クラフトビールが飲める東京のお店は？おすすめや飲み放題も紹介！

クラフトビールは、いつも飲んでいるビールとは違う味が楽しめる上に、それぞれの個性が楽しめるビールです。しかし、クラフトビールは入手するのが難しく、スーパーをいくら周っても目当てのものが見当たらないことも多々あります。そんなときは、クラフトビールが飲めるお店へ行ってみてはどうでしょうか？東京には、クラフトビールを置いているお店がたくさんあります。

今回は、東京でクラフトビールが飲めるおすすめのお店を紹介していきます。安いお店から少しリッチなお店、飲み放題が楽しめる東京のお店を紹介していくので、目的に合わせて選んでみてはいかがでしょうか？クラフトビールが好きな人はもちろん、お酒好きの人やオシャレなお店が好きな人は必見です。

「そもそも、クラフトビールってなに？」と思われる方もいるかもしれません。おすすめのお店紹介に入る前に、クラフトビールについて知っておきましょう。クラフトビールの定義や具体的な種類について紹介していきます。あなたの知らないクラフトビールの秘密があるかもしれません。

クラフトビールを一言でいうと、「小規模なビール醸造所（じょうぞうしょ）で作られる、多様で個性的な味のビール」です。クラフトとは英語で「技術」「手作り」「職人技」などの意味を持っていて、大手の会社で作られる安いビールとは一味違う、個性的なビールとして認知されています。

アメリカでは、ビール醸造所の業界を代表する「ブルワーズ・アソシエーション」という団体が、クラフトビールの定義を「小規模であること」「独立していること」「伝統的な造りであること」と定義しています。ビールの生産量よりも品質を重視し、職人が心を込めて造ったと感じられるのがクラフトビールなのです。

日本では1994年の酒税法改正を受け、全国に小規模のビール醸造所がたくさん登場しました。アメリカでの定義がそのまま日本で受け入れられているわけではありませんが、一般的にクラフトビールといえば、個性的で種類が豊富なビールとして認知されています。いつも飲むビールとは少し違う、造り手の心が込められたビールという認識は日本でも変わりません。

多様で個性的なクラフトビールですが、その種類はなんと100種類以上もあると言われています。100種類と聞くと、多すぎてそんなにたくさん飲めないと思う方もいるかもしれませんが、ビールの発酵方法によって大きく3つのスタイルに分類できるのです。それぞれの特徴をまとめているので、自分の好きそうな味や風味をチェックしてみてください。

クラフトビールは大麦麦芽とホップ、水と酵母から造られるお酒です。ラガー系のビールは、「ラガー酵母」と呼ばれる酵母を使い、「下面発酵」と呼ばれる発酵方法で作られます。下面発酵は、10度前後と低めの温度で約1週間じっくり発酵させていく方法で、発酵が進むと酵母がタンクの下に溜まっていくので、そのような名前で呼ばれています。

黄金色の美しい色が特徴で、スッキリとした味わいと爽快なのど越しは世界中の人に愛されています。暑い夏や仲間とワイワイ楽しみたいときに、ゴクゴクと飲めてしまうビールです。ピルスナーやシュバルツ、ドッペルボックなどがこの「ラガー系」に分類されます。

エール系のビールは、ラガー系が誕生する前から造られていたもので、歴史のあるビールのスタイルだと言えます。エール酵母を使い、20度前後の常温に近い温度で3〜5日間発酵させます。この酵母を使った発酵方法は、発酵が進むと酵母が上面に浮き上がってくるため、「上面発酵」と呼ばれています。

エール系のビールは豊かな香りが特徴で、味も複雑で奥深いものとなっています。爽快なのど越しのラガー系とは対照的に、味やのど越しだけでなく香りも楽しめるビールなので、女性からも人気の種類です。ペールエールやホワイトエール、IPAやスタウトなどがこの「エール系」に分類されます。

ラガー系にも、エール系にも分類できないクラフトビールがあります。普通のビールは管理された酵母を使って発酵させていますが、ベルギー伝統のランピックというビールは、自然にある酵母を使って造られています。その他にもフルーツビールやチョコレートビールなど、味や風味が独特なものがあり、ラガー系やエール系に分類できないクラフトビールとして知られています。

