さわやかは静岡限定のファミレス！全国でも有名で行列が出来る？

静岡にしかない「炭焼きレストランさわやか」はご存知ですか？静岡県民にとっては、ハンバーグをメインにした身近で有名なファミレスで、働く人のランチにも、週末の子ども連れのファミリーや夜のデートにもよく利用されているお店です。お昼時や休日には行列ができるということも有名です。

静岡県民にとっては、県外になく静岡限定ということの方が意外なほど、小さなころから親しんでいるファミレスの一つがさわやかです。白と緑色の看板に「さわやか」の文字がシンボルとなっていて、オレンジ色の屋根に山小屋風な外観の店舗は静岡県の特に西部エリアに多くあり、国道や県道沿いにあることが多いです。

最近では、静岡県内でのライブやスポーツ観戦に来た人たちの、立ち寄り場所としても有名で、アーティストが静岡で食事をするなら、さわやかでと話題にされることもあって人気が高まっています。この静岡限定のファミレス「さわやか」の特徴と、行列のできやすい時間帯、有名なメニュー、さわやかならではのサービスなどを紹介していきます。

静岡限定のファミレスさわやかの、大きなこだわりは、「安心・安全」と「家族だんらん」です。メインメニューのハンバーグの肉は、オーストラリア産の牛肉を使っていて、HACCP認定工場で指定部位のみを切りだしています。その肉を、静岡県袋井市にある自社の加工場に運び、ハンバーグへと加工しています。この工場も、品質の安全性・生成管理の世界基準（ISO22000認証）を取得しています。

静岡県内の加工場内では、毎日原料の検査、試食をして基準の評価に値するものを、さわやかの店舗へチルド配送しています。各店舗でも、毎日清掃を徹底していて、安全なお肉を安心して食べられるようにラインが出来上がっています。

さわやかのこだわりの「家族だんらん」では、ハンバーグ料理の提供の仕方、店舗の内装にも現れています。ハンバーグはテントを張ったオープンキッチンで炭火で焼き、お客様のテーブルに運んで仕上げの焼きをします。その時のにおい、香り、ジュウジュウと焼ける音も演出の一つで、だんらんのきっかけにもなっています。

さわやかの店内は、天井を高くして、木をたっぷりと使い、明るい店内になっています。美味しい料理を囲んで、心も元気になってもらえるような、だんらんを大切にすることに、さわやかはこだわっています。またあえて、メニュー数を増やしすぎずに、スタッフの目と手がお客様に周るようにもしているそうです。

さわやかは、現在31店舗で営業しています。静岡県の湖西、浜松、磐田、掛川、袋井、島田、藤枝、焼津、静岡、富士、沼津、御殿場とあります。本社は浜松市にあって、静岡の西部に店舗が多く、東部エリアにもお店ができていますが、依然として静岡県内限定となっています。

さわやかは、40年ほど前に、菊川市にコーヒーショップとして一号店ができました。そこから、家族で食事ができるファミリーレストランと発展してメニュー数も増えお客様も増えていきました。ただ、スタッフのサービスが低下してしまったために、ハンバーグをメインとして、メニューを限定的にした現在のお店の形態になりました。静岡県の西部エリアから、中部、東部へと積極的に出店をすすめています。

加えて、自社の工場から毎日加工したお肉を届けられる範囲ということで、静岡に限定していることと、ふるさとのお店でありたい、という考えから、静岡限定のファミレスさわやかとなっています。ただ、さわやかが静岡のソウルフードとして全国的にも有名になってきているので、今後は県外への出店の可能性もあるということです。

さわやかは、通常11時から24時までの営業時間になっています。土日、祝日は10時45分に開店し、12月31日は全店休店日となっています。静岡市の中心にあるセノバ店はショッピングモールのレストラン街の中にあるため、そこの規定にのっとって、限定的に11時から23時の営業で、土日祝日も同様で、12月31日も営業しています。

