ローストホース徹底解説！東京・広尾の会員制馬肉料理専門店！

ローストホースというお店を聞いたことがありますか？馬肉が絶品で有名人もう唸る美味しさであるとしてとても評判が高いのですが、住所も電話番号も公開されていない完全な隠れ家レストランです。完全会員制であるため、行きたくても行けないお店としてメディアやSNSで話題になっています。

有名だけれど謎の多ローストホースはどんなお店なのでしょうか？メニューや口コミ、会員のなり方があるのかどうかなどを徹底調査しました。

ローストホースはその名の通り、馬肉を専門とする店です。馬刺しの本場である熊本から仕入れ、店内にある特製の石窯で焼き上げています。熊本の馬刺しは一般に流通しており通販で買えるものが多いですが、ローストホースが仕入れる馬肉は熊本の名店でしか流通しない希少なものです。

口の中でとろける馬肉は絶品で、食べた人々からは「今までに食べたことがない」「馬肉の見方が変わった」と絶賛されています。

ローストホースは、所在地も電話番号も非公開となっています。完全完全会員制となっているため、電話番号や店舗の場所などは会員にのみ公開されています。そのため、会員でない人は予約や電話での問い合わせもできない仕様となっています。会員制であるからこそ、高級な馬肉料理を心行くまで楽しむことができるとも言えます。

ローストホースへ行くことができるのは、会員とその同伴者までとなっています。ローストホースに行きたい場合は、会員である知り合いや友人に予約を取ってもらい、誘ってもらうしかなさそうです。

ローストホースは当初1年のみ完全会員制の予定でした。しかし開店から6年が経ちますが、非常に人気が出て予約が殺到したため、会員制のまま営業を続けています。リピーターも多いため、会員でも予約が取りづらい人気店です。

一度食中毒により営業停止になったこともありましたが適切な処理のもとすぐに再開し、開店当初と変わらない人気を誇っています。もしたまたま行ける日に予約が取れて訪れることができれば、運が良いといえるでしょう。

ローストホースの店長・平山氏は、焼き鳥や京料理など様々な業態での飲食店を経営し、東京渋谷でロッキー馬力屋という馬肉料理店を立ち上げました。ロッキー馬力屋も、リーズナブルな価格で馬肉を堪能できる店として口コミサイトなどで非常に人気のあるお店です。

店長・平山氏はロッキー馬力屋で5年間馬肉を研究したのち、日本一の馬肉料理店という看板を掲げてローストホースを出店します。ローストホースでは、店長の平山氏が5年間馬肉を研究する中で出会った最も馬肉を美味しく食べる方法で料理を提供しています。

ローストホースの営業時間や電話番号、住所は非公開となっており、会員のみ知ることができます。場所も東京メトロ日比谷線の広尾駅が最寄ということのみが判明しており、広尾駅からのアクセス情報も非公開です。そのため、会員でない一般の客はお店を見つけることも困難です。

口コミサイトの中では、食べログにのみローストホースの口コミ情報や写真が掲載されています。また、TwitterやインスタグラムなどのSNSでも来店した人の口コミや、店内の様子、料理の写真などを見られますので、SNSや食べログで情報をチェックしてみましょう。

ローストホースの会員資格を得た人たちは、どういった人々なのでしょうか？ローストホースはMakuakeというサイトで馬肉用の石窯を作るため、2014年にクラウドファンティングを行っていました。そのクラウドファンティングで各種応援券を購入し、支援した人のみローストホースの会員権を獲得できたのです。

2014年当時販売されていたローストホースの応援券は、税込8640円、税込10,800円、税込16,200円、税込32,400円の4種類あり、どれも1年間の食事が定額6500円になるサービスがついていました。更に16200円以上の応援券では、オリジナルのTシャツが特典でセットになっており、Tシャツを着ていくとサービスをしてくれたそうです。

ローストホースでは、現在新規で会員募集をしておりません。過去には2015年の11月と2016年の6月の2度会員募集がありました。1回目は既存会員の紹介制で若干名の会員募集を行い、2回目は熊本地震で被害を受けた工場復興のためのチャリティプロジェクトとして200名の会員募集を行いました。その時の価格は税込み15000円でした。

このように追加会員の募集は全く行っていないというわけではなく、店長が必要と判断した際に随時行っているようです。既存会員の紹介で連れて行ってもらった際に店頭で入会するということもできないため、会員になるにはローストホースからの会員追加募集を待つしかありません。

