広島県宮島「あなごめし」が美味しいお店ランキングTOP12！

江戸前の東京湾と同じく、瀬戸内の特に広島県は宮島も，あなごの漁獲量が多いことで知られています。同じ宮島は牡蠣の名産地でもあります。広島のソールフードであるお好み焼や牡蠣に加え、あなごめしも広島のソールフードにちがいありません。あなごめしは本来、漁師の賄い料理としてあったのが、駅弁として発売されて以来、広島名物として全国に名を馳せることになりました。

あなごはウナギ目アナゴ科に属する魚類で、体型も利用のされ方も似ているところがります。人によってはその体型・動作から食べることを敬遠しますが、やはり一般的には美味というほかありません。うなぎよりも脂が少ない分だけ、あなごのほうがあっさりとしていると言えます。そんなあなごめしの美味しい店を探って紹介いたします。

うなぎの専門店でもそうですが、あなごも又その骨から良い出汁が取れます。継ぎ足しのタレにはその出汁の積み重ねが、その店独自の個性となって活きているのでしょう。宮島のあなごめしの美味しいさもそこにあるはずです。広島市内ではなく、あなごめしの名店が宮島や宮島口に集中しているのは、まちがいなく宮島周辺で獲れるあなごが昔から豊富なだけでなく、良質であったことが挙げられます。

そんな背景を元に、上野他人吉による弁当の発案が、日本全国に宮島のうなぎめしを知らしめることにつながったのです。同時に、厳島神社の世界遺産登録なども相まって、一気の観光人気がさらにそれを加速させることになりました。これは歓迎すべきことばかりではなく、うえのの当代主人が憂えるように、消費の拡大と宮島産のあなご漁獲量の減少のギャップを、どう埋めるかという難題も立ちはだかって来ています。

広島駅であなごめしを弁当で味わうこともできます。まずは広島駅弁当（株）が売り出している「夫婦あなごめし海の幸」1,150円です。細長い容器にあなごが2本ならべてあります。ちょっと豪華に見えます。しかも、あなごの「骨せんべい」も添えられていて、電車内で一杯という向きにも便利です。もうひとつは、あじろやの「活あなごめし」1,300円です。少しグレードアップされた弁当で、これも広島駅弁当（株）の店です。

広島駅ビル地下にもあなごめし弁当が手に入る店があります。春月の「穴子弁当」1,000円、「穴子むすび弁当」800円、「穴子巻きすし」600円などです。穴子弁当もやや小さなサイズで、すべてがリーズナブルになっています。

広島県宮島であなごめしが美味しい店ランキング第12位は、カフェのような店内でいただくあなごめしが女性に人気の「みやじま食堂」です。店内に一歩踏み入れると、明るくおしゃれな空間が女性に受けること間違いなしです。あなごめしをいただく雰囲気とは、少しばかり異なる気もしますが、これはこれで和モダンかもしれません。アクセスは、広島電鉄宮島口駅より2,111mにあります。営業時間は、11:00～21:00です。

年中無休になります。平均予算は3,000円です。席数は50席で、個室はありません。サーフボードを小脇に抱えて入り口をくぐっても違和感のない店でいただく、あなごめしはどんな味がするのでしょうか？メニューには定食を中心にいろいろあります。「穴子づくし定食」1,900円で、あなごめし・穴子の南蛮漬け・穴子の骨せんべい・広島菜・穴子の肝吸いと、なります。粋な定食と言ってよいでしょう。

「穴子ばらチラシ定食」が1,800円、「穴子天丼」が1,200円です。その他、「カキフライ定食」や「カキ飯定食」「宮島定食」にも、穴子巻きが添えられています。食堂というその名のとおり、広島県宮島のみやじま食堂は、あなごめしを含めたいろいろな定食が人気の、美味しい店となります。

広島県宮島であなごめしが美味しい店ランキング第11位は、あなごめしばかりでなく広島宮島で穴子柳川丼を出している「武田風林亭」です。アクセスは、広島電鉄宮島口駅より2,153mにあります。営業時間は、11:30～16:00です。定休日は火曜になります。平均予算は2,000円です。席数は20席で、個室はありません。温かいご飯にタレをかけ、国内産のあなごを焼いてのせた「あなごめし」は、1,980円です

