油揚げを使った離乳食レシピまとめ！油抜きの方法や与える時期も解説！

油揚げは煮たり焼いたりさまざまな方法で料理できる上、値段も安く普段の食事に使いやすい食材です。良質なタンパク質が摂れて栄養価も高いため、離乳食期の子供にも食べさせたいと思ったことはありませんか？しかし、離乳食に使う場合はいつから与えれば良いのかと迷うこともあるでしょう。

本記事では油揚げを離乳食に使う際のポイントや、油揚げを使った離乳食の簡単人気レシピを紹介します。離乳食にどうやって油揚げを使えば良いかわからない時は、ぜひこれらのレシピを参考にしてください。

油揚げはその名の通り豆腐を油で揚げた食材で、少し触っただけでもかなり油っぽいことがわかります。また、少し弾力があって噛みにくいため、離乳食初期から中期の赤ちゃんに与える食材としてはあまり適していません。

食べさせるとしたらしっかり歯が生えた後期あたりが目安になりますが、油が気になる場合は完了期くらいから食べさせると良いでしょう。どうしても食べさせなければいけない食材でもないので、与える時期はある程度大人と同じようなメニューを食べれるようになってからでも十分です。

油揚げは豆腐から作られているため、大豆アレルギーがある子供には使えません。ただ、豆腐は離乳食初期から使える食材ですので、豆腐を問題なく食べられているようであればそこまで気にしなくても良いでしょう。しかし、やはり初めて与える時は慎重に、小さじ1杯程度から始めるようにしてください。

アレルギーの問題がないとわかったら、まずは油揚げ1/8程度を細かく刻んだものからスタートしましょう。子供に一度に食べさせると喉に詰まる危険性もあるので、はじめのうちはきちんと噛み切れていることを確認しながら親がひとさじずつ与えてあげると安心です。

大人用の油揚げはさっと湯通しする程度で大丈夫ですが、離乳食用に使う場合はもっとしっかりと油抜きをする必要があります。まずは小さい鍋にお湯を沸かし、油揚げ全体がしっかりとお湯に浸かるように鍋の中に入れましょう。

そのまま油が抜けるまでしっかりと茹でたら、あとはザルにあけて調理することができます。しっかりと茹でると油が抜けると同時に、油揚げが柔らかくなって噛みやすくなるという利点もあります。

一度開封してしまった油揚げは、ジップロックなどの保存袋に入れて冷蔵保存することができます。しかし、油揚げの賞味期限は短いため、冷蔵保存した場合は賞味期限内に使い切るように気を付けましょう。また、保存袋に入れた状態で冷凍保存もできるので、すぐに使わない場合は冷凍するのがおすすめです。

油抜きをして細かく切った状態でも冷凍可能ですので、下処理までして小分けに冷凍しておけば、料理する時にすぐに使えて便利です。小分けにする時は製氷皿などを利用すると簡単ですが、ない場合はラップで1食分ずつ包んで凍らせましょう。

油揚げを使った料理には煮物や混ぜご飯が多いですが、調理済みのものでも冷凍して取っておくことができます。冷凍したものは1週間を目安にして、早めに使い切るようにしましょう。

【材料】

• 油揚げ 大さじ2程度
• ブロッコリー 小房2つ程度
• だし 100ml
• 醤油 少々
• 水溶き片栗粉 適量

1. ブロッコリーは柔らかく茹で、食べやすい大きさにカットします。
2. 油揚げは油抜きをして、1cm角程度に切ります。
3. 鍋に1、2、だしを入れて、中火で2～3分煮込みます。
4. 醤油を加えて混ぜます。
5. 一度火を止めて水溶き片栗粉を加えて混ぜます。
6. 再度加熱して、とろみがつくまで混ぜたら完成です。

ブロッコリーと油揚げを使ったほっこり優しい味わいのだし煮を紹介します。片栗粉でとろみをつけているため食べやすく、ご飯やうどんにかけて使うこともできます。

ブロッコリーは完了期以降であれば茎も使えますが、まだ茎が食べられない時はつぼみの部分だけ使うようにしましょう。だし汁で味がついているので、醤油は風味づけ程度で大丈夫です。

