珈琲天国は浅草の喫茶店！人気メニューのホットケーキとは？

老若男女を問わず外国人観光客でもにぎわう浅草に、行列のできるホットケーキが人気の喫茶店があります。「珈琲天国」です。なんともユニークな店名で、その店名の「天国」ワールドが楽しめるお店です。珈琲天国のお店の外観は、懐かしさを感じるレトロな造りの佇まいです。アクセスのしやすい雰囲気があるこのお店は、レトロ感はありますが、創業は2005年と若手のお店です。

そんな懐かしい雰囲気のお店にアクセスしてみると、店内は15席とこじんまりとした造り、店内の雰囲気にもユニークさ独創性を感じます。お店のロゴ「天国」がデザインされたグッズが飾られていて、天国のロゴのフォントが醸し出す柔らかい癒しの雰囲気に、ポップなデザインが目を引きます。オリジナルのグッズも販売されています。テーブルには、昔懐かしの星座占いのルーレットおみくじ機があり、飽きの来ないお店です。

珈琲天国の店主は、流行りのパンケーキではなく、昔ながらのホットケーキを提供したいとこだわりを持っています。そんな、人気のメニューのホットケーキやホットドッグを紹介します。

珈琲天国では、素敵な店内での癒しの時間に外せない人気メニューがあります。そのメニューはホットケーキです。注文を受けてから混ぜ合わせる小麦粉は、店主が厳選した2種類の小麦粉をブレンドしています。混ぜ合わせた生地をフライパンではなく、どら焼き用の銅板を使い焼き上げます。銅板は熱が均一に伝わり焼きムラができにくいそうです。焼き上がったホットケーキには、天国の焼印が押されバターが添えられます。

焼き上がったホットケーキからは甘い香りが漂い、外側はサクッとして、中はホワッとした食感です。お好みでメープルシロップをかけて食べます。サクッ、ホワッの食感に生地の焼き上がった甘い香り、この3拍子揃った、シンプルながら、懐かしく優しさを味わえる絶品のホットケーキを求める人で行列ができるのです。

ホットケーキは単品でもセットでも注文可能です。ホットケーキの単品は550円、セットメニューは3種類あり、ホットケーキセットは1,000円、ホットケーキ・プラス ソーセージセットはホットケーキにソーセージ2本が付いて、1,350円、ホットケーキ・プラス アイスセットはホットケーキにアイスが付いて1,250円になります。全品コーヒーか紅茶付きです。

珈琲天国のもう一つの名物が、ホットドッグです。小さめのコッペパンから、大きくはみ出したソーセージがインパクト大です。ホットドッグは、プレーンホットドッグ・360円、チーズドッグ・420円、チリドッグ・450円、ベーコンドッグ・450円の4種類があります。こちらに使われている、コッペパンは近所のパン屋さんから仕入れる特注品、ソーセージも20㎝超の特注品です。コッペパンにも天国の焼印が押されています。

ホットケーキにホットドッグ、おいしいからお土産にしたい！と思ったら、ホットケーキ、ホットドッグ各種のテイクアウトも利用可能です。ホットケーキは4人前まで入る容器に、メープルシロップ付きです。トースターで温めなおして食べると、お店で食べる食感とは違った食感が楽しめるそうです。なお、メニューの料金に容器代が50円追加になります。人気のコーヒー缶とホットケーキのセットなども手土産におすすめです。

珈琲天国は喫茶店なのでもちろん、ドリンクメニューも多数あります。珈琲天国オリジナルブレンドコーヒー（ホット・アイス）を始め、アメリカンコーヒー、ウインナーコーヒーや紅茶の定番に、喫茶店らしく、レモンスカッシュやレモネード、クリーム・ソーダなどもあります。珈琲天国のコーヒーを飲み干すと、思わず笑みがこぼれてしまうかもしれません。

なんと、飲み終えたカップの底には大吉の文字が現れます。店主の気まぐれで提供されるので当たるか当たらないかはお楽しみです。さらに、大吉の文字でだけではなく、人物が現れることもあるそうです。その人物とは、昭和を代表するシンガーソングライターの「あがた森魚」さんです。店主があがたさんのファンという縁で、お店でライブを開いたり一緒にグッズを作成したりしているそうです。エンターテイメント満載のお店です。

