生姜焼き丼のレシピ！合う献立・人気のタレや簡単お弁当なども紹介！

家庭料理の定番として親しまれている豚の生姜焼き。もちろん生姜焼きだけでも美味しいですが、たまにはいつもの生姜焼きにほんのひと手間加えて見るのもおすすめです。というわけで今回は日本人に愛されている生姜焼きと丼ぶりを掛け合わせた、いま人気の簡単に作れる生姜焼き丼について紹介します。

含み笑いのカフェごはん『syunkon』というAmebaブログ内で生姜焼き丼のレシピを掲載している山本ゆりさん。家庭によって味や作り方がさまざまな生姜焼きですが、ここでは多くの人に支持されている山本ゆりさんの人気レシピを参考に紹介していきます。生姜焼きを作ったことがない、普段の生姜焼きとは少し違うものを作ってみたいという方は参考にしてみて下さい。

必要な材料のなかでも、もっとも重要なのはやはり豚肉です。山本ゆりさんもブログ内でおすすめしていますが、基本的には生姜焼き用の豚肉が良いでしょう。部位的に選ばれることの多いロースが定番ですが、バラや細切れなどでも良いそうです。使う部位によって触感も変わってくるので、各自お好みで選んでください。

豚肉の量に関しても、自分の好きなだけというのが山本ゆりさんのスタイルだそうです。とはいえ作りすぎて食べきれないとなってはもったいないので、少ない場合はたまねぎで量増しし、全体的なバランスを見ながら多すぎず少なすぎないよう適切に調節しましょう。

次に必要なのが丼ぶりには欠かせない白いご飯。こちらも豚肉の量に合わせて自分の好きなだけ炊いておきましょう。さらに豚の生姜焼きと白いご飯のあいだにアクセントとして入るキャベツも1～2枚用意してください。

ここまでは食材でしたが、やはり気になるのは味の決め手となるタレの素、調味料です。まず調味料Aとして豚肉に絡める片栗粉(または小麦粉)小さじ1、生姜チューブ1センチ、にんにくチューブ少々、酒大さじ1。次にBとして醤油大さじ1、みりん大さじ1、酒大さじ1、砂糖小さじ1。そして豚肉を炒めるためのサラダ油を用意しましょう。

最後にトッピング用のきざみのりとゴマを用意したら準備完了です。ちなみに生姜はチューブではなくすりおろしも可、にんにくはお好みで量を調整してください。次はいよいよ作り方の紹介に入りますが、その前に美味しく仕上げるために必要な生姜焼き丼のタレの割合について触れておきます。

山本ゆりさんの生姜焼きのレシピのタレはAとBにわかれていて、料理慣れしていない人にとってはややこしく感じてしまうかもしれません。しかし酒、醤油、みりんはすべて大さじ1と覚えやすく難しくないので安心してください。酒などの調味料が増えると砂糖小さじ1も比例して増えていく、ということだけ覚えておき、めげずにチャレンジしてみて下さいね。

それではいよいよ作り方の紹介です。まずは豚肉を食べやすい大きさに切りましょう。バラ肉の場合は切らなくても一口サイズである場合が多いのでそのままでも構いませんが、固形になっているので一枚一枚ばらしておいてください。豚ロースを切らずにそのまま食べたいという方は切らなくても大丈夫です。

次に上記で切った豚肉に、調味料A(片栗粉小さじ1、生姜チューブ1センチ、にんにくチューブ少々、酒大さじ1)を絡めて置いておきます。この下味をつけている間に、キャベツを千切りにしておきましょう。

キャベツを切り終わったら、調味料B(醤油、みりん、酒大さじ1ずつ、砂糖小さじ1)を合わせておきます。フライパンに豚肉が張り付かない程度のサラダ油をひき、事前に下味をつけておいた豚肉を入れて炒めます。豚肉に火が通ったら、合わせておいた調味料Bを入れて弱火で煮詰めましょう。

汁気がすこし残る程度になったら、火を止めます。お皿や丼ぶりにご飯を盛り、その上に千切りキャベツをのせて、さらに豚肉をのせます。最後にトッピングとしてきざみのりとゴマをかけ、仕上げにフライパンに残ったタレをまわしかけたら生姜焼き丼の完成です。

