ポーランドの食べ物/料理33選！現地で楽しみたい名物グルメまとめ！

旅行の楽しみの一つでもある、ご当地グルメ。その中でも、ポーランドの料理はとても美味しいと定評があります。ポーランドの伝統料理をはじめ、食べ物やスイーツ、ドリンクなどポーランドへ行ったら絶対食べて欲しい、おすすめの名物グルメを紹介していきますので、ポーランド旅行グルメの参考にしてみて下さい。

ポーランド料理はまず、なんと言っても種類が豊富です。ポーランドは色々な国に囲まれた場所に位置しています。そのため、色々な人種や民族の他国民族国家となり、色々な国から料理が持ち寄られました。その料理が入り交じり、ポーランド独自の料理が誕生しました。その結果、ポーランド料理はバラエティ豊かで種類が豊富な料理となっています。

ポーランド料理は肉料理の種類がとても多く、中でも豚肉料理は特に多くなっています。ドイツやロシア風の料理が中心となっており、調理方法も長時間煮込む料理が多くなっています。ポーランド料理の主役はもはや肉と言って良いほどに、肉の美味しさを生かした料理を楽しむことが出来ます。

ポーランド料理はスラブ系料理の影響も強く、酸味のある味わいの料理が多くなっています。そして、煮込み料理も多く、素朴な味の料理も多いことから、日本人好みでとても美味しいと言われています。料理目当てにポーランドへ足を運ぶ日本人もいる程に、ポーランド料理は日本人の好みにもピッタリとなっています。

まずは、紹介するポーランドの食べ物や料理は伝統料理となります。古くから食べられている伝統的なポーランド料理は聞いたことがある方もいると思います。スープやサラダをはじめ、日本料理とよく似た食べ物もあります。

ポーランド料理の中でも特に有名な名物料理が、ピエロギとなります。その見た目は、日本でもよく食べられる水餃子とそっくりです。水餃子と違い汁は無く、分厚い皮に豚肉やジャガイモ、キノコ、サワーキャベツなど色々な具材が包まれています。中にジャムやカスタードが入った甘いピエロギもあります。

ポーランド人が一番好んで食べる名物料理と言われるのがプラツキです。こちらは、ジャガイモで出来たパンケーキでジャガイモに少しだけ小麦粉を入れて混ぜ合わせ、少量の油で炒め焼いた料理となります。食感はハッシュポテトとは違い、小麦粉が入っている分パンケーキに近く、味も甘いものや辛いものがあります。

ポーランドの名物スープといえばジュレックとなります。伝統のあるスープで、独特の酸味があるポーランドの味噌汁のようなものです。ライ麦を発酵させた上澄みザクワスを使い作るスープは独特の味です。玉ねぎや人参などの野菜が具材として入っています。ポーランド名物を食べたい方におすすめです。

ポーランドは主食としてパンとジャガイモが食べられていますが、ポプテゥカはジャガイモを使ったニョッキとなります。ニョッキは日本でも食べられる馴染みのある料理となります。コプテゥカはパスタや料理の付け合わせとして食べられることが多く、もちっとした食感がとても美味しい食べ物です。

酪農大国でもあるポーランドの食べ物で、チーズはとても人気があり種類も豊富です。中でもオスツィペックは羊の乳を発酵させ作られたチーズで、ポーランド人はもちろん、観光客にも人気が高い一品です。味は塩辛く、パンの上に乗せたりサラダに入れて食べるのがおすすめです。

ポーランドの主食の食べ物でもあるパンは、毎日食卓に並びます。その中でも美味しいと人気なのがパンオブヴァジャネックとなります。伝統的な昔ながらの製法で作られるパンで、固いのにモチモチとした食感がとても美味しいパンです。ベーグルの原型とも言われるパンでポーランドの露店で買える名物パンとなっています。

ポーランドの伝統的なスープ、バルシチは鮮やかな赤色が特徴的となっています。この赤はビーツと呼ばれる野菜の色となります。ロシアのボルシチと名前は似ていますが全く違い、基本的にはスープだけを飲む料理となります。具材として茹でたジャガイモや小さなピエロギを入れる場合もあります。

ポーランドの伝統料理、クロキィエティはクレープ生地でマッシュルームやザワークラフト、肉などの好きな具材を巻いて衣をつけ、フライパンで焼き上げるポーランドのコロッケのような食べ物となります。ポーランドでは前菜やスープと一緒に食べられることが多くなっています。

