土鍋でご飯を炊く方法は？1合でも美味しい・簡単水加減のコツを紹介

やはり日本人はお米が主食となっていますが、そのお米を普通は炊飯器で炊きます。しかし、今注目されているのが土鍋です。今やこの土鍋でご飯を炊くという人が増えてきています。なぜ土鍋でご飯を炊くといいのでしょうか？昔から使われてきた土鍋を、今見直し美味しいご飯を食べるために活用する人もいます。そんなご飯が負いすくなる土鍋の使い方やご飯の炊き方を紹介します。

土鍋でご飯を炊く前に知っておきたいことを紹介します。土鍋のことやその手入れ方法、お米の美味しさやメリットなどを見ていきましょう。これを知っておくと土鍋でご飯を炊くとこが楽しくなり、美味しいご飯が食べれるようになります。

まず土鍋とは、土でできた鍋の事を言います。昔から使われている調理の道具で、ご飯や鍋のほかに煮物や蒸し物でも活用されてた万能なものです。昔から使われてきた土鍋ですが、どんな魅力があるのでしょうか？

今になってなぜ土鍋でご飯を炊く人が増えてきたのでしょうか？それは土鍋の魅力に秘密があります。土鍋は、土でできているので「遠赤外線効果」があり、保温効果があります。なので、火を止めて蒸らすなどしたいときにゆっくり熱が冷めにく旨味を閉じ込めます。簡単に余熱で調理もできる優れものなのです。

まず土鍋を初めて使うなら「目止め」が必要になります。「目止め」とは、片栗粉などのでんぷんを鍋で煮て浸透させることを言います。鍋は割れやすく日々が入りやすいのが特徴です。長く使うためにも、「目止め」をし、でんぷんのようなもので穴やひび割れた部分を補ってくれる役割があります。土鍋を買ったなら初めにやって置くと長く使えます。

「目止め」は水に溶かした片栗粉を鍋に入れて沸騰させます。沸騰したら、火を止めて冷めるまで待ち冷めたらしっかり水けを拭き取りよく乾燥させます。ほかもお粥や、お米のとぎ汁などでもいいそうです。それと、使っていくにあたり重要なのは水気をしっかりとることです。水が付いたまま火にかけると鍋の特性からひびが入りやすくなります。洗う時も金たわしなどで焦げを落とさず、柔らかいもので落とすよう心がけましょう。

土鍋でご飯を炊くと、炊飯器と違ってゆっくり熱が加わるためお米にストレスがなく旨味成分が出てきます。甘みやうまみは急激に熱を加えると出てこなくなります。それに熱の伝わり具合がよく、まんべんなく伝わるのでお米に均一に熱が伝わるので、より美味しくなります。炊けた後は土鍋は冷めにくいのでいつまでも温かいままご飯が食べられます。

そしてなりより土鍋でご飯を炊くメリットとして、おこげが楽しみの一つでもあります。このおこげはご飯が少し焦げたもので、香ばしくカリカリした部分もあります。土鍋でご飯を炊く理由として、お米が美味しい他におこげも美味しく頂けるのが利点です。

昔と違い、炊飯器も性能がよくなり美味しいご飯が炊けるようになっています。しかし、それでも土鍋のほうが美味しいと思えるのはなぜでしょうか？炊飯器と土鍋の大きな違いを紹介します。

炊飯器は家電製品なので値段もそれなりにいいものはします。大体1～4万ほどですが、昔と比べて性能もよくなり美味しいご飯が炊けるようになっています。それに、今では銘柄別に水分量や米の炊き方など分けて炊けるものまであります。炊飯器はご飯が炊きあがるまで最低30分はかかります。炊炊飯器によるようで性能がいいものはやはりおいしくなりますが、お手頃価格のものだとどうしても味の質が落ちるようです。

炊きあがりも炊飯器より短い約20分ほどで出来上がります。土鍋の値段も1合や2合であれば2,000円で購入できるほどお手頃価格なのです。それに味も格別でお米が立つとよく言いますが、その通りなんです。一つひとつお米が立ち、甘みがあるのが土鍋の特徴です。それになんといってもおこげがあるのが土鍋のいいところで、炊飯器ではなかなか出来ないものなので、土鍋の特権と言えると思います。

