メキシコ料理レシピ！本格タコス・トルティーヤから簡単人気メニューも

メキシコ料理が密かなブームを呼んでいる今日このごろではありますが、本当のメキシコ料理とは一体どの様なモノなのか？を知る人は圧倒的に少ないのが現状です。

実は、日本人がメキシコ料理だと思っているモノの大半は、本物のメキシコ料理ではありません。最たる例としてブリトーを挙げてみましょう。ブリトーをメキシコ料理と思い込んでいる人も少なくありませんが、あれはメキシコ料理ではなくテクスメクス、つまり「アメリカ風のメキシコ料理」なのです。

そこで、本記事ではテクスメクスではない本物のメキシコ料理のレシピを紹介します。どの料理もメキシコでは人気のあるポピュラーなモノばかりですので、ぜひこの機会に作り方をマスターして、メキシコ料理ならではの味わいを思う存分楽しんでください！

まずはメキシコ料理の代表格であるタコスのレシピから紹介していきましょう！数有るメキシコ料理の中でもタコスは人気＆知名度共に頭一つ抜け出た存在です。ただ、日本人が普段タコスと思って食べているタコスの中には、日本オリジナルの物も数多くあるのです。

そこで、ここでは本場メキシコで親しまれている一般的なタコスのレシピを紹介させて頂きます。いずれのタコスも聞き慣れない名称ではありますが、一度食べたら間違いなく味の虜になるモノばかりです。ぜひこの機会に本物のメキシカンタコスを味わってみてください。

• プレーンヨーグルト…大さじ3
• マヨネーズ…大さじ2
• オニオンソルト…お好みの量
• ガーリックソルト…お好みの量
• ブラックペッパー…お好みの量
• 千切りキャベツ…1/4個分
• 白身魚…お好みの量
• フラワーまたはコーントルティーヤ…5枚程
• 小麦粉…1カップ
• ベーキングパウダー…大さじ1/2
• 卵…1個
• 細かく刻んだパセリ…大さじ1
• ビール…適量

1. ボウルにヨーグルト、マヨネーズ、オニオンソルト、ガーリックソルト、ブラックペッパーを入れてよく混ぜ合わせる。【A】
2. 白身魚を薄くスライスして、塩コショウを振る。
3. 別のボウルにビール、卵、パセリ、オニオンソルト、ガーリックソルト、小麦粉、ベーキングパウダーを入れてよく混ぜ合わせる【B】（パンケーキのタネの様な状態になるまで混ぜる）
4. 白身魚の両面に小麦粉をまぶし、【B】のボウルに入れて衣をつけたら油で揚げる。
5. トルティーヤをフライパンで温め、千切りキャベツと揚げ魚を乗せて【A】のソースを掛ける。
6. 皿に盛り付け、アボカドスライスやタバスコを添えたら出来上がり。

タコス・デ・ペスカドは揚げた白身魚をトルティーヤで挟んだタコスです。ソースはマヨネーズベースのソースを使用しています。感覚的にはフォレオフィッシュに近いこのタコスは、メキシコ料理の中ではかなりポピュラーなものです。日本人好みの味付けが施されているので、タコスビギナーの方にもおすすめです。

回転させながら焼いた豚肉をトウモロコシのトルティーヤで包んだタコスが「パストール」です。このパストールはメキシコでは最もポピュラーなタコスとして、多くの人々に親しまれています。日本ではなかなかお目にかかることの少ないタコスではありますが、本場メキシコの味を知りたいのであれば、このパストールはハズせません。

レシピはネットを探すと幾つもHITしますが、中でも初心者の方でも手軽にチャレンジできそうなこちらのレシピがおすすめです。レシピを見ながらぜひパストール作りにチャレンジしてみましょう！

タコス・デ・カマロネスの主役は海老です。日本人が大好きな海老はメキシコ料理でも主役級の人気を誇る食材です。酢漬けのハラペーニョのサッパリとした味付けに、ライムの爽やかな香りが食欲をそそります。コロナなどのメキシコビールやテキーラとの相性がすこぶる抜群なので、お酒好きな方はぜひ一度お試しください。

タコス・デ・カルニタスは豚肉のタコスです。豚肉の色んな部位を煮込むんで使うのがこのタコスの特徴で、内臓や脂身なども使われています。メキシコのミチョアカン州発祥のタコスで、メキシコ本国でも親しまれている一品です。