静岡人なら見たことのある、さわやかの行列も有名です。週末はお昼まえから、駐車場は満車に近くなり、店舗入口にあるウェイティングシートもすぐにいっぱいになってしまいます。店舗や日によっては、開店前から行列ができていることも多々あります。

行列を避けるためには、平日の昼過ぎ、夜の20時過ぎ、土日祝日ならランチとディナーの混雑を避けるようにするのがおすすめです。行列を避けるために予約を考える人も多いようですが、予約は受け付けていないことも有名で、直接お店に行って、ウェイティングボードに記入するか、発券機で整理券を受取る必要があります。夏休みなど子どもの長期休暇期間なら1時間待ちは覚悟で、2時間待ちになることも考えておく方がよいです。

行列ができることが有名になっているので、慣れている人たちは、家族の一人がウェイティングシートに名前を書き待合席で待っている間、小さな子どもは車で待たせているというファミリーもいます。発券機の設置ししてあるところは、おおよその待ち時間が表示されるので、近くで別の用事を済ませる人もいます。

行列に並んでも食べたいさわやかのハンバーグですが、「カンパイドリンク」も有名です。子どもも大人も乾杯して、食事を楽しみましょうということで、「カンパイドリンク」というメニュー名で、100円（税別）の飲み物があります。注文すると、「カンパイドリンク、お持ちしました」とフロアスタッフが、早めにテーブルに持ってきてくれます。

カンパイドリンクは、玄米緑茶、コーラ、オレンジジュース、ウーロン茶になっていて、玄米緑茶はホットでも注文できます。季節ごとの限定ドリンクもあり、サクランボカルピス、ミカンソーダ、洋ナシドリンクなどもカンパイドリンクでお安く飲むことができます。これらは、持ち手のついたジョッキに入ってくるので、これを持って乾杯ができるようになっています。

カンパイドリンクが、静岡県民にとって有名なのは、CMの効果もあります。「カンパーイ」の歌にあわせて映像が流れ、メニューにもみんながカンパイドリンクを持って、カンパイしているシーンが載っています。仲間同士でさわやかに行ったら、先ず「カンパイ」というのが、さわやからしい楽しみ方の一つです。

静岡限定のファミレスさわやかの看板メニューは「げんこつハンバーグ」です。牛肉100％で、大人の拳骨のように丸くなった素朴なハンバーグです。1つ250gあって、ステーキの200gを食べるのがつらい人でも、さわやかのハンバーグなら食べられてしまう人も多くいます。

看板メニューとなっている理由は、オープンキッチンでハンバーグの表面を、炭焼きで焼いたところで、熱々の鉄板プレートにのせたテーブルに運びます。そこでスタッフがげんこつサイズを半分にカットして、内側をプレートに押し付けるようにして、仕上げ焼きをしてくれるところにあります。

スタッフがソースをかけてくれると、肉汁とソースが熱々のプレートから飛び散るのを、紙製のテーブルマットの端を持って防ぐという光景が、さわやかならではの名物です。中心部には赤色が残っていますが、十分に美味しいくただけます。このクセになるような美味しい音、匂い、味の魅力で行列も覚悟で食べに行く人も多くいるのです。

げんこつハンバーグだけでなく、200gのおにぎりハンバーグ、170gの手作りハンバーグには、ソースがつきます。しょう油ベースの和風オニオンソース、トマト風味の洋風デミグラスソースの2種類あって、どちらかを選ぶことができます。玉ねぎのみじん切りの食感も楽しめるオニオンソースがお店のおすすめでもあって、人気もあります。
 

さわやかのげんこつハンバーグが人気が高いのとあわせて、食べ方にもアレンジしたい人も増えています。そんな時に、無料でできるのは、2種類のソースをミックスするという裏ワザのようなことができます。ソースの選択を聞かれた時に「ミックス」と伝えると、仕上げ焼のときに、オニオンソースとデミグラスソースを半量ずつかけてくれます。