穴子と牛蒡を卵でとじて温かいご飯にかけた「穴子柳川丼」が1,430円です。「穴子天ぷらうどん」1,100円もあります。「穴子天ぷらうどん＆ミニ穴後めしセット」は1,700円です。夏季限定の「ざるそば」などに、＋600円でミニあなごめしをセットすることもできます。広島の宮島にある武田風林亭は穴子柳川丼が美味しい店です。

広島県宮島であなごめしが美味しい店ランキング第10位は、あなごめしが安く食べられる「瀬戸内グリルじぱんぐ」です。アクセスは、広島電鉄宮島口駅より2,389mにあります。営業時間は、ランチが11:00～16:00で、ディナーが18:00～22:00です。定休日は不定休になります。平均予算は2,000円です。席数は15席で、個室はありません。宮島であなごめしの平均価格相場は、2,000円前後かと思われます。

その中にあって、じぱんぐの「穴子丼」は1,200円です。たしかに、量は少なめにちがいありませんが、十分にリーズナブルです。「穴子とカキの天ぷら定食」が1,300円になります。じぱんぐは他にも定食メニューがそろっていて、こじんまりとした店ですが穴場的な存在で、あなごめしを楽しめる店になります。

広島県宮島であなごめしが美味しい店ランキング第9位は、宮島でボリュームたっぷりのあなごめしが嬉しい「梅山」です。宮島のあなごめしは総体的にボリューム少なめが多い中で、梅山のあなごめしは食欲旺盛な男性にも歓迎でしょう。アクセスは、広島電鉄宮島口駅より2,083mにあります。営業時間は、10:00～17:00です。年中無休になります。平均予算は2,000円です。席数は60席で、個室はありません。

梅山も宮島で100年を超える老舗中に老舗です。蒸しをかけてフワッとした食感のあなごと甘めのタレが、たっぷりめのご飯とよく合います。「あなご丼」が1,600円です。他に「穴子うどん」950円、「あなご釜めし」1,890円などです。この梅山も牡蠣と穴子、どちらの料理もメニューに豊富にあります。広島県は宮島のあなごめしが美味しい店は、ボリュームもたっぷりの梅山になります。

広島県宮島であなごめしが美味しい店ランキング第8位は、芝居小屋に寄り添うように佇む茶屋の風情を活かした「芝居茶寮水羽」です。江戸時代に建てられた町家を改築した趣のある建物です。お食事処＆カフェと銘打っていますが、店内は和モダンなゆったりとした雰囲気につつまれています。アクセスは、広島電鉄宮島口駅より2,282mにあります。営業時間は、10:00～17:00です。定休日は不定休となります。

平均予算は3,000円です。席数は80席で、個室もあります。いろいろな形であなごめしが楽しめるメニュー構成になっています。香ばしいあなごをややひかえめなタレでいただく「あなごめし」が1,980円です。あなごめしとはまた異なった食感の「釜飯（あなご）」1,650円、1本のあなごを贅沢に揚げた「あなご天丼」1,480円、あなごめしやあなご天ぷらを会席風に楽しむ「いいとこどり」が、3,350円となっています。

また、あなご天丼やあなごめしにかき丼がセットになった「三宝丼」2,250円もあります。お手軽な「あなご結び」は600円です。広島の宮島で美味しいあなご料理をしゃれた雰囲気の店内でいただける水羽でした。

広島県宮島であなごめしが美味しい店ランキング第7位は、うえのの姉妹店であなごめしを懐石料理風に味わえる「懐石料理他人吉（たにきち）」です。アクセスは、JR宮島口駅より76mにあります。営業時間は、ランチが11:00～15:00で、ディナーが17:00～22:00です。定休日は水曜と第二、三火曜になります。月と木曜のみのランチ「あなごめし御膳」2,484円です。平均予算は5,000円です。席数は30席で、個室もあります。

