レーベンブロイとはどんなビール?味の特徴や価格など紹介!
かつては、仕事帰りのお父さんたちが軽く一杯ひっかけて帰るときに飲むような、「おじさん」のイメージが強かったビールですが、最近、若い女性たちの間でビールが流行しています。ビアガーデンの来場者数も、年々増加していますが、「レーベンブロイ」というビールを飲んだことはありますか?レーベンブロイとは、ドイツ生まれのビールで、濃厚な苦みとしっかりとしたコクのある味わいが特徴です。その魅力をとことん紹介します!
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最近はビール人気が再熱!
ひと昔前まで、ビールといえば、「味が苦くておいしくない」「最初の一口は美味しいけれど、一杯飲みきるのはつらい」という方も多く、特に若い女性はあまりビールを好まないというイメージがありました。また、がやがやとした居酒屋で、煙草の煙にまみれながら大ジョッキで飲むということが多かったので、「おじさんの飲むもの」というイメージがあり、本当はビールが好きな女性でも、ビールを注文しづらい雰囲気もありました。
そんな「おじさんの飲み物」というイメージがあったビールでしたが、最近、若い女性たちの間でビールがブームになっています。その要因には、かつて大ジョッキで飲むものだったビールを、おしゃれなワイングラスで提供してくれるバルやカフェが増えてきたことや、ビールのフェスである、オクトーバーフェストの流行などが挙げられます。
また、甘くなくすっきりした味の特徴が、食事にぴったりということや、手を伸ばしやすい価格設定であることから、家飲みでよく飲まれるという方も多いです。また、ビールに肉を漬けこむと柔らかくなるという特徴もあり、料理に使うというご家庭もみられます。レシピ本にも、ビールを使ったレシピは多数紹介されています。
暑い夏には特にキンキンに冷やしたグラスで一気に飲みたくなるビールですが、ドイツ生まれのビール「レーベンブロイ」は知っていますか?しっかりした苦みのある味が特徴的で、ビール好きの間でブームになっています。
レーベンブロイとはビールの本場ドイツ生まれですが、日本でも手軽に買うことが出来るとあって、人気が広まりつつあります。そんなレーベンブロイとはどんなビールなのか、レーベンブロイビールの魅力を詳しく紹介していきます。
ビールの味の特徴って?
そもそも、ビールをあまり飲んだことがないという方は、味の魅力を飲まず嫌いしているかもしれません!「苦い特徴的な味が嫌い」「おいしくない」「ビール腹になってかっこ悪く太ってしまう」と思っている方、人生の半分を損しないためにも、ここで一度ビールの味の特徴をおさらいしておきましょう。
ビールとは?原料や味、価格の特徴
ビールとは、麦芽、ホップ及び水を原料として発酵させたアルコール飲料です。最近、ビールよりも低価格で人気を集めている発泡酒は、麦芽の半分以上の割合を、米・とうもろこし・高粱・馬鈴薯・でんぷん・糖類などで占めているという違いがあります。ビールよりも酒税が安く設定されているので、比較的安価な価格で販売されているという特徴があります。
純粋なビールの味の特徴は、麦芽の味わいが強く出ますが、発泡酒はタンパク質やアミノ酸などが少なくなり、すっきりとした味わいの飲み口になるという特徴があります。最近は、発泡酒の味の品質も向上してきており、あえてビールではなく発泡酒を好んで飲むという方も多いです。
ビールは太りやすい?価格帯は?
「ビール腹」という言葉があるように、ビールを飲みすぎると、ぽっこりお腹だけが出る特徴的な太り方をしてしまう、というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?でも、実はビールだけが悪者なわけではないのです。ビールは1杯350mlあたり約140kcalなので、ご飯1杯とほぼ同じカロリーです。しかし、このカロリーは「エンプティカロリー」といわれ、ほとんど体内に蓄積されないという特徴があります。
じつは、ビールを飲むと太るというのは、おつまみで唐揚げやポテトフライなど、カロリーの高い食べ物を一緒に摂ってしまうことが原因だったのです。実際に、昔ビールは胃薬として使われており、飲むと胃酸を分泌して食欲増進の効果があることが認められています。
確かに、ビールは価格が比較的安価な価格で手に入りやすく、ついつい飲み過ぎてしまうという特徴があります。しかし、飲む際は、ほどほどの量に抑えるのが、健康のためにもおすすめです。
ビール好きなら注目のレーベンブロイとは?
レーベンブロイはドイツ生まれのビールの王様
人気が再燃しているビールですが、「レーベンブロイ」というビールを知っていますか?レーベンブロイとは、ドイツビールの都・ミュンヘンで生まれたビールメーカーで、約600年の歴史を持ち、長きにわたって人々に愛されています。
レーベンブロイとはどういう意味?
