ルイボスティーはノンカフェイン？妊娠中の女性&ダイエット中におすすめ

ルイボスティーが女性の美容や健康に嬉しいお茶として、人気を高めているといいます。ですがこのルイボスティーというお茶は一体どんなお茶なのでしょうか？

ルイボスティーはノンカフェインで、妊娠中でも安心して飲めるといいます。ですが美容と健康に良いといってもその効果効能はどのようなものなのか、きちんと把握して飲んでいる人は少ないのではないようです。そこでルイボスティーがどんなお茶なのか、調べてまとめてみました。

ルイボスティーの特徴のひとつに、ノンカフェインという点があげられます。カフェインは健康効果もあるものの、特に妊娠中の女性には良くない成分でもあるため、最近ではノンカフェインのお茶にも注目が集まっています。

ルイボスティーもそんなノンカフェインのお茶だというのです。ルイボスティーがどんなお茶なのか、まずは基本的なことから紹介していきます。

ルイボスティーの原料となるルイボスはマメ科の植物で、南アフリカ共和国の西ケープ州ケープタウンの北に広がる、セダルバーグ山脈一帯にのみ自生しています。

乾燥していて気温差が30度以上になるような場所で、かつミネラルなどの栄養が豊富な場所でしか育たないため、自生地でもあるセダルバーグ山脈でしか栽培できない特徴があります。

ルイボスティーは、ルイボスの松や杉のように尖った葉を発酵させて茶葉を作ります。発酵させることで紅茶のような赤褐色に変化します。ルイボスティーは紅茶の味と比べて、渋みの元となるタンニンが少ないこともあり、とても飲みやすいお茶としても人気があります。

ルイボスティーの原料であるルイボスの名の由来は、その紅茶のような色から「ルイ(赤い)」、タンニンの量は少ないもののわずかな渋みがあることから「ボス(渋み)」で、ルイボスと呼ばれているといいます。

ルイボスティーの特徴に、ノンカフェインということがあります。カフェインは健康効果もありますが、摂り過ぎによる弊害も指摘される成分であるため、最近ではノンカフェイン茶に人気が集まっています。ルイボスティーもそんなノンカフェイン茶のひとつなのです。

カフェインを含んだ緑茶やコーヒーといった飲み物は、特に妊娠中には避けたほうが良いと言われています。ノンカフェインのお茶であるルイボスティーは、そんな妊娠中にも安心して美味しく飲める、優れたお茶でもあるのです。

ルイボスティーはノンカフェインのため、妊娠中の女性でも安心して飲むことができます。しかもルイボスティーには、妊娠中の女性には嬉しい効果効能もあるのです。ルイボスティーが妊娠中の女性に良いと言われる理由と、その効果効能について紹介します。

ルイボスティーはノンカフェインのため、妊娠中の女性の水分補給にも適したお茶です。緑茶やコーヒーに含まれているカフェインには、血管を収縮させる作用があります。そのためカフェインを摂ってしまうと、お腹の赤ちゃんに十分な栄養が届かなくなる恐れがあります。

さらにカフェインには利尿作用もあるため、せっかくとった栄養を対外に排出されてしまう可能性も高くなるのです。妊娠中にカフェインを摂ることは、お腹の赤ちゃんに栄養を届ける邪魔になってしまうのです。

さらに妊娠中はお腹の赤ちゃんに腸が圧迫されるため、便秘になりやすい時期でもあります。さらにつわりなどでより水分を必要とする時期でもあるのです。ルイボスティーはノンカフェインなので、そんな妊婦さんの水分補給にはもってこいのお茶なのです。

ルイボスティーは原料のルイボスがミネラル豊富な土地で育つため、ルイボスティー自体にも豊富なミネラル類が含まれています。妊娠中の女性にとって、十分な栄養補給はとても大切なことですが、妊娠中はホルモンバランスも崩れるため、つわりなどで十分な食事を取れないことも多くなります。

ですがそんなときこそルイボスティーの出番といえます。ルイボスティーにはさまざまなミネラルが含まれているため、妊娠中の女性の強い味方となってくれます。特にカルシウムやマグネシウム、鉄分といった、妊娠中には多く必要なミネラル類を含んでいるため、食事が取れないときでも必要なミネラル類を補うことができるのです。

