アジを使ったおすすめレシピ！定番料理や簡単に作れる人気メニューも

あっさりとしてクセの少ないアジは、煮ても焼いても美味しい青魚です。本記事では、そんなアジを使った人気レシピを料理のジャンル別にまとめました。定番メニューはもちろん、簡単なおつまみやおもてなしや最適なレシピもピックアップしています。種類や選び方、基本の開き方も紹介しているので、魚を扱ったことのない方は必見です。

一般的に日本で食されているアジは、真アジと呼ばれる種類です。他には室アジや丸アジなどがあり、近縁種を含めるとその種類は約30属、150種類以上を超えるといわれています。鮮度の良いものを見分けるポイントは、目とエラにあります。

目玉が盛り上がっていて透き通っているもの、エラが鮮やかな紅色をしているものを選ぶとよいでしょう。20cm前後のもので傷がなく、全体的にピンとハリのあるものもおすすめです。

アジを開く時は、最初にうろこを取り除きます。次にギザギザとしたゼイゴに包丁を当て、上下に動かしながら取り除きます。胸ビレの付け根に包丁を入れた後は、グッと力を入れて頭を落としましょう。水洗いしたら刃先を腹側に軽く入れ、中骨に沿って開き、ワタを取り除きます。

続いて皮目を上にし、中骨と身の間に包丁を入れ、付け根まで来たら骨を切ります。最後に身を上にして置き、腹骨を削ぎ取ったら完成です。腹開きは干物や刺身、フライなどに使われる開き方です。他の魚にも応用できるので、ぜひマスターしてみてください。

【材料】

• アジ（下処理済み）：2尾
• 大根おろし：5cm分
• 刻みねぎ：小さじ1
• レモン（12等分のくし切り）：2切れ
• 塩：小さじ1
• 醤油：小さじ1

1. アジの水分を拭き取り、両面に塩を振りかけ、15分置きます。
2. 出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取り、尾ひれに飾り塩（分量外）をします。
3. フライパンにクッキングシートを敷き、サラダ油を薄く塗り、中火にかけます。
4. 2の頭を左、腹を向こう側にして入れ、弱中火で10分焼きます。
5. 裏返し、5～10分焼きます。
6. 皿に盛り、大根おろし、レモン、刻みねぎを添えたら完成です。

定番メニューの塩焼きをフライパンで作るレシピです。焼いている最中に身を触ると崩れるので、裏返すまでは動かさないようにしましょう。途中でフライパンの位置を変え、全体に火があたるようにするとまんべんなく焼けます。

【材料】

• アジ：2尾
• 長ねぎ：10g
• 合わせ味噌：大さじ2
• 酒：大さじ1/2
• 砂糖：小さじ1

1. 長ねぎはみじん切りにします。
2. アジは塩（分量外）を振って5分ほど置き、水気を拭き取ります。
3. ボウルに1、合わせ味噌、酒、砂糖を入れ、混ぜます。
4. 2に3の味噌を塗り、トースターで10分ほど焼きます。
5. 器に盛り付けたら完成です。

たまにはアジをねぎ味噌で味わってみませんか？こんがりとした味噌が美味しい、おかずやおつまみにぴったりな一品です。あらかじめ、切り身には塩を振っておきましょう。水分とともに臭みが抜けて一層美味しく仕上がります。トースターで作れるので、後片付けが楽チンなのも嬉しいところです。

甘辛いタレを合わせたご飯が進む一皿です。ねぎは先に炒めて焼き目をつけ、最後に戻し入れて色よく仕上げます。パリッと焼いた魚と、香ばしいねぎの組み合わせがやみつきになります。

【材料】

• アジ：20cmちょっとのもの
• キャベツの千切り：適量
• ミニトマト：適量
• マヨネーズ：適量
• ウスターソース：適量
• 日本酒：少々
• 酒：適宜
• こしょう：適宜
• 片栗粉：適宜
• 揚げ油：適宜

1. アジは下ごしらえをし、飾り包丁を3～4本入れます。
2. 日本酒をふりかけ、水気を切って塩、こしょうを振ります。
3. ペーパータオルで覆い、30分ほどなじませます。
4. 170℃に熱した揚げ油に薄く片栗粉をまぶした3を入れ、6～7分揚げます。
5. 5～6分休ませ、3～5分揚げます。
6. 皿に盛り、キャベツ、トマト、レモン、ソースを添えたら完成です。

サクサク食感がたまらない唐揚げの人気レシピです。二度揚げすると、頭や骨もバリバリ食べられるようになります。塩焼きのようなふんわりとした身を楽しみたいなら、一度揚げもおすすめです。

