スタバメニューのサイズの名前や読み方を解説！量と値段でお得なのはどれ？

スターバックスは1971年にシアトルで開業された、日本でも人気のコーヒーチェーン店で、シアトルスタイルというコーヒースタイルのカフェとして有名です。「シアトルスタイル」とは、浅く焙煎した豆を使用する「アメリカンコーヒー」とは違い、イタリア式であるエスプレッソをベースに、アレンジを加えたコーヒーの事です。世界中のあらゆる国に出店しており、2015年時点では90か国の国と地域に22519店もの店舗があります。

スターバックスは外見もとてもお洒落で、店内もソファが置いてあったりと、とてもスタイリッシュなカフェとなっています。オシャレなお店というのは慣れてしまえば居心地が良い物ですが、最初はちょっと敷居が高いなと思っている人もいるかもしれません。その敷居の高さを感じさせている要因の一つが、注文方法なのではないでしょうか？

「注文方法」と言っても、商品の頼み方は特に難しい点は無く、レジに並んで欲しい商品を注文するだけです。メニューもちゃんとレジに置いてあるので、メニューを見てから決めることも出来ます。ただ、全ての商品の写真が載っているわけでは無いので、スタバの公式サイトをチェックしておくと良いのではないでしょうか？

難しい点があるとすれば、サイズの名前の読み方でしょう。もしスターバックスのサイズが「Sサイズ、Mサイズ」などで分類されていれば、読み方で迷う人はまずいないと思います。しかし、スタバのサイズは「S,M,L」などで分類されていないので、何も知らない人がスタバにいきなり行くと、読み方に戸惑ってしまうかもしれません。しかしそれほど種類は多くないので、覚えておけば難しそうに見える読み方も心配無用です！

それでは、早速スターバックスのドリンクサイズの名前をチェックしていきましょう。スタバのサイズは全部で4種類あり、それは一番小さい『Short』、二番目に小さい『Tall』、二番目に大きい『Grande』、そして一番大きい『Venti』です。『Short』から順番に説明していきましょう。

まずは、一番小さいサイズ『Short』から見ていきましょう！読み方は「ショート」と読みます。Shortの容量は、アイスドリンクだと300ml、ホットドリンクだと240mlとなっています。スモールである『Sサイズ』位の量だと考えると分かりやすいでしょう。ホットの量は、缶ジュースの細いバージョンの容量ともほぼ同じです。

フラペチーノという商品はメニューにはShortサイズは載っていないのですが、店員さんに頼めばShortサイズでも提供してくれます。量が少なくてよい時や、初めての商品に挑戦してみる時などは『Short(ショート)サイズで』と注文してみましょう。

続いてはスタバのドリンクメニューで2番目に小さいサイズ、『Tall』の紹介です。読み方は「トール」と読みます。Tallは慣れ親しんだサイズで言うとMサイズといったところです。『Tall』と聞くと「トール＝高い＝大きい」と考えてしまいがちなのですが、「Shortサイズよりも大きい」といった具合に覚えておきましょう。

トールサイズの容量は350ml。缶ジュース1本の容量も350mlなので量の想像はしやすいと思います。缶ジュース一本がいつも余ってしまう、という人にはShortの方が良いでしょう。また、缶ジュース一本位なら普通に飲んでいるという人でも、甘みが強い商品だとこの量でも十分な量だと感じる人も居るので、自分の好みと相談して量を決めましょう。

続いては、『Grande』サイズの紹介です。読み方は「グランデ」で、だいたいLサイズに相当する大きさです。『Short』や『Tall』は聞いた事があっても、『Grande』というと聞き馴染みがある人も少なくなるかもしれません。英語ではなさそうですが、果たしてGrandeとは何語でどういう意味なのでしょうか？

Grandeとは、イタリア語で「大きい」といった意味。英語の『Short』、『Tall』とは違いこちらは高さではなく大きさから名付けられたようです。容量は多めですが、好きなカフェメニューを思いっきり楽しみたい時は『Grande(グランデ)サイズ』がおすすめです！

最後に、『Venti』サイズを紹介します。Ventiの読み方は「ヴェンティ(ベンティ)」と発音すれば大丈夫です。容量は590ml。日本のスターバックスで注文することが出来る最大サイズとなっています。ペットボトルの容量が500mlという事を考えると、写真を見ても分かる通りここまで来ると相当な量です。ところで、ほとんど聞いたことのない『Venti』という言葉ですが一体どういう意味なのでしょうか？

VentiとはGrandeと同じくイタリア語。『20』を表す言葉です。590mlであるVentiサイズに20という数字がどう関係してくるかというと、単位をmlではなくオンスを使用すると解決します。変換してみると「20オンス＝591.4706mL」となり、590mlと少し半端に感じる量の理由も分かります。

日本のスタバで購入出来る最大サイズは上記の通り『Venti』なのですが、アメリカではこれを上回るサイズ、『Trenta』が存在します！読み方は「トレンタ」と読みます。Ventiでも相当な量なのですが、Trentaの容量はなんと910ml。Ventiの約1.5倍となっており、カフェでありながら、ワインボトルとほぼ同量という衝撃のサイズです。