【材料】

• たけのこの水煮（穂先の部分） 20g
• にんじん 20g
• 油揚げ 10g
• だし汁 200ml
• 醤油 小さじ1/2
• お粥または軟飯 適量

1. たけのこを一度水で洗い、食べやすい大きさに刻みます。
2. にんじんと油揚げも食べやすい大きさに細かく刻みます。
3. 1、2、だし汁を鍋に入れて火にかけます。
4. 沸騰したら中火にして、柔らかくなるまで10分ほど煮込みます。
5. 醤油を加え、煮汁がなくなるまで煮込みます。
6. 5を大さじ1杯取り出し、お粥に混ぜたら完成です。

たけのこ料理の中でも人気のあるたけのこご飯を、たけのこが美味しい季節になったら子供にもたけのこご飯を作ってあげてはいかがでしょうか？大人のたけのこご飯を作るついでに作れば、材料を取り分けできるので離乳食のためだけに材料を用意する手間もなくなります。

醤油を入れると香りが良くなりますが、たけのこと油揚げの旨みがしっかりと出ているので醤油なしでも美味しく食べられます。余った具材は調味料を足して大人が食べることもできますし、冷凍しておいて別の日に利用するのも良いでしょう。

【材料】

• 人参 20g
• 切り干し大根（乾燥） 15g
• 油揚げ 1枚
• だし汁 150cc
• 切り干し大根の戻し汁 100cc
• A 砂糖 小さじ1
• A 酒 小さじ1
• A みりん 大さじ1/2
• A 醤油 大さじ1

1. 切り干し大根を水で戻しておきます。
2. 人参を千切りに、1を食べやすい大きさに切ります。
3. 油揚げも食べやすい大きさに切ります。
4. 鍋にだし汁と切り干し大根の戻し汁を入れて、具材をすべて入れます。
5. 野菜が柔らかくなったらAを加え、水分が少なくなるまで煮詰めたら完成です。

ご飯の副菜として人気がある切り干し大根のレシピです。離乳食後期の後半あたりから食べることはできますが、食材の切り方は子供の成長具合によって変えましょう。特に、切り干し大根は煮込んでも歯応えが残るので、喉に詰まらないように気を付けましょう。

子供向けに薄い味付けになっていますが、子供の分を取り分けた後に調味料を加えれば大人でも十分美味しく食べられます。

油揚げ炒り卵は、卵と油揚げだけで簡単に作れる人気の一品です。油揚げの旨みと卵のほんのりとした甘みで、調味料がなくても美味しく食べられます。卵がポロポロとして食べにくそうな場合は、ご飯に乗せて丼にするのがおすすめです。

他にも茹でた人参やいんげんなどを入れても彩りが良く、栄養価もアップします。特に難しいことはありませんが、卵が半熟にならないように卵の焼き加減だけは気を付けましょう。

油揚げとひじきの煮物は、離乳食完了期から幼児食にまで幅広く活躍してくれる便利な一品です。ほんのり甘い味付けが子供にも人気で、ご飯やうどんとも相性抜群です。そのまま食べても良いですが、卵焼きやお好み焼きに混ぜて手づかみ食べに利用することもできます。

いつも脇役の油揚げを主役にした人気の煮物を紹介します。油揚げだけでなく高野豆腐とわかめが入っているため、栄養バランスもばっちりです。調味料は目安ですので、子供の好みや成長具合によって調整してください。

人参やさつまいもなどの根菜類を入れても良いですし、ひき肉などを足せばメインのおかずとしても使うことができます。いろいろな食材を合わせて、アレンジを楽しんでみましょう。

カツオの缶詰と冷蔵庫の余り物で手軽に作れる煮物のレシピです。カツオの旨みがしっかりと野菜に染み込むため、調味料を使わなくても煮込むだけで美味しい一品が出来上がります。野菜は何を使っても良いので、子供の好きなものや冷蔵庫の余り野菜をいろいろと入れてみましょう。

野菜を多く入れる場合は、焦げ付かないようにだし汁の量を調整しましょう。だし汁は、野菜がひたひたに浸かるくらいの量が目安です。

油揚げを使った離乳食の簡単人気レシピをまとめました。油揚げは煮込むことでだしの味が染み込みやすくなり、子供向けに少ない調味料で作っても美味しく食べることができます。やはり煮物がメインにはなりますが、煮物の場合は調味料を調節しやすいので大人用のおかずも一緒に作ることができて便利です。

油揚げは冷蔵庫に余りがちな食材ですが、ツナやウインナーなどのタンパク源の代わりとして使うこともできます。油揚げの離乳食の作り方に迷ったら、他の人のレシピを参考に少しずつ普段の食事に取り入れてみましょう。