ソースも味わいたいけれど、シンプルに肉の味を堪能したい、という場合は、仕上げ焼きをする際に、スタッフに「ソースはかけないでください」とお願いすると、ソースポットをテーブルに置いてくれます。そこで、テーブルに常備されている塩とコショウで、シンプルに味わうこともできます。半分をソースで食べる楽しみもありますし、テーブルにマリンシャープもあるので、お好みで辛味を追加もできます。
 

ハンバーグをセットメニューにすると、ライスかパンが選べます。この時に、サラダ付きのセットとパンを選ぶと、テーブルで、手製のハンバーガーもできます。今は、メニューの1品としてハンバーガーもありますが、げんこつハンバーグや手作りハンバーグでも、パンに挟んでアレンジした食べ方もできるので、試してみてください。

静岡限定のファミレスさわやかには、ハンバーグの他にも炭焼きをしてくれるメニューがあります。熟成リブロースのさわやかステーキは、220gの厚切り肉をジューシーに焼いています。専用のステーキソースでいただきます。チキンもあり、表面をパリッとやいた220gの炭焼き鶏ステーキもあって、ステーキソースかおろしわポン酢のどちらかで食べられます。

肉の量が少な目でよいという人には、リブロースをカットした140gのひとくちステーキがあります。これは、おろしポン酢で添えられていて、刻んだワサビもついているので、和風にさっぱりと食べられます。ハンバーグも、チキンも食べたいという人向きに、「よくばりコンビ」もおすすめです。125gのハンバーグと110gのチキンが1つのプレートにのり、ソースはオニオンソースかデミグラスソースを選べます。

家族だんらんを大切にする、静岡限定のファミレスさわやかには、おこさまメニューが用意されています。ワンプレートに、ケチャップをかけたハンバーグ、ご飯、ブロッコリー、コーン、ゼリーなどをのせたおこさまハンバーグ、車型のプレートにカレーをのせたおこさまカレーの2品は、低アレルゲンメニューでもあります。卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かにを使わずに作られています。

離乳食として、しらす雑炊、単品のゼリーも用意されています。子ども向きなサイズの、コーンスープ、クリームソーダ、オレンジジュースもあって、ドリンクは倒れにくく両側に持ち手のついたコップに変えてもらうことができるという、心くばりもされています。

さわやかではデザートメニューもあって、こちらは季節によってメニューがかわります。春ならイチゴ、夏はマンゴーやかき氷、秋は栗やブドウ、冬はチョコといった具合に、ハンバーグやステーキのメインメニューとは異なり季節感があります。その食材をたっぷりと使ったパフェがおすすめです。

プチサイズのデザートも1つ200円（税別）で3種ほどあります。パンナコッタ、プリン、ゼリーにアイスをトッピングしたものですが、コーヒー、紅茶のドリンクと合わせるとセットで400円（税別）とお得にいただけます。しかもホットコーヒーはおかわり自由です。

さわやかは平日限定になりますが、お得なランチメニューもあります。げんこつハンバーグにライスまたはパン、ランチスープが付いて、1080円（税別）です。通常はげんこつハンバーグ単品で980円（税別）なので、プラス100円でライスとスープという安さになっています。しかも、コーヒー、紅茶が250円（税別）のところ、平日ランチで食事を注文すると100円とお得になります。

手作りハンバーグランチ、炭火焼鶏ステーキランチも、ライスまたはパンとスープが付くというのも、平日限定のおすすめランチメニューです。またランチタイムで値段は変わりませんが、ランチスープがサービスでつく、ハンバーガーもおすすめです。ランチタイムは、日曜、祝日、特別営業日（ゴールデンウイーク期間など）を除く11時から15時となっています。

平日のランチタイムでも行列ができていることもありますが、比較的回転がよいので10分から20分くらいの待ちで席につけることも多くあります。ただ、高校生が利用していると長く席にいるので、行列に並んで待つということもありますので、限定された時間でランチをしたい方はスタッフに待ち時間の目安をたずねてみてください。

