見分け方の基本

まずは、大根の基本的な見分け方や選び方や見分け方について見ていきましょう。スーパーなどで販売されている大根はどのように選べばいいのしょうか?大根の根の部分や葉の部分、ひげの部分などを見ていき、美味しい甘い大根を見極めましょう。

大根の旬

大根の代表的な料理といえば、おでん、ぶり大根、ふろふき大根など煮込んだり火を通したりする料理を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?大根は1年通して販売されていますが、連想される料理のように、寒い季節にもっとも食べられています。

生育適温は17℃~20℃となっており、5℃以下や30℃以上になると育ちが悪くなってしまいます。そのため、夏の終わりごろに種をまき、10~12月ごろに収穫されるのが一般的です。気候が冷涼な北海道や東北では夏場でも生産されていますが、冬の大根と比べると甘みと水分が少なくなっています。

冬以外はあまり甘い野菜ではないので、おろしにして食べると辛みを強く感じる人も多いです。甘い大根を食べたい場合は10月以降に収穫されたものを使うようにすると、美味しい大根料理を食べることができます。

大根は一年を通して流通していますが、旬は10-3月頃といわれています。

大根の葉

大根を丸ごと1本で購入する際の選び方の1つとして、必ず葉をみるようにしましょう。葉の部分がしなびれておらず、色がしっかりしている葉はビタミンAとCがたくさん含まれており、漬物や汁物などに使うと美味しく食べることができます。

しかし、スーパーなどでは多くの場合、葉の部分をカットして販売されていて、なかなか分かりづらい場合もあるので注意しましょう。その場合は、葉のカットされている茎の部分を確認しましょう。切り口に水気があって乾燥しておらず、みずみずしいものを選ぶのがおすすめです。

まず葉を見ます。
葉がしなびてない、瑞々しいものを選ぶのが原則。
大根葉はビタミンaとcがたくさんあり、漬物や汁の実で美味しいです。

大根の根

白い根の部分の見分け方は、まっすぐ伸びているものほど新鮮で美味しいです。それにプラスして丸みを帯びていると、さらに美味しい大根を味わうことができます。

また、適切な水でしっかりと栽培されたものは表面が滑らかでひげの数も少ないです。一方で栽培環境が悪く、うまく成長できなかったものはひげ根が濃くなり根も深くなるので、デコボコとした表面になります。さらに、根の部分はつやがあってみずみずしいものほど新鮮で、鮮度が落ちてくるとだんだんつやが無くなりシワシワになっていきます。

根の上部が黒ずんでいるものは、白く乾いたような筋が入っている可能性があるので避けましょう。美味しい大根の選び方は細いものは避けてまっすぐ伸びていて丸みがあり、ひげが少なく色が白く滑らかなものが良いでしょう。

肌が白く硬く締まり、ハリとツヤがあるもの、ひげ根がまっすく並んでいるものが良品です。

カットされた大根

半分などにカットされているものは、切り口がみずみずしくキメが細かいものがおすすめです。切り口に白く筋の入っているものは、水分が抜けて鮮度が落ちてしまっています。ただし、スーパーなどで販売されているものをカットして中身を確認することは難しいです。

しかし、カットされているものを購入する場合は切り口を見ることができるので、新鮮な大根かを見極めることが可能です。根と同じようにシワシワになっておらず、切り口に白い筋が入っていないみずみずしいものを選ぶようにしましょう。

大根の感触・重さ

新鮮でみずみずしく、つやのあるものは水分がしっかりと詰まっているので、手に取って確認するとしっかりとした硬さと重量感があります。逆に鮮度が落ちて水分が抜けたものは乾燥しているので、手に取ると軽く重量感がありません。そのため、しっかりと重量感があるものを選ぶようにしましょう。

大根を種類別の特徴から選ぶ

大根には、さまざまな見分け方があり、どの料理とも相性抜群です。次は、種類や特徴について見ていきましょう。

青首大根

全国各地に多く出回っている種類の1つで、首の部分が緑色になっていることから青首といわれています。上から下まで太さが均一になっており、重さが1~2kgとされています。甘い大根でみずみずしいのが特徴で生のまま食べることも可能です。また、辛くないので漬物や切り干し、煮物などどんな料理にも使うことができます。

