ラーメン「千里眼」は二郎インスパイア系？その魅力・味とメニューを紹介

ラーメン二郎という首都圏を中心に展開する大人気ラーメンチェーン店を知っていますか？そのラーメン二郎で修業した、もしくは見様見真似で開業したラーメン屋を、「ラーメン二郎インスパイア店」と言います。今回はそのラーメン二郎インスパイア店の中でもトップクラスの味を誇ると噂される、ラーメン千里眼という店舗のメニュー、味、魅力について紹介していきます。

夏限定メニューとして、冷やし中華があります。東京の夏は暑いので、出汁のあっさりした味が魅力的な冷やし中華を求めてわざわざ東大駒大前まで足を運ぶ人が絶えません。まさかの二郎が冷やし中華を出すのかというギャップに惹かれている人もいるみたいです。肝心の味は、豚骨ベースで、胡麻醤油ダレを加えた感じです。トッピングは鶏チャーシューと野菜が盛られています。

まずメニューが書かれた食券を購入します。そして、店員さんに食券を渡して、ラーメンの量を聞かれるので、大、中、小と、食べたい量を伝えます。そして、ちょうどラーメンが出来上がる直前ぐらいに、店員さんにニンニクはいれますか？と聞かれます。ここで単純に「いる」「いらない」と返答するのではなく、「野菜」「ニンニク」「アブラ」「辛揚げ」の好みの味のトッピングを注文します。他の二郎系列店と同じです。

店員さんに「野菜」「ニンニク」「アブラ」「辛揚げ」の好みの味のトッピングを伝えるときに、どれだけの量かを伝えます。その量を表す言葉が「マシマシ」です。「マシ」だと多めで、「マシマシ」だとかなり多めという風に覚えておいてください。例えば、野菜を普通の量、ニンニクをかなり多めでトッピングしたいときに、「野菜、ニンニクマシマシ」という感じで伝えます。ちなみにこれはメニューには書いてありません。

よくラーメン二郎初心者で「マシマシ」の魅力にとりつかれ、「全部のトッピングマシマシ」ということを言う人がいます。アブラの場合はまだ良いのですが、野菜、唐揚げを「マシマシ」で頼んでしまうと、とんでもない量が追加され、メインのラーメンを食べる前に味わうことなく力尽きてしまうということになります。さらに、ニンニクを「マシマシ」にして食べて帰ると、帰りの電車で周りの人に嫌がられます。

「マシマシをし過ぎてラーメンが伸びてしまった」「野菜をマシマシにした結果、ラーメンにたどり着く前にお腹がいっぱいになった」「にんにくをマシマシにした結果、会社のオフィス中に臭いが散漫してしまった」「マシマシの魅力にとりつかれて、欲しくなくてもマシマシと答えるようになってしまった」など、多くの失敗例が存在します。

本家ラーメン二郎にはない、千里眼限定トッピングメニューで、「唐揚げ」があります。この唐揚げは、唐辛子風味で、少し辛い味付けになっているので、辛いのが苦手な方は気を付けなければなりません。唐揚げは別皿での注文が可能で、シャリシャリとした独特の食感がくせになり、リピーターがかなり多いです。ラーメンを少し食べた後に別皿の唐揚げをトッピングした場合、スープに辛みが馴染んで最後まで飽きずに食べられます。

本家ラーメン二郎にはない、千里眼限定トッピングメニューの２つ目として、生卵があります。これは好みが分かれるところですが、ラーメンの食べ始め、もしくは多少食べてからトッピングするパターンがあります。生自体がスープ全体をまろやかにし、麺にコクと深みを与え、とても芳醇な味わいになります。生卵が苦手な人でも、これなら美味しく食べられると言われています。

ラーメン千里眼の特徴として、「デカ盛り」というのがあります。これは「マシマシ」をしていない、通常状態のときによく言われる言葉です。というのも、トッピングをしていない状態にも関わらず、コシの強い極太の麺と野菜を山のように盛るので、ラーメン二郎に負けないデカ盛りラーメンと言われています。期間限定で販売されている冷やし中華もデカ盛りと言われ、普通のラーメン店とは常軌を逸しています。

ラーメン千里眼は、本家より美味しいという人がたくさん存在し、ラーメン二郎をインスパイアしつつも、独自の味を追求しています。本家ラーメン二郎と比べると、比較的ガッツリした濃い味が特徴で、トッピング1つ1つの大きさも大きいです。なので、麺とスープ、具材全てか絡み合って、思いっきりパンチを食らったかのようなガッツリ感を味わうことができます。スポーツでスタミナをつけたい人にリピーターが多いです。

麺は、シワシワとした歯ごたえのある食感の、厚みのある四角形をした縮れ麺を使っています。スープは食材の旨みがうまく溶け込んだ、しょっぱめの醤油ベース。チャーシューは丸い形で厚切りで食べ応えあり。背油は独特の深みがあり、柔らかいです。基本的に食材は産地直送を選んでおり、農薬やポストハーベストの少ない改良品種を使い、人々の健康面に気を使われているのも魅力です。

ラーメン千里眼はラーメン二郎と比べて、明らかに女性客が多いです。理由としては、コッテリ系ではあるものの、後味が脂っこくならなく、ニンニクの量も少ないからです。さらに、野菜がたくさん取れるとのことで、ヘルシー思考の女性客のハートを掴んでいます。お昼時など、一人で行列に並んでいる女性もしばしば見かけます。なので最近では、老若男女に魅力を持たれている店舗というキャッチコピーになりつつあります。

ラーメン千里眼のラーメンは中毒性がやばいです。これはラーメン二郎系列店全てに言えることですが、その中毒性のやばさから、家族や友人から禁止令が出るほどです。中毒性に気づかず、週に3回以上通って明らかに前より太ったという人が後を絶ちません。この中毒性の原因は、スープの原料である「油」と言われていますが、根拠は定かではありません。ラーメン二郎中毒から脱却できた人は数えるほどしかいないと言われています。

ラーメン千里眼中毒から脱却する方法は、とにかく近くにラーメン二郎系列店がある場所から引っ越す、もしくは一度中毒になり、健康を害してみるの2パターンがあります。東京都内にいる限り、まず離れるというのは難しいことです。現実味があるのは二郎にハマりすぎて、一気に太ってしまうとか、会社の健康ドッグで悪正反応を出してしまうとか、強硬策に持ち込むのがいいとされています。しかし、全く体に変化が出ない人もいます。

最初から食べないことで、中毒にならないという方法もあります。この場合、どれだけ友人や知人に誘われても頑固一徹で通す力量が必要になります。そもそも最初からラーメン二郎系列という概念に触れない、ラーメンは食べない、ラーメンを無理やり嫌いになるなど、方法論はいくらでもあります。身もふたもない話ですが、このやり方で潜在的中毒気質を壊滅させている人もいます。

ラーメン千里眼以外の二郎系インスパイア店は様々な味で、バラエティに富んでいます。なので、くれぐれも全部同じ味だとラーメン二郎が好きな人には言ってはいけません。本家であるラーメン二郎だけで言っても、池袋店、歌舞伎町店、神保町店、三田店と、地域による店舗が違うだけでも、スープ、麺、チャーシューの味が変わってきます。これがラーメン二郎系ラーメンの面白みであり、魅力でもあるのです。

ラーメン千里眼について詳しく特集しました。まとめると、ラーメン千里眼は他のラーメン二郎系列店と比べて、「二郎系列店でトップレベルの評価」「ガッツリ系の味」「女性客が多い」ということでした。くれぐれも中毒にならないように、一度お店に行ってみてはいかがでしょうか。