100均の熱収縮チューブの便利な使い方と活用法【ダイソー・セリア】

傷んでいるコードやホースを補修する時やいくつものコードを一つにまとめてすっきりさせたい時は、熱収縮チューブを使えば自分でも簡単に出来ます。今まで諦めていたやぶれた電気コードなどを、ドライヤーで簡単に修理出来る100均・ダイソーの熱収縮チューブを解説していきます。

ホームセンターで買うと倍以上の価格で販売されている熱収縮チューブは、100均の商品でも十分使えるクオリティーです。残念ながらセリアでの販売はありませんが、熱収縮チューブを使用する目的をカバーできる便利商品も販売されていますので、そちらも合わせて紹介します。

電気機器の修理などを自分でやったことがない方には熱収縮チューブという言葉も知らなかったという方も多いですが、一体どんな商品なのでしょうか？熱収縮チューブの使い方や100均以外で購入するときの相場などを見ていきます。

熱収縮チューブとは熱を加えることで収縮して、カバーしたいものにピッタリと密着する形状記憶型のプラスチック製のチューブのことです。電化製品のコードに穴があいて中の配線が見えてしまっていたり、水道のホースに穴があいた時などの補修に使用します。

使い方は、カバーしたいコードなどに合わせて熱収縮チューブをカットしてかぶせ、ドライヤーなどを使ってチューブを収縮させるだけです。家にあるものだけで電気コードの修理などが出来て手軽です。

幅が太い物を使えば電気ケーブルを一つにまとめてすっきりさせたい時にも使えます。コードが破れていなくても、断線やほこりなどが原因の火災の予防のためにカバーするのも効果的です。その他にもアンテナのカバー、靴紐のほつれ防止、工具の滑り止めなど使い方は多岐にわたります。

配線などの防水・防滴の目的で使う方も多いですが、ダイソーで販売している種類は防水効果がない商品です。100均の熱収縮チューブを使用するときは水がかからないところで使用し、防水効果を期待するならホームセンターで商品を購入してください。

100均のダイソーでは熱収縮チューブが延長タップなど電化製品系の売り場で販売されていることが多いですが、店舗によってはカー用品の売り場に売っている場合もあります。小さな店舗では取り扱いがない可能性もあるので、各店舗で直接店員さんに聞くか電話で問い合わせてからお店に向かうようにしてください。

ダイソーで取り扱っている熱収縮チューブは「配線カバー」という名称で販売されています。お店で熱収縮チューブと聞くと店員さんもわからない可能性もあるので配線カバーと問い合わせると確実です。

おしゃれな商品が多くて人気な100均・セリアでは残念ながら熱収縮チューブの取り扱いはありません。ですが断線防止のケーブルガードや配線の保護を目的とした商品は何点か販売されています。サイズなどがピッタリ合うようならセリア商品でも十分に熱収縮チューブを同じ活躍をしてくれるのでおすすめです。

ホームセンターや通販でも熱収縮チューブは販売されています。サイズにもよりますが、ダイソーで販売されているサイズと似たような商品は200円台～300円台で販売されていることが多いです。

いろいろなサイズのパック商品や熱収縮チューブを縮めるための専用のドライヤーなども販売されているので頻繁に熱収縮チューブを使用する方はホームセンターのほうがおすすめです。ですが、そこまで頻繁に使うことがない方、今回の修理だけで使用する場合は100均の商品でも十分効果が得られます。

100均でも特にダイソーが熱収縮チューブの種類が多いと評判です。一体どんな商品が販売されているのでしょうか？電源ケーブルなどのやぶれやホースの破れの応急処置にも役立つサイズ・カラーバリエーション豊富なダイソー商品の紹介です。

一つにいろいろなカラーの熱収縮チューブが入っている「配線カバー」はダイソーで販売されている熱収縮チューブで1番人気の商品です。他の商品は黒や白などのシンプルな色が多いですが、こちらは黒以外に赤・青・黄などのおしゃれなカラーが多いです。