日本でも集められる材料ばかりなので、レシピに沿って作れば割りと簡単に作り上げることができるでしょう。こちらで紹介しているレシピは、メキシコ旅行の際に地元の人から教えてもらったレシピだそうですので、より本格的な味わいのタコス・デ・カルニタスが味わえることでしょう。

続いて紹介するメキシコ料理のレシピはトルティーヤです。と、その前に1つ重要なことをお伝えしておきます。このタイトルの通り、日本人の中にはトルティーヤを料理と思っている人も少なくありません。ですが、そもそもトルティーヤは料理ではありません。先程紹介したタコスのレシピで使われていた皮がトルティーヤなのです。

トルティーヤとはすりつぶしたとうもろこしで作る薄焼きのパンの名称で、つまり、メキシコ料理における主食に当たる（日本人で言えば白米）の様な存在なのです。よってトルティーヤのレシピとなると「薄焼きパンの作り方」ということになります。

ということで、ここでは「トルティーヤを使用したタコス以外のメキシコ料理」のレシピを紹介していくことにします。「トルティーヤを使用したタコス以外のメキシコ料理を楽しみたい！」という方は、ぜひこちらのレシピを参考にしてみてください。

• トルティーヤ（直径25cm）…2枚
• 鶏ささみ…2本
• 料理酒…大さじ1
• レタス…2枚
• きゅうり…1/2本
• 黄パプリカ…1/4個
• スライスチーズ…2枚
• マヨネーズ…大さじ3【A】
• タバスコ…小さじ1/4【A】

1. トルティーヤを袋の表記通りに温め、鶏ささみは筋を取り除いておく。
2. レタスを洗い水気を切り、黄パプリカは種とヘタを取っておく。
3.  耐熱ボウルに鶏ささみと料理酒を入れてラップをし、600Wの電子レンジで火が通るまで2分程加熱する。粗熱がとれたら手で一口大にほぐす
4. レタスを細切りに、きゅうりを千切りに、黄パプリカを細切りにする。
5. スライスチーズを半分に切る。
6. ボウルに【A】の材料を入れて混ぜ合わせる。
7. トルティーヤに6を塗り、全ての具材を真ん中より5cm手前の方に乗せる。
8. 両端を3cm内側に折り、手前からキツめに巻いていく。
9. 巻き終わりの部分を下にして、斜め半分に切ったら出来上がり。

厳密に言うとメキシコ料理ではなくテクスメクスに分類されるラップサンドですが、ここ日本での人気も非常に高い一品なので、敢えてメキシコ料理としてレシピを紹介しました。好きな具材をトルティーヤで巻くだけという極めて簡単かつシンプルな料理ですので、基本レシピさえ覚えてしまえばどんなバージョンでも作り出すことが可能です。

因みにコストコの大人気商品であるハイローラーも、言うなればこのラップサンドにあたる一品です。今回はチキンのラップサンドを紹介しましたが、お肉に限らずシーフードやチリビーンズなども相性バツグンですので、機会があればぜひ一度チャレンジしてみてください。

エンチラーダはメキシコ料理の中でも非常にポピュラーな一品です。油で焼いたトルティーヤで具材を包み、上からグリーンソースや刻みレタスを掛けたモノになります。基本的に挟む具材は何でもOKで、タコスの上にソースを掛けたらエンチラーダになると考えておけば間違いありません。

テクスメクスの代表的料理であるファヒータですが、メキシコ料理店でも取り扱うお店が多いので、ここではメキシコ料理のレシピとしてとして紹介しておきましょう。ファヒータとはグリルした肉をトルティーヤに乗せて食べる料理の総称です。具材は肉であれば何でもOKですが、一般的にはチキンが具材として使用される場合が殆どです。

タマネギとピーマンと共に肉を鉄板で焼き、レタスやサワークリーム、ワカモレ、サルサ、ピコ・デ・ガヨ、おろしたチーズ、そしてトマト等を付け合せて頂きます。テクスメクスの中でも1、2を争うほどの人気メニューです。

続いては紹介するメキシコ料理のレシピはスープ料理です。メキシコ料理には数多くのスープ料理があります。ここではその中から特に代表的な料理のレシピをPICKUPしました。

