ズコットの人気レシピ特集！フルーツを使ったケーキの作り方も！

丸くて見た目もオシャレなズコットは、パーティーなどで大活躍してくれるケーキです。自分で作るのは難しそうなイメージがありますが、実はズコットは家でも簡単に作ることができます。本記事では、簡単で美味しいズコットの人気レシピを紹介します。ズコットの由来などもまとめてあるので、ぜひ一度目を通してみてください。

ズコットはイタリアの伝統的なお菓子の名前で、スポンジケーキの中にセミフレッドやジェラートを詰めたドーム状のケーキのことをいいます。日本では「ドームケーキ」という名前で売られていることも多く、ズコットという名前を使わないこともあります。

ズコットは今から600年以上も前に生まれた伝統的なケーキですが、当時はまだ冷凍技術も発達していなかったため、庶民の間に広がることなくその存在を忘れ去られてしまいました。しかし、19世紀にフィレンツェの老舗洋菓子店がズコットを復活させ、今では世界中で食べられるようになったのです。

伝統的なズコットは、スポンジケーキの中にナッツやリコッタチーズなどを合わせたセミフレッドが詰め込まれていますが、現代のズコットは生クリームやムース、カスタードクリームなど、さまざまなものを使って作られています。また、フルーツなどでアレンジされたズコットも多く、いろいろなバリエーションを楽しむことができます。

ズコットの名前の由来は、15〜16世紀に兵士がかぶっていたドーム型金属製兜の「ズッコット」や、カトリック教会の聖職者がかぶる半球形頭巾の「ズッケット」からきています。両方ともかぼちゃという意味のzucca（ズッカ）から派生した言葉で、かぼちゃの形に似ていることからこう呼ばれるようになりました。

また、ズコットの表面にある茶色の筋模様は、フィレンツェにある大聖堂の丸屋根に似せて作られているといわれています。

【材料】

• 卵 2個
• 薄力粉 100g
• 無塩バター 13g
• 牛乳 小さじ2
• スポンジ 1個
• A 生クリーム 200ml
• A 砂糖 15g
• A レモン汁 小さじ1
• B 水1 00ml
• B 砂糖 40g
• ラム酒 小さじ1
• いちご 2パック

1. 卵を卵黄と卵白に分けます。
2. 卵白をハンドミキサーで泡立て、卵黄を入れてさらに泡立てます。
3. 薄力粉を3回に分けて振るい入れて、ゴムベラでさっくりと混ぜます。
4. 溶かしバターと牛乳を入れて混ぜます。
5. 4をクッキングペーパーを敷いた型に流し込み、叩きつけて空気を抜きます。
6. 160℃に余熱したオーブンで32分焼きます。
7. ボウルにAを入れて、冷やしながらハンドミキサーで泡立てます。
8. 途中でレモン汁を加えてさらに混ぜます。
9. スポンジが焼けたら取り出して冷ましておきます。
10. 鍋にBを入れて加熱し、沸騰したら火を止めてラム酒を加えます。
11. いちごのへたを切り落とし、飾る分だけスライスします。
12. スポンジを横に3等分してシロップを塗ります。
13. 小さめのボウルか深めの器にラップを敷き、スライスしたいちごを敷き詰めます。
14. 13の上に生クリームを2/3ほど敷き詰めます。
15. 残りの生クリームといちごを混ぜ合わせます。
16. スポンジ2枚を適当な大きさに切り、14の上に敷き詰めます。
17. 15をボウルいっぱいになるように入れて、その上に残りのスポンジを乗せます。
18. ラップをして手で軽く押さえて空気を抜きます。
19. ラップを外して皿にひっくり返し、ボウルを取ったら完成です。

いちご好きな人にはたまらない、いちごをたっぷりと使ったズコットのレシピです。生クリームがたっぷりと詰まっていますが、いちごの酸味で甘くなりすぎずにすみます。見た目がとても華やかですので、クリスマスなどのパーティーにもぴったりです。動画ではスポンジも手作りしていますが、市販のものを使って手軽に作ってもOKです。

【材料】

• スポンジ生地 5号ケーキ1/2枚分
• リキュール（またはシロップ） 適量
• A 生クリーム 100ml
• A グラニュー糖 10g
• B カッテージチーズ 150g
• B グラニュー糖 30g
• チョコレートチップ 50g
• ココアパウダー 適量

1. スポンジを約1cmの厚さに切ります。
2. 1枚はボウルの大きさに合わせて切ります。
3. もう1枚はボウルの大きさに合わせて三角形に切ります。
4. 小さめのボウルにラップを貼りつけ、内側にリキュールを塗ります。
5. Aをボウルに入れて、しっかりと角が立つまで泡立てます。
6. 別のボウルにBを入れてよく混ぜ合わせます。
7. 6に5を数回に分けて入れて混ぜます。
8. チョコチップも加えて混ぜます。
9. 4に8を敷き詰め、スポンジで蓋をします。
10. ラップをかけて冷凍庫で凍らせます。
11. 食べる1時間前に冷凍庫から取り出し、ラップを外して皿に乗せます。
12. ボウルを取ってココアパウダーを振ったら完成です。