ビールと言えばドイツ、とも言われているので、その味の美味しさは世界中のビール愛好家のお墨付きです。レーベンブロイとは、ドイツ語で「ライオン醸造所」という意味です。パッケージのロゴにもライオンのモチーフがあしらわれていて、その格式の高さが伺えます。
レーベンブロイとは、1383年、ドイツにあったホテル「獅子の宿屋」の主人が作り始めたのが起源とされています。レーベンブロイのビールは、そのしっかりした麦芽の味わいが特徴的で、濃厚な苦みがあるため、いかにも「ビールの中のビール」といった後味が楽しめるという特徴があります。
レーベンブロイは日本でも飲むことができる
日本では、アサヒビールがレーベンブロイの日本国内でのライセンスを取得して生産・販売しています。レーベンブロイの本場の味を、日本に居ながらにして低価格で手軽に楽しめるのは嬉しいですね。
本場ドイツでのレーベンブロイビール
レーベンブロイビールは、原料に余計なものを使わず、「ビールのなかのビール」という正統派の味わいが特徴であり、地元の方たちにも長く愛されているという特徴があります。よく、「ドイツでは水よりビールの方が安い価格で売られている」という噂を聞きますが、本当なのでしょうか?
レーベンブロイはドイツ国民に愛されている
「水よりもビールの価格の方が安い」というのは、さすがにウソのようですが、ビール500mlでおよそ100円程の価格で売られているので、十分低価格と言えます。ちなみに、水は1.5Lで80円程の価格とのことです。それほどレーベンブロイのビールは、国民に親しまれて飲まれています。
オクトーバーフェストで、レーベンブロイビールが大人気
オクトーバーフェストとは?
最近、夏になると各地で「オクトーバーフェスト」が開催されています。参加したことがある方も多いのではないでしょうか?もともと、発祥はビールの国ドイツです。レーベンブロイのビールも、オクトーバーフェストで大活躍しています!
オクトーバーフェストとは、レーベンブロイが生まれた街・ドイツの都市ミュンヘンで開催されている、世界最大規模のビール祭りのことです。1810年以降、市内中心部のテレージエンヴィーゼという広場で毎年10月に開催されることから、「オクトーバー」の名が付いています。
レーベンブロイもオクトーバーフェストで飲める!
オクトーバーフェストの魅力は、心ゆくまでビールを楽しめるということです。本場のオクトーバーフェストで提供されるビールは、地元ミュンヘンで醸造されたビールのみとなっています。もちろん、レーベンブロイのビールも出されており、毎年多くのビール好きが喉を潤しています。
ちなみに、オクトーバーフェストに出展を許可されているメーカーは、Augustiner(アウグスティーナー)、Hacker Pschorr(ハッカープショール)、Hofbräu(ホフブロイ)、Löwenbräu(レーベンブロイ)、Paulaner(パウラナー)、Spaten(シュパーテン)の6社です。ビール好きの方なら、一度は聞いたことがあるビールメーカーばかりです。
レーベンブロイビールの味の特徴は?
ドイツビールには、原料に麦芽とホップ、水しか使ってはいけないという決まりがあります。もちろん、レーベンブロイもその決まりを守って作られています。日本のビールは、麦芽以外の原料が、成分の半分を超えていなければ「ビール」としているので、その違いが味にも現れています。
レーベンブロイの豊かな苦み
日本のビールとレーベンブロイとは、成分の時点ですでに違っていることがお分かりいただけたかと思います。レーベンブロイの味の特徴には、麦芽を原料にしっかりと使っているので、濃厚で芳醇な苦みがあることが挙げられます。
美しい黄金色の見た目通り、無駄な雑味のない軽やかな風味も感じられます。また、本国ドイツではあまりビールを冷やして飲む習慣はなく、常温でも十分おいしく頂くことができます。日本人だと、ぬるいビールを飲むのはあまり好きではないという方が多いと思いますが、ぜひ一度試してみて下さい!
レーベンブロイの成分と材料はなに?
先ほども触れましたが、レーベンブロイビールの成分は、「麦芽、ホップ、水、酵母」のみです。やはり、ビールの本場ドイツの製法で作られていることもあり、日本のビールとはひと味違う美味しさが楽しめます。麦芽のしっかりとしたコクと、まろやかな口当たり、そして少しクセのある後味が、まるで外国にいるかのような気分にさせてくれます。
レーベンブロイのアルコール度数は?
