こんにゃく入り肉じゃがの人気レシピ！入れるタイミングや簡単な作り方は？

肉じゃがは、家庭によって作り方が違います。肉じゃがをおふくろの味として答える人も多いでしょう。また、肉じゃがは一緒に入っている人参やインゲン、こんにゃくなどが重要な具材として必ず加えられています。本記事では、その中でもこんにゃくにスポットを当てて肉じゃがのレシピを紹介しています。

ちなみに肉じゃがに入れるこんにゃくは、糸こんにゃくが多いです。糸こんにゃくに似ている具材として、しらたきがありますが製造方法の違いで呼び方を変えていました。今では違いがほとんどありませんが、白い糸状のものをしらたきと呼ぶことが多いです。

【材料】2人分

• じゃがいも...3個
• 玉ねぎ...1/2個
• 人参...1/2本
• 牛肉（切り落とし）...100g
• 糸こんにゃく...100g
• サラダ油...小さじ2
• だし汁...1と1/2カップ
• 醤油...大さじ2
• みりん...大さじ3
• 砂糖...大さじ1/2

肉じゃがの基本レシピとして紹介していますが、肉の種類や入れる具材はそれぞれ違います。また、調味料の分量も人によって変わるでしょう。こちらで紹介する作り方は、初めて肉じゃがを作るときの基本となるレシピですので、作り慣れている人は好みの具材や調味料で挑戦してください。

【手順】

1. じゃがいもは一口大に切って水にさらし、水気を切る。
2. 玉ねぎはくし形切り、人参は乱切りにする。牛肉は一口大に切る。
3. 糸こんにゃくは茹でて食べやすく切る。
4. 鍋にサラダ油を熱して1の玉ねぎを炒め、牛肉を加えてさらに炒める。
5. 人参、じゃがいも、糸こんにゃくも入れて炒め合わせる。
6. だし汁を注ぎ、沸騰したらアクを取り、醤油、みりん、砂糖を加えて落し蓋をする。
7. 沸騰したら弱火で15分～20分煮たら完成。

美味しくなるポイントは、アクをきちんと取ることです。アクは、えぐ味やしぶ味・にが味のことをいいますので、これを取ることによって仕上がりの味が変わってきます。通常アクは、お玉ですくって水にさらしますが、アルミホイルをくしゃくしゃにして落し蓋のようにかぶせるだけでもきれいにアクが取れます。

作り方のコツは、こんにゃくを入れるタイミングが重要です。基本のレシピでは、野菜と一緒に入れています。しかし、こんにゃくにしっかり味付けをしたいときは一度茹でたあと鍋に最初から入れましょう。板こんにゃくを使うときは、真ん中に切り込みを入れねじるように入れると形もきれいで食べやすくなります。

【材料】

• 豚バラ薄切り肉...約150g
• じゃがいも...1～2個（約250g）
• 玉ねぎ...1/2個
• 人参...1/2本
• しらたき...小1袋（100g）
• グリーンピース...お好みで
• Aみりん...大2
• A白だし...大1.5
• A塩...小1
• A水...100ml

1. じゃがいもは食べやすい大きさに切り、2～3分ほど水にさらします。
2. 玉ねぎは薄切りにします。
3. 人参は2mmのいちょう切り、または半月切りにします。
4. しらたきはざるにあげて水気を切り、食べやすい長さに切ります。
5. 豚肉はフォークなどで数か所穴をあけ、食べやすい大きさに切ります。
6. 鍋に水気を切ったじゃがいも、人参、玉ねぎ、しらたき、豚肉を順番に入れ、Aを入れます。蓋をして火にかけ煮だったら弱火で15分ほど煮ます。
7. 蓋を取り、グリーンピースを入れ、煮汁がほどよく少なくなるまで煮込んで完成です。

基本の肉じゃがは調味料に醤油や砂糖を使いますが、塩肉じゃがはそれらを使わず白だしとみりんだけで味付けしています。薄味になると思いがちですが、白だしのほうがじゃがいもなどの野菜のうま味を存分に味わうことができます。また少し薄味の方が、コロッケやグラタンにリメイクしやすいのでおすすめです。

【材料】4人分

• 牛薄切り肉...300g
• じゃがいも...450～500g（小3個位）
• 人参...150g（小1本）
• 玉ねぎ...200g（1個）
• 糸こんにゃく...150g（1袋）
• 出汁（和風だし）...2カップ（400ml）
• 醤油...大さじ4
• みりん...大さじ2
• 日本酒...大さじ2
• 砂糖...大さじ4
• サラダ油...小さじ2