味や風味が独特なことから、ビールをよく飲むビール通の方はもちろん、ビールが苦手という人でも気軽に飲めるビールが見つかります。得にフルーツなどの果実系ビールは、ビールの爽快感とフルーツの甘みや風味が味わうことができるので、女性の方にも人気のクラフトビールとなっています。

多くの種類があるクラフトビールですが、酒屋さんや通販サイトで購入して自宅で楽しむという人も多いのではないでしょうか？もちろん自宅で楽しむのも良いですが、お店で飲むのもとても楽しいものです。ここでは、クラフトビールをお店で飲むことがおすすめな理由を2点に絞って紹介していきます。外で飲むクラフトビールはとてもおすすめです。

クラフトビールをお店で飲むことがおすすめなのは、珍しいクラフトビールに出会えるという点にあります。前述したように、クラフトビールには実に100種類以上の種類があり、あまり知られていないものが多くあります。東京のお店には、店内に醸造所があるお店も多く、季節限定のビールなどそのお店でしか楽しむことができないクラフトビールが造られています。大きなビールタンクを見れば、気分も高まること間違いなしです。

また、日本のクラフトビールだけでなく、海外のクラフトビールを置いているお店もあります。普段からビールをよく飲むという方は、お店に出向いて海外のビールを試してみてはいかかですか？いつもの味わいとは違う、新鮮な風味が楽しめます。

クラフトビールをお店で飲むことがおすすめなもう1つの理由は、飲み放題があるという点です。自宅で飲む場合、クラフトビールをたくさん購入するのは大変ですし、飲み終わった後のビンの処理も大変です。東京のお店では、クラフトビールを飲み放題で提供しているお店が多くあり、種類も豊富なのでたくさんのビールの味を楽しむことができます。

東京のお店では飲み放題の値段も安いものが多くあり、安い値段で何種類ものクラフトビールを楽しめるのはとても魅力的ではないでしょうか？日本のクラフトビールだけでなく、ギネスやハイネケンなど、海外のクラフトビールが飲み放題のメニューに入っているお店もあります。飲んだことのないクラフトビールを飲み放題のお店で楽しんでみてはどうでしょうか？

いよいよ、東京でクラフトビールを楽しめるお店を紹介していきます。東京でクラフトビールを飲むならどんなビールが飲みたいですか？国内のビール、世界のビールはもちろん、珍しいクラフトビールや、お店で作っているオリジナルのビールに出会えるかもしれません。飲み放題で、気になるビールを好きなだけ飲むのも楽しいです。東京で、自分好みのお店を見つけてみてください。

「YONA YONA BEER WORKS 赤坂店」は、クラフトビール専門店として知られており、店内のビールは、長野県佐久市のヤッホーブルーイング醸造所から毎日直送されています。店内で飲めるビールは全てエールビールで、豊かな香りや風味を思う存分楽しむことができます。ビールは常時10種類以上あり、フルーティな「水曜日のネコ」や、ホップが感じられるIPA「インドの青鬼」など、多様な種類のエールビールが楽しめます。

クラフトビールの飲み放題プランも用意されており、5000円で2時間飲み放題のパーティープランがあります。お店イチオシのクラフトビール4種類と、ハイボールやカクテル、ワインも用意されている飲み放題プランで、人気メニューの「釜焼きソーセージ」や「釜焼きローストチキン」もいただくことができる、なんともお得でおすすめのプランです。

店内には優雅な個室も用意されており、なんと部屋についているビールタップから自分でビールを注ぐことができるのです。お店イチオシの「よなよなビール」を注ぐことができる個室は大変人気で、予約必須です。ビール好きにはたまらない、夢のような個室でクラフトビールを楽しんでみませんか？

東京の新宿駅南口から徒歩7分の場所にある「Y.Y.G Brewely & Beer Kitchen」は、住宅街の一角にある醸造所併設のクラフトビール専門店です。1階には1人でも気軽に立ち寄れる雰囲気のバーがあり、店内で作られているビールタンクを見ながらビールを楽しむことができます。７階には、大人数でゆっくりと楽しめるレストランが併設されています。シーンに合わせて利用することができる、おすすめのクラフトビール専門店です。

