鮭の西京焼き人気レシピ！味噌や塩麹で手作りも簡単！焦げないコツも

甘い味噌で漬け込んだ鮭の西京焼きは、ご飯が進む人気のおかずです。しかし、鮭の西京焼きは焦げやすいため、自宅で作ることを避けている人も多いでしょう。この記事では、鮭の西京焼きが、焦げないためのコツを解説していきます。自宅で簡単に作れる人気レシピも紹介します。

鮭の西京焼きの基本レシピを紹介します。フライパンでも作れる簡単レシピです。焦げないコツも、詳しく解説していきます。

【材料】

• 生鮭…1枚
• 西京味噌（白味噌）…100g

• 酒…20g
• 砂糖…30g
• みりん…10cc
• しょうゆ…5cc

西京味噌（白味噌）は、塩分が低く甘めです。西京味噌は京都で生まれた味噌です。他の味噌を使用する場合には、みりんや砂糖の量を調節してください。また、鮭も塩鮭ではなく、生鮭を使うようにしましょう。西京味噌の白い色を出したい時には、しょうゆは入れなくても構いません。

【作り方】

1. 生鮭は、両面に薄塩を振り、約15分置き、キッチンペーパーで水気をとる。
2. 西京味噌に調味料を加えて混ぜる。
3. 1を2に漬け込む。
4. キッチンペーパーで、2を軽く拭き取る。
5. フライパンに、フライパン用ホイルやクッキングシートを敷いて、弱火で焼く。

生鮭に骨がある場合には、骨も抜いておきましょう。生鮭に薄塩を振ることで、余分な水分が出て、生臭さが軽減されます。生鮭の下ごしらえもした方が良いでしょう。西京味噌に調味料を加えて混ぜたものを、味噌床と呼びます。味噌床に漬け込む時は、1～2日間冷蔵庫に置くと、味がしっかりと染み込みます。

急いで染み込ませたい時には、味噌床を弱火で練り込んでください。それから、氷水で人肌くらいの温度に冷ましましょう。温かい味噌床に生鮭を漬け込めば、味が染み込みやすくなります。常温で20分間置いてから焼いてください。

焼く前に味噌床を軽く拭き取ることが、ポイントです。味噌床が多く付着していると、焦げる原因になります。フライパンで焼く時には、フライパン用ホイルやクッキングシートを敷くと、焦げにくくなり、後片付けも楽です。オーブンで焼く時にも、クッキングシートを敷きましょう。

グリルやトースターで焼く時には、よく揉んだアルミホイルを敷いてみてください。どの調理器具でも、弱火でじっくりと焼くことが基本になります。

味噌床に漬け込んだ鮭は、冷凍でも保存できます。冷凍しておくと、忙しい時にも便利です。冷凍した状態で焼くと、中まで火が通る前に焦げる可能性があります。必ず、解凍してから焼いてください。

鮭の西京焼きの人気アレンジレシピを紹介します。西京味噌が無い時のレシピや、野菜と一緒に食べられるレシピなどを説明していきます。

【材料】

• 西京漬け（鮭）…1切れ
• 春巻きの皮…2枚
• アスパラ…2/3本
• 水溶き小麦粉…少々
• 油（揚げ用）…適量

1. 味噌は拭わずに、西京漬けを4等分に切り、中骨と小骨を取り除く。
2. アスパラを3等分に切り、下茹でをする。
3. 春巻きの皮に、1を2個と2を1個のせて、巻いていく。
4. 巻き終わりは、水溶き小麦粉で止める。
5. 約160度に熱した油で、じっくり、きつね色になるまで揚げる。

アスパラの代わりに、大葉やアボカドを一緒に巻いても合います。揚げた後に春巻きを半分に切ると、皿に盛りつけた時に彩がきれいに見えます。また、お好みでレモンやマヨネーズ、からしを添えてください。春巻きの皮で巻いているので、こげない鮭の西京焼きになります。アレンジレシピで一味違った鮭の西京焼きを楽しんでみてください。