ルイボスティーに含まれるカルシウムには、妊娠中のイライラを抑える効果があります。マグネシウムはそのカルシウムの吸収を助けてくれます。ルイボスティーはノンカフェインのため、カフェインがカルシウムの吸収を阻害する心配もないので、妊娠中には特におすすめなのです。

さらにマグネシウムは便に水分をためることで便通を良くする効果もあります。体内に吸収されたカルシウムとマグネシウムは、お腹の赤ちゃんの成長にも必要なので、まさに一石二鳥というわけです。

ルイボスティーに含まれる鉄分も、妊娠中の女性には欠かすことのできないミネラルです。妊娠中はお腹の赤ちゃんに酸素と栄養を届けるため、体内の血液量が増えるのです。ですが十分な赤血球を作るのには鉄分が必要になるため、貧血になりやすい時期でもあるのです。

ルイボスティーにはこの鉄分も含まれているため、飲むだけで貧血予防につなげることができます。またルイボスティーがノンカフェインであることはここでも効果を発揮します。実はカフェインは鉄分の吸収も疎外する成分なのです。

ルイボスティーは単にミネラルを豊富に含んでいるだけでなく、ノンカフェインだからこそ必要なミネラルの吸収をカフェインに邪魔されることもなく体内に吸収できる、妊娠中だからこそ飲みたい優れた効能を持つお茶なのです。

ルイボスティーは妊娠中の女性でなくても、さまざまな効果効能を発揮します。実はルイボスティーにはダイエットにも効果効能があるのです。ルイボスティーの持つダイエットへの効果効能のほか、健康への効果効能も合わせて紹介します。

ルイボスティーには高い抗酸化力があり、腸内の活性酸素も除去してくれます。その結果腸の働きを活発にし、腸内の悪玉菌を排出する効果が期待できます。さらに先ほど紹介したように、ルイボスティーに含まれるマグネシウムには、便に水分を溜め込んで膨張させて腸を刺激し、便秘を解消する効果もあります。

腸内から悪いものが排出されて腸内環境が整うことは、ダイエットには欠かせない条件です。腸内環境が整うことで基礎代謝が上がり新陳代謝が活発に行われるようになるため、ダイエット効果を高める効能が期待できるのです。

ルイボスティーに含まれている栄養には、「SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)酵素」というものもあります。SOD酵素とは体内の活性酸素を押さえてくれる、いわゆる抗酸化物質です。活性酸素というと悪いイメージが強いですが、実際には体内に入ったウイルスを攻撃するなど、身体の健康を守る働きもしています。

問題なのは活性酸素が増えすぎると、身体の健康な細胞も攻撃して酸化させてしまうことです。体の細胞が酸化すると、老化や体調の悪化を招くだけでなく、免疫力の低下による風邪などの病気の発症や、アレルギーや生活習慣病の原因にもなったりします。

残念なことに体内で作れる抗酸化酵素の量は、年齢と共に減少してしまいます。そのため加齢と共に食事から抗酸化物質をとる必要性が、ますます高くなっていくのです。ルイボスティーにはこのSOD酵素が豊富に含まれているため、体の酸化を防ぐにはうってつけのお茶なのです。

ルイボスティーには多くのポリフェノール成分が含まれているため、安眠にも効能が期待できます。安眠に効能があるということで、就寝前にハーブティーを飲むこともあるのではないでしょうか？同じお茶でも緑茶やコーヒーと違ってハーブティーはノンカフェインのため、良く飲まれているお茶です。

ルイボスティーも同様にノンカフェインのため、睡眠前に飲むのに適したお茶です。さらにルイボスティーにはリラックス効果と安眠効果の両方の効能があるため、質の高い睡眠をとり健康を守る効果が期待できるのです。

ルイボスティーに含まれるポリフェノールの中に、ビテキシン、イソビテキシンというものがあります。この2つのポリフェノールにはリラックス効果があり、睡眠の質を高めてくれる効能があるのです。質の高い睡眠はダイエット効果をあげるためにも大切なものです。ルイボスティーはまさに睡眠前の1杯にうってつけなのです。

ルイボスティーには先にも紹介したように、鉄分も豊富に含まれています。ルイボスティーはノンカフェインで渋みも少なく飲みやすいため、妊娠中の女性だけでなくスポーツに励む子供の鉄分補給にもうってつけの飲み物なのです。

