栃尾揚げ人気レシピ！焼き・煮物で大活躍！フライパンやトースターでも

栃尾揚げは油揚げの一種で、大きさに特徴があります。原料は大豆なので、低カロリーでたんぱく質を摂れ、肉の代わりに料理に使う人も増えています。油揚げと同じように食べられ、その厚さや大きさを活かした調理法があります。栃尾揚げとはどんな食材なのか解説し、簡単に作れるレシピを紹介します。

栃尾揚げは新潟県長岡市栃尾の名物です。その大きさから全国的に知られ人気の名物になりました。江戸時代に、秋葉神社を訪ねる信者のために作られたのが発祥ともいわれています。栃尾の大きな油揚げは、お店により食感や味わいに個性があり、「あぶらげ」と名付けている商品もあり、通信販売をしているお店もあり取り寄せも可能です。

栃尾揚げは豆腐屋で作られ販売されていますが、油揚げと大きく違う点があります。先ず、サイズが大きく一般的な油揚げの3倍ほどもあります。そのため、中が豆腐のままの厚揚げのように見えますが、油揚げと同じように栃尾揚げもじっくりと揚げています。

お店により作り方に違いはありますが、専用の豆腐を作り、低温と高温の油で2度揚げしています。低温でゆっくりと分厚い芯までふっくらとさせ、次に高温で揚げるので、表面はパリっとして中身の豆腐部分を少なくさせています。そして、揚げた後に油をしっかりと切っているので、料理するときには油抜きも不要という特徴もあります。

栃尾の油揚げはそれだけを焼いて、醤油をかけただけでもつまみになります。焼くことで表面はパリっとして、ふっくらとした厚みがより美味しく感じられます。フライパンだけでなく、トースターやグリルで焼ける簡単レシピを紹介します。

【材料】

• 栃尾揚げ：2枚
• ピザ用チーズ：60g
• 万能ネギ（小口切り）：2本
• A味噌：大さじ4
• A砂糖：大さじ2
• Aみりん：大さじ2
• A長ネギ（みじん切り）：1本分

1. 栃尾揚げは長い辺の方から半分に開きます。
2. Aの材料をボウルに入れてよく混ぜ合わせます。
3. 1の開いた油揚げに2のネギ味噌をぬり、その上にとろけるチーズと万能ネギをのせます。
4. アルミホイルの上にのせてトースターでチーズがとけるまで焼きます。
5. チーズがとけたら取り出して、食べやすいサイズに切ってできあがりです。

厚みのある栃尾揚げを半分の厚さにして、ネギ味噌とチーズをのせて焼くだけの簡単レシピです。トースターだけでなく、グリルやフライパンでも同じように焼けます。長ネギと味噌で大人向けにはおつまみになり、ネギを控えめにしてマヨネーズと味噌を合わせると子どもでも食べやすい焼き揚げになります。

【材料】

• 栃尾揚げ：1枚
• 納豆：1パック
• かつお節
• ショウガ（すりおろし）
• 醤油

1. 栃尾揚げの長い辺に包丁をいれて袋状にします。
2. 納豆を栃尾揚げの間に入れます。
3. フライパンに2をおいて、蓋をして片面3～4分ずつ蒸し焼きにします。
4. 焼けたら一口サイズに切り、かつおぶしとショウガをのせて醤油をかけて出来上がりです。

栃尾揚げと納豆は同じ大豆からできていて、相性も好く旨みを増す人気の一品です。納豆をはさみ、調理法は焼くだけと簡単ですが、好みでネギやチーズを加えるアレンジもできます。焼く時には油揚げから油が出るのでオイルを加える必要はありません。食べる際には、大根おろしとポン酢やマヨネーズを添えるのもおすすめです。

【材料】

• 栃尾揚げ：1枚
• ネギ：1/2本
• とろけるスライスチーズ：2枚
• かつお節：1パック
• A酒：大さじ1
• Aみりん：大さじ2
• A醤油：大さじ1

1. ネギは縦半分に切り薄切りにして、かつお節と混ぜ合わせておきます。
2. 栃尾揚げの長い方に切り込みをいれて、スライスチーズを入れます。
3. 2に1のおかかネギを詰めます。
4. フライパンに3をのせて熱して弱火で3分ほど焼き、裏面も同じように焼きます。
5. Aの調味料をフライパンにすべて入れてからめて出来上がりです。

ネギ味噌を挟んで焼くだけでも人気の栃尾揚げ料理ですが、醤油とみりんで甘辛いタレを含めさせて焼き上げるレシピです。厚みのある油揚げの部分にタレが染み込み、冷めてからも食べやすい料理に仕上げています。