ポーランドの食べ物の中で晩夏から秋にかけて日常的に食べられる伝統的なスープである、グジボヴァはキノコがたっぷりと入ったスープとなります。クリーミーなスープの中にたっぷりときのこが入り、長時間煮込まれたスープは身体が温まる、とても美味しいスープとなっています。
 

ポーランド語で「日本風ニシン」と呼ばれる食べ物、シレチ・ポ・ヤポンクスはマリネの一種となります。酢漬けにした太平洋ニシンをゆで卵を入れたマヨネーズで和えて作られています。「日本人は数の子が好き」という言葉が「日本人はニシンと卵が好き」と誤って伝えられ、この名前の料理が出来たと言われています。

サワトカはポーランドの伝統的な食べ物で、素材に火を通してから作られるポテトサラダです。ポーランドの特別な日の食卓に並ぶ料理ですが、レストランでは大量にサーブされている定番料理となっています。マヨネーズで味付けされ、日本でも馴染みのある味となっています。

ポーランド料理の中でも夏に良く食べられるフウオドニクはヨーグルトとビーツの冷製スープとなります。ヨーグルトの白とビーツの赤色が混ざり、綺麗な赤紫色をしたおしゃれなスープです。ヨーグルトが入っているので少し酸味はありますが滑らかな舌触りとマイルドな美味しさが楽しめます。

次に紹介するポーランドの食べ物や料理は肉料理となります。ポーランド料理には肉料理がとても多くたくさんの種類があります。豚だけではなく、牛、七面鳥、アヒルなど多種多様な肉を楽しむことが出来ます。調理方法も肉を長時間煮込んだものや、包み込んだもの、焼いたものなど色々となっています。

ポーランドの家庭の味として、親しまれている名物料理がビゴスとなります。こちらは肉とザワークラウトをじっくりと長時間煮込んで作る煮込み料理です。ポーランド料理の中でも酸味は弱く、食べやすい料理だといえます。3日間煮込んだビゴスが一番美味しいと言われており、特別な日には欠かせない食べ物です。

ポーランド料理でおすすめのスープといえばグヤーシュになります。ハンガリーが起源のグラーシュをポーランド人がアレンジし、現在の姿になったと言われています。ビーフシチューと似た料理で肉と野菜がたっぷり入っており身体を温めてくれます。ポーランドではプラツキと一緒に食べられることが多くなっています。

ゴラブキは結婚式やクリスマスの食事など、ポーランド人が大切な行事の時に食べる料理の一つです。たっぷりのひき肉をキャベツで包み、トマトスープで煮込んだ料理で、ポーランドのロールキャベツともいえます。種類の多いポーランド料理の中でも、日本人に馴染みの味でとても美味しい食べ物です。

ポーランドの肉料理としておすすめなのがタタールです。タタールはほぼ生肉を使った、味付けがされていないユッケの様なタルタルステーキとなっています。レストランでは卵が添えられていることが多く、卵と一緒に食べるとまさにユッケのような食感の食べ物です。

ポーランドではソーセージも種類豊富な食べ物の一つで、ドイツに引けを取らない程です。ソーセージはキュウバーサと呼ばれ、スパイスをほとんど使わずに作られています。しかし、腸詰めされる肉は豚だけにとどまらず、牛や羊、七面鳥など色々な種類の肉が使われておりバラエティに富んでいます。

ポーランドの肉料理の中でも人気の高いハムは、シンカと呼ばれ食べられています。ボンレスハム系のハムで肉の美味しさがギュッと濃縮され絶品です。種類も豊富で美味しいハムは、果物を使ったジャムをかけて食べるのがおすすめとなっています。ハムはポーランドでも良く食べられる食べ物です。

ポーランドの伝統的な肉料理、コトレット・スハボヴィはポーランド風カツレツとなります。しっかりした味付けのカツレツで牛肉や鶏肉に衣をつけ揚げられています。付け合わせにマッシュポテトを添えて食べる。ポーランドの定番料理となっています。

ポーランドの伝統的な肉料理、カチュカ・ス・ヤブウカミは日本ではあまり馴染みがないアヒル料理となります。アヒル1匹を丸ごとリンゴと一緒にローストしており、見た目にも豪華でパーティーにもピッタリです。ほんのりとした甘みがとても美味しいポーランド料理となります。

ポーランドの伝統的な肉料理、ズラズィ・サヴィヤネは野菜を薄切り肉で包み、クリームソースをかけた料理となります。コッテリとした味付けは、どこかで食べたことがあるような味で日本人好みとなっており、日本人観光客にも人気の高いポーランド料理となっています。