YYGオリジナルのビールは多くの種類がありますが、グレープフルーツやタンジェリンのような香りのホップを使った「渋谷IPA」や、トロピカルな香りと力強い麦芽の香りを楽しむことができる「代々木アンバーエール」など珍しいビールが用意されています。おつまみには、「日替わりのおつまみ3種盛り」が用意されており、日によって変わるおつまみも楽しみです。珍しいビールとおつまみを楽しむことができるのでおすすめです。

日によってクラフトビールのメニュ―が異なるのも魅力的で、造られたその場で飲むことができる新鮮なビールに、気分も上がること間違いなしです。７階のレストランでは飲み放題のコースも用意されており、YYGオリジナルビールやゲストビールの他に、ワインやカクテルも楽しむことができます。6500円のコースですが、東京の夜景を眺めながら楽しめる食事は、最高の思い出になることでしょう。

東京御茶ノ水にあるこちらのお店は、日本茶を「淹れる」「食す」をコンセプトにしているレストランです。美味しい日本茶はもちらん、日本茶を使ったスイーツは大変人気のメニューです。こちらでおすすめしたいのは、なんといっても「抹茶ビール」です。ビールの苦味と抹茶の苦味が絶妙に混じり合い、飲みやすく優しい味わいが楽しめます。

茶葉にはビタミンC、カテキン、テアニンといった健康に良い成分がたくさん入っているため、抹茶ビールは健康面でも良い効果を期待できます。また、ビール独特の香りが抹茶の香りで押さえられているので、ビールが得意ではない人にもおすすめできるビールです。外観や店内は、和を感じさせるような落ち着いた雰囲気なので、女子会やデートに利用すれば良い思い出になることでしょう。

「GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」では、夏季限定ですが「抹茶ビアガーデン」も開催されています。3500円という安いお値段で、オリジナルビール10種類が飲み放題となっています。飲み放題メニューには、抹茶ビールや和紅茶ビール、ほうじ茶黒ビールなどのオリジナルビールはもちろん、抹茶ワインやソフトドリンクまで用意されています。女子会やデートに利用してみてはいかがでしょうか？

東京都の小作駅東口から徒歩3分ほどの場所にある「ASHFORD British Pub」は、本場のブリティッシュパブのような雰囲気が感じられるお店です。壁には多くのビールサーバーが埋め込まれており、ギネスやバスペールエール、ハイネケンやハードシードルなど世界のビールを気軽に楽しむことができます。世界のビールが好きな人には大変おすすめのお店です。

樽生ビール以外にも、30種類以上のボトルビールが用意されています。パンクIPAやブルームーン、シンハーやロンドンポータ―など、こちらの世界のビールが勢ぞろいしています。ビールのマリアージュは、自家製のローストビーフや、20日間以上熟成させた牛のローストなど、こだわりの自家製料理。世界のクラフトビールと良く合います。

こちらのお店は、全11品の料理と樽生ビール5種類が飲み放題で楽しめる「プレミアムコース」が用意されています。お料理は、前菜からピザや肉盛りプレート、パスタまで付き、非常にボリューミーなのが特徴的で、飲み物はギネスやバスペールエールなど、世界のクラフトビール5種類が3時間も飲み放題です。

お値段はこの豪華なコースで5000円と、大変安い値段で提供されています。1人でもふらっと立ち寄れるので、お仕事帰りやちょっと飲みたいときでも気軽に利用できます。英国の雰囲気を味わいながら、クラフトビールを楽しんでみませんか？

「T.Y.HARBOR」は、東京都の天王洲地域にある醸造所を併設したブルワリーレストランです。約350席もある驚くべき広さのレストランは、クラフトビアバー、個室、2階席、テラス席からなっています。店内のブルワリーで醸造しているビールは6種類で、フルーティーなペールエール、軽やかなウィートエール、コクのあるアンバーエール、キレのあるIPA、ビターな黒ビールのインペリアルスタウトが用意されています。

6種類のオリジナルビールの他にも、月ごとに「シーズナルビール」という期間限定のビールが用意されています。ビールの味は月ごとに変わりますが、「コーヒー&オレンジハニー」や「トロピカルフルーツエール」、「さくらエール」などその季節にぴったりのクラフトビールが造られています。訪れた際には、是非期間限定のビールを試してみてください。月ごとに変わるので、毎月でも訪れたくなってしまうような素敵なお店です。

