鮭カマの人気レシピ！塩焼きやホイル焼き・煮付けの料理法をチェック！

鮭のエラ部分を切り取った鮭カマは、普通の切り身部分よりも脂が乗っている部位です。身が少ない部位のため安値で手に入る鮭カマは、隠れファンも多い部位でもあります。

そこで、本記事では鮭カマを味わい尽くす絶品料理を紹介します。定番のあら汁や塩焼きはもちろん、北海道の郷土料理を鮭カマで味わうレシピなどを集めました。なかなか手に入らない鮭カマを、多種多様な料理で堪能してください。

シンプルに鮭カマを味わうには、焼き料理がおすすめです。定番のものから人気のレシピまで、鮭カマの焼き料理メニューを集めました。

【材料】

• 鮭カマ：200g
• 蒸し焼き用酒：大さじ2
• Aみりん：大さじ1
• A砂糖：大さじ1
• A醤油：大さじ1
• A酒：大さじ1

1. キッチンペーパーで、鮭カマの水気を切ります。
2. フライパンに油をひかずに、鮭カマを皮目の方から焼きます。
3. 焼き色がついたら、裏返します。
4. 料理酒を入れ、蓋をして蒸し焼きにします。
5. 火が通ったら、一度取り出します。
6. フライパンを綺麗に洗い、再び鮭カマを並べます。
7. Aの材料を入れ、煮詰めながら両面焼きます。
8. 器に盛り付け、焼きタレをかけたら完成です。

脂が乗っている鮭カマは、油をひかずに焼くことができます。鮭から出る旨味の入った油で焼き上げてください。焼いた直後に一度フライパンを洗うことで、照り焼きタレが油っこくなりすぎず美味しく仕上がります。

【材料】

• 鮭カマ：1匹分
• 日本酒：適量
• 塩：適量
• レモン：くし切り2個
• 大根おろし：適量
• 葉生姜の甘酢漬け：1本

1. 鮭カマを半分に切り、一つづつ串に刺します。
2. スプレーボトルに日本酒を入れ、鮭カマの両面に吹き付けます。
3. 網焼きプレートの上に2を乗せ、皮目から焼きます。
4. 焼き色がついたら、串をひっくり返して裏面も焼きます。
5. 串から鮭カマを取り出します。
6. 器に盛り付け、レモン・大根おろし・葉生姜を添えたら完成です。

串に刺して焼く本格的な塩焼きレシピです。焼く前に日本酒を振りかけることで、臭みがなく柔らかい焼き上がりになります。そのまま振りかけると掛け過ぎてしまうので、日本酒は調理用スプレーボトルなどに入れて吹きかけてください。

手軽に塩焼きを作りたい方は、フライパンで焼くこちらのレシピを試してみてください。洗い物が面倒な魚焼きグリルや網焼きプレートなどを使用せず、簡単に作ることができます。フライパンに蓋をして蒸し焼きにすると、ふっくら美味しく仕上がるのでおすすめです。

焼くときには弱火でじっくり焼くようにしましょう。火が強すぎてしまうと、表面だけ焦げ付いてしまって美味しく仕上がりません。鮭カマをシンプルに味わえる塩焼きを、大根おろしなどの薬味と一緒にさっぱり味わってください。

洋風のレシピで鮭カマを味わいたい時には、香草を使ったパン粉焼きがおすすめです。パセリやバジルなどを使用したパン粉焼きは、魚の臭みもなく子供から大人まで人気がある料理になっています。ホームパーティーのおもてなし料理としてもおすすめです。

こちらのレシピでは、ガーリックの入ったパン粉を使用しています。粉チーズなどでしっかり味がついているので、ソースをつけずにそのまま味わってください。冷めても美味しいため、お弁当のおかずにも重宝する一品です。

先ほども2品ほど塩焼き料理を紹介しましたが、こちらはニンニク塩を使用した塩焼き料理です。オリーブオイルで焼き上げるニンニク塩焼きは、普通の塩焼きよりも香り高くおしゃれに味わえます。焼き方は、フライパンを使用した塩焼きレシピと変わりません。

油をたっぷり使っている料理でカロリーが気になりますが、オリーブオイルは抗酸化作用などの健康効果が高い食材になっています。ビタミンなどが多い鮭と一緒に摂ると、美容効果も高くなるのでおすすめです。

