わんこそばの東家本店を紹介!営業時間や予約方法など店舗情報
わんこそばの東家本店を知っていますか?今回は、岩手名物わんこそばが食べられる老舗そば屋の魅力に迫ります!わんこそばは給仕さんが掛け声をかけながら一口大のそばを入れ、お客さんが次々とそのそばを食べていくものです。岩手県民はもちろん観光客にも人気があります。絶品のわんこそばが味わえる岩手県盛岡市の東家本店について、場所や営業時間や予約方法、メニューなど詳しく紹介していきます。わんこそばの食べ方についてもまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
目次
わんこそばの老舗「東家本店」とは?
岩手に行ったらぜひ食べてみたい!と人気の岩手名物わんこそば。わんこそばとは岩手県に伝わるそばで、地元の人だけでなく観光客からも親しまれています。わんこそばは、盛岡冷麵、盛岡じゃじゃ麵と共に盛岡三大麺と言われています。
今回紹介する東家本店は、わんこそばを長年地元で提供し続ける人気のそば屋です。ここでは、東家本店の場所や営業時間、わんこそばコースやそれ以外のメニューについても紹介していきます。わんこそばの由来や、東家本店の美味しさの秘密、食べ方、予約方法についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
明治40年創業老舗わんこそば屋
東家は岩手県の盛岡市内に4店舗を構える割烹料理とそば料理のお店です。創業は明治40年。現在は5代目で、初代から伝わる伝統の味を大切に守っています。
東家本店は城下町の風情溢れる中ノ橋通にあります。周辺には盛岡城跡公園やもりおか歴史文化館、明治時代の銀行建築を利用した岩手銀行赤レンガ館などもあり、盛岡の歴史を感じることができます。
東家本店の建物は昔ながらの木造建築です。落ち着いた雰囲気の店内で、わんこそばを食べるお客さんは2階、それ以外のメニューを注文するお客さんは1階で食べるというようになっています。
わんこそばの由来とは?
わんこそばの「わんこ」とは岩手の方言で「お椀」のことです。わんこそばでは、そばつゆにくぐらせた一口大のそばを給仕さんがお客さんのお椀に入れていきます。その際、「はい、どんど~ん!」「はい、じゃんじゃん!」などの掛け声と共にそばを入れます。
お客さんはその一口大のそばを食べていきます。空いたお椀にはまた一口大のそばが入れられ、お客さんはそのそばを食べます。このやり取りが次々と行われていくのが岩手名物わんこそばです。
わんこそばの由来は諸説あります。ここでは盛岡に伝わる由来を紹介しましょう。盛岡では、お立ち蕎麦という宴会の最後にそばを振る舞う際の風習が、今のわんこそばになったのではないかと言われています。
岩手の山村の地域では田植えや稲刈りなどの際に宴会がありました。地主の家に大勢の人が集まり、宴会の最後にそばを振る舞っていました。しかし、一度に作れる分は限られており、どんなに大きな鍋でも10人分のそばしか茹でられなかったようです。
そこで、まずは一度に作れる分をその場にいる人数分に分けて食べてもらいました。食べている間にまたそばを茹で、茹で上がったら人数分に分けておかわりを食べてもらうというようにしたそうです。この工夫で、その場にいる人みんなで美味しいそばが食べられたのだそうです。
岩手の祖先が行っていた風習が今に伝わり、地元の人や岩手を訪れる観光客にも親しまれています。現在のわんこそばの定義は、お椀で食べることや給仕が付くこと、温かいそばであることと言われています。
東家本店の場所や営業時間は?
まず東家本店の場所を紹介します。東家本店は盛岡城跡公園や岩手県銀行赤レンガ館の近くにあります。肴町アーケード入口の交差点をアーケードとは反対側に曲がると、すぐ右手に東家本店があります。東家本店は下町情緒あふれる中ノ橋通にあります。
盛岡駅から東家本店へはバスで約15分ほどです。バスは循環バス左回りに乗り、バスセンター前で下車します。車やタクシーでは、盛岡駅から約10分ほどです。岩手県外から東家本店に行くという場合は、盛岡ICと盛岡南ICどちらで高速道路を降りても、ICから約20分ほどになります。
周辺の観光スポットから徒歩で東家本店に行くこともオススメです。岩手銀行赤レンガ館から東家本店までは徒歩3分ほど、盛岡城跡から東家本店までは徒歩7分ほどで行くことができます。観光の後に東家本店でわんこそばを食べたり、わんこそばを食べた後に散策するのも良いでしょう。
次に東家本店の営業時間を紹介します。東家本店のランチタイムの営業時間は11時~15時半です。夜の時間帯の営業時間は17時~20時となっています。ラストオーダーは20時です。
東家本店の営業時間は昼と夜とがあるので、ランチにも夕食にも訪れることができます。営業時間の幅が広いので観光の際の食事にもぴったりです。東家本店は人気店のため行列ができることもあります。営業時間を確認して、時間に余裕をもって行くと良いでしょう。
東家本店は予約が必要?
