鮭のちらし寿司人気レシピ！基本の作り方から簡単アレンジ法も！

ちらし寿司と言えば、ひな祭りでよく食べられる人気のごちそうです。このちらしというのは、散らしからきていて酢飯の上に魚介類を散らして飾ることから名前がついたと言われています。地域によって、上にのせる具材は様々ですが、色どりが鮮やかになることから鮭を使う家庭が多く見られます。今では人気のレシピのひとつです。

そこで、鮭を使ったちらし寿司のレシピを色々集めてみました。基本の作り方から、定番の具材まで調べてみると沢山のレシピが見つかります。また、時短で作れる簡単なレシピやお祝いの時などに出す凝ったものなど、その場に応じて鮭のちらし寿司は作る事ができるのです。まずは、覚えておきたい基本のレシピからぜひ覚えてください！

最初に鮭のちらし寿司の作り方ですが、使う具材によって手順が変わってきます。焼き魚を使う場合は、まず魚を焼かなければいけません。鮭フレークを使う場合は、焼く必要がありませんので、具材を切ったり錦糸卵を作るのが先でしょう。

ご飯は、温かいご飯3合で酢60ml、砂糖大さじ3、塩小さじ2が目安です。市販で売っているすし酢を使う時は、3合に対しすし酢を100ml入れてください。ご飯は硬めに炊いて、温かいうちに切るように混ぜるのがポイントです。

盛り方のコツは、ちらし寿司を入れる食器やのせる具材によって変えましょう。一般的な盛り付けは、大きな平皿に鮭のちらし寿司を盛り付けます。その時は、酢飯を中央にふんわりと盛り付け、色合いを見ながら鮭などの具材を散らしていきます。小皿の場合も均等に散らして盛り付けます。

寿司桶やお重のようなフチがあるお皿の時は、酢飯を器の端まできっちり均等に詰めます。その上に具材を散らすか、直線的に仕切って具材を並べます。四角いお重のような器でしたら、錦糸卵などで直線を作りそれに合わせて鮭やきゅうりなどを並べると豪華で華やかになります。

簡単に作れて人気の定番具材は、鮭・卵・きゅうりです。それだけで見た目も豪華になりますし味のバランスも良いでしょう。また、大人が食べる具材でしたらきゅうりではなくカイワレ大根や大葉を使うこともあります。また、いくらをちらすだけでも豪華になりますので使うことが多いですし、鮭同様人気の定番具材のひとつになっています。

ちらし寿司を華やかにする時は、色合いを考えます。鮭がピンクだとしましたら、卵で黄色・きゅうりで緑色を加えることが多いです。その他に椎茸で茶色を添えたり、レンコンで見た目を可愛くするのも人気です。また、いくらやトビッコを加えれば見た目もいいですし豪華になります。海鮮ちらしにする時は、エビやサーモンがおすすめです。

赤・黄・緑の三色を使うのであれば、変わり種の具材は沢山あります。きゅうりの代わりにアボカドを使ってみてください。その時に鮭でも人気のスモークサーモンや刺身のサーモンを使うと相性がばっちりです。また、紅生姜を使って鮮やかにするという人もいます。子供が食べるのでしたら、チーズをトッピングとして加えるのも良いでしょう。

【材料】2個分

• ご飯...1合
• 溶き卵...1個分
• きゅうり...1/2本
• いくら（醤油漬け）...大さじ2
• 鮭フレーク...大さじ2
• 白いりごま...小さじ1
• 青のり...小さじ1
• サラダ油...小さじ1
• A砂糖...大さじ1
• A塩...小さじ1/2
• A酢...大さじ2

1. (下準備)1000ccの牛乳パックを幅5cmの筒状に切る。（牛乳パックは洗浄し、よく乾かしたものを使用してください。）
2. きゅうりはピーラーで薄くむき、端から3枚重ねて巻く。同様に計6個作る。
3. 玉子焼き器にサラダ油を入れて中火で熱し、キッチンペーパーで薄くのばす。溶き卵を流し入れて、表面が乾くまで弱火で焼く。裏に返して火が通るまで焼いて取り出す。粗熱を取り、千切りにする。（錦糸卵）
4. ボウルにAを入れて混ぜ、ラップをせずに600Wのレンジで40秒加熱して混ぜる。（すし酢）
5. 別のボウルにご飯を入れる。すし酢を回し入れ、切るように手早く混ぜる。（すし飯）ご飯は固めに炊き、あたたかいものを使いましょう。
6. すし飯を3等分にする。鮭フレーク、白いりごま、青のりの順に当分にして詰める。皿に上下逆さまにしてのせ、押さえながら型をはずす。（その都度押さえるようにして詰めると仕上がりがきれいになります。）
7. 錦糸卵をのせ、きゅうり・いくらを飾って完成。