下味にタレ、さらにきざみのりとゴマがかかっているためそのままでも充分美味しいですが、お好みでマヨネーズをかけて味に変化を持たせてみるのもおすすめです。タレと合わさることで全体的にまろやかさが増して食べやすくなります。

ここまで生姜焼き丼の主な作り方について紹介してきましたが、いかがでしたか？簡単に作れるだけでなく、さまざまなアレンジのきく生姜焼き丼はどんな場面でも活躍すること間違いなしです。次の項では生姜焼き丼に合うおすすめの和え物やサラダ、汁物を紹介していきます。献立の参考としてぜひチェックしてみて下さい。

ボリューミーで食べ応えのある生姜焼き丼ですが、一汁三菜という言葉がある日本ではやはり少し物足りなく感じてしまうかもしれません。では、生姜焼き丼にはいったいどんな献立が合うのでしょうか？ここでは比較的簡単に作れて馴染みある、生姜焼き丼のおかずに合う料理を紹介していきます。

豚の生姜焼きに千切りキャベツ、さらにご飯というこってりした生姜焼きにはさっぱりした和え物やサラダがおすすめです。野菜をとりいれることで栄養バランスも良くなります。また、献立に汁物を加えることでさらに全体的にバランスの取れた食事になります。

次の項目では具体的にどんなメニューが合うのか、いくつか例をあげて紹介していきます。しっかりとバランスのとれた食事がしたい！という方は必見です。忘れずにチェックしてみて下さい。

まずは和え物を紹介していきます。前述でも触れましたが、がっつりお肉とご飯の丼ぶりにはさっぱりとした和え物がよく合います。数あるレシピのなかでもとくにおすすめしたいのは、お浸しやナムルなどのさっぱりめな和え物です。手軽に野菜が摂取でき、しつこくない口当たりでご飯のお供にはぴったりです。

ほうれん草や白菜のお浸しから、もやし・にんじんなどを使ったナムルはご家庭でも普段から親しまれている定番料理。手軽に作れるだけでなく、どうしても野菜が摂りにくい丼ぶりメニューの栄養バランスを整えてくれるでしょう。

さらにもっと野菜を摂取したいという方には、サラダもおすすめです。レタスをちぎるだけの簡単ずぼらサラダでもよいですが、少し手を込んで作りたいという方にはポテトサラダでも良いでしょう。子どもに人気のあるポテトサラダは生姜のきいたお肉と一緒に食べるとまろやかになり、ご飯がよく進みます。

そしてもうひとつ、汁物を添えたら贅沢な生姜焼き丼献立の完成です。汁物には優しい味わいの味噌汁がよく合います。さっぱりとしたものが良い人は大根のお味噌汁、こんな量じゃ足りない！という方には腹持ちの良いじゃがいもの味噌汁がおすすめです。

一汁三菜という言葉がある日本。ボリュームも食べ応えもある生姜焼き丼だけでも満足できるかもしれませんが、そこにそっとおかずを添えてあげることでさらに栄養バランスの取れた献立になります。これまでおかずを作ったことがないという人も、少しだけ料理の手間を増やして自分の好きな野菜を使用しておかずを作ってみるのも良いかもしれません。箸の進む食事になること間違いなしです。

ここまで生姜焼き丼の作り方から生姜焼き丼に合うメニューの紹介をしてきましたが、次項では生姜焼き丼の簡単なお弁当レシピについてご紹介していきます。家族のお弁当を作らなければいけない主婦の方や、あまり料理慣れしていない学生の方でも手軽に作ることができる生姜焼き弁当。ぜひチェックしてみて下さい。

それでは簡単に作ることのできる生姜焼き丼のお弁当レシピを紹介していきます。しかしその前に、タモリ式という言葉を知っているでしょうか？だれもが知っている有名人のタモリさんは実は料理上手で知られ、メディアで紹介されるたびに話題になっています。ここではそんなタモリさんが考案した人気のタモリ式生姜焼きレシピについても触れていきます。

まずはタモリ式生姜焼きのレシピを紹介していきます。準備する材料は豚ロース肉200g、玉ねぎ半分、薄力粉適量、生姜大さじ1、酒、みりん、しょうゆそれぞれ大さじ2。これで二人分です。調味料が同量なので料理が苦手な方も覚えやすく簡単・魅力的で時間に追われる忙しい朝にもぴったりですね。