【材料】

• 紅鮭…4切れ

• 白味噌…大さじ2
• 酒…大さじ2
• 三温糖…小さじ1

1. Aを混ぜ合わせる。
2. 紅鮭をジップ付きの袋に入れて、1も加えて、なじませる。
3. 低温調理器（BONIQ）で、61℃30分間調理する。

低温調理器は、加熱すると固くなりやすい肉や魚を、ジューシーに仕上げる調理器具のことです。低温度で加熱することで、タンパク質が縮まず、肉汁が流出する量を少なくできます。鮭の西京焼きを低温調理器で作ることで、簡単に料亭の味を再現できます。また、バナーで皮目と味噌の部分を少し炙ると、香ばしさも増し、プロの味に近づくでしょう。

【材料】

• 生鮭…4切れ

• 塩麹…大さじ5
• 味噌…大さじ1
• 酒…大さじ1
• みりん…大さじ1.5

1. 厚めのビニール袋にAを入れて、ビニールの上からよく揉んで混ぜます。
2. 1に生鮭を入れて、馴染ませる。
3. ビニール袋の口をきつく結んで、冷蔵庫に1日以上入れる。
4. 3を魚焼きグリルで焼く。

西京味噌が無い時には、塩麹と味噌でも代用できます。塩麹と味噌の力で、鮭の身が柔らかく、ふっくらとします。また、味もしっかりと染み込みます。味噌の種類によって、塩分が変わりますので、調整してください。

【材料】

• 生鮭…2切れ

• 味噌…100g
• パルスイートカロリーゼロ（液体タイプ）…20ml

1. Aを混ぜ合わせて、フリーザーパックに入れる。
2. 1に生鮭を入れて、冷蔵庫で、約1時間漬け込む。
3. 2の味噌を落としてから、グリルで約7分間焼く。

鮭の西京焼きの人気レシピの多くは、砂糖やみりんを使用しています。糖質やカロリーを気にしている人は、カロリーをカットした液体タイプの甘味料がおすすめです。付け合わせのきゅうりの酢の物にも、同じ甘味料を使用すると良いでしょう。西京味噌でなく、他の味噌でも甘味料と合わせることで、鮭の西京焼き風の味を楽しめます。

柚子の皮を一緒に漬け込むことで、爽やかな鮭の西京焼きになります。柚子の皮は、フリーズドライでも構いません。華やかな印象の鮭の西京焼きになるので、お節やおもてなし料理にもおすすめです。

ホイル焼きにすると、鮭の西京焼きも焦げにくくなります。また、フライパンに蓋をして、蒸し焼きにすることで、ふっくらとした食感になります。さらに、野菜も多く摂れるというメリットもあります。鮭の西京漬けは、味がしっかりと付いていますので、野菜に味を付ける程度で構いません。

トマトを入れると、洋風の鮭の西京焼きになります。お好みの野菜で、アレンジしてみてください。

鮭の西京漬けの味噌を利用して、野菜と一緒に蒸し焼きにすると、ちゃんちゃん焼き風になります。鮭の西京漬けが1切れ余り、困った時にも助かるレシピです。鮭の西京焼きを焼いてから、別の皿に取り出しておくことがポイントです。フライパンで鮭の西京焼きを焼く時には焦げやすいので、表面に焦げ目が付く程度にしましょう。

最終的に、野菜と一緒に蒸し焼きにしますので、鮭は中まで火が通っていなくても大丈夫です。

鮭の西京焼きの人気レシピを紹介しました。西京味噌が無い時には、他の味噌でアレンジができます。味噌の力で冷めても固くなりにくく味付けが濃いので、お弁当のおかずとしても人気です。お弁当用に小さく切った鮭を味噌床に漬け込み、冷凍しておくと便利です。

前日の夜に冷蔵庫へ必要な分を移しておくと、朝には解凍され、焼くだけの状態になっています。焼く時には、鮭の西京焼きを焦がさないコツを活かしてみてください。自宅でも簡単に鮭の西京焼きが作れますので、献立のバリエーションを増やしましょう！