土鍋にも種類があり、大きさや形も色々ありますがサイズなどは使う用途や人数に合わせて使い分けましょう。1合、一人用なら小さいサイズで十分ですが家族となると大きめサイズが必要になります。それに深さも色々なので、使う用途人数を考えて選ぶようにしましょう。

普通の土鍋でもご飯を炊くことは可能ですが、今では炊飯目的だけで作られた専用の土鍋があります。深さがあり、吹きこぼれにくい構造になっていて熱が逃げにくくふっくら炊けるようになっています。

この土鍋は内蓋があり、吹きこぼれ防止や、圧力がかかるのでふっくらと美味しいご飯が炊けると評判です。2合のお米で、この土鍋は約40分弱の時間で炊きあがります。美味しく炊きあがるまでに多少時間はかかりますが、だからこそ美味しいご飯になるのであれば待ち遠しい時間です。

土鍋でご飯を炊く方法を紹介します。意外と難しいと思われている土鍋でご飯を炊くという方法は、水加減と火加減だけ注意すれば簡単に炊くことができます。それに土鍋でご飯を炊く時に、土鍋の保温を活かして炊くこともできます。ガス代など少し節約することができ、なお美味しいご飯が食べられます。そんな土鍋でご飯を炊く簡単ですぐできる方法を紹介していきます。

初めに土鍋でご飯を炊くときやっておきたいことがあります。お米を研いで土鍋に入れたら、お米に水を吸わせるようにします。今回は1合の分量で紹介します。2合や3合炊く場合は分量を倍にして炊くようにします。お米に水を約30分は吸わせるようにします。1合であれば土鍋は小さいものを準備しますが、大きすぎるとうまく炊けず失敗するので注意しましょう。

十分に水を給水させたお米に水を入れていきます。1合で180～200㏄を入れますが、あくまで目安なのでご飯の柔らかさを水加減で調節しましょう。初めて土鍋でご飯を炊く人は白米を炊くようにします。雑穀など入れたいかとは思いますが、どのくらいの硬さになるかわからないので白米を炊いてしれを基準にすると次からは水加減も簡単にできるようになります。

土鍋に水を入れたら火にかけていきますが、はじめは強火で沸騰するまで火にかけます。沸騰したら弱火にして約15分くらい火にかけます。15分たったら火をとめて約15分ほど蒸らす時間を作ります。蒸らすと土鍋の余熱でふっくらご飯に仕上がてくれます。

初めにも紹介しましたが、初めて土鍋を使うときには「目止め」をすることを忘れずにしましょう。これをしなければ土鍋でご飯を炊いているときにひびが入り、次使うときに使えないという事態になります。そうならにためにも「目止め」をしっかりやっておきましょう。

土鍋でご飯を炊くときに注意しなければならないことがあります。お米を研ぐときは土鍋ではなく、ボウルや専用の米研ぎボウルでやりましょう。土鍋で研ぐとお米が割れやすくなるのと、鍋自体が水分を吸収しやすくなり割れやすくなります。それにお米を給水させるのもボウルのほうがいいでしょう。

1合での水加減をみていきますが、人数が増えるにつれ土鍋も大きくなり、ご飯を炊くときの水加減も変わってきます。お米1合に対して水200㏄が基本です。3合の場合の水加減は600㏄となり、1合が200㏄なので覚えやすくて簡単に3合も計算できます。これを基本にして、ご飯の柔らかさを調節していきますが、固めが好きな人は1合で30㏄少ない水加減で炊き柔らかいのが好きな人は逆に30㏄増やした水加減で炊くようにしましょう。

基本的に蒸らし時間は約15分です。ただ強火で炊いている最中に沸騰など吹かないで弱火にしたり、時間通りに弱火にしないと鍋の中の水分が多い・少ないなど問題が発生します。そうすると蒸し時間関係なく美味しくなくなるので注意しましょう。蒸し時間は15分でゆっくり熱を加えてお米の甘みを引き出すので、タオルなどを巻き保温するのもおすすめです。

いつも炊飯器に頼っていたご飯を時間のある時は土鍋でぜひ炊いてみてはいかがでしょうか？いつもと違う美味しさに土鍋でご飯を炊くことが癖になるかと思います。それに難しそうだと思って今しあが、意外と簡単で1合の水加減、それに炊き方の注意点などしっかり守り美味しい土鍋ご飯を作ってみましょう。