月替わりの懐石コースが4,500円となっています。全9品であなごの「やわらか煮」や「あなご釜炊き飯」も含まれています。他人吉はうえのの2Fにあって、うえのの姉妹店です。あなごめしの旨い人気店はランチが中心の営業スタイルが多い中、他人吉は酒と共にあじわえそうな少ない店になります。ちなみに、他人吉は上野家10代目主人の名前をとって名付けられたものです。駅弁としてあなごめしを発案したのが他人吉です。

広島県宮島であなごめしが美味しい店ランキング第6位は、じっくりと下味段階で味をしみ込ませた煮穴子が特徴の「岩むら」です。アクセスは、広島電鉄宮島口駅より2,189mにあります。営業時間は、11:00～16:30です。定休日は木曜になります。平均予算は2,000円です。席数は20席で、個室はありません。甘辛いタレがしみたあなごで、ご飯がすすむ岩むらの「あなごめし」1,800円です。

他には「あなごとじ丼」が1,200円、「あなごうどんorそば」1,100円などです。単品のうどんやそばに＋500円で「ミニあなごめし」をセットすることもできます。他の丼ものメニューも豊富で、家族連れなどで食べ物の意見が分かれたときなどには、岩むらが便利です。「カキうどんセット」などは、カキとうどんやあなごとご飯が同時に食べることができて、人気のメニューになっています。

広島県宮島であなごめしが美味しい店ランキング第5位は、蒸しあげたあなごめしが特徴の「錦水館まめたぬき」です。アクセスは、広島電鉄宮島口駅より2,146mにあります。営業時間は、ランチが11:00～15:00で、ディナーが17:00～23:00です。定休日は不定休になります。平均予算は4,000円です。席数は20席で、個室はありません。夜早くに閉店する店が多い宮島で、まめたぬきの営業時間は呑兵衛にありがたいです。

まめたぬきのあなごめしは「穴子の陶箱飯」1,950円となっています。陶器の器にあらかじめ盛っておいたあなごめしを陶器ごと蒸し上げます。熱々フワフワのあなごめしです。少し歯ごたえが欲しい人には、そのあたりの評価が分かれますが、これはこれで美味しいあなごめしと言えます。

まめたぬきには他にも一番人気の「穴子とかきフライの共演セット」2,490円、「「穴子の天ぷら」980円、「穴子の一夜干し炙り」800円、「穴子の薄造り」980円なども夜メニュー限定であります。「だし巻き卵」600円、「牛すじ煮込み」800円などもあって、晩酌のアテには困ることはありません。

広島県宮島であなごめしが美味しい店ランキング第4位は、宮島内で初めて持ち帰り用あなごめし弁当を販売した「いな忠」です。アクセスは、広島電鉄宮島口駅より2,215mにあります。営業時間は、10:30～15:30です。定休日は木曜になります。平均予算は3,000円です。席数は60席で、個室はありません。いな忠も老舗の名店ですが、弁当が中心であるのと広い店舗のため、それほど込み合うこともないので安心です。

お吸い物の付いた「あなごめし」が2,000円です。いな忠のあなごめしは丼ではなく重箱に盛られています。このあたりにも持ち帰用弁当で名を馳せてきた、いな忠の特徴が出ています。「あなごめし弁当（小）」1,700円、「あなごめし弁当（大）」2,000円です。他に「穴子の天ぷら」1,500円、「あなごの蒲焼」1,300円となっています。カキ料理も多種類そろっています。ここでは「うどん」「そば」などもいただけます。

広島は宮島のいな忠は、あなごの出汁が利いた少なめのご飯に、焼きめも香ばしいびっしりのあなごが載っている、人気のあなごめし弁当が美味しい店です。

広島県宮島であなごめしが美味しい店ランキング第3位は、宮島の中でも屈指の有名店「あなごめし食事処和田」です。アクセスは、広島電鉄宮島口駅より2,280mにあります。営業時間は、11:00～15:00です、売切れ次第終了となります。定休日は不定休になります。平均予算は2,000円です。席数は18席で、個室はありません。メニューはランチの「あなごめし」1,800円のみとなっています。有名店ですから行列は必至になります。

良質のうなぎ屋がうなぎだけで営業しているように、和田もあなごめしのみというのはうなずけます。ただ、ランチ営業のみということと、次から次へとつづく客の立て込み具合からして、あなごで一杯という雰囲気ではなさそうなのが残念です。芸能人もたくさん訪れている和田ですが、口コミの評価にけっこうキビシイ意見がみられるのが少なくありません。量と価格に対してのものがけっこうありました。