こってりした味が好きな方は、バルサミコ酢の効いたバター焼きを試してみてください。はちみつやバルサミコ酢が入った漬けダレに漬け込むことで、しっかりと味が染み込みます。鮭カマの旨味と濃厚なバターの旨味が混ざり合う絶品料理です。

鮭の切り身でも同じ作り方で美味しく仕上がりますが、脂が乗った鮭カマはより味が濃厚になります。ジャガイモや玉ねぎなどを一緒に焼いて、ボリュームがあるおかずを楽しみましょう。ワインなどの洋酒にピッタリな洋風レシピを、ぜひ自宅で楽しんでみてください。

具沢山のちゃんちゃん焼きは、北海道の郷土料理です。他の部位を使用しても美味しく出来ますが、鮭カマを使用するとより安値で作れます。ジャガイモやキャベツなどの、好きな野菜をたっぷり使って豪華に作ってみてください。

ちゃんちゃん焼きのタレは、自宅にある調味料だけで簡単に作ることができます。味噌が効いた濃厚な味を、ぜひ堪能してみてください。辛い味が好きな方は、食べる時に七味唐辛子などをトッピングしながら辛みを調節して味わいのもおすすめです。

シンプルに味わえる洋食レシピが作りたい時には、鮭カマのムニエルはいかがでしょうか？小麦粉を振りかけ、塩コショウで味付けをするだけのシンプルなレシピです。そのため、鮭の旨味をシンプルに味わえる一品になっています。

焼くときにあまり動かしてしまうと、身が崩れやすくなってしまいます。焼き面を変える時に1度だけ動かすようにすると、綺麗に焼くことができます。お好みでレモン汁を振りかけて味わってみてください。

鮭料理の定番でもあるホイル焼きも、鮭カマならまた違った味わいが楽しめます。ハーブソルトなどで味付けをすると、風味がよくなり魚臭さもなくなります。色どりにミニトマトを添えて、おしゃれなホイル焼きを楽しみましょう。

糖質が低い鮭は、糖質制限ダイエット中の方にも人気がある食材です。脂をふんだんに使っているので少々カロリーは高めですが、良質なたんぱく質を補給できます。ダイエット中の栄養補給にも最適です。

汁物や煮込み料理にも、おすすめしたいレシピが多数あります。寒い季節にも、体の芯から温まる汁物や煮物の鮭カマ料理を集めました。

【材料】

• 鮭カマを含む鮭のあら：400g
• しょうが：スライス4～5枚
• 長ねぎ：1本(青い部分と白い部分に分けます)
• 鷹の爪：1/2本
• 山椒粉：適量
• A醤油：大さじ4
• Aみりん：大さじ4
• A砂糖：大さじ4
• A日本酒：大さじ4
• A水：320cc

1. 鮭のアラに塩を振りかけ、15分ほど置きます。
2. 鍋に多めのお湯を沸かして、鮭のあらを熱湯に漬けて氷水に漬けます。
3. 圧力鍋に、Aの材料を入れて沸騰させます。
4. 表面のぬめりをとった鮭を、重ならないように入れます。
5. 強火にして、沸騰させます。
6. 沸騰したら、青い部分のネギ・しょうが・鷹の爪を入れて蓋をします。
7. 圧力をかけ、ピンが上がったら弱火に落として20分加熱します。
8. 火を止めて、20分放置します。
9. フライパンに、鮭を移します。
10. ザルにキッチンペーパーなどを被せ、煮汁に浮いている油を濾します。
11. 脂を濾した煮汁を9に入れ、強火で煮詰めます。
12. 時々、上から煮汁をかけてください。
13. トロトロに煮詰まったら、火を止めます。
14. 器に盛り付け、白髪ねぎにした長ネギ・山椒粉をトッピングしたら完成です。

圧力鍋を使用した煮付け料理です。骨まで柔らかくなるので、子供でも安心して食べられます。鮭カマの入った鮭のアラは、良い出汁がとれるので煮込み料理や汁物との相性が抜群です。

【材料】

• 水：適量
• 出汁昆布：1枚
• 鮭カマ：2パック
• 白菜：好きなだけ
• しいたけ：5つ
• 長ねぎ：1本
• 春菊：好きなだけ
• 厚揚げ：1/2丁
• えのき：好きなだけ
• A砂糖：大さじ2
• A酒：大さじ2
• Aみりん：大さじ2
• A味噌：お玉一杯分
• Aバター：適量

