博多の屋台でおすすめはどれ？地元民に人気の美味しい・絶品グルメを紹介

全国でも屈指のグルメな街、今回は博多の屋台を紹介します。博多の屋台群エリアは街の中に数カ所あって、主に【天神エリア】【中洲エリア】【長浜エリア】の、3つに分かれます。どの屋台も写真を見ているだけで行ってみたくなる、美味しそうなメニューがいっぱいです。今度の旅は博多で決まり！

博多【天神エリア】は、西鉄福岡(天神)駅から親富孝通り方面にかけて屋台が集中しており、「小金ちゃん」という屋台は焼きラーメンの元祖として知られています。

博多【中洲エリア】は、中洲の川沿いにあり、飲屋街に面しています。多くの観光客も訪れるエリアなので常に活気があり賑やかな場所です。

博多【長浜エリア】は、福岡市中央区港1丁目付近。中央卸売市場沿いで全国的に有名な長浜ラーメンの元祖です。このエリアにはどこかアジアの屋台街を思わす雰囲気があり、初めての方でも立ち寄りやすいです。

グルメな街、博多屋台街の特徴はやはり「とんこつラーメン」。これを目当てにこられるお客さん、特に観光客は多いので、やはり多くのお店が「とんこつラーメン」をメニューに入れています。特に長浜系のスタンダードな細麺が主流。この「とんこつラーメン」をメインメニューに、それぞれのお店の商品ラインナップに特色があります。

屋台へ行くなら、早い時間がおすすめです。屋台は二軒目以降に立ち寄る店として使われる事が多いからです。平日の夜7時から8時はゆったりと空いていて、お店の大将やスタッフさんとの会話も楽しめます。この時間なら帰宅前に立ち寄りしっかりご飯を食べることも出来ますね。

博多屋台には、有名人のファンも多いです。ミュージシャンやスポーツ選手などの有名人が訪れることも多いので、もしかするとテレビで見かけるあの人が、同じテーブルになる確率は結構高いかもしれません。グルメで人気の街、博多の屋台ならではの愉しみですね！

そして、ここからが本当の屋台の醍醐味です。人との距離が近く、非日常的な飲食を楽しめるのが屋台。ふらりと入って、空いていたら、目の前の大将や店員さん、混んでいたら隣のお客さんにも話かけてみると、地元の人の温かさを知ると共に面白い話が聞けるかもしれません。また、海外からのお客さんも訪れる街なので、屋台で国際交流も粋ですね。

ただ、一つだけ気をつけてほしいことがあります。何ごとも節度は必要ですので、相手の様子を観ながら少しづつ心地良い距離感を掴んでくださいね。コレができれば、貴方も「屋台の達人」に！

博多の屋台の中でも、とりわけメニューが豊富でどれも美味しいと大人気のおすすめ店、『屋台おかもと』。天神エリアの渡辺通には屋台、中洲エリアには居酒屋店舗があります。

そして『屋台おかもと』を紹介する上で絶対に欠かせない一品が「和牛サガリステーキ」です。客はこれを目当てにおかもとに来店する、と言っても過言ではない大人気メニューです。ミディアムに焼かれたそのお肉からはあふれんばかりの美味しい肉汁がお口の中を満たしていきます。お笑い芸人の博多華丸・大吉さんもひいきしている、おすすめのお店です。

地元のお客様も旅行者も大絶賛、噂のグルメな一品「和牛サガリステーキ」！　焼き具合も絶妙なお肉は冷凍せず生肉を使用しているので、旨味が濃くジューシーなステーキに仕上りに。

定番の「らーめん」。博多とんこつラーメンのスタンダード！「これが博多のとんこつラーメン」と海外からのお客さんにもおすすめできる一品です。とても濃厚なスープなのに、特有の臭みを限界まで排除した絶品スープは手間暇かけて丹念に仕込まれたもの。麺はもちろん細い長浜系です。

インスタやツイッターで一番投稿が多かったのは、コチラ！美味しいと評判の「ネギチャーシュー」です。たっぷりと乗せられたネギがとんこつスープの旨味を引き立ててくれるので、最後まで美味しく頂けます！
 

『屋台おかもと』は、中華料理のメニューも豊富。麻婆豆腐や担々麺、5段階で辛さが選べるちゃんぽんなどもありますよ！

「須崎屋台かじしか」は、福岡産の食材にこだわった料理がずらりと並ぶ、元々屋台だったお店。かなり有名な屋台でしたが、屋台かじしかは新屋台条例に基づき、屋台営業権の更新が出来ず、惜しまれつつ2017年3月31日に閉店となり同年の4月25日に新たに店舗構えで復活しました。

『須崎屋台かじしか』新店舗の入り口です。沢山のちょうちんと、屋台時代も使っていた可愛いデザインの暖簾が目印！

かじしかの豊富な串メニューは、1本200円から。野菜やお肉だけでなく、かじしかの名物は季節のフルーツをベーコンで巻いた変わり串。見た目にも可愛い変わり串メニューは、女性から大人気の商品です。

