やよい軒に持ち帰りサービスが登場！テイクアウト可能店舗とメニュー紹介

やよい軒とは定食、丼ものを中心として全国、世界に展開するフランチャイズチェーン店です。手軽に作りたてのメニューをその場で食べることができるのが魅力のやよい軒ですが、最近では持ち帰りメニューが登場しました。やよい軒の持ち帰りメニューを紹介する前に、まずはその歴史を紹介していきます。

やよい軒の歴史は1986年5月に現在の株式会社プレナスの創業者でもあり塩井末幸の祖父でもある、塩井民次郎が東京の日本橋茅場町に西洋料理店の「彌生軒」をオープンさせました。その後明治後期まで営業していたのが、現在のやよい軒のルーツとなっています。

その後めしや丼1号店の南バイパス店を福岡市の博多区にオープンし関東、関西、九州でチェーン店展開しました。

2004年9月に先代の彌生軒の店舗名を引き継いだやよい軒の1号店を東京都四ツ谷4丁目にオープンし、2006年7月には全国の「めしや丼」から「やよい軒」に名称変更、店舗改装を順次開始し、中部、中国地方に拡大していきました。

やよい軒の魅力は600円未満でバランスのとれた定食が食べられるのが魅力で、肉系のがっつり定食メニューから魚中心の健康的な定食メニューまで幅広いメニューが豊富です。さらにリーズナブルな値段が魅力な他にやよい軒の魅力は、定食チェーンでは珍しいご飯がおかわり自由というのが人気の理由です。

やよい軒は2019年4月時点で37都道府県で店舗展開していて北海道地区で10店舗、東北地区4店舗、関東地区136店舗、中部地区27店舗、北陸地区12店舗、関西地区86店舗、中国地方23店舗、四国地区5店舗、九州・沖縄地区69店舗の合計381店舗にもなります。

その他にも海外で店舗展開しており、タイで129店舗、シンガポールで7店舗、台湾で15店舗、オーストラリア2店舗、アメリカで3店舗、フィリピンで1店舗の合計149店舗を営業しています。

 

株式会社プレナスは本社を福岡県福岡市博多区に本社を置く会社で、持ち帰り弁当で有名なほっともっととやよい軒中心に展開している会社です。子会社のプレナス・エム・ケイは鍋と飲茶のレストランMKレストランを展開していて、プレナスグループ全体の店舗数では国内3000店舗を越える大手外食チェーン店です。

出来立ての料理を店内で食べるイートインスタイルが特徴のやよい軒ですが、同じ会社であるほっともっとのノウハウを生かして持ち帰りサービスがスタートしました。ここからはやよい軒の新たなサービスである持ち帰りについて詳しく説明していきます。

やよい軒の持ち帰りサービスは全店舗で実施しているわけではなく、3月に最新型店舗としてオープンした東京の茅場町のプレナス東京本社1階にある茅場町店からスタートします。茅場町店は新たな店舗デザインでスタッフの動線を考慮し、生産性の向上を強化した最新店舗で5月からテイクアウトサービス開始しました。

最新店舗のやよい軒のコンセプトは、定食をいつでもどこでも最高の普通をがコンセプトとなっており、テイクアウトの内容もバランスのいい人気定食の豚の生姜焼きや、なす味噌とサバの塩焼きなど13種類の持ち帰りメニューが登場します。

店内はイートインスペースとテイクアウトスペースで別々になっていて、券売機も別々になっています。しかし厨房はイートイン用とテイクアウト用で統一されているので、調理する側の効率化がとれています。

ここからは、5月にスタートしたやよい軒の持ち帰りメニュー13種類を紹介します。どれもイートインと変わらない内容になっていますので、気軽にやよい軒が楽しめる内容です。

人気の定食メニューからは、豚のしょうが焼き650円、から揚げ650円、ロースとんかつ690円、チキン南蛮710円、牛カルビの焼肉810円が、持ち帰り可能なメニューです。

次にやよい軒のスチームオーブンでお肉を焼き上げた本格派のグリルメニューからは、グリルハンバーグステーキ(和風おろし)750円、グリルハンバーグステーキ(デミグラス)750円、グリルハンバーグステーキ(4種のチーズ)850円、グリルチキン(もも塩)810円、グリルチキン(むね塩)810円が、持ち帰り可能メニューです。