6種類もあるオリジナルビールは、何を選ぶか迷ってしまいます。そんな人には「飲み比べセット」がおすすめです。オシャレに並べられたクラフトビールを、それぞれ少しずつ楽しむことができます。「T.Y.HARBOR」の魅力は、クラフトビールだけにとどまりません。ハンバーガーやサンドイッチなど、ボリューミーなアメリカンフードは、クラフトビールと相性抜群です。

クラフトビアマーケットは、「クラフトビールの楽しさを伝えたい！」というコンセプトのもと、クラフトビールを手軽に楽しむことができるお店です。クラフトビールを気軽にいつでも楽しんでほしいという思いから、30種類のビールを480円均一という安い価格で提供しています。たくさんの種類のビールを500円未満という安い値段で楽しめるなんて、どんどんお酒が進んでしまいそうです。

クラフトビアマーケットは東京圏内に多くの店舗がありますが、その中でも、虎ノ門駅チカにある「虎ノ門店」は、クラフトビールだけでなくおつまみにも特化したお店で、ガーリックシュリンプやアンチョビポテトなど、ビールと愛称抜群のおつまみが楽しめます。気になるクラフトビールの種類は、日本各地のビールから香港やサンディエゴ、ベルギーなどの世界のビールも用意されており、幅広い地域のビールを楽しむことができます。

クラフトビアマーケット虎ノ門の魅力は、クラフトビール30種類の飲み放題がついた「おつまみコース」です。ビール30種類は2時間の飲み放題で、時間に追われることなくたくさんの種類のビールを楽しめます。また、食事はブルスケッタや鮮魚のカルパッチョをはじめとした、ビールと相性抜群のおつまみが5品付いています。これだけ盛りだくさんの内容で、お値段はなんと4000円と非常に安い価格で提供されています。

飲み放題でたくさん飲んでも安い、1杯から気軽に飲んでも安いというクラフトビール好きにはたまらない価格設定になっています。安い値段でクラフトビールを楽しむなら、クラフトビアマーケットに訪れてみてはいかがでしょう？

東京都の代官山駅からすぐの場所にある「SPRING VALLEY BREWERY」は、「ワクワクするビールの未来を。」というコンセプトのもと、店内の醸造所で造られたビールをその場で提供しています。造り手の個性とこだわりが感じられるビールはもちろん、その時期にしか飲めない限定ビールや実験ビールも用意されています。料理もこだわりが感じられるものばかりで、思う存分ビールとの相性を楽しめます。

おすすめなのは、店内で造られる6種類のビールが飲み比べできる「BEER FLIGHT（ビアフライト）」です。多彩な色とりどりのビールは、見た目も美しく、思う存分ビールの味を堪能することができます。それぞれのビールにあった6種類のおつまみが付いたセットも用意されているので、ビールのお供が欲しい方はそちらもおすすめです。

東京都の新宿御苑前駅からすぐの場所にある「Vector Beer Factory」は、自家醸造のクラフトビールをはじめ、全国のヴァイツェンやスタウト、IPA、ペールエール、フルーツビールなど、様々なクラフトビール17種類も楽しめるクラフトビール専門店です。「新宿ブリュワリー」というビール醸造所で醸造された自家製ビールは、訪れたら1度は飲みたいビール。東京の真ん中で造られた特別なクラフトビールは非常に飲みやすいです。

こちらのお店でおすすめなのが、自家製クラフトビールが2時間飲み放題のコースです。自家製ビールの他にも、スパークリングワインや自家製レモンサワーもあるので、飽きの来ない飲み会を楽しめます。お料理は、前菜、サラダ、揚げ物から、牛ハラミ肉のステーキやパスタが付いた非常にボリューミーなコースです。お値段は4500円。自家製のクラフトビールと一緒にお店自慢の肉盛りを頬張れば、良いひと時を過ごせることでしょう。

東京でクラフトビールが楽しめるお店を紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか？東京にはクラフトビールが楽しめるお店がたくさんある上に、醸造所を併設しているお店も多いものです。ぜひお店に訪れて、そのお店でしか味わえないクラフトビールを味わってみませんか？お気に入りのお店がきっと見つかるはずです。