ショーケースの中に綺麗に並べられた串物。新鮮で美しい福岡産の食材が、丁寧に下ごしらえされています。美しい色合いに、美味しいものへの期待と食欲を煽られますね。

こちらがベーコンに巻かれた、ぶどう串と、トマト串。かじった時に口の中に広がるフルーツの甘さとベーコンの塩気が癖になります。

こちらも地元のお客様おすすめ、人気の串メニュー、博多のねぎ巻き。ベーコンで巻かれたネギの甘さが際立つグルメな一品です。

博多へ行ったらやっぱり食べたいのは明太子です！串メニューのレタス明太チーズ巻き。チーズと明太子の組み合わせは、女性に大人気ですね。

トン足の臭みを最低限に抑えて、パリパリの食感も共存しています。骨は外して身だけ使っているので食べやすく、トン足に面倒だとか苦手意識があった方もこれなら好きになれるはず。もうお酒が進むのは必然！

店舗になっても屋台で出されていたお料理は健在で、その他にも、屋台では出せなかった刺身などの生ものもメニューに入りました。福岡の各地から博多に届く美味しいものを食べながら、みんなでワイワイ、かじしかの活気ある雰囲気を愉しみましょう。

木箱に美しく盛られた肴、七種盛り。まずはビールとこちらをオーダーし、博多の夜の一軒目を満喫するのも良いですね。

博多屋台の名物のひとつでもある、焼きラーメン。小金ちゃんが焼きラーメンの元祖なんですよ。人気の屋台で、博多のショッピングエリア、天神から近いこともあってお客さんが行列しているのを度々見かけます。

小金ちゃんの「焼きラーメン」は、かまぼこ、豚バラ肉、こんにゃく、野菜を炒め、博多ラーメンの細麺に特製ソースを絡めて、最後に豚骨スープをかけて作ります。
 

ここの「焼きラーメン」は、並んでも食べて欲しいおすすめメニューです。とんこつスープと炒めた麺の組み合わせ。その食感と香ばしさが、何とも言えず食欲をそそる一品です！

小金ちゃんの「土手焼き」の具は牛すじとこんにゃくだけのシンプルなもの。ですが非常に丁寧に煮込まれていて、味がしっかりとしみ込み、実に美味しい！味噌煮とありますが、味付けも程よく完成度の高い1品です。

わけぎと白ごまが味噌の香りを引き立てる「土手焼き」。唐辛子を振って食べたらもっと美味しそうです。

こちらは、福岡名産の明太子を使ったイチオシメニュー、めんたい卵焼き。卵がふわふわでとても美味しいです。たっぷりと明太子が入ってるのはもちろんですが、玉子焼きも出汁が効いており完璧なバランス。マヨネーズが付いていますがそのままでも美味しいのでおすすめです。

博多の屋台巡り、一番に寄りたいのは、ココ。「レミさんち」が屋台を出すのは、渡辺通り沿いにある天神ロフト前。天神地下街の西12c出口を出た辺りです。

福岡が大好きなフランス人オーナーのグルナー・レミさんは、フランスの調理専門学校で料理を学び、2001年に来日。屋台の他にも福岡でフレンチ居酒屋メルシー博多と、パン屋さんを開いています。2016年にスタートした屋台公募制度の話を聞きつけ担当者に熱意を語って見事当選、初の外国人オーナーとして屋台営業の許可を取得し、この店を開くに至りました。
 

庶民的なフランス料理とワインが飲めるとあって、女性に大人気のこちらの屋台、スタッフも皆フランス人なの方なので、イケメンがいるとの噂もあるようです。

フランス料理といえば、はやりワイン。『レミさんち』には、ワインと合う美味しい料理が揃っています。ドリンクメニューには、ワインの品揃えが豊富なのはもちろんのこと、屋台では珍しいドラフトビールがあります！

レミさんちのイチオシは、出汁とともに煮込んだ熱々の「エスカルゴ」（700円／税別）。まだグツグツしている熱々のバター、ニンニク、パセリで風味をつけたバターソースの香りに否が応でも食欲をそそられます。「ぷりぷりエビのアヒージョ」も、酒飲みには最高の料理！

シンプルに「ムール貝のワイン蒸し」もいいですね。プリプリしたムール貝の素材の旨味を楽しむには最適！

こちらは口コミでも人気の「かぼちゃのニョッキ」。熱々でもちもちな食感が美味しい一品。

並んで人気のメニューは「本日のキッシュ」。絶品のキッシュはまろやかな舌触りでいくらでも食べられそうです。

女子ウケ間違い無し！「チーズフォンデュトースト」。数種類のチーズをブレンドしたおつまみになるトーストです。チーズとワインのマリアージュは最高！何杯でもワインを飲んでしまいそう。