店長によると、追加会員の募集は基本的に既存会員による紹介制を取っているようです。または、再びローストホースが大きなプロジェクトを企画した場合には、会員になれるチャンスがあるかもしれません。

ローストホースの会員である人は、お店から予約ができる会員専用のURLが送られます。そのURLから会員用のWEBページへアクセスして予約することができます。URLは非公開のため、一般の人は見ることができません。また、WEBページで予約をする際は、初回登録時に連絡先とメンバーズカードのシリアルナンバーの入力が必須です。

また、会員にはメールにてローストホースの電話番号も公開されますので、電話からの予約も可能です。WEBからの予約では席の希望などを受け付けていないようですので、個室希望などの要望がある場合は、電話からの予約の方が良いでしょう。

非会員に対しては電話番号や予約用のWEBページも非公開であるため、自力で予約をすることは不可能でした。非会員がローストホースに行くには、会員の知人や友人に予約を取って誘ってもらうという方法しかありませんでした。しかし、2020年の1月から、1日1組限定で一般客の予約もできるようになりました。

非会員の場合は、トレタnowというアプリで予約します。アプリをインストールし、六本木・広尾・赤坂エリアを検索します。席に空きがあった場合ローストホースが表示されますので、そこから通常予約ができます。アプリを通して地図でのナビや電話もできるので、店にも迷わず行くことができます。

ただし、トレタnowで予約できるのは1日1組限定で当日予約のみ、キャンセルが出たりなどで空きがある場合のみという非常に厳しい制約です。空席情報は毎日10:00に更新されるため、どうしてもローストホースへ行きたい人はチャレンジしてみてください。
 

ローストホースのメニューは、店長によるお任せメニューのみです。オープン当初は6500円でしたが、現在は税別10000円のコースとなっています。値上がりした分、オープン当初よりも馬肉の珍しい部位や様々な高級食材を惜しみなく使った、贅沢でボリュームのあるコースにレベルアップしています。

コースでは様々なサワーや日本酒、ワインなどが飲み放題となっているので、お酒好きにも嬉しいコース設定です。美味しい馬肉を食べながらお酒も楽しめます。

コースの最初に出てくるのは、三角バラの握りです。赤身の歯ごたえに脂の甘みが見事なハーモニーとなっています。絶妙に溶けた脂がシャリに絡んで、その味わいも絶品です。一般的な寿司店ではかなりの値段がしそうな馬肉の絶品寿司がコースの最初に食べられます。後のメニューへの期待感が高まる一品です。

ローストホースのメニューで意外にも人気があるのがこのごま豆腐です。馬の大動脈やクレソン、オクラが入ってさっぱりした豆腐や、馬の時雨煮が乗った焼き豆腐など、付け合わせのバリエーションがあって奥深い一品となっています。滑らかでモチモチした食感のごま豆腐に乗った馬肉のアクセントが美味しく、新しい味の発見ができます。

馬肉といえばやはり思い浮かぶのは馬刺しです。ローストホースでは、色々な部位の馬刺しを食べることができます。赤身の歯ごたえと脂の甘みをダイレクトに感じられ、口の中で肉がとろけていく感覚はやみつきになります。中でも人気で印象深いのは、薄切りにして立てた状態で運ばれるオビの馬刺しです。

オビはすぐに溶けてしまうため、冷凍された状態で提供されます。口の中に入れた瞬間ふわっと溶けて旨味が広がっていくという不思議な体験はなかなかできません。他にもフタエゴなどの希少部位や、ハツ、レバーなど内臓の新鮮な刺しも堪能できます。昆布締め、雲丹のせなど、食べ方も様々です。

ローストホースの馬肉ユッケも名物料理です。通常のユッケは切った馬肉に卵黄が乗っているものが多いですが、ローストホースではその印象から覆されます。切った馬肉を卵黄のエスプーマで包んでいるという珍しいユッケです。卵黄のエスプーマはフワフワで程よい甘味があり、馬肉の旨味や歯ごたえとよく合います。

日によってはユッケにカニが入っていたりくるみが入っていたりします。ずっと味わっていたいほど美味しいですが、新鮮さを楽しむものですので、よくかき混ぜてサッと食べるのが良いでしょう。

シャトーブリアンは馬肉の中でも少量しか獲れない希少部位です。その希少部位のカツは非常に人気のあるメニューです。サクサクの衣とコリコリの肉の歯ごたえ、噛めば噛むほど出てくる旨味がたまりません。カツは美味しいだけでなく、焼米を使った衣、ソースは豆乳マヨネーズと、低カロリーでヘルシーな仕上がりになっています。