レーベンブロイとは、ライオン醸造所という意味なので、百獣の王ライオンのイメージから、アルコール度数も強そうな気がしてしまいます。
しかし、そんなことはなく、レーベンブロイのアルコール度数は5%程度です。一般的なビールのアルコール度数も5%前後であり、最近は8%程度のチューハイもよく販売されていることからしても、決して高すぎない度数です。
レーベンブロイはそれほど度数の高いビールではないですが、お酒が苦手という方には、少し飲みすぎの注意が必要です。食事しながらでも余裕ですいすい飲めてしまう味わいなので、是非一度試してみて下さい。ちなみに、アサヒビールから発売されているレーベンブロイも、本家レーベンブロイと同じ5%で製造されています。その再現性に、こだわりが感じられます。
レーベンブロイの価格は?
レーベンブロイとは、ドイツ原産のなので、きっと高くて手が出ないのではと思っている方も多いのではないでしょうか?でも、じつはそれほど高くありません!
レーベンブロイの価格はそれほど高くない
レーベンブロイのビールは、350ml缶が24本のセットで4690円です。1本当たり195円で手に入るので、ちょっと手を伸ばせば買える価格設定となっています。その秘密は、日本の大手ビールメーカー・アサヒビールとレーベンブロイとはライセンス契約をしているからです。
国産の安価なビールと比べると少し高いですが、一般的な外国産ビールとほぼ同じ価格設定となっています。日本でも人気が高いオランダ産ビールの「ハイネケン」と同程度なので、ちょっと贅沢をしたい気分の時にぴったりのビールです。
日本のビールとレーベンブロイの味の違いは?
日本のアサヒビールで作られているレーベンブロイですが、国産の他のビールと味は違うのでしょうか?
そこはやはり、ビールの本場ドイツのレシピを忠実に再現しているので、味は全く違います。麦芽とホップしか使用していないので、まず、缶を開けるとほんのりと麦芽の香りがします。そして、すっきりとした飲み口でありながら、特徴のあるコクのある味わいに、ハマること間違いなしです!
レーベンブロイに合う料理を紹介
ドイツの伝統的肉料理と、しっかりと麦芽の風味の残るレーベンブロイとは良く合います。また、以外にもマッチする日本食も合わせて紹介していきます。
ドイツ料理といえばこれ!「ソーセージ」
ドイツといえばこれ、といっても過言ではないソーセージは、レーベンブロイとは絶妙にマッチします。レーベンブロイのコクのある香りと味わいは、塩気の効いたソーセージとぴったりです。本場ドイツの方々は、ビールを飲む時はおつまみ自体あまり食べず、ひたすらにビールを飲むという飲み方をしますが、おつまみも楽しむ日本人にもおすすめの組合せとなっています。
ドイツには、約1500種類のソーセージがあるといわれている程の国民食で、加熱した、焼いたり、煮込んだりと、様々な調理法で日常的に食べられています。特に、駅の売店や路面のスタンドでも、手軽に買うことが出来ます。香ばしいソーセージの香りが周囲に広がり、ついつい買って食べたくなりますね。
また、レストランやビアホールでも食べることが出来ます。やはり、レーベンブロイのようなビールと一緒に頂くのが、定番のおいしさです。最も人気があると言われているのが、「テューリンガー」というソーセージです。これは、ニンニクとハーブを中に練りこんで作られたソーセージで、こんがりと炭火で焼いて提供されます。
こんがりとおいしいソーセージがあれば、どれだけでもレーベンブロイが飲みたくなってしまうこと間違いなしです!ぜひ一度、試してみてください。
ドイツの定番野菜「ザワークラウト」
ザワークラウトは、ドイツで作られているキャベツを材料に使った漬物のことです。ドイツ語での意味は、「酸っぱいキャベツ」という名前から分かるように、発酵により酸味が出ており、さっぱりした味わいとなっています。コクのあるレーベンブロイとはとてもよく合うので、おつまみにおすすめです。
よく、ソーセージの付け合わせとして提供されることが多いので、食べたことのある方も多いのではないでしょうか?日本でも人気なことから、クックパッドなどに酢を使った簡単なレシピが公開されており、家でも手軽に作ることが出来ます。
しかし、本場のザワークラウトは、酢を使わないことを知っていましたか?ザワークラウトの酸味は、発酵で生じる乳酸菌の出す乳酸によるもので、酢などの調味料は加えずに作るのが、もともとの作り方だそうです。基本的に、キャベツを塩と香辛料と一緒にビンに漬けこみ、常温で保存しておくと、1週間ほどで発酵が進んで食べごろになります。
意外にマッチ?「たこ焼き」
レーベンブロイは、以外にもたこ焼きに良く合います。よく、夏祭りなどの屋台で売られているので、ビールと一緒にいただくと本当に美味しいですが、レーベンブロイのコクのある味もとてもよく合います。
ソースの香ばしい風味と、レーベンブロイの爽やかで少しクセのある飲み口が混ざり合い、大人向けの組合せとしておすすめです。レーベンブロイは、味の濃い料理にも負けない強さがあるので、その組合せにハマる人が続出しています。ぜひ、自分の好きな食べ物との組合せを試してみてはいかがでしょうか?