どこか異国の香りがする『あほたれ〜の』は渡辺通りの大丸前にある、イタリアンカラーのネオンサインが目印の屋台です。

なんでも昔は店の名前が『あほたれ』だったそうですが、屋台の定番メニュー、ラーメン、焼き鳥、おでんの他に、ガーリックチャーハンやコロッケ、タコスなど多国籍の洋食のメニューが増えてゆくにつれ、イタリアっぽい感じがする現在の『あほたれ～の』に改名したそうです。

おでんやラーメンはもちろんですが、変わり種メニューも是非おすすめしたいメニューになっています！

でもメキシコ料理の「トルティアチーズ」は、薄く焼かれたモチッとしたパン、トルティーアの中に柔らかくとろけたチーズが入っています。これに少しピリッとくるサルサソースを包んで食べると、堪らなく美味しく、屋台では珍しい人気のメニューです。

あほたれ～のですが、土曜日に来店をすると限定商品の「ジャンボコロッケ」の注文はマスト！出されただけで嬉しくなってしまう、直系7～8ｃｍはありそうな大きな真ん丸コロッケになっています。一人では食べきれない位のボリュームですね。

やはり、ここは博多ですから、名物料理のホルモン鍋。『あほたれ～の』の、「和牛ホルモンもつ鍋風」は可愛いフライパンで提供されます。

一度や二度通ったくらいでは、全制覇出来ないほど豊富なメニューがあり、若い人たちに人気の屋台。ビールや焼酎以外にも、テキーラやジントニックが飲める屋台なんて素敵です。

屋台では珍しいメニューと良心的なお手頃価格でリピーターが続出です。メニューが本当に多いので、数人で行ってシェアし、1品でも多くのメニューを味わってください！きっと、あれもこれもと注文してしまいますから、十分お腹を空かせて行ってくださいね。

地元のお客さんが足繁く通う『博多屋台大政』。店の雰囲気は和気あいあい、屋台初心者にも入りやすい店です。揚げたての天麩羅が有名ですが、丁寧に仕込まれた大ぶりのおでんも美味。

「先代のご夫婦が築き上げた暖簾を守り、味を守り、ここまでやって来れました」と言う現大将。仙台への尊敬と感謝の気持ちが伝わってきます。料理の種類の多さは驚くほど。毎日、新鮮な季節の食材がケースに並んでいます。

揚げたてサクサクの天ぷらは、この盛りで800円とお得！何とも豪勢です。他のメニューも注文して、皆でシェアして楽しむと良さそうです。季節ものや福岡で採れた美味しい食材を、いろいろ味わってみましょう！

コチラもイチオシメニュー、大政に行ったら絶対に食べたい「銀だらみりん」。パリパリに焼けた皮が美味しいと評判です。この美しい照りがたまりません！

天神郵便局前の「ともちゃん」は、お刺身でも食べられる新鮮な食材をお手頃価格で提供してくれる屋台です。とんこつラーメンをはじめ、小さな店内で用意される料理は、どれもこだわりのメニューばかり。年中無休で、博多を訪れる沢山のお客さんを喜ばせています。

「ともちゃん」は、人気テレビ番組「アメトーーク! 博多屋台大好き芸人」で紹介された屋台のひとつ。その後、ますます知名度が上がり、連日お客さんが詰めかける博多の大人気店です。

イチオシは、牛タンや、牛サガリの炭火焼き。もともと肉屋さんだった店主が出す一皿1,000円からの牛肉料理は、大満足の感想が多数。並んでも食べたいメニューですね。

牛タンの炭火焼き。柔らかくコリコリした食感とともに、牛の美味しさが口いっぱいに広がります。言葉を失うほど美味と評判です。

牛サガリの炭火焼き。このボリュームで1000円だなんて！さすが元肉屋さんが選ぶだけあって、お値段以上のクオリティーの高さ。お店のサービス精神に脱帽です。

もちろんラーメンも大人気。豚骨を数日じっくり炊いたスープは、濃厚な味わいながら、醤油ダレによってすっきりと仕上げられています。ネギとチャーシューのシンプルな具材で、あっさりだけどコクがある味わい。昔から変わらないベーシックな博多の味を堪能できます。

グルメな街、博多のおすすめ屋台をいくつか紹介しましたが、いかがでしたか？どの屋台も魅力的で一晩に数軒寄れたとしても、数日間は博多に泊まってあちこちの屋台を訪ねてみたくなります。

博多の夜、屋台で楽しいひとときを過ごす秘訣は、狭い店内は時間も席も譲り合いの精神でいましょう。相手を思いやりながら、一緒に楽しい時間を共有するわけです。袖振り合うも何かの縁、巡り巡って思いがけない素敵な出会いが待っているかもしれません。博多の街を心ゆくまで堪能してください！