馬肉は食物繊維が多くて脂が少ないため、いくら食べても太りにくいといわれます。揚げ物ですので高カロリーに思えますが、ヘルシーに抑えられているのもこのメニューのポイントの一つでしょう。季節によって揚げ物は白子を乗せた磯部揚げなどにもなり、こちらも人気が高いそうです。

馬肉の希少部位であるタテガミを使った軍艦巻きです。ファンも多いといわれる人気の一品であり、口の中でとろけていく脂の旨味は絶品です。広がる旨味の中に海苔の香りやパリッとした食感がアクセントとなり、いつまでも味わっていたい余韻があります。誕生日であることを申告すると、1個サービスしてくれるという口コミもあります。

肉を焼く専用のピザ窯でボイルした野菜です。馬肉がピックアップされるローストホースですが、実はこの焼き野菜たちも、ローストホースの焼きものの美味しさを物語っています。玉ねぎやエリンギ、にんにくを皮ごと焼き、目の前で切ってくれるサービス付きです。

野菜の中でも、玉ねぎは特に驚くほどの美味しさです。瑞々しくジューシーで、甘くてとろけるような食感になっています。特に手を加えたり味付けをしておらず、野菜本来の旨味そのままを食べられます。季節によってキャベツやスナップエンドウなど、焼き野菜の内容も変化します。

前菜や馬刺し、野菜だけでも満足できるクオリティの高いコースですが、メインディッシュの塊肉も忘れてはいけません。馬肉を焼く用にオーダーメイドした特製窯でじっくり焼き上げた塊肉は、断面が美しい桜色で旨味がぎゅっと詰まっています。わさびでさっぱり食べるのがおすすめです。噛むほどに肉汁や旨味が染み出して、口の中に広がります。

ローストホースのメイン料理の最後となるのが、チョウチンの塊肉です。バラの外側にある希少部位で、店によっては1切れ1000円ほどもすることがあるといいます。チョウチンも特製窯でじっくり焼き上げており、タレとおろしたてのワサビ、どちらで食べても美味しいです。程よい柔らかさと噛み応えがあり、ぎゅっと凝縮された旨味を楽しめます。
 

締めに出てくるのがご飯ものとデザートです。卵かけご飯は、醤油漬けにされた色の濃い卵黄とメレンゲのように泡立てられた白身、そしてご飯が合わさり、濃厚な卵の旨味が感じられるご飯です。一見簡単なレシピのようですが、細かく手が込んでいます。日によっては、ご飯ものは雑炊になったり炊き込みご飯が提供されたりするようです。

そして最後のかき氷も、ファンが多いローストホースの名物となっています。かき氷の専門店にも劣らないほど、氷がきめ細やかで口に入れるとふわっと溶ける美味しさがあります。かき氷も日や季節によって味付けが異なり、アイスクリームが提供されることもあります。最後のデザートまでこだわりつくしたコースです。

ローストホースは豪華な馬肉料理だけでなく、飲み放題も込みの料金となっています。生ビールはもちろん、白州などのウイスキーやハイボール、ワイン、スパークリング、サワーなども充実しており、どれも馬肉に合うお酒ばかりです。

その中でも、行った人からおすすめされるのは日本酒です。馬肉と日本酒はとても相性がいいということで、日本酒と一緒に馬肉を楽しんでいる人が多く見られます。もちろんお酒が飲めない人のために、ソフトドリンクも充実しています。

ローストホースでは評判の良い口コミが非常に多いです。コースのボリュームや馬肉の味、とろけるような舌触りなども絶品で、また行きたくなるという口コミが散見されました。コースの値段設定についても、ボリュームとクオリティ、そして飲み放題という点から見て安いという口コミもありました。

馬肉をあまり食べたことのない人や、馬肉に対して苦手意識を持っていたという人からも、馬肉に対する考えが変わったという意見が見られます。こうした口コミの多さや口コミサイトでの評価の高さから、東京でも指折りの名店といえます。

ローストホースは完全会員制の完全隠れ家馬肉レストランです。感動するような美味しい馬肉料理の数々に高評価な口コミが多く、行きたくても行けないお店として話題です。ローストホースで食べられる馬肉は全て熊本から仕入れた一流の肉であり、とろけるような馬刺しはもちろん、特注の窯で焼き上げた野菜や塊肉も絶品です。

現在会員募集は行っていませんが、1日1組限定で非会員でも予約ができるチャンスはあります。もしかすると会員の追加募集をすることがあるかもしれません。もし幸運にもローストホースへ行くことができたら、是非絶品の馬肉を堪能してください。