ハヤトウリの美味しい食べ方は?下処理の仕方・料理レシピも紹介!

ハヤトウリという野菜を知っていますか?ハヤトウリは、そのままではアクが強く食用には向いていませんが、きちんとした下処理方法さえすれば、さまざまな料理に活用できる万能野菜になります。今回はこのハヤトウリの下処理方法から、おいしい食べ方について紹介します。ハヤトウリの旬の時期や栄養についても調査しています。また、ハヤトウリを使った簡単レシピもいくつか紹介しますので、ぜひハヤトウリが手に入ったときに参考にしてみてください。

ハヤトウリの美味しい食べ方は?下処理の仕方・料理レシピも紹介!のイメージ

目次

  1. 1ハヤトウリはどんな野菜か見てみよう
  2. 2ハヤトウリの美味しい食べ方
  3. 3ハヤトウリの簡単な下処理方法
  4. 4ハヤトウリの簡単お料理レシピ
  5. 5ハヤトウリは料理のアレンジたくさん楽しい!

ハヤトウリはどんな野菜か見てみよう

ハヤトウリの旬と原産

鈴なりのハヤトウリ

ハヤトウリは南米原産のウリ科ハヤトウリ属のつる性植物です。ハヤトウリが日本で栽培され始めたのは大正時代からです。鹿児島で栽培され、現地の人を指す「薩摩隼人」からハヤトウリという名前になりました。ハヤトウリには2種類あり、表皮がクリーム色の品種のハヤトウリは、クセがなく比較的食べやすく、表皮が緑色のハヤトウリはおおぶりでクセが強く、食べる際にはしっかりと下処理が必要です。ハヤトウリの旬は10~11月です。

ハヤトウリの特徴

ハヤトウリのおしり

ハヤトウリはとにかくたくさん収穫できるウリとして知られています。別名「千成瓜」ともいわれるほどで、1株に100~200ほどの実をつけることもあります。ハヤトウリはそのまま食べるとアクが強く、苦みが強いので、下処理や加熱をして食べるのがおすすめです。生のままで食べる場合は白色の品種のハヤトウリの方がクセがなく食べやすいです。緑色のハヤトウリは苦みが強くアクも多いので、必ず下処理をしてから食べましょう。

ハヤトウリの栄養価について

おなかがすっきりしている女性

ハヤトウリはほとんが水分なので、栄養価自体はそれほど高くありません。主な栄養としてカリウムが豊富にあり、高血圧予防に効果的とされています。また、ハヤトウリにはビタミンCも含まれているのでシミやしわの生成を抑えつなど美容効果も期待できます。さらにハヤトウリには食物繊維が豊富に含まれているため、便秘予防にもなります。さらにハヤトウリは100gあたり20kcalと低カロリーなので、ダイエットにも向いています。

ハヤトウリは栄養価自体は低いですが、カロリーも低いので、炒め物やスープなどに加えて料理のボリュームをアップに使用するのもおすすめです。カロリーが気になる炒め物などにぜひハヤトウリを利用してみましょう!ハヤトウリに含まれている栄養はダイエットや美容にも効果的なので、ぜひ積極的にハヤトウリを摂取しましょう!

ハヤトウリの美味しい食べ方

ハヤトウリは炒めて美味しい!

ハヤトウリはさまざまな料理に活用できます。一番簡単なのが、炒め物に活用する食べ方です。使い方は簡単で、ハヤトウリの皮をむいて、そのままカットして炒め物に入れるだけです。切り方はお好みで、薄切りや千切りなどにするとすぐに火が通ります。料理の際には炒めすぎに注意しましょう。長時間火にかけると、ハヤトウリ独特のシャキシャキした食感が失われてしまいます。味付けはあっさりめでも濃いめでもどちらでも合います。

ハヤトウリは簡単サラダでヘルシー

ハヤトウリはサラダにしてもおいしく食べられます。ハヤトウリを生のままスライスして、塩もみをしてサラダにします。えぐみが気になる場合は、軽く下処理をしてから使いましょう。下処理は薄く切ったハヤトウリを軽くゆでればOKです。シャキシャキとした歯ごたえが残る程度にゆでるのがハヤトウリのサラダをおいしく仕上げるコツです。ハヤトウリの味はシンプルなので、マヨネーズであえるとコクが出てよりおいしくなります。

ハヤトウリでほっこりスープがおすすめ

ハヤトウリはスープに入れてもおいしく食べられます。そのまま細切りや小さめの角切りにして、鶏がらスープや清湯スープなどで食べるのがおすすめです。シャキシャキとしたハヤトウリ独特の食感がアクセントとなり、食べ応えのあるスープになります。洋風のスープとの相性も抜群です。ミネストローネなどのトマトベースのスープに加えてもおいしく食べられます。また、ハヤトウリはみそ汁の具やお吸い物などにしてもおいしいです。

ハヤトウリは漬物にして美味しく保存

ハヤトウリの漬物

ハヤトウリのイチオシの食べ方は漬物です。ハヤトウリをそのまま薄切りにして塩もみをし簡単な浅漬けや、みそ漬け、酒かす漬けにしてもおいしいです。また、煮立たせた甘めのしょうゆベースのだしに漬け込んだハヤトウリの醤油漬けもおすすめです。お好みでショウガやトウガラシを加えて、ピリ辛に仕上がりご飯がすすむ一品になります。また洋風のピクルスも簡単にできます。保存がきくので旬の時期に作っておきましょう。

ハヤトウリの簡単な下処理方法

下処理方法①表面の皮を剥いて種をとる

ハヤトウリの表面の皮は固いため、料理をする際には処理をしてから使いましょう。表面の皮は実離れがあまりよくないので、包丁を使って向くよりはピーラーを使用して皮を処理する方法がおすすめです。また、ハヤトウリはアクが強く、素手で触ると手が荒れてしまいます。そのため、ハヤトウリの皮を処理したり料理をしたりする際にはゴム手袋などをするといいでしょう。皮をむく際には半分に割ってから皮をむくと簡単に処理できます。