• コーントルティーヤ…3枚
• サワークリーム …お好みの量
• チーズ…お好みの量
• アボカド…お好みの量
• トマト…5000g
• チリパジル…2つ
• タマネギ…50g
• ニンニク…2個
• 油…適量

1. チリバジルのタネを取り除き、細かく切る。
2. トマトの蔕部分を刳り抜いておく。
3. フライパンに油を入れ、刻んだチリバジルの表面を焦げない様に炒める（炒めたら取り出す）
4. フライパンでトマト、ニンニク、玉ねぎを焦がさないように炒める（炒めたら取り出す）
5. トルティーヤをスライスし、脂で揚げる。
6. チリ、トマト、ニンニク、玉ねぎ、少量の揚げたトルティーヤをミキサーに入れ、水を適量加えて混ぜ合わせる（水はミキサーの8分目程が目安）
7. 鍋に油を入れ、温まったらミキサーで混ぜたソースを入れる。
8. 少量の水とチキンコンソメを加え、7〜8分程中火で煮込む。
9. 皿に揚げたトルティーヤ、チーズ、サワークリーム、アボカドを入れてスープを注ぎ入れる。
10. チリを上から振りかけたら出来上がり。

その名称からも分かるように、ソパ・デ・トルティーヤはトルティーヤのスープです。メキシコ人の国民食であるトルティーヤを、スープの具材として使用しております。メキシコの家庭料理として親しまれている一品で、日本でいうところの味噌汁にあたる存在と考えて頂くと分かりが良いでしょう。

メヌードもメキシコの国民食的なスープです。メキシコ全土にて食されているこちらは、牛モツがメインの食材として使用されています。スペイン料理にも全く同じ料理があることから、元々はスペイン伝来の料理であると予想されます。モツの旨味がたっぷりと染み出したスープは絶品です。トリッパがお好きな方にはたまらない一品になることでしょう。

カルド トラルペーニョは中南米ならではのサッパリとしたスープで、日本で作る場合は鶏ももか手羽先を使用するのがおすすめです。こちらのレシピ通りに作業を進めれば、誰でも簡単にメキシコ風爽やか鶏スープを作り上げることができます。

最後はメキシコ料理における簡単メニューのレシピを紹介しておきましょう。ここで紹介するレシピはどれも非常に簡単なモノばかりです。ちょっとしたパーティーなどにも最適ですので、ぜひこの機会にチャレンジしてみましょう！

• アボカド…2個
• ライム…半分
• 玉ねぎ…1/4個
• トマト…半分
• コリアンダー…1束
• 青唐辛子…1本
• にんにく…1片
• 塩…小さじ1/3
• 胡椒…少々
• クミンパウダー…少々
• ナチョチップス…お好きな分量

1. 玉ねぎ、種を取り除いたトマト、コリアンダー、青唐辛子をみじん切りにする。
2. にんにくをすりおろす。
3. アボカドをくり抜き、ライムを絞りかけてフォークで潰す。
4. 玉ねぎ、トマト、コリアンダー、青唐辛子、にんにくを加える。
5. 塩、胡椒、クミンパウダーで味付けする 。
6. 全体を混ぜ合わせた後、冷蔵庫で30分ぐらい冷やして馴染ませる。
7. ナチョチップスと共に器に盛りつけたら出来上がり。

定番メキシコ料理の1つ「ワカモレ」は、アボカドをメインとしたディップです。ナチョチップスに付けて頂くも良し、タコスに乗せて頂くも良しと、どの様な料理とも合わせることができます。作り方は簡単ですが、鮮度が第一のため作り置きには向いていません。

日本でも大人気のナチョスは、チップスの上にチーズやワカモレ、タコミートなど、好きなものをトッピングするだけの超簡単料理です。

メキシコ料理でいうところのホットサンドイッチ的な存在がこのケサディーヤです。ビーフや豚肉が具材としてはポピュラーですが、オリジナルでさまざまな具材を試してみるのもあり。トルティーヤさえあれば、どんなケサディーヤでも作ることが可能です。

テクスメクスの定番料理であるチリコンカンは、ピリッとした辛さがクセになる一品です。単体でも勿論イケますが、タコスに添えたりパスタに乗せたりしても美味しく頂けます。

メキシコ料理の人気レシピを紹介してきました。どのレシピもそれほど難しくはないので、メキシコ料理初心者の方でも美味しく作ることができるはずです。この機会にぜひ本場のメキシコ料理にチャレンジしてみましょう！