静岡限定ファミレスさわやかでは、毎月1週間程度を目安に、「げんこつ・おにぎりフェア」を開催しています。この期間中は、曜日や時間帯に関係なく、250gのげんこつハンバーグの単品価格に100円ほどプラスした価格で、野菜スープ、ライスまたはパン、カンパイドリンクがでセットになるというものです。200ｇのおにぎりハンバーグも同様です。

このフェア限定で、セットメニューは「げんこつ倶楽部」「おにぎり倶楽部」という名前になっていて、平日限定ランチではセットになっていない、カンパイドリンクまでが付くので、とてもお得に食べられる1週間になります。この期間は、さわやかのホームページやTwitter、店舗内のポスターで告知されているのでチェックをしてみてください。

ただげんこつ・おにぎりフェアの期間中は、とても混み合います。週末でもお安く利用できるので、日曜などは開店前からの行列ができることも、さわやか好きな人たちには有名です。また夜8時くらいでも、待ち時間が必要なこともあるので、おやつくらいの時間か、遅い夕飯になることの覚悟も必要です。

静岡限定のファミレスさわやかでは、サイドメニューも低価格で充実しています。人気なのは、フライドポテトで、子どもはハンバーグが焼かれるまでの間、これを食べて待つというのも子育て中のファミリーでは有名になっています。竜田揚げ、エビフライ、コーンソテーといった子どもが好きなものもあり、ピリ辛ポテト、チョリソといった、ビール、ハイボールなどのアルコールにあわせたおつまみとしてもおすすめメニューもあります。

サイドメニューとしてサラダ類もあります。シンプルなフレッシュサラダ、シーザーサラダ、トマトサラダは定番で、季節によって添えられる野菜が変わる農園サラダもあります。ドレッシングは、定番のしょうゆベースのさわやかドレッシング、フレンチテイストの玉ねぎドレッシング、クリーミーなシーザードレッシングの3種類から選ぶことができます。

静岡県内で親しまれている理由にサービスの良さがあります。先ず、子どもへの気配りが随所にみられます。離乳食メニュー、低アレルゲンメニューといったものだけでなく、紙製の前掛けを持ってきてくれたり、小学校4年生までの子どもは、会計時にレジ周りにあるおもちゃを1つもらえます。行列で待っている間には、絵本などを手にして待つこともできます。

大人へのサービスというと、会計の後にレシートといっしょに、ハッカ味のキャンディーを人数分くれることも有名です。健康への配慮ということから、全店舗、全時間帯で店内は禁煙にもなっています。各店舗には指定の喫煙場所が設置されていますが、入口から離れた場所になっていることがほどんどです。さらに出会える機会は少ないですが、オープンしたての店舗に行くと、記念品をもらえることもあります。

さわやかの炭焼きハンバーグをよりお得に利用する方法として、平日ランチタイムか、「げんこつ・おにぎりフェア」の期間中に食事をするという手があります。ハンバーグにライス、スープがセットになって、単品メニューから大きく変わらない価格で提供しているので、お得に利用できます。

さわやかの全店舗で使えるさわやか限定の商品券の取扱いもあります。額面は500円で各店舗でも販売されています。静岡県内では、福利厚生や販売促進のプレゼントの品として、この商品券が使われることもあるので、商品券を持っていると、有効期限はなくいつでも現金と同様に支払いに使うことができます。オークションサイトや金券ショップでは少し割引して販売している場合もあるので、利用すると少しお得になります。

さわやかでは、カードでの支払いにも対応しています。クレジットカード、電子マネー、交通系ICカードでの支払いもできるので、手持ちのカードのポイントを増やすこともできてお得になります。

静岡限定のファミレスとして「さわやか」は、とても愛されて、全国的にも有名になりつつあります。観光や出張で静岡に来た時には、行列も覚悟で、さわやかへ行ってみてください。そして熱々のプレートで焼き上げるハンバーグ、カンパイドリンクなど、静岡限定のソウルフードを堪能してください。