東家本店のわんこそばは、予約なしで食べることができます。しかし、人気店のため行列ができることもあります。混雑時には整理券が配られることがあり、受付状況によっては整理券の配布が制限されることもあるようです。
待たずに東家本店でわんこそばを食べたいという人は、予約がオススメです。予約方法は、店舗へ電話で予約することができます。食べる日付けや時間が決まっているという場合は、ぜひ事前に予約をしておきましょう。予約ををしておくと当日スムーズにお店に入ることができるので、観光の日程が組みやすくなります。
注意点としては、年末年始や繁忙期など予約不可の期間もあるようです。予約する際は、予約可能な日付けかどうか事前にお店に確認することが必要でしょう。
東家のわんこそばの美味しさの訳は?
明治40年創業の東家は伝統の味を大切に守り続けています。東家のメニューはわんこそば以外にも豊富なメニューがあります。その中で、東家で日々提供しているわんこそばやわんこそばのそばつゆは様々な工夫がされているようです。そんな東家のこだわりを紹介します。
計算された小麦粉配分
東家のわんこそばは、ツルツルとした喉ごしの良いそばになっています。実は、東家ではわんこそばだけ特別にブレンドしたそば粉を使用しているそうです。わんこそばを食べに来たお客さんにたくさん食べてほしいという東家の心遣いです。
旅行者が増える時期になると、東家ではわんこそばの注文が増えるようです。繁忙期には一日中そばをゆで続ける日もあるようで、岩手に観光に来たらわんこそばを食べたいという旅行者が多いことがうかがえます。岩手名物のわんこそばはテレビや雑誌などでも特集されています。観光客は全国各地だけでなく海外からのお客さんもいます。
東家では、わんこそばを楽しみに来店するお客さんのために柔らかく喉ごしの良いそばを日々作っています。東家でわんこそばを食べる際は、他のメニューとは少し違うツルツルとした喉ごしのそばも楽しんでみてください。
熟練の職人による絶妙な茹で加減
東家の喉ごしの良いわんこそばは、ゆで加減にも職人の技が光ります。長年携わる熟練の職人が、経験によって得た絶妙な加減でわんこそばをゆでていきます。ゆで上げたわんこそばは、冷水で一気にしめるそうです。
東家のわんこそばは、この絶妙なゆで加減によって絶品のわんこそばに仕上がります。創業明治40年から受け継がれる味と技が今も大切に守られています。
出汁の効いたそばつゆ
わんこそばは、そばつゆにくぐらせた一口大のそばを次々と食べていきます。東家では、そのそばつゆにもこだわりを持っています。東家では煮干しやこんぶ、かつお節などを用いて、旨味たっぷりの香り高いだしを作っています。
だしは毎日作るそうで、ここにも東家のこだわりがうかがえます。また、わんこそばのそばつゆは通常のそばつゆより濃い目に作られているそうです。
一杯一杯を美味しく食べてもらいたいと、日々伝統の味を守り続ける東家。わんこそばというと何杯食べられるかが楽しみの一つですが、東家でわんこそばを食べる際には、こだわりのそばやそばつゆもぜひ楽しんで味わってみてください。
東家本店のわんこそばコースメニュー
東家本店でわんこそばを味わうときに、まず選ぶのがメニューです。東家本店のわんこそばコースは2種類あります。ここではそれぞれのコースについて詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
薬味・付け合わせで値段が選べる
わんこそばのコースは2つあり、杯数の数えかたと薬味の数が違います。どちらのコースが良いか好みやシーンにに合わせて選びましょう。
わんこそば(3,460円)は9種類の薬味が付き、お椀をどんどん重ねていくコースです。お椀で杯数を数えるため、自分の食べた分のお椀が目の前に積み上げられていきます。その様子は圧巻です!わんこそばというイメージそのものの光景が見られる人気のコースです。
9種類の薬味は、鮪のお刺身、なめこおろし、とりそぼろに加え、胡麻、海苔、一升漬、錦盛など様々な種類があります。定番のネギやわさび、辛味大根もあります。好みで薬味を加えながらわんこそばを食べていきます。これだけの薬味が揃っているので、飽きずに食べることができます。
わんこそば(2,920円)は、7種類の薬味が付き、数え棒で杯数を数えていくコースになっています。こちらのコースはお椀は重ねません。お椀を重ねていくコースより安い価格になっているので、わんこそばを手軽に楽しむことができます。
子供料金は大人よりも安い価格になります。小中学生までは設定料金より540円割引されます。未就学児童3歳以上6歳未満は760円の割引となります。
そばは何杯食べても値段は同じ?
