大根のすき焼きレシピ！割り下の作り方からおすすめ具材と切り方のコツも

大根のすき焼きは、じっくり煮ると味がよく染みてとても美味しい料理です。また、スライスしてあっさり煮るとシャキシャキとした食感で、また違った美味しさを発揮します。大根がたくさん手に入ったときは、大根のすき焼き料理がおすすめです。

本記事では、最初に大根入りすき焼きのおすすめ具材や作り方、美味しくなる切り方を解説しますので、ポイントを抑えておきましょう。また、すき焼きの要である割り下やすき焼き風アレンジレシピも掲載しています。絶品の割り下は煮物や炒め物の調味料としても応用しやすいため、調合の割合を覚えておくと便利です。

すき焼きに入れる大根は、切り方によって食感や味の染み込み方が違います。本項目では、基本的な具材や大根の切り方のコツ、また厚く切ったときの味の染み込みをよくする方法などを紹介します。ポイントを抑えておきましょう。

• 牛すき焼き用肉…300g
• 大根…1/3本
• 長ねぎ…2本
• しめじ…1パック
• 水菜…適量
• 豆腐…1/2丁
• しらたき…1袋
• エバラすき焼のたれ…300ml
• 牛脂…適量

すき焼きの具材は、肉と野菜をすき焼きのタレで煮ていく以外に特に決まりはありません。そのため、加える野菜の種類は家庭や地域によって個性があります。香川県の家庭では、すき焼きに大根を入れるのが一般的ですが、全国共通の食材とまではいえないようです。

しかし、よく味の染みた大根は美味しく、すき焼きに大根を入れる家庭が増えてきました。上記の具材の他にも、白菜・人参・ごぼう・しいたけなどがよく合います。また、〆にうどんや餅を入れ、溶き卵に付けて食べると美味しいです。

1. 大根は皮をむいて乱切りにし、下ゆでします。
2. 長ねぎは斜め切りに、しめじは石づきを取り除き小房に分けます。
3. 水菜は4～5cmの長さに、しらたきは下ゆでして食べやすい長さに切ります。
4. 豆腐は水きりして、食べやすい大きさに切り分けてください。
5. 熱した鍋に牛脂をひき、最初に牛肉を加えて焼き次に長ねぎを焼きます。
6. すき焼のたれを入れ、水菜以外の残りの材料を加えて煮込みます。
7. 仕上げに水菜を加えて、出来上がりです。

すき焼きの作り方は関西と関東で多少の違いがあります。割り下を作りその中に具材を入れて煮ていくやり方は、関東方式です。関西方面では先に肉を焼いて砂糖と醤油で味付けをし、具材を入れて煮詰まってくれば酒や水で薄めるのが一般的です。

現在では、牛脂を使って肉を焼いた後に具材や割り下を入れて煮ていく、割り下を使った関西方式も増えてきました。

すき焼きに入れる大根の切り方はいろいろで、その切り方によって食感や味の染み込み方が変わってきます。乱切りや厚めのいちょう切りの場合は、味が浸み込みやすいように下茹でしたものを鍋に入れてください。じっくり煮ていくと、柔らかくシューシーな味わいになります。ピーラーを使ってひらひらにカットした大根を加えることもあります。

この場合は下茹でせずに、そのまま鍋に入れてください。大根に色が付いた程度の浅い段階では、シャキシャキとした歯ごたえを味わうことができます。一方じっくり煮込んだ場合は、トロトロとした旨味たっぷりの大根を味わえます。

牛や豚肉を使った大根のすきやきアレンジレシピを紹介します。ピリ辛味や韓国風すきやきなど、楽しめるレシピを厳選して紹介しています。献立のヒントにしてみてください。

【材料】

• 大根…1/4本
• 豚肉…200g
• CookDo豚バラ大根たれ…1箱
• 水…100cc
• 油…適量

1. 大根は1.5cm幅のいちょう切りにします。
2. フライパンに油をひき、大根を加えて少し焼き色が付くまで炒めます。
3. 大根を別容器に取り出し、豚肉を入れて炒めます。
4. 豚肉に軽く火が通ったら、炒めた大根を戻し入れてください。
5. 4にCookDoのたれと水を加え、中火で加熱します。
6. 沸騰したら弱火にし、蓋をして10分ほど煮ます。
7. 強火にして水分を飛ばしたら、器に盛り付けて完成です。

