ジェニー・ベーカリーは香港のクッキーで人気No.1！その他有名クッキーも紹介

香港のお土産で今熱いのがクッキーです。クッキー人気の立役者と言われているお店がジェニー・ベーカリーで、時には店の外まで行列ができるほどの人気店です。

缶に描かれたテディベアがトレードマークのジェニー・ベーカリーの人気の理由とは何でしょうか？その人気の秘密と共に、メニューや店舗情報も併せて紹介します。今人気のジェニー・ベーカリー以外のクッキー店情報も要チェックです！

香港のお土産といえばクッキーが定番で、沢山の専門店を街中で見かけます。ブームの火付け役にもなったお店が、ジェニー・ベーカリー（珍妮曲奇）です。

ジェニー・ベーカリーは創業者ジェニー氏の名前からつけられた手作りクッキーの店で、2005年にオープンするとその美味しさから瞬く間に人気店になりました。今はその人気から、ジェニー・ベーカリーの偽物が出回るほどです。

ジェニー・ベーカリーのクッキーは濃厚でありながら甘さ控えめで、サクッとした食感が持ち味です。酸化防止剤や防腐剤など添加していないため賞味期限は1ヶ月ほどと短いのですが、その分品質にはこだわって作られています。無添加バターたっぷりでサクサクした食感が美味しいバタークッキーは、ジェニー・ベーカリーの看板メニューです。

香港のお土産でクッキー？と不思議に思うかもしれませんが、香港はかつてイギリスの植民地でした。洋菓子文化が根付いた香港で、美味しいクッキーが食べられるのは特別不思議なことではありません。バターの濃厚な美味しさとサクサク食感で、瞬く間に人気になりお土産の定番となりました。

ジェニー・ベーカリーのシンボルキャラクターが、パッケージに描かれているテディベアです。創業者ジェニー氏がテディベアのファンであり、コレクターであることからジェニー・ベーカリーのシンボルキャラクターになりました。

テディベアの缶は偽造防止のため、月に一回デザインが変わるのが特徴です。そのため同じ缶に巡り会うことは難しく、缶を集めるコレクターがいるほどです。可愛いテディベアのデザインは季節やイベントをモチーフにした物など様々です。どんな缶に巡り合えるのか楽しめるのも、ジェニー・ベーカリーが人気の理由のひとつです。

ジェニー・ベーカリーには沢山の種類のクッキーメニューがあります。お土産に買う際は、どんなメニューがあるか参考にしてください。

ナッツの香ばしさと生地の食感が楽しい、ジェーニー・ベーカリー人気のメニューです。形はシンプルに四角形で、アーモンド、マカダミアナッツ、くるみ、カシューナッツなどなど中に入ったナッツの種類によって8つの味が楽しめます。

缶にぎっしりと詰め込まれたクッキーの数々はお見事としか言いようがありません。割れずに綺麗に詰め込まれた様子は、ジェニー・ベーカリー人気のひとつです。底上げも仕切りも一切なく、缶全部にクッキーがぎっしり詰め込まれています。

ジェニー・ベーカリーのクッキーはほろほろ崩れるほどのサクサク感が持ち味ですが、このナッツクッキーは他の商品に比べやや硬めの食感です。バターの重さもないので甘い物やバター風味が強すぎるメニューが苦手な人におすすめです。

ジェニー・ベーカリーで定番人気のなのがオリジナルクッキー4種ミックスです。ジェニー・ベーカリーの代名詞、サクサク食感のクッキーが4種類も楽しめるお土産にもぴったりなセットです。

花のような見た目のクッキーが、繊細な口当たりで甘すぎないバターフラワーです。レーズンオーツは刻んだレーズンとオートミールのバランスがいいクリスプな食感のメニューです。

ショートブレッドは無添加バターがふんだんに使われた、濃厚な風味とサクサク食感が持ち味です。コーヒーフラワーはバターの風味とコーヒーの組み合わせがぴったりで、ついつい何個も食べたくなる美味しさです。人気の味が4種類楽しめるとあって、とても人気のセットです。

次におすすめのメニューがバターフラワーとコーヒーフラワー2種類が入ったセットです。先ほど紹介したセットは4種類でしたが、こちらは人気のメニュー2種類がたっぷり入ったセットです。