スマホの充電ケーブルを家族ごとでカラーを変えてみてり、配線ケーブルの役割ごとにカラーを変えてわかりやすく整理する使い方にもおすすめです。2～6ｍｍのコードに対応しているので細い配線から少し太めの延長コードなどにも使えます。

長い熱収縮チューブが欲しいという方には「配線カバーロールタイプ」がおすすめです。カットされていなくて自分でちょうどいいサイズにカットして使うことが出来るので、長いコードを覆いたい時にも便利です。こちらも2～6ｍｍのコードに対応なので、通常の配線カバーと同じように使えます。

カラーは黒以外にも黄色やピンクなども販売されていて、いろいろなカラーバリエーションを揃えてもダイソー商品ならホームセンターの商品より安く買えます。余った熱収縮チューブは再度修理するときにとっておくと便利です。

8ｍｍでは入らないコードの修理に使えるのが「配線コード10ｍｍ」です。8ｍｍサイズより極太で太い配線コードや複数の配線コードをまとめる時にも重宝します。カラーバリエーションはほかの熱収縮チューブよりは少ないですが、ダイソーで手に入る熱収縮チューブで最も大きなサイズになります。

長さは80ｃｍのみの販売なので長く利用したいときは複数購入する必要があります。コードの修理・整理にはもちろん、工具や手すり部分のの滑り止めにも使えます。

どの商品も使い方はホームセンターで販売されている熱収縮チューブを同じで、使いたい場所に合うサイズにカットして被せてからドライヤーなどで熱をあてて収縮させるだけです。ライターなどで加熱すると熱収縮チューブとコードが燃えてしまう可能性もあるので、ライターなど火を使う場合は離れた場所から炙ってください。

ダイソーの熱収縮チューブは説明書きに「室温15℃以下の場合、収縮が完了するまで1分以上かかる場合があります」と書いてあるので、冬場など室温が下がっている時は注意が必要です。また、一度収縮したものは再度ドライヤーで加熱しても形は変わらないので、付け替える時は新しい熱収縮チューブを用意してください。

コードの修理だけでなく、配線を目立たなくする目的で熱収縮チューブを使う方も多いです。ダイソーの商品はカラーバリエーションも多いのでインテリアに合わせて色を変えることも可能です。複数のコードを隠す場合は10ｍｍの配線カバーを使うとごちゃごちゃしがちなテレビ周りのコードもすっきりします。

いろいろなことに使えて便利なので、ダイソーでも人気商品です。そのせいか売り切れている店舗もあったという口コミもあります。小さな店舗では取り扱いがないところもありますので、店舗に電話などで問い合わせてみてからお店に向かうことをおすすめします。

ドライヤーであたためて収縮するダイソーの熱収縮チューブは、なかなか収縮しなかったという口コミも目にします。室温などの影響も温める時間に影響するので、注意が必要です。ライターを使う場合は十分にコードから離して安全に使うようにしてください。

セリアでは熱収縮チューブが販売されていませんが、コードを保護したり綺麗に収納できる熱収縮チューブに似たよく割りをしてくれる商品が多数販売されています。おしゃれに綺麗に整理整頓できるセリアの配線周りの便利グッズを紹介します。

電化製品の配線コードをまとめるのに便利なのが「透明コードチューブ」です。まとめたいコードに巻き付けて束ねるとすっきり収納できる商品で、コードを埃や汚れからも守ります。透明なのでインテリアの邪魔にもなりません。長さも1.5ｍとたっぷりあるので、テレビとレコーダーなどのコードをまとめることも出来ます。

セリアの収納グッズでは人気の商品で、太さも細・中・太の3種類が販売されています。使う場所やコードの量によって種類が選べるので便利です。

まとめたいコードを一つにまとめて、コードチューブをクルクルと巻き付けて使います。サイズが合わないとうまく負けない可能性もあるので、購入前にまとめたいコードの本数を把握して3種類のサイズで適正サイズを購入するようにしてください。

iPhoneなどの充電ケーブルは付け根が破れやすいので「ライトニングケーブルカバー」を使って劣化を防止することがおすすめです。セリアでは2個入りのかわいいライトニングケーブルカバーが販売されていて、カラーバリエーションも豊富です。1つ入りですが、スマイルマークのかわいいイラストが入ったものもあります。