店内に飾られている、珈琲天国のオリジナルグッズの中に、ひときわ目を引くものがあります。コーヒー缶です。天国訪問記念として、珈琲天国でしか購入できないグッズを販売していますが、そのグッズの一つがコーヒー缶です。色とりどりのコーヒー缶が女性に人気です。中身は、珈琲天国自慢のブレンドコーヒー豆、そのままでも、挽いてもらうことも可能です。コーヒー缶の可愛さに、コレクションしている人もいるそうです。

天国訪問記念のオリジナルグッズに触れたところで、グッズのラインナップを紹介します。先に紹介した、カラフルなコーヒー缶が人気の「コーヒー豆缶」や、昭和40年代の観光土産の定番商品を再現した「ペナント」や、珈琲天国カップのロゴを網目模様にした「ニット帽子」、帽子は毎年配色が変わるそうです。水を注ぐと金魚が浮いて見える「金魚グラス」、凸レンズ効果で3Ｄ風になるグラスです。

珈琲天国のロゴマークの七宝焼き仕上げの「ピンバッジ」、お皿とホットケーキ2枚がセットになっていて、重ねるとホットケーキが再現できる「缶磁石セット」、昭和の駄菓子屋にあった「ミニカード」、切って、貼って、組み立てれば珈琲天国が飾れる「紙工作」など、懐かしさを思い出す、オリジナルグッズが満載です。浅草にきて珈琲天国に立ち寄れば、まさに浅草土産に購入したくなります。

店内のグッズ販売のほかに、店頭にもオリジナルグッズがあります。珈琲天国オリジナルのガチャポンです。その名も「冥土の土産 天国缶バッチ」で全部で10種とシークレットの商品があるそうです。行列ができていたら、ガチャポンを回して待ち時間を楽しむ人もいるそうです。店頭にはメニューもディスプレイされていて、待っている間にメニュー選びもできちゃいます。

ここまで紹介してきた、「珈琲天国」ですが、なぜこのユニークな名前になったのでしょうか？天国とは、賛否両論ありそうですが、このネーミングになったのかは、店主の個性あふれる人柄と通ずるものがあるようです。こちらの店主の上野留美さん、幼少のころの思い出がきっかけでホットケーキのお店をやりたいということで「珈琲天国」が誕生します。

そのネーミングについて、上野さんの話によると「天国」という言葉に悪い印象はなく、天国を付けることで言葉の印象が素敵に聞こえてくる、よく訳が分からないところがおもしろいのではないかということで付けられた名前だそうです。あとは、浅草という場所柄「天国」というフレーズが合っていることも決めての一つだったそうです。

浅草では老舗の喫茶店も多くある場所で、創業10数年が経っていても行列のできる人気店の理由は、どこにあるのでしょうか？このユニークな店名や、来店した時のワクワク感や再びアクセスしたいと思わせるお店の雰囲気、シンプルで懐かしい、でも確かな味が味わえるメニュー、そして店主上野さんの、きめ細かい気配りの効いたおもてなしで楽しめるからではないでしょうか？

珈琲天国へのアクセス法を紹介します。駅からのアクセスは、つくばエクスプレス・浅草駅から徒歩1分、東京メトロ銀座線・浅草駅から徒歩5分や、バス停からのアクセスは、台東区東西めぐりん・つくばエクスプレス浅草駅から徒歩3分、台東区東西めぐりん・雷門通りから徒歩3分などがあります。高速からのアクセスは、首都高速6号向島線・駒形インターチェンジから車で2分の場所と、人気の観光地でアクセスいいがいいです。

営業時間は、月・水～金・土・日曜日、祝日の12:00～18:00まで、定休日は火曜日です。人気観光地にある「珈琲天国」では、おいしい物を食べるだけでなく、懐かしさを感じながら、不思議な空間で癒されること間違いなしです。ホットケーキを食べにリピートするのも良し、コーヒー缶や缶バッチなど、オリジナルグッズをコレクションをするのにリピートするも良し、浅草に出かけた際は「天国」を味わってみてはいかがでしょうか？