1. 糸こんにゃくはザルに出し、キッチンバサミで食べやすい長さに切ります。鍋に湯を沸かし、糸こんにゃくを3～4分下茹でしたら、流水にさらしながらもみ、水気をきっておきます。
2. じゃがいもと人参は乱切り、玉ねぎはくし形切りにします。牛肉は食べやすい大きさに切ります。
3. フライパンにサラダ油を入れ中火で熱し、牛肉を半分だけ炒めます。牛肉の色が変わってきたら、玉ねぎを入れ軽く炒めたらじゃがいも、人参を少し透明感が出るまで炒めます。
4. 出汁・砂糖・みりん・日本酒を加え煮だたせます。
5. 煮だったら、醤油大さじ3・糸こんにゃくを加えアクが出たらすくってください。
6. アルミホイルで落し蓋をし、沸騰させながら20分煮ます。
7. 20分煮たら落し蓋を外し、醤油大さじ1を加えます。
8. 残りの牛肉を入れ熱を通し、強火で煮汁を飛ばしたら完成です。

フライパンで作る利点は、具材が重ならないため煮崩れがしにくくなることです。また、煮汁を飛ばす際にフライパンなら短時間で行うことができます。ポイントは、牛肉を2回に分けて炒めることによって肉が硬くなることを防ぐことと、醤油も2回に分けて加えることで香り高くします。落し蓋をするため、具材の色が変わるくらい濃いめの味です。

【材料】

• じゃがいも...3個
• 豚小間肉...250g
• 玉ねぎ...1/2個
• 人参...1個
• 糸こんにゃく...1袋
• さやえんどう...15さや
• サラダ油...大さじ1
• 水...400cc
• めんつゆ...200cc
• みりん...大さじ2
• 塩...適量

1. 玉ねぎは半分にして、くし切りにする。
2. 人参は皮を剥いた後、縦4等分してから横に5～6等分にする。
3. じゃがいもは、洗って皮を剥きじゃがいもの目を取り除いてから、8等分にして色が変色しないように塩水につけておく。
4. さやえんどうは、ヘタと筋を取っておく。
5. 糸こんにゃくは3等分にする。
6. 豚小間肉は5～6等分にする。
7. 鍋に火をかけて、サラダ油を入れて、豚小間肉を投入し火が通ってきたら、玉ねぎを入れ軽く炒める。
8. 水と2、3、5を入れる。
9. めんつゆ、みりんを入れて、軽く混ぜたら蓋をして20分～30分程度煮ていく。
10. 20～30分程経ったら、さやえんどうを入れてさらに5分程煮ていく。
11. お皿に盛り付けたら完成。

味付けがどうしてもうまくいかないと感じている人は、めんつゆを使いましょう。醤油や砂糖を使うと、分量を把握しなければいけませんがめんつゆでしたらプロに負けないくらい味が落ち着きます。また、味も毎回変わることなく作れますので安心です。さやえんどうはあまり煮込みすぎると、色味が失われますので気を付けてください。

肉じゃがには糸こんにゃくやしらたきが定番ですが、板こんにゃくを使っても美味しい肉じゃがが作れます。ポイントは、こんにゃくのアク抜きをしっかり行うことです。糸こんにゃくよりアクが出やすいので、よく塩もみをしてください。板こんにゃくの切り方はさまざまですが、細長く千切りにすると味が染み込みやすく歯ごたえが抜群です。

かぼちゃの甘みが際立つ肉じゃがです。じゃがいもをかぼちゃに置き換えていますので、かなり甘い料理になります。砂糖やみりんは、味見をして調節するようにしてください。豚肉も下味をつけていますが、下味をつけなくても十分味は染み込みます。かぼちゃは茹ですぎると形が崩れるの、茹でるときはできるだけ皮と一緒に煮込んでください。

こんにゃくと辛みそは、相性の良い組み合わせです。出来上がりに糸唐辛子と青ネギを添えると、見た目も華やかで食欲をそそります。ポイントはこんにゃくを手でちぎることです。そうすると、味が染み込みより辛さが際立ちます。また、牛肉の方が韓国風な味により近づくでしょう。

肉じゃがにこんにゃくを入れることは、定番だと感じてしまいます。しかし、肉じゃがは色々なアレンジや工夫がしやすい料理のひとつです。じゃがいもは産地やメーカー、こんにゃくは糸こんにゃくや黒いタイプの板こんにゃくなど種類が多くあります。各家庭によって入れる具材や味付けが変わるのが納得できるでしょう。

最近では、こんにゃくダイエットのようにカロリーを抑えたい人にもこんにゃくは人気です。おふくろの味として肉じゃがを作り続けることもありますが、本記事を参考にしてぜひ自分だけのオリジナルの肉じゃがを作ってみませんか？