ハヤトウリの中心部には種があるので、下処理の際には種も一緒に取り除きましょう。ハヤトウリの種は固く、あまり食用には向きません。皮をむく際にハヤトウリを半分に割るので、その際に種の処理を行いましょう!ハヤトウリの種は、カボチャなどと同様にスプーンなどを使ってくり抜くと処理しやすくておすすめです。

下処理方法②水洗いして塩をすりこむ

ハヤトウリの種を除去してピーラーなどで皮をむいたあとは、好きな大きさにカットしましょう!アクが気になる場合は、カットしたハヤトウリをさっと塩もみにして水洗いしましょう。水洗いと塩もみをすることによってアクやえぐみ、ハヤトウリ独特の苦みも抑えられ、食べやすくなります。ハヤトウリはほとんどが水分なので、塩もみにしても栄養価にあまり変わりはありません。塩もみにしたハヤトウリはサラダにしてもおいしいです。

下処理方法③下茹でして柔らか美味しい

ハヤトウリは下茹ですると柔らかい食感になります。ハヤトウリをゆでる際には皮をむいて4等分にしてから種を取り除いて下茹でしましょう。ハヤトウリをスライスして茹でると、あまり保存に向きません。また、ハヤトウリの独特の食感を残しておく意味でも、ある程度の大きさのまま下茹でするのがおすすめです。ハヤトウリを下茹でするとえぐみや苦みがなくなります。ハヤトウリはクセがない味わいなので、さまざまな料理に使えます。

下処理方法:肌の弱い人はアク抜きする

ハヤトウリは非常にアクが強い野菜です。包丁で切った断面などを素手で触ると肌が荒れてしまいます。そのため、肌が弱い人はハヤトウリを調理する際には必ず手袋をしましょう。ハヤトウリのアク抜き方法は、半分に割ったハヤトウリに塩を刷り込み、出てきた泡を洗い流す方法です。ハヤトウリを素手で触ってしまった場合には、目や口、顔などは決して触らないようにして、すぐに手を洗い、手洗い後はきちんとハンドケアをしましょう。

ハヤトウリの簡単お料理レシピ

箸が止まらない人気サラダ「ハヤトウリのサラダ」

新鮮なハヤトウリが手に入ったときにぜひとも試したいのがサラダです。水にさらしたハヤトウリとマヨネーズなどの調味料を混ぜるだけの簡単なサラダなのに不思議と箸が止まらないおいしいサラダレシピを紹介します。サラダの具材はハヤトウリ2人分のレシピは以下の通りです。レシピではハヤトウリだけですが、お好みでハムやコーンなどの具材をプラスしてもおいしいです。ハヤトウリのサラダの保存期間は冷蔵庫で3日ほどです。

  • ハヤトウリ 1~2個
  • マヨネーズ お好みで
  • いりごま(白ゴマがおすすめ) お好みで
  • 顆粒コンソメ 小さじ1/2
  • コショウ お好みで

  1. ハヤトウリを半分に割って、種と皮を取り除き、鍋に沸かしたお湯でさっと湯がきます。この時、茹ですぎないように注意しましょう。
  2. ハヤトウリの水気をよく切ったら、ボウルに移しマヨネーズと顆粒コンソメ、コショウをいれて、味見しながら味を整えます。
  3. 仕上げにたっぷりのいりごまを振りかけて完成です。

相性ばっちり食感楽しい「ハヤトウリとベーコンの炒めもの」

ハヤトウリの食べ方で意外に人気なのがハヤトウリの炒め物です。あっさりした癖のないハヤトウリの味わいと、ベーコンなどの塩気の強い素材の組み合わせが人気で、子どもから大人まで人気のメニューです。ニンニクやトウガラシを使って、ペペロンチーノ風味にしてもおいしく食べられます。また、濃い目の味付けにしてパスタやマカロニとあえる食べ方もおすすめです。2人分のハヤトウリとベーコンの炒め物のレシピは以下の通りです。

  • ハヤトウリ 1~2個
  • ベーコン 5枚程度
  • 塩コショウ 少々
  • オリーブオイル 大さじ1
  • バター 10g
  • ニンニク ひとかけ
  • トウガラシ 1本
  • パセリと黒コショウ(仕上げ用)

  1. ハヤトウリを4等分にして、皮と種を取り除きます。2~3mmのいちょう切りにして、塩でもみこんで10分ほどアク抜きをして、水でよく洗っておきます。
  2. フライパンにオリーブオイルを入れ中火にかけ、みじん切りにしたニンニクと輪切りにしたトウガラシを入れ、香りが出てきたらベーコンを入れて炒めます。
  3. ベーコンから脂が出てきたら、よく水を切ったハヤトウリを入れて全体を混ぜ合わせます。
  4. バターと塩コショウを入れて全体がよくなじんだら器に盛りつけます。
  5. 仕上げにパセリと黒コショウをまぶしたら完成です。

ハヤトウリは料理のアレンジたくさん楽しい!

2つに割ったハヤトウリ

ハヤトウリはクセがない野菜なので、旬の時期にはさまざまな食べ方で楽しみましょう!ハヤトウリは一株で多くの実をつけます。ハヤトウリの適切な下処理方法を覚えておけば、旬の時期においしいハヤトウリを存分に堪能することが出来ます。下処理をきちんとすればハヤトウリは和洋中といったあらゆるレシピに応用できます。旬のハヤトウリには健康のための栄養がつまっています。ぜひ旬の時期にハヤトウリを食べてみましょう!

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