ポーランドの肉料理の中でも豪快な見た目のゴロンカは、豚のもも肉を丸ごと使った料理です。ゴロンカは日本語でげんこつの意味となります。長時間煮込んで作られるゴロンカは、肉が柔らかく、味付けもガッツリとしたポーランド料理となります。一皿で四人分はあるので、取り分けて食べるのがおすすめです。

次のポーランドの食べ物、料理はスイーツとなります。ポーランドはスイーツも色々な種類があり、とても美味しいものがたくさんあります。名物のリンゴや、ケシの実を使ったスイーツは食感も良くおすすめとなっています。

ポーランドの特別な日に欠かせないスイーツといえばマコヴィエツです。クリスマスになると店頭にはマコヴィエツがあちこちのお店に並びます。マコヴィエツはケシの実を使ったロールケーキとなっており、口の中に入れるとケシの実のプチプチとした食感がとても香ばしく美味しいロールケーキです。

ポンチュキはポーランドで毎週木曜日はポンチュキの日とされているほど、よく食べられるスイーツです。ポンチュキはポーランドの揚げドーナッツのことで、ジャムが中に入っているものが一般的ですが、ジャム以外にも色々な具材が入ったポンチュキが売られています。

ポーランド人に愛されるスイーツといえばシャルロットとなります。ポーランドはリンゴが美味しいことで有名な国ですが、名物のリンゴを使ったリンゴケーキパイです。甘く煮詰めたリンゴにシナモンを隠し味に利かせたとても美味しいケーキとなっています。

次に紹介するポーランドのスイーツはポーランドのケーキ、バブカとなります。バブカはラム酒漬けにされたドライフルーツやレーズンがたっぷりと入った美味しいケーキとなっています。特にイースターの時期になると売り出されよく見かけるようになります。

ポーランドの伝統的なスイーツとして外せないのがファボルキです。ファボルキは英語で天使の羽根のネーミングを持つ、ふんわりサクッとした軽い口当たりが美味しいスイーツとなります。クッキーとドーナッツの中間のような甘さ控えめで素朴で優しい味となっています。

ポーランドで人気の高いスイーツの一つであるクレムフカは、クリームパイの一種となります。パイ生地の間にたっぷりとホイップクリームやバタークリーム、メレンゲなどが挟み込まれており、ボリューミーな見た目ですがサクッと甘くとても美味しいスイーツです。

ポーランドのスイーツ、ピェグセックはパウンドケーキの中にケシの実が練りこまれています。ケシの実のプチプチした食感がとても美味しく、紅茶とも良く合うのでおやつとしてもピッタリのスイーツとなっています。マコヴィエツやピェグセックなど、ポーランドにはケシの実を使ったおやつも種類が豊富です。

次に紹介するポーランドの食べ物、料理はドリンクとなります。コーヒーや、フルーツを使った濃厚なフルーツジュース、珍しいビール、日本でも聞いたことのあるアルコール濃度が高いアルコール、ウォッカなどがあります。

カヴァはポーランドで飲まれているコーヒーのことです。ドリップで使う挽いたコーヒー豆に、直接お湯を注ぎスプーンでかき混ぜ、コーヒー豆が沈殿するのを待ってから上澄みだけを飲むトルコ式コーヒーとなります。最近ではイタリア式エスプレッソも流行っていますが、せっかくなのでカヴァも楽しんで見てください。

ポーランドで親しまれている名物ドリンクといえばコンポートとなります。コンポートはポーランド特有のドリンクでベリーや桃などの果実を煮て作られています。濃厚なフルーツジュースとなり、夏は冷やして、冬は温めて楽しみます。フルーツの自然な甘みが美味しいドリンクです。

ポーランドには数多くのビールがありますが、なかでもおすすめなのがハニービールです。ハニービールはその名の通りハチミツのビールで、ほんのりと甘いハチミツの味が楽しめるビールとなります。日本では滅多にお目にかからない珍しいビールなので是非、飲んでみてください。

ポーランド産の名物として日本でも有名なウォッカですが、スピリタスはアルコール度が96度と世界最高となるウォッカです。70回以上も蒸留を繰り返し高いアルコールのスピリタスが作られています。お酒好きと言われるポーランド人でも、スピリタスは水や炭酸水で割って飲むようです。

ポーランドの料理を33種類紹介してみました。ポーランド料理は、伝統的な料理から肉料理、スイーツやドリンクに至るまで種類がとても豊富で、一度訪れるだけでは食べきれないほどです。味も美味しく日本人に食べやすくなっていますので是非、現地に足を運んでポーランドの名物グルメを食べ歩いてみて下さい。