【材料】

• 豚ひき肉：150g
• キャベツ：30g
• ニラ：30g
• 栃尾揚げ：2枚
• A醤油：小さじ1/2
• A酒：小さじ1/2
• A鶏ガラスープの素：小さじ1/2
• Aショウガ・にんにく（すりおろし）：小さじ1
• Aコショウ

1. キャベツは千切り、ニラは細かく切ります。
2. ボウルに豚ひき肉とAの調味料を入れもみこみ、粘りがでてきたら1も加えて混ぜます。
3. 栃尾揚げに切れ目をいれて、2を詰めます。
4. フライパンに3を並べて、両面に焼き色がつくまで焼きます。
5. 水を50㏄ほど加え、水分がなくなるまで蒸し焼きにして出来上がりです。

餃子の皮の代わりに栃尾の油揚げを使ったレシピです。1つでも十分な食べ応えがあります。詰めた具材にまで火を通すために蒸し焼きをしてください。餃子のネタは好みのものでよいですが、水分の多い白菜よりもキャベツの方が向いています。具材にシソやネギなどを加えてるのもおすすめです。

【材料】

• 栃尾揚げ：1枚
• 細ネギ：3本
• A豆板醤：小さじ1/2
• Aめんつゆ：大さじ1
• A醤油：大さじ1
• Aショウガ（すりおろし）：小さじ1/2
• ごま油：大さじ1
• 白いりゴマ

1. 細ネギを小口切りにします。
2. ボウルにAの調味料と1を入れてよく混ぜ合わせます。
3. フライパンにごま油を入れて熱したら、2に混ぜ合わせます。
4. 栃尾揚げを1/4くらいにカットしてフライパンかグリルで両面に焼き色がつくくらいに焼きます。
5. お皿に焼いたものを並べて、3のネギダレと白いりゴマをかけて出来上がりです。

栃尾揚げにネギをはさむのではなく、焼きたての栃尾の油揚げにネギダレをかけるレシピです。ネギは細ネギだけでなく、長ねぎをみじん切りにしたものでもよく、熱々のゴマ油を加えて香ばしいタレにしています。豆板醤を加えているのでピリ辛になり、おつまみにぴったりです。

【材料】

• ゆで玉子：3個
• 栃尾揚げ：2枚
• マヨネーズ：大さじ2
• 塩コショウ
• 溶き卵
• パン粉
• サラダオイル：大さじ1くらい

1. ボウルにゆで玉子をいれてフォークでつぶし、マヨネーズと塩コショウを加えて混ぜます。
2. 栃尾揚げに切れ目を入れます。
3. 2に1の玉子を詰めます。
4. 3を溶き卵をからめてパン粉をおさえるように全面につけます。
5. フライパンに4をなべていれて、サラダオイルをいれて弱火で加熱します。
6. 油が温まったら中火にして全面を焼きます。
7. 全体が焼き上がったら食べやすいサイズに切って出来上がりです。

パンの代わりに油揚げを代用したサンドです。レシピ動画ではパン粉をつけていますが、栃尾揚げは厚さもあるのでパン粉をつけずに焼く作り方もできます。ゆで玉子に変えて、ツナマヨネーズやハムチーズへのアレンジもおすすめです。ゆで卵とマヨネーズで子どもでも食べやすい味わいで、朝ご飯やおやつにも人気の一品になるでしょう。

【材料】

• 栃尾揚げ：2枚
• 長いも：300g
• Aだしの素：小さじ1
• A小麦粉：大さじ2
• A桜エビ：大さじ2
• 長ネギ：1/4本
• 卵：1個
• ごま油：大さじ1/2
• 白だし：30㏄
• 熱湯：200㏄

1. ボウルに長ネギをすりおろし、Aの調味料を合わせて混ぜます。
2. みじん切りにした長ネギと卵を溶いたものも1に加えて混ぜ合わせます。
3. 栃尾揚げに切れ目をいれて、そこの2を詰めます。
4. 熱したフライパンにごま油をいれて3の両面を弱火で焼きます。
5. 焼き色が付いたら蓋をして弱火で5分ほど蒸し焼きにします。
6. 栃尾揚げがふっくらとしたら1/3～1/4くらいにカットします。
7. 白だしを熱湯でわったものをつけて食べます。

長いものすりおろしがふっくらとした食感を作り出す栃尾揚げ焼き料理です。熱々の和風だしをつけて食べるメインの総菜が作れます。油揚げの長い辺の方に切り込みをいれると、長芋があふれだしやすいので、短い辺の方に切り込みをいれると中身が飛び出しにくくなります。油揚げに詰めるよりも、よりふんわりとした食感が楽しめるでしょう。