おすすめのビールフェス・オクトーバーフェスト
ドイツでは200年以上の歴史があるオクトーバーフェストですが、日本では1977年9月に初めて開催されました。現在では、ドイツのオクトーバーフェストをフュージョンしたイベントが、毎年夏~秋にかけて、日本全国各地で開催されています。そんなオクトーバーフェストの魅力を紹介していきます。
日本最大規模のビールフェス「横浜オクトーバーフェスト」
赤レンガと港を眺めながら飲むビールは、日常を忘れて海外旅行しているような気分にさせてくれます。
「横浜オクトーバーフェスト」は、2002年からスタートしたオクトーバーフェストで、毎年10万人以上が訪れるという人気のイベントです。異国情緒の漂う横浜赤レンガ倉庫前広場で、直輸入の同つビールや、ソーセージなどのグルメを思う存分いただけます!飲食ができるほか、ドイツから来日したバンドの生演奏も入り、気分はまさにドイツです。
ちなみに、入場料は300円で、グラスデポジットで1000円支払います。ガラス製のグラスを受け取ったら、飲みたいビールのブースに行って、注いでもらう仕組みになっています。ビールはだいたい一杯1000~1500円と、少々お高めですが、注ぎたての冷たいビールを屋外で飲むのは最高です!
ドイツ観光局後援!「日比谷オクトーバーフェスト」
他にも、日本全国で開催されているオクトーバーフェストを紹介していきます。あなたの住む地域では開催されているでしょうか?
横浜オクトーバーフェストと同時期に始まった、「日比谷オクトーバーフェスト」。開催当初はジャーマンフェストという名称でしたが、現在ではオクトーバーフェストに統一されています。オクトーバーフェストをきっかけに、日本人にドイツビールの美味しさ、ドイツ文化の楽しさに触れてほしいとの思いで、ドイツ観光局も後援している人気のフェストです。
ちなみに、オクトーバーフェストは他にも日本全国各地で開催されています。開催地点は、お台場、奈良、東北です。2018年は4月にお台場からスタートして各地を回り、最後はまたお台場で10月に締めくくられます。自分の住んでいる地域で開催されていたら、ぜひ一度のぞいてみてはいかがでしょうか?関連のオクトーバーフェストは、上記の黄色いマークが目印ですので、間違いのないよう注意しましょう。
ちなみに、オクトーバーフェストのルールをよく知らないと、買い方が分からず、十分に楽しめませんので、紹介しておきます。
まず、会場に入ったらグラスを受け取ります。この時、グラス預かり金として、デポジット代1000円を支払います(このグラス預り金は、最後に却ってきます)。そして、お好きなビールのブースでビール代を支払えば、グラスに注いでもらえます。最後に、帰る時にグラスを返却すれば、1000円が戻ってくるという仕組みです。
レーベンブロイは家飲みにもぴったりの味!
オクトーバーフェストで、屋外で飲むレーベンブロイは最高に美味しいですが、家でご飯を作って飲むのもまた良いです。
レーベンブロイのビールは、しっかりした苦みと爽やかな飲み口が特徴的なので、比較的塩気の強い料理に合います。晩酌をしながら夜ごはんを食べるのにぴったりのビールです。また、一般的な国産の安いビールよりは少々お高めですが、1本200円程度なので、日常のちょっとした贅沢気分を味わうのに試してみてはいかがでしょうか?
ぜひレーベンブロイの味を試してみよう
ここまで、ビールの特徴から、レーベンブロイビールの楽しみ方を紹介してきました。また、夏~秋にかけて日本でも開催されているオクトーバーフェストは、本場のドイツビールが楽しめるので、ぜひ一度参加してみることをおすすめします。
約200年の歴史があるレーベンブロイを飲めば、きっとドイツに行ってみたくなること間違いなしです。レーベンブロイは、日本でもスーパーや酒店で販売されているので、オクトーバーフェストやドイツに行く前に、家で飲んでみるのもいいかもしれません。
本場ドイツでも長年愛されているレーベンブロイのビールを、是非一度試してみてはいかがでしょうか?