わんこそばは何杯食べても値段は変わりません。それならば限界まで挑戦してみたい!という人も多いのではないでしょうか?そこで気になるのは、わんこそばは皆どのくらいの量を食べているのかということでしょう。東家本店では平均で男性は60杯ほど、女性は30杯ほどのようです。
自分はもっと食べられる!と思っている人もいるかもしれません。わんこそばは毎年大会が開催されています。2018年の全日本わんこそば選手権では、制限時間15分間で632杯という驚異的な新記録が誕生したようです。
わんこそばの量に関しては、東家本店ではわんこそば15杯がかけそば一杯に相当するようです。給仕さんは「はい、じゃんじゃん!」「はい、どんど~ん!」など掛け声をかけながら、「何杯いきましたよ」とも教えてくれます。
口コミでは、軽快な掛け声をかけながらテンポよくお椀にそばを入れてくれるので、どんどんそばを食べられた!という声が多くありました。また、だんだんお腹がいっぱいになって進まなくなると、「ゆっくりで良いですよ」と声をかけてくれるようです。励まされながら食べられた!という声も多くありました。
わんこそばの食べ方とは?
つづいては、東家本店でのわんこそばの食べ方について紹介します。わんこそばはなんとなく知っているけれど、実際にどのように食べていくの?と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか?東家本店でわんこそばを食べる際は、ぜひ参考にしてください。
まずは東家オリジナルのエプロンをして準備!
東家では、わんこそばのコースを注文するとエプロンが付いてきます。そばつゆが洋服にかかる心配をしないでわんこそばを食べられるようにとの東家の心遣いです。
わんこそばを食べることが前もって決まっていても、白っぽい洋服を着たいという日もあるでしょう。また、当日その場でわんこそばを食べたいということもあるかもしれません。そんなときでもエプロンがあれば、わんこそばを食べてそばつゆが洋服に付いてしまう心配がありません。東家では皆このエプロンをかけてわんこそばにのぞみます。
わんこそばのスタート合図は?
わんこそばは、お椀の蓋を開けたらスタートです。自分のペースで始められますので、準備が整ったらお椀の蓋を開けましょう。蓋を開けると、そばつゆをくぐらせた一口大のそばを給仕さんが入れてくれます。
好みで薬味を合わせながら食べていく
わんこそばには様々な薬味がセットになっています。2つのコースのうちどちらを選ぶかにもよりますが、7~9種類の薬味が付いてきます。そばの定番のネギやのり、わさびなどは好きな人も多いでしょう。
東家のわんこそばの薬味は、他にも様々な種類があります。鮪のお刺身、とりそぼろなど、なめこおろしなどはそのまま食べても美味しい具材ですが、わんこそばとも相性抜群です。さらに、一升漬やもみじおろしなどもあります。口コミでは、辛味の効いた自家製一升漬やもみじおろしは口の中がサッパリとして良かったという声もありました。
東家のわんこそばには多種多様な薬味がセットになっています。薬味を合わせながら、目標の杯数まで飽きずに食べられるように工夫しましょう。
そばをたくさん食べるコツは?
そばをたくさん食べるためには、お店に入るタイミングも重要です。朝食や昼食を抜かずに本来の食事時間に食べること、空腹で食べないことがたくさん食べるコツと言われています。東家本店の営業時間は昼食と夕食の時間帯とがあります。予定や好みに合った営業時間にすると良いでしょう。
わんこそばはそのまま食べても美味しいですが、薬味を合わせて食べ進めていくと飽きずにたくさん食べられるようです。さらに、そばつゆを飲みすぎないようにすることもコツなので、テーブルの上に置かれている桶にそばつゆを捨てながら食べましょう。その他にも、テンポよく食べ続けることもわんこそばをたくさん食べるコツと言われています。
給仕さんがテンポ良くそばを入れてくれる
わんこそばと言えば、「はい、どんど~ん!」「はい、じゃんじゃん!」という給仕さんの掛け声を知っている人も多いでしょう。東家ではテーブルごとに給仕さんが付いて、掛け声をかけながら空いたお椀にテンポ良くそばを入れてくれます。
東家は2階の座敷がわんこそばを食べるお客さん、1階がその他のメニューを食べるお客さんというように分かれています。2階の座敷は、テンポの良い掛け声と、そばを入れる際にお椀が重なる音があちこちで聞かれ、とても賑やかな雰囲気になります。
わんこそばのストップの合図は?