ひなまつりなどのメニューにぴったりな鮭を使ったちらし寿司の人気レシピです。型につめて作りますので、ちらし寿司ケーキとも呼ばれています。牛乳パックに詰める作業は簡単ですので、子供と一緒に作ることも出来ます。おもてなしレシピとしても人気があり、上の具材をサーモンやかんぴょうにして大人のちらし寿司としても作ることができます。

きゅうりや大葉、カイワレ大根を使わず季節限定で菜の花を使うレシピです。上に散らすのではなく、あえて鮭やいり卵もご飯に混ぜることによって菜の花の苦みも和らぎます。具材を3種類しか使いませんので、ご飯を昆布で炊いて味わいを出し、いりごまを振って味のアクセントをつけたバランスの良いレシピに仕上がっています。

こちらも菜の花を使ったちらし寿司になりますが、すし酢にヨーグルトやレモン汁を使っていることによってさっぱりとした酢飯が作れるレシピです。ちらし寿司なのにカルシウムが119mgもあるという栄養満点のレシピです。鮭フレークを使うことによって簡単に作る事ができますし、チーズで更にカルシウム補給もできます。

【材料】4人分

• 甘塩鮭...2切れ
• ご飯...1合
• カリフラワー...1株
• ミョウガ...4個
• きゅうり...1本
• 塩（塩もみ用）...小さじ1/2

• 卵...2個
• 塩...小さじ1/4
• ごま油...大さじ1

• 酢...40ml
• ラカントS...大さじ1（なければ砂糖で）
• 塩...小さじ2

• すりごま...大さじ1
• 刻みのり...適量

1. ご飯を1合炊く。
2. カリフラワーの茎を除き、小房に分ける。フードプロセッサーでご飯粒くらいの大きさにし、耐熱容器に入れてラップをかけ、レンジでチン。
3. 甘めの塩鮭を焼き、皮と骨をとってほぐす。
4. きゅうりを薄い輪切りに。ミョウガは縦半分に切ってから薄く切り、軽く塩をしておく。
5. 卵2個に塩を振り、ごま油で炒り卵を作る。
6. 酢とラカントS、塩を混ぜてすし酢を作る。ラカントがなければ砂糖を面倒なら市販のすし酢でOK。
7. ご飯が炊けたらすし酢を回し入れ、そこへカリフラワーを入れる。さっくり混ぜる。
8. 鮭と炒り卵を混ぜ、4を軽く洗ってからしぼり、ご飯に混ぜ入れる。白ゴマもたっぷり混ぜ入れる。
9. 大皿に盛り、粗熱をとったらのりをかけて完成。

普通の鮭のちらし寿司より糖質制限をしたロカボメシのレシピですので、ダイエット中の人や糖質制限している人にぴったりです。レシピに入っているラカントとは、カロリーゼロの甘味料です。砂糖でも代用できますが、できるだけカロリーの低いものがよいでしょう。手順は普通の鮭のちらし寿司とほとんど変わりませんので、簡単に作れます。

こちらのレシピは、洋風鮭のちらし寿司と呼べるものです。酢飯は普通のちらし寿司と変わりませんが、のせる具材をマリネ風に和えることによって夏の暑い時期でもさっぱりと食べる事ができます。鮭も刺身用のサーモンを角切りにしていますので、たことの食感を楽しめることができるでしょう。

しょうがやみょうが・大葉を使うことによって、さっぱり鮭のちらし寿司になります。その他の具材は一般的にちらし寿司に使われているものですので、それらも合わせるとかなりたっぷり具材がのせられていることになります。また、すし酢をひと煮立ちさせることによって、酢の余計な酸味を抑える事ができて食べやすくなります。