2個入りなのでカップルで色違いでつかったり、カバーを気分によって付け替えたりも出来ます。同じ機種のスマホを使っている方は複数いる時は、自分用の目印にもなるので職場用や旅行用にも最適です。

細長いパーツをコードに直接つけてコードを固定し、球体のアクセサリーを細長いパーツの上から差し入れて使います。二重にカバーしているので持ち運ぶときもカバンの中で充電コードの付け根が曲がることがなく、断線や劣化を防ぎます。

セリアのライトニングケーブルカバーは2個入りでお得なので、予備用にも取っておけて好評です。通常の電気屋で販売しているライトニングケーブルカバーは300円から500円ほどで販売されているので、100均で手に入るのはお得でクオリティも高いです。カバーなしで使うと断線しがちな充電ケーブルもかわいくカバーしてくれます。

いろいろなことに簡単に使える熱収縮チューブは間違った使い方をしてしまうとうまく収縮しなかったり、怪我の原因になってしまう可能性もあります。簡単に使えるからこそ気を付けたいダイソーの熱収縮チューブとしようする時の注意点をまとめました。

ドライヤーなどで加熱する際、一か所にばかり熱をあてるのではなく熱収縮チューブをかぶせているところ全体に熱をあてるようにしてください。ムラがあると一か所だけ厚くなりすぎて火傷などの原因になったり熱が当たっていない部分の収縮が甘くなったりします。

熱をあてる時に熱収縮チューブの先から先までスライドさせるように何往復も均一に熱をあてるようにすると全体に熱が行き渡ります。長いチューブを使う時は特にこの方法を心がけてください。

熱収縮チューブを加熱する方法はドライヤーをあてる・ライターを使う・沸騰したお湯をかけるなどですが、どれも熱収縮チューブが高温になるので火傷に注意してください。特にライターを使う場合、コードや熱収縮チューブが燃えてしまう可能性もあるので、火災の原因にもなって危険です。

一か所に熱を当てすぎると熱くなりすぎて危険なので、均等にあてるように注意してください。ライターを使う時は燃やさないようにしっかり距離をとって温めます。ダイソーの熱収縮チューブは収縮しにくいという口コミもあるので、根気強くまんべんなく全体を温めると収縮しやすく安全です。

熱を当てると収縮する仕組みの熱収縮チューブは、仕上がりがカットしたての時より短くなってしまいます。被せたい箇所ピッタリに熱収縮チューブをカットしてしまうと箇所全体を覆えない可能性もあるので、少し余裕をもって長くカットしておく必要があります。

被せたい箇所がダイソーのカットされている配線カバーではギリギリの長さの場合は、カットされていない種類を購入するようにしてください。使いたい用途や長さによって購入するものを選ぶのもポイントです。

補強したいコードなどの素材が耐熱性のものでない場合は、熱収縮チューブを使うのは危険です。100度近い熱を当てて収縮させるため、耐熱素材でないものを熱収縮チューブと一緒に加熱してしまうと商品の劣化や故障にもつながります。素材を確認したうえで熱収縮チューブで補強するようにしてください。

ホームセンターで販売されているものより安く手に入るダイソーの熱収縮チューブは、簡単なコードの修復や保護、整理整頓にも使える便利グッズです。ドライヤーなどで加熱するだけで使えてカラーバリエーションも豊富なのでかわいくコードをまもってくれてインテリアを邪魔することもありません。

一家に一つ熱収縮チューブをストックしておくと、故障した時の応急処置などに便利です。セリアで販売されている代用品でのコードの断線防止対策も合わせておすすめします。今まであきらめていた充電コードの断線も、買い替える前に熱収縮チューブでの修復を試してみてください。