わんこそばは、持っているお椀に蓋をすることでストップとなり、終了します。一度お椀に蓋をしたらそこで終了となり、おかわりはできません。東家の営業時間は昼と夜とがあります。自分の体調やペースに合わせてわんこそばを食べましょう!
東家で「わんこそば証明手形」を手に入れよう
東家では、100杯以上食べると「わんこそば証明手形」がもらえます。東家オリジナルの木札で、日付と食べた杯数が記入されます。
「わんこそば証明手形」は100杯達成した人しかもらえませんので、わんこそばを食べた良い記念になるでしょう。東家でわんこそばを何回か食べて「わんこそば証明手形」をもらえば、食べた杯数が前回と比べてどうかなども分かるので楽しめそうです。
東家本店のわんこそば以外のメニュー
東家本店にはわんこそば以外のメニューも豊富です。初代から引き継いだ味を今も守り続けている東家の味を、様々なメニューで堪能できます。
地産のそば粉を使用!「手打ち鴨せいろ」
東家の冷たいそばは、手打ちと細打ちがあります。手打ち鴨せいろ(1,080円)は地産のそば粉を使用した手打ちそばです。鴨の脂との相性も抜群で、そばの旨味も引き立ちます。手打ち鴨せいろは、職人の技が光る手打ちのそばを味わうことができます。
東家の冷たい手打ちそばは他にも、数種類の天ぷらも味わえる天もりそば(1,120円)などもあります。冷たい細打ちそばは、とろろ蕎麦屋(870円)やきのこそば(810円)などもあり、プラス料金で手打ちそばへ変更も可能です。
ファン多数!そばの出汁を使用「特製かつ丼」
東家で、わんこそばに次ぐ名物となっている特製かつ丼(980円)。かつ丼に使用されている出汁は、そばの出汁です。卵は2個使用し、ボリューム満点になっています。こだわりの出汁を作っている東家でしか味わえない絶品のかつ丼です。特製かつ丼には小さなそばも付いているので、東家のそばも味わえるお得なメニューになっています。
東家で人気の丼物は、他にも金柑丼(920円)や天丼(1,080円)などもあります。東家に来て丼物を食べるかそばを食べるか迷ってしまう人もいるでしょう。丼物メニューにはすべてサービスのそばが付いているので、東家こだわりの丼物もそばもどちらも味わうことができます。
ランチにもおすすめの「南部そば振る舞い」
東家には数種類の郷土料理メニューがあります。南部そば振る舞い(2,700円~)もその一つです。こちらのメニューは前日までの要予約、原則2名からとなっています。
南部そば振る舞いは手軽に楽しめるそば会席のコースです。東家こだわりのそばは、いくらそば、とろろそば、海老天そばなど6種類のわんこそばで味わうことができます。ゆっくりとわんこそばを食べたい人にもピッタリのメニューです。東家本店の営業時間はランチタイムと夕食の時間帯とがありますが、手軽なそば会席コースは昼食にオススメのコースになっています。
予約して味わいたい郷土料理「南部そば会席」
前日まで予約必須な南部そば会席(3,780円~)は、盛岡の郷土料理を味わうことができます。南部そば会席はそば料理のフルコースで、明治40年に創業してから今も大切に守られている東家の味が堪能できるメニューです。予約は原則2名からとなっています。
その土地で親しまれてきた郷土料理を味わうことも観光の楽しみという人も多いでしょう。東家伝統のそばと共に岩手の郷土料理を食べることができるので、観光の際にもぴったりのコースになっています。
多種多様な季節限定のそばも見逃せない!
東家では、季節限定そばというメニューもあります。手打ち山菜天盛りそば(1,300円)やサラダそば(910円)、豚しゃぶそば(910円)など期間限定で食べることができます。東家のこだわりのそば、こだわりのそばつゆをまた違った味わいで楽しむことができます。季節ごとに訪れれば、東家のそばの魅力を再発見できそうです。
そば料理もそば一緒に楽しみたい
東家には、そば料理も数種類あります。定番のそばがき(1,080円)のほか、穴子そば巻き(540円)やそば菜と鮪のぬた(540円)などもあります。お酒との相性も抜群なので、おつまみにしても楽しめそうです。
東家本店で本場のわんこそばを味わおう!
今回は東家本店で味わえるわんこそばについて、メニューや営業時間、予約方法などを紹介しました。昔から岩手に伝わるわんこそばを提供する東家本店は、地元の人だけでなく観光客からも人気があります。東家本店の営業時間は昼と夜があるので観光にもぴったりです。東家本店でわんこそばを食べる際は、ぜひ参考にしてください。