【材料】

• アジ：2尾
• 生姜：1片
• ピーマン：1個
• 酒：1/4カップ
• みりん：大さじ1
• 醤油：大さじ1

1. アジは3枚におろし、腹骨と小骨を除きます。
2. 尾の側から巻き、巻き終わりを楊枝で留めます。
3. 生姜は皮を厚めにむき、千切りにします（皮は残しておく）。
4. ピーマンはヘタと種を取り除き、4～6等分にします。
5. 鍋に酒、みりん、醤油、生姜の皮を入れ、煮立てます。
6. 2を入れ、落し蓋をして5分ほど煮ます。
7. ピーマンを加え、ひと煮立ちしたら火を止め、生姜の皮を取り除きます。
8. 器に盛り、千切り生姜を添えたら完成です。

さっぱりとしたおかずが食べたい時は、生姜をきかせた煮物にしてみましょう。落し蓋をすると煮汁が全体にまわり、味が染み込みやすくなります。ほろ苦いピーマンがアクセントになって、最後まで食べ飽きません。

【材料】

• アジ（3枚おろし）：1～2尾
• 大葉：適量
• 梅干し：2～3個
• 小麦粉：適量
• 溶き卵：1個分
• パン粉：適量
• サラダ油：適量

1. 大葉は茎を落として半分に切ります。
2. 梅干しは種を取り、包丁でたたきます。
3. 縦半分に切ったアジに梅干しを薄く塗り、大葉をのせます。
4. くるくる巻き、楊枝で留めます。
5. 小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をまぶします。
6. 170℃に熱した揚げ油に入れ、火が通るまで揚げたら完成です。

暑い季節におすすめの梅しそフライの作り方です。梅干しの赤色がきれいで、味はもちろん見た目も楽しめます。晩御飯のおかずにするほか、おもてなしに振る舞っても喜ばれるでしょう。

シンプルなイタリア料理、アクアパッツァの人気レシピです。白ワインを入れて蒸し焼きにすることで、旨みがギュッと凝縮されます。いつもと違うアジ料理が食べたい時にも試してみてください。

【材料】

• アジ：2尾（300gほど）
• 長ねぎ：1/3本
• 生姜：12～15g
• 大葉：7枚
• 味噌：大さじ1強～大さじ1と1/2

1. アジは大名おろしにし、腹骨と小骨を取り除き、皮を手ではぎます。
2. 長ねぎは粗みじん切り、生姜は千切り、大葉は茎を取って千切りにします。
3. 1は粗みじん切りにし、包丁でたたきます。
4. 3がある程度細かくなったら2を加え、一緒にたたきます。
5. 全体が合わさってきたら味噌を加え、更にたたきます。
6. 木の葉の形に整え、器に盛り付けたら完成です。

ビールや日本酒のおつまみに、なめろうを作ってみませんか？たたくのに手間がかかりますが、手作りしたなめろうは、まさに絶品です。できあがりはまな板を逆さに持ち、なめろうが落ちてこなくなった頃合いを目安にしてください。余ったものをご飯にのせ、お茶漬けにしてもよいでしょう。

【材料】

• アジの刺身：1尾分
• 生姜：15g
• 小ねぎ：5本
• ミョウガ：1個
• 大葉：3枚
• 醤油：大さじ1

1. 生姜、ミョウガ、大葉はみじん切りに、小ねぎは小口切りにします。
2. 刺身は1cm幅の細切りにします。
3. ボウルに1、2を入れ、醤油を加えて混ぜ合わせたら完成です。

刺身を使った料理といえば、たたきもはずせません。美味しく料理するコツは、粗くたたいて食感を残すことです。大葉やミョウガなどをたっぷり加れば、爽やかな香りにお酒が止まらなくなります。卵黄をトッピングして、混ぜながら食べるのもおすすめです。

和洋折衷の味わいが楽しめるアレンジカルパッチョのレシピです。顆粒みその口あたりが気になる方は、フードプロセッサーやすり鉢で細かく砕いてもよいでしょう。刺身を利用すると簡単に作れるので、パパッと一品欲しい時にもおすすめです。

アジの定番料理や人気レシピを紹介しました。「味が良い」ことからその名がついたといわれる通り、脂ののったアジは格別の美味しさです。塩焼きやなめろうなどの定番メニューはもちろん、おもてなしにはアクアパッツァやカルパッチョなどのおしゃれな料理も喜ばれるでしょう。

新鮮なものの見分け方や基本の開き方もマスターして、美味しいアジ料理を手作りしてください。