定番のふっくらと焼いた魚と野菜中心のヘルシー定食からは、サバの塩焼650円、なす味噌とサバの塩焼き810円、銀しゃけの塩麹焼810円が、持ち帰り可能メニューです。

定食メニューは13種類ですがサイドメニューとして、みそ汁80円、ドリンク各種150円も持ち帰り可能メニュとなっています。さらにご飯大盛り変更や、もち麦に変更もできるため色々なバリエーションが楽めます。

やよい軒の持ち帰りメニューでは、同じ運営会社であるプレナスが運営するほっともっとのノウハウが最大限に生かされています。スタッフの動線の効率化で生産性を向上させていたり、持ち帰りメニューの内容もやよい軒の客層を考慮してのメニューです。

ほっともっとのノウハウを導入することによって「最高の普通」をコンセプトに、いつでもどこでも全ての人においしさを今まで以上に気軽に提供くれます。

ここからは持ち帰りメニューのあるやよい軒茅場町店は、他の店舗と営業時間などがどう異なるのか紹介します。

やよい軒茅場町店の場所は東京都の茅場町にある、プレナス東京本社の1階に茅場町店があります。オフィスビルの1階にあるため、イートインのほかに今回の持ち帰り実地店舗の1号店となりました。

やよい軒茅場町店の営業時間はイートインが7時~22時、テイクアウトが10時~22時となり、定休日は毎週日曜日とすべての祝日が定休日です。朝早い出勤時や残業時でも利用しやすい営業時間帯と言えるでしょう。

やよい軒の茅場町店は2019年3月にリニューアルオープンし、最新型店舗へと生まれかわるタイミングでテイクアウトメニューの実施を導入しました。最新型店舗の特徴としては漬物はセルフ方式になっていて、お茶やお冷も基本的にセルフサービスです。

そうすることで人手不足をカバーしたりする反面、メニューの提供時間が短縮されているのが特徴の店舗です。

さらに今回カウンター席を導入したことでオフィス街などの都心立地で、店舗面積が20坪程度でも出店できる業態を開発しました。リニューアルオープンした茅場町店では、27坪の面積に客席数21席を配置することを現実にしています。

オープンキッチンにすることで自分の時間がなかなか取れない都心のビジネスパーソンに、空間の広がりを演出することで提供する側も機能的に効率よく商品を提供できる店舗を作り出しました。

都心型定食業態という言葉を知っていますか?やよい軒が打ち出す都心型定食業態とは、オフィス街で働く感度の高いビジネスパーソンの店舗利用を想定した業態で、メニューの価格帯が税込み980円から1590円、平均客単価は1000円から1200円を想定した業態になっているのが特徴です。

まだ始まったばかりの持ち帰り実施ですが、ネット上では早くも全国的にテイクアウトサービスが広がってほしいという口コミが多くみられます。やよい軒の定食の美味しさには以前からかなりの定評があるので、それを踏まえての期待の高さが目立ちます。

イートインでしか楽しめなかった定食が忙しい時に気軽に持ち帰りができるようになるということは、オフィス街で働く人にとってはとても魅力なのでしょう。

オフィス街で働く人にとっては、いかに早く昼食を済ませて自分の時間を作れるかが仕事の効率化にも繋がります。やよい軒のようなスタイルの店舗があると、時間もかからずにおいしいものも食べれてリフレッシュできる大きな魅力になります。

またテイクアウトできることによって残業時の夕食にも気軽に利用することができるので、いち早く帰宅してリラックスしたい一人暮らしのサラリーマンの強い味方となります。

今回は、やよい軒が新たにスタートした持ち帰りについて紹介してきました。現在ではやよい軒茅場町店のみの実施となりますが、同じ運営会社のほっともっとのノウハウを生かしているということもあり、今後持ち帰り実施店舗が拡大することに大きな期待を集めています。

都市型定食業態が定着すればオフィス街で働く人たちにとって非常に便利な店舗になることは間違いないです。