まず豚ロース肉に薄力粉をまぶします。ムラにならないように気を付けて全体にまんべんなくまぶしてください。一般的なレシピでは漬け込むことの多い生姜焼きですが、タモリ式では漬け込みません。漬け込む代わりにこうすることでたれが肉にしっかりとつくようです。

次に調味料の生姜、酒、みりん、しょうゆを混ぜ合わせて味の決め手となるタレを作っていきます。生姜はチューブでもすりおろしでも構いません。ムラができないようにしっかりと混ぜ合わせましょう。タレが完成したら、玉ねぎを薄くスライスしてください。太いのが好きという方は太くても大丈夫です。食べやすい大きさに切りましょう。

次はいよいよ豚ロース肉を炒めていきますが、ここでポイントです。豚肉は脂が多くサラダ油などをひかなくてもフライパンにくっつくことはないのでそのまま炒めます。菜箸などでかき混ぜすぎると肉が散り散りになってしまう場合があるので気を付けてください。じっくりと炒めて焼き色がついてきたら、切っておいた玉ねぎとタレを加えていきます。

タレを加えると、あらかじめ肉にまぶしておいた薄力粉と絡み合ってとろみが出てきます。玉ねぎに火が通り透明になったら完成です。しかしここで満足してはいけません！生姜焼き丼のお弁当ですから、お好きなお弁当箱にご飯をしきつめ、お好みでキャベツの千切りをのせて、タモリ式レシピで作った生姜焼きを盛りましょう。お弁当の蓋を開けた時にタレの美味しそうな香りが鼻腔をつく、簡単おいしい生姜焼きお弁当の完成です。

豚ロース肉は肉質が柔らかくキメが細かいという特徴があるため、生姜焼きに適した部位だと言われています。そんな豚ロース肉のうまみを逃がさずに閉じ込める方法はどのようなものがあるか知っていますか？じつは前述のタモリ式でもやっていた肉に小麦粉をコーティングするというのもうまみを閉じ込める方法のひとつです。
 

他にも、豚ロース肉の筋の部分に包丁で切りこみをいれるのも効果的だと言われています。加熱した際に筋繊維が収縮し肉が反ってしまうと見た目もなんだか不格好になってしまいますが、切り込みをいれるとそれが改善されて綺麗に仕上がるだけでなく、ジューシーさが増すのでおすすめです。

上記で紹介した人気のタモリ式生姜焼き。生姜大さじ1に対して、酒、みりん、しょうゆは大さじ2となっています。この1:2の割合は、ひとり分を作るときや大人数分作るときにもとても計算しやすく、なにより覚えやすいため、人気を呼んでいる秘密なのかもしれません。

豚ロース肉を焼く際に気を付けなければならないことは、まず火加減です。肉をいれるタイミングはフライパンを加熱する前が良いそうです。フライパンを加熱した状態で肉をいれると筋収縮が起こりやすく、かたい仕上がりになってしまうのだとか。ジューシーで柔らかい生姜焼きがお好みの方はぜひ試してみて下さい。

上記で紹介したタモリ式生姜焼きレシピ以外にも、記事のはじめの方で紹介した山本ゆりさんのレシピや各ご家庭のレシピでも生姜焼き丼弁当は作ることができます。人気のレシピを参考にしてみたり、焼き方などのちょっとした工夫でいつもの生姜焼きがもっと美味しく進化するかもしれません。簡単に作れて美味しい生姜焼き丼、お家だけではなく、仕事先・学校先・お出かけ先などでも生姜焼き丼を楽しんでみてはいかがでしょうか？お弁当ならではの美味しさをぜひ堪能してみてください。

せっかくお弁当を作るなら、おかずもいれたい……。そんな方には野菜を使ったおかずがおすすめです。生姜焼き丼弁当は間に挟むキャベツ以外に野菜が使われていないので、どうしても栄養バランスに偏りが出てしまいます。前述で紹介したポテトサラダはお弁当の具材としても人気の料理なのでぜひ試してみて下さい。

家庭料理として定番の生姜焼きをご飯にのせただけの生姜焼き丼は、簡単ながら裏切らない美味しさで生姜の香りが食欲をそそってくれます。山本ゆりさんやタモリさんの人気レシピを参考にしながら、自分好みの生姜焼き丼を見つけましょう。