伝統的なズコットに近い、カッテージチーズを使ったズコットのレシピです。フルーツなどは使わずにチョコチップだけを入れたシンプルなクリームですが、その分カッテージチーズの美味しさを十分に味わうことができます。ふわふわのセミフレッドを作るためには、生クリームとチーズを合わせる時にムラなく混ぜるようにしましょう。

【材料】

• ロールケーキ 2本分
• バナナ 4本分
• 生クリーム 200ml
• チョコレート 50g

1. ロールケーキとバナナを適当な大きさにスライスします。
2. ロールケーキを5個ほど残し、残りをラップを敷いたボウルに敷き詰めます。
3. チョコレートに生クリームを30mlほど加え、レンジで40秒加熱して混ぜます。
4. 冷水につけたボウルに残りの生クリームを入れて、六分立てまで泡立てます。
5. 4に3を加えてさらに泡立て、8分立てにします。
6. 2に5とバナナを交互に敷き詰めます。
7. 残しておいたロールケーキを乗せ、ラップをして冷蔵庫で1時間ほど冷やします。
8. ボウルをひっくり返して皿に取り出し、ラップをはずしたら完成です。

市販のロールケーキを使った簡単な作り方のチョコバナナズコットを紹介します。中に詰める素材も生クリームとバナナだけですので、スイーツ作りが苦手な人でもそこまで苦労することはありません。バナナとチョコの相性が抜群のズコットで、特に甘いケーキが好きな人におすすめです。

【材料】

• プレーンスポンジケーキ（18号） 1個
• ココアスポンジケーキ （18号） 1個
• 粉糖 適量
• かぼちゃの種 適量
• A 生クリーム 200ml
• A クリームチーズ 200g
• A グラニュー糖 40g
• キャラメルチョコチップ 100g
• B 水 大さじ2と1/2
• B グラニュー糖 40g
• B ラム酒 少々
• かぼちゃ 200g
• C グラニュー糖 40g
• C バター 20g
• C 生クリーム 30g
• C ラム酒 少々

1. スポンジケーキを両方とも横半分に切ります。
2. 1をさらに6等分に切り、三角の形に切り分けます。
3. 2をボウルに貼りつけます。
4. Bを合わせてシロップを作り、スポンジに塗ります。
5. Aをボウルに入れて、ハンドミキサーで混ぜます。
6. 5にキャラメルチョコチップを入れて混ぜ、スポンジの上から流し入れます。
7. 上に余ったスポンジを敷き、冷蔵庫で30分以上冷やします。
8. かぼちゃを柔らかく茹で、Cと合わせてかぼちゃクリームを作ります。
9. 7を型から外したら、真ん中にかぼちゃクリームを絞ります。
10. 粉糖を振るって、かぼちゃの種をトッピングしたら完成です。

かぼちゃのクリームをあしらった、ハロウィンにぴったりなズコットを紹介します。2種類のスポンジケーキを使うことで、簡単に可愛い模様を作ることができます。クリームさえ作ってしまえばあとはスポンジを切り貼りしてクリームを詰めるだけですので、パーティーで子供や友達と仕上げを楽しむのも良いでしょう。

フルーチェを使って手軽に作れるズコットのレシピです。ムースを自分で作ると大変ですが、フルーチェを使うことでムースのような食感のクリームを簡単に作ることができます。ゼラチンを使っているため型崩れ防止にもなり、切り分ける時にも楽に切れて便利です。

いろいろなフルーツを使った、見るだけで楽しいカラフルズコットのレシピです。貼り付けるフルーツはできるだけ薄く切ると貼りつけやすく、見た目もさらに美しくなります。中にもフルーツがぎっしりと詰まっているので、食べごたえ抜群のズコットに仕上がります。

コーヒーの香りが豊かなディラミス風味のズコットを紹介します。クリームにはチーズの代わりに水切りヨーグルトを使用しているため、普通のズコットよりもあっさりとした仕上がりになります。中のクリームには何も入っていませんが、お好みでナッツ類やフルーツなどを入れても良いでしょう。

ズコットの簡単おすすめレシピをまとめました。ズコットは市販のスポンジケーキを利用すれば誰でも簡単に作ることができ、自分の好みの食材でアレンジもしやすいケーキです。子供でも簡単に作れるレシピが数多くあるので、ぜひ家族や友達同士で可愛いズコット作りにチャレンジしてみてください。