栃尾揚げを角切りにし、長芋のすりおろしと明太子を混ぜたソースをからめたグラタン風レシピです。とろけるチーズをたっぷり加えて作ります。オーブンではなくトースターでも焼けて、ふっくらとした揚げはマカロニの代わりになります。人気のグラタンはカロリーが気になりますが、低カロリーになりダイエット中にもおすすめです。

ネギ味噌や納豆とチーズをはさみ、焼くだけで一品料理になる栃尾揚げのアレンジレシピです。クリームチーズを詰めると、とろりとやわらかなチーズの食感も楽しめます。わさび醤油をつけて和風に、オリーブオイルに塩コショウを加えたタレをつけてイタリアン風にも味わえます。ワインのおつまみにもぴったりです。

栃尾揚げと小松菜をだし醤油で炒めるレシピです。具材にニンジン、ベーコンなどを加えてボリュームあるおかずになります。ポイントは栃尾の油揚げをじっくりと炒め焦げ目をつけ、食べたときにパリっとした食感を楽しめるようにします。だし醤油に代えてバター醤油で炒めてもよく、汁気は栃尾揚げが吸い込むのでお弁当のおかずにもおすすめです。

和の料理が多い栃尾揚げですが、ナンプラーとパクチーでタイ風料理にアレンジしたレシピです。油抜きしないまま焼いても良いですが、油抜きをするとよりカロリーをおさえられ、ナンプラーの味がきわだちます。焼き方はグリルやトースター、フライパンでもよく、熱々のところにパクチーとナンプラーをかけて食べてください。

栃尾揚げを煮るとたっぷりと調味料を吸い込み、焼いた時とは違った新しい旨みが生まれます。鍋一つで作れる栃尾の油揚げを使った煮物のレシピを紹介します。

【材料】

• 栃尾揚げ：1枚
• ナス：1本
• だし汁：150㏄
• 酒：大さじ1
• 砂糖：小さじ1

1. 鍋に湯をいれ沸騰したところに栃尾揚げをいれて、3分ほど茹でるようにして油抜きします。
2. 鍋にだし汁、酒、砂糖を入れて沸いたところに、一口大に切ったナスと揚げを入れます。
3. 鍋の蓋をして5分ほど煮ます。
4. 全体がくったりとしたら出来上がりです。

ナスと油を抜いた栃尾揚げでヘルシーな煮物レシピです。味は控えめで、油揚げの油抜きもしているのでカロリーも抑えられます。調味料で煮込む際にそうめんを加えて煮込むといったアレンジもおすすめです。

【材料】

• 栃尾揚げ：1枚
• Aめんつゆ：大さじ2
• Aみりん：大さじ1
• A砂糖：大さじ1/2
• かつおぶし：1パック
• 白ごま：大さじ1

1. 栃尾揚げの厚さを半分にして、細切りにします。
2. 耐熱容器に1とAを入れてよく混ぜ合わせ、電子レンジで2分加熱します。
3. 2にかつおぶし、白ごまを加えて混ぜて出来上がりです。

電子レンジで調理ができ、簡単に作れるご飯に合うレシピです。栃尾揚げでなく油揚げで作っていますが、栃尾揚げにするとふんわりとした食感があり、食べ応えのある副菜になります。このみでショウガのすりおろしや細ネギの小口切りを加えるアレンジもお試しください。

【材料】

• 栃尾揚げ：2枚
• だし：200ml
• 醤油：大さじ1
• みりん：大さじ1
• 砂糖：小さじ1

1. 鍋に湯を沸かして栃尾揚げを入れ、3分ほど湯がいて油抜きをします。
2. 鍋にだし、醤油、みりん、砂糖をいれて沸かします。
3. 2に1を入れて落し蓋をして弱火で20分ほど煮ます。
4. 煮汁がなくなるくらいになったら出来上がりです。

きつねうどんのきつねになる揚げを栃尾の油揚げで作ってみてください。一般的な揚げよりもボリュームが増し、煮汁がたっぷりと染み込みそれだけでも美味しく味わえます。うどんだけでなくそばや温かいそうめんのトッピングにもおすすめです。だし汁の量を少な目にして煮込むと、いなり寿司の揚げとしても活用できます。

【材料】

• 栃尾揚げ：1枚
• Ａ合い挽き肉：50ｇ
• Ａ豆腐：20ｇ
• Ａ細ネギ（小口切り）：2～3本分
• Ａ塩コショウ
• Ａ片栗粉：小さじ1
• Ｂ酒：大さじ2
• Ｂ醤油：大さじ2
• Ｂだしの素：小さじ1
• Ｂ砂糖：大さじ1

