玉こんにゃくを使う絶品煮物レシピ！味しみしみで食感も楽しい！

玉こんにゃくとはサトイモ科の植物、あるいはその球茎から製造される食品で卓球のボール位の大きさです。山形県ではソウルフードとして有名で、お祭りの屋台などで玉こんにゃくが串に刺さった状態で売られています。山形県民は玉こんと通称で呼び、その人気は全国に広まるようになりました。

玉こんにゃくのレシピは様々ありますが、山形県で食べられる玉こんにゃくのレシピはするめを使って出汁をとる独特のレシピがあります。基本は煮物の中に入れますが、ピリ辛にしたり、鶏肉と炒めたりと意外とどんな食材にも相性が良いです。そのため、調べたらレシピを多く見つけることができるでしょう。

そこで本記事では、玉こんにゃくのレシピを味付けごとに紹介し、簡単でヘルシーな玉こんにゃく料理を紹介します。人気の定番レシピから、変わり種レシピまで想像を超えた玉こんにゃくの人気レシピを徹底解説しますので、ぜひ自宅の定番料理として参考にしてください！

【材料】

• 玉こんにゃく...1パック
• 塩...少々
• 煮物用に薄めた麺つゆ...200ml
• 醤油...小さじ1
• 辣油...小さじ1
• 鰹節...ひとつまみ

1. 玉こんにゃくを水洗いする。
2. 1分くらい茹でてあく抜きする。
3. 流水で締めたら、塩を揉みこみ下味をつける。
4. 煮物用に煮詰めためんつゆを煮たてる。
5. 玉こんにゃくを入れ、沸騰したら醤油とラー油を入れる。
6. 時々玉こんにゃくに汁をかけ、汁気がなくなるくらい煮詰める。
7. 鰹節をかけ、混ぜて器に盛り付けたら完成。

玉こんにゃくのレシピの中では、時短で簡単に作れる人気レシピです。このレシピでは辣油を麺つゆが沸騰した時に入れていますが、ピリ辛がもっと欲しい人は食べる直前にかけることもできます。鰹節以外でもすりごまや炒めたきのこなどを添えると、抜群に美味しいです。

辣油がない場合は、豆板醤で煮詰めてもピリ辛風な味付けになります。中華調味料は玉こんにゃくと相性が良いので、煮詰めずに炒めても味が染み込んで食欲をそそります。

【材料】

• 玉こんにゃく
• 鷹の爪
• ごま油
• めんつゆ
• 粉がつお

1. 玉こんにゃくを下茹でして臭みを取り、ザルにあげておく。
2. 鷹の爪を砕いておく。
3. ごま油と砕いた鷹の爪を鍋に入れて強火で熱したら、玉こんにゃくを入れる。
4. めんつゆをお玉1杯ほど入れて煮詰めていく。
5. 水気がなくなったら、粉がつおを混ぜて完成。

このレシピの名前は雷こんにゃくと言います。その由来は熱したごま油と砕いた鷹の爪の鍋の中に玉こんにゃくを入れた時、雷のような音がするのでその名前がついたということです。

また、ごま油と鷹の爪を強火で熱しますので玉こんにゃくを入れて鍋を揺らすと炎が上がる場合がありますので、料理するときは十分気を付けてください。少しピリ辛味ですので、ゆずを添えるとお酒のおつまみにもなります。

【材料】

• 玉こんにゃく...600g
• 醤油...50cc
• みりん...50cc
• 顆粒だし...小さじ2
• あたりめ...7～8枚

1. 玉こんにゃくを水でしっかり洗う。
2. そのまま玉こんにゃくを耐熱容器に入れ、レンジで加熱（600Wで1分半）する。
3. 鍋に醤油・みりん・顆粒だし・あたりめ・2を入れ、かき混ぜながら中火～弱火で約8分煮込む。
4. 煮込んだ後火を止めて一度冷まし完成。

このレシピは、出汁ではなくあたりめを使うことから山形県で食べている玉こんにゃくのレシピに似ています。ちなみに、あたりめとするめは同じものを指します。しかしさきいかは、生のイカやするめをあぶり焼きにし引きのばしたものをいうので異なります。