レーズンオーツやショートブレッドはいらないので、とにかくバターフラワーとコーヒーフラワーだけを楽しみたいという人におすすめのメニューです。もちろんバターフラワーのみ、コーヒーフラワーのみの販売もありますが、こちらの2種類のセットは両方味わえるちょっと欲張りなセットです。

缶を開けるとバターのコクのある香りが漂い、口にするとサクサク食感で止まらない美味しさです。油断するとあっという間になくなるので、食べ過ぎには注意です。

アーモンドフレークはチュイールという名前の、薄い独特な食感が楽しめるクッキーです。チュイールとはフランス語で「瓦」や「タイル」を意味する、伝統的なお菓子です。

他の商品とは少し違うメニューですが、たっぷり入ったアーモンドスライスとバターの濃厚さが美味しいととても評判です。生地の分量に比べ、アーモンドがかなり多いので重すぎず何枚でもパクパク食べれてしまいます。バターの濃厚さとアーモンドの見事なバランスを楽しんでください。

ココア味の生地にマカダミアナッツがたっぷり入った贅沢なチュイールです。日本では考えられないくらいたっぷりのマカダミアナッツが目を引きます。

軽い生地の食感とマカダミアナッツのカリッとした食感が楽しめる、ジェニー・ベーカリーならではの美味しいチュイールです。見た目より甘さは控えめで、マカダミアナッツもゴロゴロ入っているのでナッツが好きな人へのお土産にもおすすめです。

お土産にする場合はチュイールが崩れやすいので梱包など気をつける必要がありますが、日本では味わえないジェニー・ベーカリーならではのチュイールは、一度は味わってほしいおすすめメニューです。

日本人にはあまり馴染みのない松の実ですが、ジェノベーゼソースや韓国料理のサムゲタンで食べたことがあるという人も多いのではないでしょうか？柔らかな歯触りの松の実は、クセもなく馴染みがない人でも食べやすいナッツです。

そんな松の実がコーヒー味の生地にたっぷり入った、松の実コーヒーチュイールは少し珍しいクッキーを探している人におすすめです。松の実の歯触りとコーヒーの風味が口いっぱいに広がり、止まらなくなる美味しさです。すでにジェニー・ベーカリーのメニューを食べたことがあり、他の味も試したい時にもおすすめです。

ジェニー・ベーカリー人気のバタークッキーにモカと紅茶のフレーバーを混ぜたメニューがモカ＆紅茶のバタークッキーです。四角い缶の中にはぎっしりと、モカと紅茶フレーバーのクッキーが詰まっています。

モカの風味はバターたっぷりの生地と相性抜群で、少しほろ苦い風味がバターの濃厚さとよく合います。イギリス領だった香港では、紅茶は今でもよく飲まれているので紅茶味のクッキーはお土産にぴったりです。一口食べれば、茶葉の心地よい香りが口の中いっぱいに広がります。

ジェニー・ベーカリーといえばフラワーやミックスが定番人気ですが、いつもと違う味を楽しみたい方やより香港らしさを求める方におすすめです。

ジェニー・ベーカリーをお土産にしたいと思ったら、香港の2店舗の場所をチェックしておきましょう。実際に店舗で購入する時の注意点もしっかり確認しておきましょう。

ジェニー・ベーカリーはもともと香港島南側の観光地、赤柱（スタンレー）という場所にありました。2005年にスタンレーの狭い店舗で販売されていたジェニー・ベーカリーのクッキーは、その美味しさからどんどん人気になり今では香港を代表するお土産になりました。

しかし今では1号店は閉店しています。クッキー激戦区の九龍半島、尖沙咀（チムサーチョイ）に1店、上環（ションワン）に1店店を構えています。今ではジェニー・ベーカリー人気に便乗しようとたくさんの模倣品が販売されていますが、店舗はこの2店舗だけなので注意してください。

小さな店舗から始まったジェニー・ベーカリーは今ではシンガポール、韓国、上海にも店舗があります。日本では福岡のMARKIS福岡ももち店、ボンラパス全店舗で購入できます。アマゾンや楽天でも購入できますが、少し割高になっています。