練馬大根

東京都の練馬地方で江戸時代から栽培されており、主に関東地方で販売されている大根です。上の部分が緑色にならない練馬大根は、サイズが大きいのが特徴です。大きいものは約70~100cmになることもあります。練馬大根は伝統野菜として扱われていますが、昭和初期頃から生産量が減ってしまい、現在はほとんど流通していません。

見た目は根がやや中ふくれしており肉質が緻密で甘いのが特徴で、たくあんなどの漬物や煮物に向いています。

聖護院大根

京都の伝統野菜として有名な聖護院大根は丸い形をしており、重さが1~2kgあります。肉質は緻密で柔らかく甘い味が特徴です。煮崩れしにくく味の染み込みが早いので、おでんなどの煮物料理に最適です。また、千枚漬けにしても美味しく食べることができるのでおすすめです。

辛み大根

長野県や京都府などの各地で栽培が行われており、京都などで販売されているケースが多いです。小ぶりで辛みが強い大根となっており、サイズは10~20cmくらいでふっくらと丸みがあるのが特徴です。水分が少ないので固く、辛みが強いためおろしそばやうどんの薬味として重宝されています。

桜島大根

鹿児島県の特産品ともいわれている桜島大根は、かぶのような丸い形が特徴で、重さが7~20kgになる大型の野菜です。江戸時代から栽培されており、古い歴史を持つ野菜でギネスブックでも世界一に認定されています。

肉質が緻密でありながら柔らかく加熱しても煮崩れしないので、おでんやブリ大根などがおすすめです。その他にもサラダや味噌汁、大根おろしなど、さまざまな食べ方ができます。また、生で食べても甘いため、漬物等でも美味しく食べることが可能です。産地の鹿児島県では粕漬けにした薩摩漬けが名物として知られています。

ラディッシュ

ラディッシュはヨーロッパ生まれの野菜で、和名では二十日大根といわれています。種まき後から収穫までの期間が短く、20日ほどで収穫できることから、この名前が付けられました。期間が短くて育てやすい野菜で家庭菜園でも気軽に栽培することが可能です。

ほとんどのラディッシュは皮が赤く、中が白い2cmほどの丸型が特徴ですが、白い皮や紫色のものなどがあり、長さ5cmほどの円筒形のものもあります。ラディッシュはカリッとした食べ応えのある歯ごたえとなっており、ほんのり辛みがあるので特徴でサラダなどのアクセントに使われることが多いです。

大根の美味しさを保つ保存方法

もともと土に埋めて栽培する野菜なので、埋めてあった状態と同じように立てて保存すると長持ちします。冷蔵庫で保存する場合は、乾燥しないように新聞紙などに包んで保存すると1~2週間ほど保存することが可能です。大根おろしにして小分けにしたり、固めに茹でてから冷凍保存する場合は約1ヵ月程保存することができます。

葉の部分は一度加熱するか塩もみをして、小分けにしラップに包んで保存すると長持ちさせることが可能です。冷蔵庫なら3日ほど、冷凍庫なら1ヵ月程もたせることができます。

また、乾燥させて切り干し大根にすれば冷蔵庫で半年保存することができるので、多く購入してしまっても、正しい方法で保存をしておくことで、最後まで美味しい状態で食べることが可能です。

大根は保存する際、葉の部分から水分が失われていくので、付け根近くから葉を切り落とし、根の部分と分けて保存します。根の部分は、ラップでくるむか、濡れた新聞紙で包んでナイロン袋に入れ冷蔵庫に入れてください。

大根の選び方まとめ

大根にはさまざまな種類があり、たくさんの料理に使って楽しむことができる野菜です。また、部位によって使い分けることができる野菜なので、普段から意識して大根を購入してみてはいかがでしょうか?

寒い季節には鍋やおでん、煮物などに使ったり、夏や秋にはおろしなど、薬味にして1年通して楽しむことができる野菜なので毎日の料理に取り入れてみましょう。

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