因みにTrentaもGrandeなどと同じくイタリア語であり、「30」という意味があります。Ventiの場合の名付け方と同じくオンスでの量が由来なのですが、実際には「30オンス＝850.4857ml」となっており32オンス近く入っているようです。

スタバでの色々なサイズを紹介してきましたが、サイズが色々あるとどれにするか迷ってしまうかもしれません。そういう時は「どれがお得か」という視点でサイズをしてみるのはどうでしょうか。『欲しい量だけ買えばいい』という意見もあると思いますが、情報の一つとしてチェックしてみてください。

お得情報を調べる上で値段チェックは欠かせません。早速スタバのドリンクメニューの値段を確認してみましょう。もちろん注文するメニューによって値段が変わってくるので、ここでは「スターバックスラテ」に絞ってチェックしていきます。

値段を紹介する前に、まずはスターバックスラテについて軽く紹介しましょう。スターバックスラテは柔らかなミルクの甘さで人気のカフェメニューです。エスプレッソに、蒸気で温めたミルクであるスチームミルクを注ぎ、泡立てられたミルクであるフォームドミルクをトッピングしたカフェメニューで、スタバでも人気の商品となっています。50円を追加すると、カフェインレスで作ってもらう事も可能です。

それでは早速、スターバックスラテの料金を紹介します。『Short(ショート)』が税抜き330円、『Tall(トール)』が税抜き370円、『Grande(グランデ)』が税抜き410円、『Venti(ヴェンティ、ベンティ)』が税抜き450円となっています。サイズを一つ大きくすると、税抜き40円づつ高くなります。

それぞれ容量が『Short(ショート)』が240ml、『Tall(トール)』が350ml、『Grande(グランデ)』が470ml、『Venti(ヴェンティ、ベンティ)』が590mlとなっておりGrandeのサイズはShortの約2倍の量となっています。Shortを2つ購入すると税抜き660円、Grandeを1つだと税抜き410円なので、量だけで見るとGrandeを注文した方がかなりのお得と言えます。

同じドリンクが飲みたい人同士なら、二人でシェアするのも良いかもしれません。小さい子などはあまり多くの量を飲むことは出来ませんし、小さいお子さんと一緒に楽しみたいというお父さんやお母さんには、Grandeサイズがおすすめです。

続いては、視点を変えてメニューに含まれているエスプレッソの量からお得なメニューを考えてみましょう。「スターバックスラテ」などのメニューは、サイズによってエスプレッソの割合が違う事を知っていますか？同じように感じるかもしれませんが、実はエスプレッソが比較的多めのサイズ、少なめのサイズがあるのです。一概にお得、とは言えないかもしれませんがエスプレッソが多いお得感のあるサイズを調査してみましょう！

まず、サイズごとにどれだけエスプレッソが入っているのか調べてみましょう。エスプレッソの量はShortが1杯、Tallも1杯、Grandeが2杯、そしてVentiが3杯です。ShortとTallでは、エスプレッソの量は変わらないのです。

上記の通り、それぞれの容量はShortが240ml、Tallが350ml、Grandeが470ml、Ventiが590mlです。エスプレッソ1杯あたりのミルクの量を計算してみると、Shortが240ml、Tallが350ml、Grandeが235ml、Ventiが196.666…mlとなっています。

エスプレッソの割合が一番多いのはVentiということになり、Shortとエスプレッソの量が変わらないTallは、エスプレッソの割合が最も低くなっています。濃度でお得感を感じたい人には、Ventiがおすすめです。

「ワンモアコーヒー」というシステムを知っていますか？ワンモアコーヒーとは、「ドリップコーヒー」を注文した際、2杯目をお得に利用できるというシステム。以前は100円(税別)でしたが、2017年の秋からおかわりは150円(税別)となりました。それでも、お得なシステムな事には変わりありません。このシステムの良いところは、ShortでもVentiでも同じ値段でおかわり出来る点です。

どのサイズでも150円でおかわり出来るなら、金額が高く量が多い方がお得ということになります。最大サイズであるVentiだと、代金550円＋ワンモアコーヒーの代金150円の税込み700円で2杯を楽しむことが出来るということになり、断然お得です。しかもワンモアコーヒーは、一度店から出なくても一度の注文でそのサービスを受けることも可能です。

つまり、二人でスターバックスを訪れた際、「もう一杯をワンモアコーヒーで」と頼めばかなりお得にスターバックスを楽しめるという訳です。Ventiを頼んだ場合、1杯辺り税抜き350円で楽しむことが出来、なんとTallとほぼ同じ値段になるのです。全てのメニューで使えるわけではありませんが、大変お得なサービスとなっています。

いかがでしょうか？読み方が少し難しく、身構えてしまうサイズ名のスターバックスですが、Short(ショート)、Tall(トール)、Grande(グランデ)、Venti(ヴェンティ、ベンティ)と、読み方を覚えてしまえば難しくはありません。普通のカフェに入るような感覚で楽しむことが出来るでしょう。

時には好きな味を思う存分、時にはお得感も意識しながらメニューサイズを選択してみるのも良いでしょう。ワンモアコーヒーやタンブラー割引なども利用して、お得にスターバックスを楽しみましょう。