現在スタンレーの店舗は閉店して、営業は尖沙咀と上環に2店舗のみとなっています。ジェニー・ベーカリーは人気がありますが、2店舗しか営業していないためどちらの店舗も商品を求める客で賑わっています。

尖沙咀店はミラドールマンションという建物の中にあります。ミラドールマンションはホテルやショッピングモールが立ち並ぶエリアにあります。地下鉄の出口から出てすぐのところにある雑居ビルがミラドールマンションです。

店内にはたくさんのテナントが入っていますが、いたるところに看板が出ているので迷うことはないでしょう。日本語の案内もあるので安心してください。グランドフロアの2階（1階と表記されていますが実際は2階）階段を登ったところにある店舗はたくさんの行列と看板が目印です。

上環店は駅から徒歩5分ほどのところにある永和街（WingWoStreet）に店舗を構えています。上環MTRのE2出口を出たら目の前の永楽街を左に進みます。V字になった道を進み、1本目の細い道（永和街）を進むと左手にジェニー・ベーカリーが見えます。

上環店は路面店なのですぐにわかりやすく「珍妮曲奇」「子熊餅乾専門店」と書かれた看板が目印です。駅から少し歩きますが、上環店は尖沙咀店より行列が少なめとの情報です。香港島へ行く予定がある場合は上環店で購入するのもいいかもしれません。

ジェニー・ベーカリーでお目当の商品を買い逃さないための注意点がいくつかあります。日本のお店をイメージして行くと戸惑うことになるので、気をつけるべきポイントを予習しておきましょう。

まず気をつけたいことが偽物が多いということです。先ほども説明したようにジェニー・ベーカリー人気に便乗していると思われる、似たような缶を街中でよく見かけます。尖沙咀店のあるミラドールマンション内には、ジェニー・ベーカリーを摸倣したクッキーの販売があります。

同じ建物内で堂々と偽物を売っているとは日本では考えられません。ですが、実際に同じ建物内で売られているので間違えないよう注意してください。本物のジェニー・ベーカリーの缶にはQRコードが印刷されているので目印になります。街中いたるところでジェニー・ベーカリー風の熊の缶を見かけるので注意しましょう。

ジェニー・ベーカリーでは支払いは全て現金のみなので、たくさん購入するときは手持ちに注意しましょう。カードも電子マネーも取り扱いはありません。一時期の混雑も落ち着いて行列が少ない時もあるようですが、クリスマスや春節など季節のイベントによってはとても混雑するようです。

ジェニー・ベーカリーは日本のみならず中国や韓国などでもお土産にとても人気があります。行列ができているときは日本のように列が綺麗に並ばないこともあるようです。割り込みなどもあるようなので心して店舗に行ったほうがいいかもしれません。しかし、空いているときは混乱もなくスムーズに購入できるようなのでタイミングもあるようです。

ジェニー・ベーカリーの店舗はこじんまりとした、商品を受け渡すだけの作りです。自分の番になってからじっくり選ぶ雰囲気ではないため、初めから目当の商品を決めておきましょう。列は長くても案外サクサク列が進むこともあり、ぼーっとしていると自分の番になって慌てることにもなりかねません。

店舗にも商品一覧表が貼ってあるのでどれを買うか決めておきましょう。ジェニー・ベーカリーではとにかく素早く客を捌くため、スタッフも淡々と業務をこなすようです。英語や日本語で話しても通じない場合もあり、スムーズに買うことができないため嫌な顔をされたという口コミもあります。

スムーズに購入したい場合は、商品を指差して数を伝えるのが確実です。ジェニー・ベーカリーの商品はどれもずっしりと中身が詰まっているのでまとめ買いするとかなりの重量になるので対策が必要です。

香港ではレジ袋が有料でジェニー・ベーカリーでも袋は1HK別途かかります。そのためお土産用に袋に入れて渡したい場合は、お土産分の枚数の袋を購入する必要があります。ジェニー・ベーカリーでは人気の商品は売り切れになることもあります。混雑するときはかなり混雑するので、目当の商品がある場合は早めの時間に購入するのが確実です。

ジェニー・ベーカリーが火付け役となり、今ではお土産の定番となったクッキー。今ではジェニー・ベーカリー以外にも美味しくてお土産にぴったりな専門店がたくさんあります。どんなお店があるのか有名店を紹介します。