けれども、国産あなごにこだわったらこの価格はリーズナブルだと思います。量についてはなんともコメントのしようがありません。やや控えめなタレは炭火で焼き上げたあなごに自信がないとむつかしいでしょう。和田の米粒は絶品です。あなごや米にこだわっている和田のあなごめしが、長期にわたって美味しい店として人気なのは十分にうなずけます。

広島県宮島であなごめしが美味しい店ランキング第2位は、あなごめしの名店と言われる老舗「うえの」です。アクセスは、JR山陽本線宮島口駅より歩いて2分、広島電鉄宮島口駅より73mにあります。営業時間は10:00～19:00です。ランチ後にいったん弁当販売のみになり、15:00より食事の受付を再開します。弁当の受け渡しについては営業時間中は随時おこなっています。年中無休になりますが、水曜だけは弁当販売のみです。

平均予算は2,000円です。席数は28席で、個室もあります。メニューは「あなごめし小」が1,750円、「あなごめし弁当」が1,944円。「あなごめし上」が2,000円。「あなごめし特上」が2,400円です。アテにぴったりのあなご「白焼き」が1,296円です。うえのの創業は明治34年ですから、100年以上つづく老舗になります。宮島のあなごめし発祥の店と言ってよいでしょう。うえののタレはあなごの骨を煮出した出汁の継ぎ足しです。

あなごめしのご飯もこの出汁で味付けして、餅米も混ぜ合わせて炊き上げています。焼きも宮島のあなご店のなかでは、しっかりめの焼きになっていて香ばしさが引き立っています。これらが弁当で食べても美味しいあなごめしにつながっているのでしょう。また、うえのはその弁当が美味しくて人気の店でもあります。宮島口の店での弁当販売はもちろん、広島駅の近辺でも購入することができます。

福屋の広島駅前店や同じ福屋の八丁堀本店でも購入できます。個数に限定がありますが、事前に電話予約ができます。広島駅近くの広島三越でも弁当購入が可能です。広島三越ではイートインも可能なため、弁当だけでなく熱々のあなごめしも食べることができます。「釜炊き穴子飯御膳」2,916円で、ここも人気店ですので予約が必須になります。

広島県宮島であなごめしが美味しい店ランキング第1位は、ミシュランにも掲載された人気店の「割烹ふじたや」です。アクセスは、広島電鉄宮島口駅より2,357mにあります。営業時間は、11:00～17:00です。定休日は不定休になります。平均予算は3,000円です。席数は25席で、個室はありません。メニューはやはり「あなごめし」が2,500円です。本日の小鉢物として「鯛酒盗」「あなごの肝」「あなご南蛮」各800円があります。

アルコールは広島は西条の銘酒賀茂鶴とキリンビールがあります。十分です。あなごめしを待つあいだ呑兵衛には、この酒とアテはたまりません。しばし待って出されるあなごめしは、丼に木のフタがされています。丼自体も温められてからあなごめしを盛っているので、熱々のあなごめしをいただけます。こんなところにもミシュラン一つ星に輝く要素が垣間見られます。たぶん、宮島で一番高いあなごめしでしょうが、納得の一品です。

うなぎもそうですがあなごもシンプルな料理にみえて、なかなかそれぞれの個性が出る食べ物です。あなごと米という食材を、どう焼くかどうタレをからませるかで千差万別となります。ふじたやのあなごめしがバランスのとれた美味しい店として、ミシュランはともかく多くの人に支持される人気の店なのは納得できます。ふじたやも明治からつづく老舗店です。

さすがに穴子の名産地宮島でした。あなごめしをいただける店が、量、質ともにたくさんそろっていました。あなごめし美味しい店を、ランキングにしてTOP12ほどを紹介してきました。穴子の仕上げ方もその店々で、蒸したり煮たり焼いたりといろいろです。タレも永年時間をかけた独自のものばかりです。紹介したあなごめしの人気店を参考にしていただいて、宮島で絶品のあなごめしをぜひ堪能してみよう！