市販のたれを使って簡単に仕上げた、大根のすき焼き煮です。CookDoの代わりに自家製の割り下を使っても、美味しく仕上がります。割り下は手作りして冷蔵庫に常備しておくと、いつでもすき焼き煮ができ便利でしょう。

牛こま肉とピーラーで薄く切った大根、豆腐など具材をだし汁と麺つゆ、砂糖で味付けしたすき焼き風レシピです。生姜のすりおろしを加えて、ポカポカと温まる鍋に仕上げています。人参をピーラーで薄く切るなど、冷蔵庫の中の野菜を加えて美味しく食べてください。

大根以外にも長ねぎやしいたけ、糸こんにゃく、豆腐など具材たっぷりの、ヘルシーな大根入りすき焼きです。大根や具材の切り方は食べやすい大きさでよく、小さな子供や高齢者のいる家庭ではのどに引っかけない程度の大きさにカットしてください。

このレシピのポイントは、生姜を加えた自家製のタレです。お好みで溶き卵に付けて食べるとさらに美味しくなります。

葉酸やビタミンCが豊富な大根やビタミンK・レチノールを含む三つ葉など、肺や胃の健康に効果的な韓国風大根すき焼きです。具材が煮えたら卵を鍋の中央に割り入れます。卵と混ぜながら肉や野菜を食べるのがこの料理の特徴です。

簡単にできる濃厚なすき焼き割り下レシピを紹介します。基本の調味料である醤油・砂糖・みりんはどれも同じですが、他の調味料や割合、作り方はそれぞれに特徴があります。お好みの割り下をレパートリーに加えて、他の料理に応用するとよいでしょう。

【材料】

• 醤油…大さじ2杯
• みりん…大さじ2杯
• 酒…大さじ1杯
• 砂糖…大さじ1杯

• ボウルに分量の醤油・みりん・酒・砂糖を加えてよく混ぜ合わせます。
• 砂糖が溶けたら、割り下の完成です。

すき焼きや煮物によい合わせ調味料です。醤油：みりん：酒：砂糖＝2：2：1：1と覚えておきましょう。砂糖はきび砂糖でも上白糖でも、お好みのものを使ってください。余分に作って冷蔵庫に保存していると、煮物や炒め物にすぐに利用でき大変便利です。

【材料】

• 醤油…100ml
• みりん…100ml
• 料理酒…50ml
• 砂糖…大さじ3杯
• ほんだし…小さじ1杯
• お湯…大さじ1杯

1. ほんだし小さじ1杯をお湯大さじ1杯で溶かします。
2. ボウルに醤油100ml、みりん100ml、料理酒50mlを加え、混ぜ合わせます。
3. 砂糖大さじ3杯と1のほんだしを加えて混ぜ合わせたら、割り下の完成です。

炒めた牛肉に黄金比で調合した割り下を加えて一煮立ちさせ、お好みの野菜や豆腐を加えて5分ほど煮れば美味しいすき焼きが完成します。肉じゃがの合わせ調味料として使っても美味しいレシピです。

【材料】

• 醤油…150cc
• みりん…150cc
• 砂糖…50～60g
• 水…100cc

1. 鍋に分量の醤油とみりんを入れ、火を付けます。
2. 強火で沸騰させ、みりんのアルコールに火を付けます。
3. 火が消えたら火力を弱火にしてください。
4. 砂糖を加え、混ぜながら煮溶かします。
5. 再度強火にして、水を加えます。
6. 沸騰後に出てきたアクを取り除いたら、割り下の完成です。

化学調味料無添加の美味しい割り下です。このレシピのポイントは、みりんに火を付けアルコールを飛ばすことです。玉ねぎや白ねぎは、割り下を入れる前に焼いて焦げ目をつけると美味しく仕上がります。割り下と豆腐やきのこなどお好みの具材を入れた後に牛肉を入れて、牛肉が柔らかいうちに食べると美味しいです。

大根のすき焼きは、大根の切り方によって食感や美しさが変わります。ピーラーで薄く切る場合はそのまま鍋に加えてもよいですが、厚く切る場合は一度下茹でして加えてください。味が浸みこみやすく調理時間も短縮できます。本記事では、すき焼きの調味料である割り下レシピを数種類紹介しています。

豚の角煮や揚げじゃがと鶏肉の照り煮など多くの甘辛煮に応用できるため、多めに作って冷蔵保存しておくと便利でしょう。