最近人気急上昇中なのがグローリーベーカリーです。木目調の落ち着いた店内はこじんまりとしていながらも、とてもおしゃれで落ち着いた雰囲気です。

ジェニー・ベーカリーとは対照的でスタッフはおすすめ商品を教えてくれたり、味見をさせてくれたりととてもフレンドリーな接客をしてくれます。ゆっくり自分で味わって商品を決めることができるのは、お土産選びにとって大きなメリットになります。

缶は鳥が描かれたクラシカルなおしゃれな缶で、高級感のある雰囲気なのでお土産にも喜ばれるでしょう。グローリーベーカリーはクッキー店激戦区である九龍半島に2店舗店を構えていますが、香港国際空港でも販売があります。実店舗よりやや割高で商品の種類も少なめですが、重い缶を持ち運ぶ手間を考えると空港で買うのもアリです。

コンテ・デュ・クッキーも九龍半島に店を構える、最近話題のお店です。コンテ・デュ・クッキーとは童話クッキーという意味で、その名の通りパッケージも中身もメルヘンな雰囲気の可愛らしいデザインです。

メリーゴーラウンドが描かれた鮮やかな水色の缶を開けると、まず目につくのが木馬をかたどった中央のクッキーです。とにかく可愛らしいデザインが目につきますが、可愛らしさとは裏腹に味は本格的な大人の味です。

コーヒーやチョコは甘くない苦味を生かした大人の味です。可愛い見た目ながら甘すぎない味は、大人女子へのお土産にぴったりです。味見もセルフで好きなだけ試せるので気に入った商品を購入できます。

にこちゃんモチーフが女の子心をくすぐる、今とても人気のお店がクッキーカルテットです。クッキーカルテットも木を基調とした店で、こじんまりとしていますが入りやすい雰囲気です。

他の店舗同様味見が充実しているので、帰国して食べたら好みではなかったという悲しいことも起こりません。商品はどれも見た目がとびきりキュートなので、お土産にも喜ばれること間違いなしです。

クッキーカルテットは香港に9店舗あり、尖沙咀店はなんとグローリーベーカリーの隣にあります。香港の人気店が隣同士ということで、両方食べ比べて気に入った方を購入するも、贅沢に両方購入することもできてしまいます。香港国際空港にも店舗があり、さらに価格は実店舗と同じなので空港でのまとめ買いもおすすめです。

甜藝家は有名パテシエTonyWong氏が手がけるスイーツブティックです。他の店舗と違い高級感がある店構えで、並んでいる商品もとても華やかでゴージャスです。特におすすめなのが香港でもおなじみのエッグロールです。

エッグロールは中華圏ではよく食べられている筒状のお菓子です。似たようなものにシガーロールというサクサクのお菓子がありますが、エッグロールはその名の通り卵の風味が際立ったお菓子です。

伝統的なエッグロールにTonyWong氏のエッセンスを加え、現代風に仕上げています。エッグロールは個包装になっているのでバラマキ用のお土産にもおすすめです。

ケイワーベーカリーは香港だけでなく、マカオや台湾などにも店舗がある超有名店です。尖沙咀店に一歩足を踏み入れると、たくさんの伝統的なお菓子がずらっと店内に並んでいます。

パイナップルケーキも人気ですが、やはり一番人気なのがパンダクッキーです。日本でも愛されているパンダモチーフのクッキーは、味はもちろん可愛い見た目が喜ばれるお土産にぴったりな商品です。

お得な簡易包装の商品もありますが、どうせなら可愛いパンダモチーフの缶入りを購入したいところです。ケイワーベーカリーは、店舗数が多く香港国際空港でも販売しています。

香港のクッキーブームを牽引してきたジェニー・ベーカリー。今香港ではとにかくクッキーが熱く、ジェニー・ベーカリーに負けずとも劣らないおいしい専門店がたくさんあります。それと同時に粗悪な原材料を使った、模倣品も多いので購入には注意が必要です。

今回紹介した店舗はいずれも、こだわって作られた素材の味を楽しめる本物のクッキーばかりです。香港に足を運んだら、ぜひ美味しいクッキーをお土産に持ち帰ってください。洋菓子文化が根付いた香港のクッキーは、日本のものとは一味違った美味しさです。