このレシピのポイントは、水でしっかり玉こんにゃくの臭みを取ることと、水気がなくなるまで煮詰めることです。それによって玉こんにゃくに味がしっかり染み込み、一度冷ますことによって味がなじみます。冷蔵庫で3～4日は保存できますので便利です。

玉こんにゃくの定番レシピといえば、煮物料理です。こんにゃく自体、煮詰めると味が染み込みやすいですので根菜や野菜、肉などと一緒に煮込むのが一番です。また、カロリーが気になる人でしたら牛肉を鶏肉に変え玉こんにゃくを多めにすれば、ヘルシーでカロリーを抑えた美味しい煮物ができるでしょう。

ちなみにこんにゃくには色々な種類があります。スーパーでよく見かけるこんにゃくは板こんにゃくといって、板で成形して形にしています。玉こんにゃくは、成形せず丸めて茹でたもので板こんにゃくと変わりがありませんが、煮物やおでんのアクセントして使われることも多いそうです。

このレシピには出汁が入っていませんので、少し味付けが薄いと感じた時はめんつゆや出汁、するめなどを入れて味を調節してください。厚揚げは普通の豆腐に比べて脂質は高いですが、良質な大豆のタンパク質が豊富で鉄分が通常の約4倍です。形も崩れにくいですので、水気が飛ぶまで煮詰めるときには最適の食材です。

玉こんにゃくと厚揚げだけでは物足りないという時は、味の染み込みやすい大根などの根菜を入れるとボリュームがアップします。アクセントとして、すりごまや一味唐辛子をかけると味に変化が出ます。

味噌おでんのような味のごま味噌は、玉こんにゃくと一緒に油揚げや根菜も一緒に煮詰めても美味しく出来上がります。簡単にみそだれを作りたいときは、めんつゆと味噌を混ぜ合わせ砂糖などで味を調整すればできます。また、甘辛くしたいときは最後に七味唐辛子をかけたり、食べるときに洋がらしを少しつければお酒のおつまみにもなります。

玉こんにゃくとカレーは合うのか不安になりますが、実際食べてみるとカレーのピリ辛が玉こんにゃくに染みてエスニック感覚の風味になります。また、レシピの材料が豆腐やホウレンソウ、トマトといったカロリーは少ないのに栄養価が高い食材を使用しているのもポイントです。

そして全体の味を統一してくれるのが味噌の役割です。味噌はカレーの隠し味に使われたり、トマト味噌はパスタや炒め物にも使える万能な調味料です。味の調節をしたいときは味噌の量を増減してください。

グラタンは洋風なイメージしますが、調味料が味噌や醤油ですので食べたら和風のさっぱりとした味わいになります。さつまいもを使うことによって甘さが出て、子供も喜ぶレシピになっています。ジャガイモに変えても美味しさ抜群です。

玉こんにゃくを半分に切って入れると、味の染み込みも早いし食べやすいです。大皿に作ってホームパーティなどに出すと、その場に居合わせた方が驚くこと間違いなしです。

このレシピは、ただのごま味噌ではなくにんにくを入れることによって、より胡麻の風味を引き立たせます。大人の味に仕上げています。ポイントは、下ごしらえした玉こんにゃくをいりこ出汁で煮詰めることです。ごま味噌を絡ませたとき、玉こんにゃくに染みた出汁がうまく混ざり合って、しっかりとした味を出す事ができるのです。

にんにくを入れなくても、白胡麻や味噌の栄養と玉こんにゃくの食物繊維は子供のおかずとしても出せます。「こんにゃくは味がなくて苦手」という人も食べられるでしょう。

【材料】2～3人分

• 新じゃがいも...300g
• 玉こんにゃく...150g
• Aだし汁...100cc
• A酒...大さじ2
• Aみりん...大さじ2
• A醤油...大さじ2
• A砂糖...大さじ1