【材料】4人分

• あたたかいご飯...どんぶり3杯分
• すし酢...大さじ3
• 白いりごま...大さじ1
• 大葉...4枚
• スモークサーモン...100g
• きゅうり...1/2本
• ミニトマト...5個
• いくら...適量
• れんこん...3cm
• 酢...大さじ2
• 砂糖...大さじ1/2
• サラダ油...少々
• A卵...1個
• A水...大さじ1

1. 大葉はみじん切りにする。きゅうりは薄切りにする。ミニトマトは薄切りにする。れんこんは薄切りにして水にさらして水気を切る。
2. 鍋に湯を沸かし、れんこんを入れてさっとゆでて水けをきる。保存袋にれんこん、酢、砂糖を入れてもみこみ、冷蔵庫で30分漬ける。
3. ボウルに卵を入れて混ぜ、水を加えて混ぜ、卵液を作る。
4. 玉子焼き器にサラダ油を入れて、キッチンペーパーで薄くのばして熱し、卵液の半量を入れて弱火で薄焼き卵を作る。同様にもう1枚作り、丸型でくり抜く。残りは細かく刻む。
5. ボウルに温かいご飯、すし酢を入れて切るように混ぜ、白いりごま、大葉、刻んだ卵を加えて混ぜる。
6. 器にご飯の半量しきつめ、スモークサーモンを広げてのせ、残りのご飯をしきつめる。
7. ご飯の上にミニトマト、きゅうり、丸型にくり抜いた薄焼き卵を交互に飾り、れんこん、いくらをのせて完成。

女子会にぴったりな、見た目が可愛いちらし寿司のレシピです。鮭はスモークサーモンを使ってご飯の間に挟むことにより、すし酢とスモークサーモンの塩気が食欲をそそります。ミニトマトも意外と相性が良く、れんこんの食感とミニトマトの酸味が絶妙な風味になります。他にもソーセージやたくわん、オクラを加えても色どりが華やかになります。

サラダもおかずも作りたいけど献立がなかなか決まらない時は、鮭を使ったサラダちらし寿司を作ってみてください。酢飯を作る際にドレッシングを混ぜることに抵抗を感じるかもしれません。しかし、ドレッシングには酢飯に必要な酢や砂糖、塩が含まれていますので意外とご飯に混ぜても気になりません。あとはサラダで使う具材を混ぜて完成です。

【材料】4人分

• 春菊...1把
• 鮭切り身...2切
• れんこん...50g
• ゆず...1玉
• いりごま...大さじ2
• オリーブオイル...大さじ1
• 酢...大さじ2
• ゆず果汁...大さじ1
• 砂糖...大さじ1
• 塩..小さじ1
• 米...2合

1. 鮭は両面を焼いて身をほぐす。
2. れんこんは小さめのサイコロに切り、水に漬ける。春菊は粗みじんに切る。
3. フライパンにオリーブオイルを温め、水を切ったれんこん、春菊を炒める。
4. 炒めた具材をバットに広げて冷まし、硬めに炊いたご飯と合わせ酢を手早く混ぜる。
5. 身をほぐした鮭と炒めた野菜をさっくりと混ぜ合わせ、いりごま、刻んだゆず皮をふったら完成。

普通の鮭のちらし寿司よりもさっぱり食べられるレシピです。ポイントは春菊とゆずです。苦みのある春菊を炒めることによって香りをよくします。そして、ゆずの酸味でさっぱりさせます。オリーブオイルで炒めていますので、春菊やれんこんという和食の食材でも洋風なテイストになります。一口サイズにすれば、お酒のつまみにもなるはずです。

秋に食べるちらし寿司でしたら、旬のきのこと秋鮭で季節を感じながら食べるのも良いでしょう。混ぜご飯のように酢飯に鮭やきのこを混ぜても良いですし、酢飯の上に具材をのせて食べても美味しく食べられます。鮭ときのこですと色合いが悪く感じますので、カイワレ大根や大葉をアクセントにのせるのもおすすめです。

鮭のちらし寿司はひな祭りやお祝い事で食べることが多い人気の料理ですが、冷蔵庫の残り物で作ることもできる万能な料理です。その時の季節によって具材を変えることもできますし、のせる具材によってバランスの良い食事も摂る事ができます。

紹介した具材の他にも鮭のちらし寿司に合う具材が沢山あります。もし、その日の献立に悩んだ時は鮭のちらし寿司で栄養バランスの取れた美味しい食事をしてください！