妊娠中に鉄分が必要なように、スポーツに励む子供や運動でダイエットにはげむ大人でも、通常の人よりも多くの鉄分が必要になります。運動しているときに赤血球が壊れてしまうことがあるため、運動性貧血になりやすいのです。

またダイエット中にはバランスの良い食事をしていないと、鉄分を始めとしたミネラルが不足することも多くあります。ルイボスティーはそんなダイエット中のミネラルバランスを補うのにも最適なお茶なのです。

そんなルイボスティーはノンカフェイン飲料という点でも鉄分の吸収を阻害されることなく鉄分補給ができるため、普段から貧血予防を始めとした健康管理におすすめのお茶なのです。

ルイボスティーはダイエットや健康にも効果効能の高いお茶ですが、美容にはどのような効果効能があるのでしょうか？ルイボスティーの持つ高い抗酸化力と豊富なミネラルによる美容効果をまとめてみました。

ルイボスティーの美容効果に、美肌を作る効果があります。ルイボスティーは高い抗酸化力で肌の老化を防いでくれます。さらにルイボスティーに含まれる豊富なミネラルは肌の新陳代謝も高め、肌を構成するコラーゲンの生成を促すだけでなく、細胞の生まれ変わりも促進します。

そのためルイボスティーを飲んでいると、肌にハリが出るだけでなくくすみの無い素肌へと導いてくれます。ルイボスティーを飲み続けている人の多くが、美容に効果を感じるのは美肌効果も高いためなのです。

ルイボスティーの抗酸化作用は、加齢臭の予防にも効果があります。加齢臭は脂肪酸が過酸化脂質を分解して作り出す、ノネナールという物質が原因なのです。最近では男性だけでなく、女性でも加齢臭で悩む人が増えているだけに、美容効果同様に無視できない効能です。

過酸化脂質は活性酸素によって作り出される物質のひとつです。つまりルイボスティーの抗酸化作用によって過酸化脂質の生成が阻害されることにより、加齢臭の予防効果が期待できるのです。

さらにルイボスティーの抗酸化作用は抜け毛にも効果があるといい、女性はもちろん男性にとっても美容効果のある飲み物なのです。

ルイボスティーの美容効果や健康効果を十分に引き出すには、その淹れ方もとても大切です。またルイボスティー自体がとても飲みやすく、ノンカフェインであることもあってアレンジしやすいのも利点です。ルイボスティーの基本の淹れ方やアレンジの仕方、飲むときのコツについてもまとめてみました。

ルイボスティーの基本の淹れ方は、その効果を最大限に引き出すため、煮出すのがおすすめです。1Lのお湯にルイボスティーの葉を5gほど入れて、10分程度煮だします。その後5分～10分程度蒸らせば、美味しいルイボスティーの完成です。

そのまま温かいままで飲んでも、冷やして飲んでも美味しく飲むことができます。また寝る前に飲むときには、ちょっとしたアレンジもおすすめです。作り方はお湯を牛乳にするだけで、ノンカフェインの美味しい安眠ドリンクが出来上がります。

量が多すぎるというときには、基本の淹れ方をしたルイボスティーに、温めた牛乳を足しても良いでしょう。はちみつを入れるとさらにリラックス効果が増すので、ノンカフェインのルイボスティーと相性抜群でおすすめです。

ルイボスティーはノンカフェインのため普段から水分補給に飲んでも良いのですが、飲むのに効果的なタイミングとしては、食事中に飲むのが一番おすすめです。

ルイボスティーはカフェインの摂取量を気にする必要がないため、飲む量には特に制限はありません。ですがデトックス効果も高いので、人によってはお腹が緩くなることもあります。カフェインが含まれていないからといってがぶ飲みせずに、まずは自分にとっての適量を見ながら飲むようにしましょう。

ルイボスティーはノンカフェインで、誰でも気軽に飲むことのできる健康茶です。体内の活性酸素を除去してくれるだけでなく、ミネラルの補給にも適しているため、水分補給を兼ねて飲むのにもうってつけのお茶です。

そんなルイボスティーも飲みすぎればお腹がゆるくなることもあるため注意が必要ですが、普段の生活に取り入れて日々の健康に役立ててみませんか？