1. 栃尾の油揚げの短い方に切り込みをいれます。
2. ボウルにＡを入れてよく混ぜ合わせます。
3. 2を1の揚げの中に詰めます。
4. 鍋にＢの調味料を入れて沸騰してきたら3を入れます。
5. ときどき上下をひっくり返し、汁気がなくなるまで煮詰めたら出来上がりです。

ひき肉と細ネギを詰めて、だし汁をに含ませるレシピです。厚みのある揚げの部分から中までだしが染み込み、噛むとだしが染み出すようになります。ひき肉だけよりも、豆腐を加えると火が通りやすく、豆腐の割合を増やせばダイエット中にもおすすめメニューになります。

【材料】

• 栃尾の油揚げ：1枚
• 米：2号
• だし：360㏄
• 薄口醤油：40㏄
• みりん：20㏄
• 酒：20㏄

1. 油揚げは一口大に切ります。
2. 研いだ米の上に1と調味料を入れて炊飯します。
3. 炊きあがったら、しばらく蒸らして出来上がりです。

福井で人気の油揚げを使ったレシピ動画ですが、栃尾の油揚げでも同じように調理できます。土鍋で炊いても良いですし、簡単に炊飯器でも調理できます。油揚げは細かくするよりも、ある程度の大きさを残す方が、噛んだ時の食感が楽しいでしょう。炊き上がったら針ショウガや細ネギの小口切りなどをトッピングするのもおすすめです。

【材料】

• 栃尾揚げ：1枚
• 醤油：50㏄
• みりん：50㏄
• 砂糖：大さじ2
• 酒：大さじ2
• だし：50㏄
• 卵：1個

1. 栃尾の油揚げは沸騰しているお湯でゆがき油抜きをし、一口サイズに切ります。
2. 鍋に調味料をすべていれて沸かし、そこに1を入れて味を含ませます。
3. 卵を割り溶き卵をかけて出来上がりです。

お肉で作る人気のすき焼きを、栃尾の油揚げで代用して作るヘルシーなレシピです。ご飯の上にのせれば、すき焼き風丼にもなり、簡単なランチになります。すき焼きに使うネギやしらたきなどを加えて煮て、よりすき焼きのように食べるのもおすすめです。

【材料】

• 栃尾揚げ：1枚
• 餅：1個
• Ａ水：400㏄
• Ａだしの素：小さじ1/4
• Ａ醤油：大さじ1
• Ａみりん：大さじ1
• Ａ酒：大さじ1
• Ａ砂糖：小さじ2

1. 栃尾の油揚げは半分に切り、切り口側に切り込みをいれて袋状にします。
2. 半分に切った餅を1に詰めて楊枝で口を閉じます。
3. 鍋にＡの材料をすべていれて沸かします。
4. 沸いたところに2を入れて15分ほど煮込んで出来上がりです。

おでんや鍋料理の具材で人気の餅巾着を、栃尾の油揚げを使って作ります。油揚げよりも大きいのでだしがたっぷりと染み込むようになります。レシピでは餅を詰めましたが、生卵を割り入れた玉子巾着もおすすめです。

栃尾の油揚げだけでだし汁で煮ても美味しいですが、大根と合わせることでおかずとしてボリュームも増えます。油揚げと大根のどちらもだし汁を含むほど旨みが増すので、弱火でじっくりと煮込むのがレシピのコツです。やわらかい食感なので高齢者でも食べやすく、七味唐辛子やカイワレ大根を振りかければアルコールにも合うおつまみになります。

お味噌汁の具材の一つとして栃尾の油揚げを切って加えるレシピです。揚げは細かくするよりも、一口大にカットすると食べ応えが増します。納豆やネギ、しめじなど加えればお味噌汁だけでも小腹を満たし、消化の良い夜食にもなります。うどんを加えて、食べ応えのある味噌煮込みうどんへのアレンジもおすすめです。

栃尾の油揚げにひき肉を詰めて煮込む料理もおいしいですが、油揚げを切って鶏ひき肉とだし汁で煮込むレシピです。片栗粉をつかってとろみをつけているので冷めにくく、ショウガのすりおろしを加えると寒い日に人気の体を温める料理になります。このままご飯にのせて、あんかけの丼のように食べるのもよいでしょう。

栃尾揚げは新潟の名物ですが、全国でも手に入りやすくなっています。厚みのあるふっくらとした油揚げを使った人気のレシピをたくさん紹介しました。おつまみだけでなく、子どもでも食べやすいレシピや焼くだけでできる簡単レシピもあるので、作ってみてください。