1. 鍋にお湯を沸かし、鮭カマを煮ます。
2. 野菜・厚揚げを、食べやすい大きさに切ります。
3. しいたけのかさに、切れ目を入れておきます。
4. 白菜を鍋に入れ、煮込みます。
5. 火が通ってきたら、Aの調味料をいれて混ぜます。
6. 具材を入れたら、蓋をして煮込みます。
7. 具材に火が通ったら完成です。

北海道の郷土料理として有名な石狩鍋も、鮭カマで味わってみましょう。具沢山の石狩鍋は、冬の栄養補給に最適な料理です。野菜などの具材は、自分の好きなものにアレンジして楽しんでみてください。

いろいろな魚のアラを使用するあら汁は、漁師飯の定番メニューです。低価格で手に入る鮭カマを使用して、自宅で手軽に海のグルメを味わいましょう。身があまりない鮭のカマは具材としては物足りないかもしれませんが、良い出汁がとれるので汁物料理に最適です。

具沢山にしたい方は、カマの部分とは別に鮭の切り身などを加えるのもおすすめです。大根やニンジンなど、根菜と合わせて味わいましょう。辛みが欲しい方は、仕上げに七味唐辛子などを振りかけても美味しくなります。

粕汁とは、関西地方でよく食べられている酒かすを使用した汁物料理です。酒粕の甘い香りと風味は味噌とよく合い、体の芯から温まる冬の家庭料理として愛されています。そんな粕汁を、うどんと鮭カマを加えて味わってみましょう。

酒粕を使用しているので材料にはアルコール分が多いですが、煮込むことでアルコールは飛びます。そのため、子供でも安心して食べることが可能です。

北海道の郷土料理をいくつか紹介してきましたが、こちらもその一つです。家庭料理の定番として北海道で食べられている三平汁は、鮭や野菜がたっぷりと味わえる汁物レシピです。飲むだけで体が温まる三平汁を、鮭カマを使用して味わってみてください。

作り方も大変シンプルで、いろいろな具材と鮭を煮込んで味付けるだけです。たくさん食べたい方は、〆にうどんを加えて楽しんでみてください。

油で煮込むアヒージョにも、鮭カマがよく合います。同じ魚介類のタコなどと一緒に煮込んで、海の幸を存分に楽しめるアヒージョを味わってみてください。鮭は油で煮込む前にフライパンで焼いておくと、より旨味も出て美味しくなります。

魚によく合うハーブとして知られているフェンネルを添えて、香り高いアヒージョに仕上げましょう。スキレットを使用して作ると、おしゃれに仕上がるのでおもてなし料理にも最適です。

体が温まるあんかけ料理も、鮭カマなどのアラを使用すると低価格で作ることができます。作り方も簡単で、具材を食べやすい大きさに切って入れるだけでOKです。鮭の皮が苦手な方は煮込む前に取り除いておくと良いでしょう。

中華の万能調味料として人気がある創味シャンタンを使用しているので、味付けも簡単です。えのきやニンジンなど、好きな野菜やキノコを一緒に煮込んで味わってください。

鮭との相性が抜群のバターを使用した煮込み料理です。味付けは麺つゆのみであり、料理初心者の方でも簡単に作ることができます。お好みで好きな野菜やキノコなどを具材に足してアレンジしてみてください。

鮭カマは油が乗っているので、バターをいれすぎてしまうと味がくどくなってしまいます。バターを入れる時は、味見をしながら少量ずつ足していくようにしましょう。

ヘルシーな和食が作りたい時には、大根と合わせた煮物を作ってみてはいかがでしょうか？鮭カマは煮込む前に湯通ししておくと、臭みもなくなり味の邪魔をしません。醤油・みりん・砂糖でシンプルに味付けをした、優しい煮物の味を堪能してください。

紹介したレシピでは鮭カマを含むアラ部分を使用していますが、普通の切り身を使用しても美味しく作れます。鮭の身までたっぷり楽しみたい方は、普通の切り身で作ってみるのもおすすめです。

旨味が強く脂が乗った鮭カマ料理を紹介してきました。低価格で購入ができる鮭のカマは、良い出汁がとれる魚介料理には欠かせない食材です。上手に使って、鮭の旨味を堪能してみましょう。

扱いにくいと思われがちな鮭カマですが、使い方や料理によっては普通の切り身以上に美味しい料理に仕上がります。本記事で紹介したレシピを参考に、美味しい鮭カマ料理を作ってみてください！