1. 玉こんにゃくは2～3分茹でて下ごしらえをし、じゃがいもは大きさを切りそろえます。
2. 深めのフライパンにA、新ジャガイモを入れます。落し蓋をして中火で5分煮込みます。
3. 玉こんにゃくを重ならないように並べ入れて中火で10分煮込みます。
4. 落し蓋を外して混ぜながら煮詰めます。水分が少なくなってきたら全体に煮汁を絡めて完成。

このレシピのポイントは、皮つきに新ジャガイモを使うことと、玉こんにゃくを重ならないように並べることです。新ジャガイモは煮崩れしやすいですので、できるだけ深めの大きなフライパンを使って並べてください。このジャガイモのほくほく感と玉こんにゃくの食感のギャップが新感覚です。

このレシピにひき肉を入れて肉じゃが風にしたり、大根やニンジンを入れて煮物風にもアレンジできますので余った時も次の日のおかずになります。お酒のつまみにするなら、鷹の爪や唐辛子を入れてアレンジしてみてください。

【材料】

• 玉こんにゃく...200g
• オリーブオイル...50ml
• ニンニク...1片
• 鷹の爪...1本
• 塩...大さじ1

1. 玉こんにゃくを下茹でします。
2. にんにくの中の芯を取りみじん切りにしてフライパンに入れる。
3. 塩・鷹の爪を入れ玉こんにゃくを並べ入れる。
4. 上からオリーブオイルを入れて火をつける。
5. 弱火で煮詰めたら完成。

玉こんにゃくは、アヒージョにしても味が染みて美味しさ抜群です。玉こんにゃくの量に対して塩の入れる量が多いと感じるかもしれませんが、多めに入れた方がオリーブオイルの香りが際立ちます。

また、あまり煮すぎるとアヒージョ本来の味が台無しになりますので、気を付けてください。オイルの温度が落ち着いた時に、めんつゆをかけても美味しいです。

海のパイナップルと呼ばれているホヤは、岩手県や宮城県、北海道などで盛んに養殖がおこなわれています。レシピではホヤ玉子の作り方しか書かれていませんが、ホヤから出る出汁が煮汁に染み込み、玉こんにゃくを一緒に煮ると玉こんにゃくの色が変わるくらいです。ホヤ自体にミネラルが豊富に含まれていますので、体にいい料理です。

けんちん汁とは、昆布や鰹節で出汁を取り根菜を中心として豆腐やこんにゃくを入れる料理です。特徴は肉や魚を入れないことで、昔は精進料理として食べられていたとされています。その中でも玉こんにゃくは、柔らかい食感で噛むと染み込んだ出汁がじゅわっと出てきますので必ずいれたい食材のひとつになるでしょう。

揚げ物は食べたいけど、糖質が気になる人やダイエット中の人、肉が苦手な人は玉こんにゃくを串カツのように揚げてみてはいかかでしょうか？レシピは串カツと一緒で衣をつけて揚げるだけです。気をつけなければいけないのは、玉こんにゃくを下ごしらえした際に水気をしっかり取ることです。これをしないと揚げた時油がはねてしまいます。

串に刺すときは、玉こんにゃくだけではなくネギや白身魚など様々な食材を揚げても面白いでしょう。ソースはウスターソースのほかにゆずポン酢・塩・醤油など何種類か用意しておくと食べ比べができます。

玉こんにゃくは、食材の中でもメインになることはありませんが、一緒に煮込んだり炒めることによって他の食材の味を際立たせることができます。玉こんにゃく自体も味が染み込みやすいですので、どんな調味料を使っても合わないということはほとんどなく、お酒のおつまみにもぴったりの食材です。

玉こんにゃくは97%水分でカロリーは100gあたり5Kcal、脂質はなく糖質はたったの0.1gです。ですが食物繊維が2.2gとヘルシーで低カロリーです。しかも食べると水分によって食物繊維が膨らみ、満腹感が得られます。ダイエット中や食べ過ぎが気になる人は、ぜひレシピを読んで味わいたっぷりでヘルシーな玉こんにゃくを味わってください！