ホットケーキに炭酸水を足すだけ！分厚く仕上がるレシピを紹介！

今やカフェ・レストランのでお馴染みのメニューとなっているホットケーキ。市販のホットケーキミックスを用いれば簡単に作れるので、家庭の朝食・おやつで定番の一品となっています。しかし、家庭でホットケーキを作る時、「カフェやレストランに出てくるふっくらした分厚いホットケーキが作れない」と、悩みを抱える方も多いと思います。

インスタ映えの定番スイーツとも言えるホットケーキ。いつもはカフェで出されるホットケーキをアップしているけれど、ふんわり美味しそうなホットケーキを自分でも作って写真をアップしたい！でも、今ひとつ厚み・膨らみが足りなかったり、生地が硬そうに見えてしまったり、カフェらしくふんわりしたホットケーキがどうしても作れず試行錯誤の日々が続いていませんか？

そんな悩みを解決し、ふっくらホットケーキを作るレシピを紹介します。分厚く作る裏ワザとして、意外なアイテムを使用します。それが、「炭酸水」です。昨今では、健康・美容を目的として女性を中心に注目の高まる炭酸水、ホットケーキ+炭酸水というのは一見すると不釣り合いな組み合わせにも感じられますが、これがふっくらホットケーキを作るための重要な鍵となります。

以下、炭酸水を使ったホットケーキレシピを記載します。小難しいテクニックは不要で、簡単に用意出来るもので、簡単に作れてしまうので、読み終えてすぐにトライ出来ます。

分厚いホットケーキを作るのに何か特別な食材を使っているのでは、とご想像される方と多いかもしれませんが、今回のレシピはあくまでもシンプルです。家庭でホットケーキを作る場合、市販のホットケーキミックス200gと卵1つ、そして水または牛乳をおよそ150mlが基本ですが、この水or牛乳を炭酸水に変えるだけです。

今回のレシピでは、水や牛乳の代わりに炭酸水を用いていますが、炭酸水の気泡をなるべく潰さないように混ぜ合わせるのがコツです。序盤から炭酸水を混ぜ合わせてしまうと炭酸水の気泡が失われてしまうため、まずは卵とホットケーキミックスのみを混ぜ合わせ、その後で炭酸水を投入するという工程を踏むようにしてください。

小麦粉に水を入れて混ぜ合わせると、グルテンというタンパク質の一種が生成されます。このグルテンとデンプンのバランスが、厚さを増すための重要な鍵となります。グルテンの生成により、パンケーキの厚さを一定に保つ事が出来ますが、それだけではパンケーキを分厚くする事は出来ません。

炭酸水を加える事で、二酸化炭素がホットケーキミックスに入り、気泡となります。フライパンで加熱する際、デンプンの膨らむ力が強まり、ホットケーキの厚みがより加わるのだと考えられています。一見不釣り合いにも見えるホットケーキと炭酸水の組み合わせですが、分厚くなるのには原理があります。

材料は、ホットケーキミックス200g、卵1個、炭酸水150mlです。ボウルにホットケーキミックスと卵を投入し、ホットケーキミックスの粉っぽさがなくなるまで手早く混ぜ合わせます。両者がある程度混ざって来たら、「こねる」ことを意識しつつ更に混ぜ合わせます。水分を一切入れていない段階ですが、ホットケーキミックスと卵が合わさって塊のようになります。

次に、炭酸水を3回に分けて投入して混ぜ合わせます。ここがこのレシピで最も重要なポイントです。前述の通り、炭酸水の気泡を損なわずに混ぜ合わせる事が要ですが、塊となったホットケーキミックスをほぐすには、よくかき混ぜなければなりません。しかし、炭酸水を一挙に投入するとかき混ぜるうちに気泡が失われてしまい、効果半減です。そのため、炭酸水を3回に分けてボウルに投入してください。

1回あたりの炭酸水の投入量はおよそ均等で問題ありません。1回目でホットケーキミックスを柔らかくし、2回目でトロトロになるまで手早くかき混ぜます。この2回目までには混ぜ合わさっている事がポイントで、3回目投入時は炭酸水の気泡とホットケーキミックスを軽く混ぜ合わせる程度で構いません。また、3回目の炭酸水投入時にフライパンに軽く油を敷き、加熱しておきます。

予め加熱しておいたフライパンにホットケーキミックスを注ぎ、弱火で加熱します。中火〜強火だと焦げてしまいますし、弱火の方が焼き色をキレイに仕上げる事が出来るため、弱火での加熱が必須です。

フライパンにフタをし、生地にポツポツと穴があいて来たらひっくり返し、更に加熱して完成です。弱火にする事で焼き色もじっくり観察しながら調理でき、うまくいけばあの「ぐりとぐら」のケーキのように美味しそうな焼き色になります。好みの焼き色に仕上げられるよう、適宜観察しながら焼き上げて完成です！

いかがでしょう？水や牛乳を一切使わず、炭酸水というかなり意外なアイテムを用いたレシピでしたが、焼き上がりがいつもより一層分厚くふっくらしているのが分かると思います。牛乳を使っていない分口当たりが軽くなっていますが、もう少し重みのある食感が好みなら、炭酸水150mlの一部を牛乳に変更します。その際、気泡を潰さないよう、牛乳を先に投入してから炭酸水を投入してください。

あとはオーソドックスにバターやメイプルシロップなどを加えるのも良し、また一手間加えてホイップクリームやフルーツ、パウダーシュガー、チョコバナナなどお好みでトッピングを用意すれば、自家製SNS映えホットケーキも夢ではありません。口当たりの調整や見栄えなど、研究の余地が大いにあります。是非、自分好みのレシピを考案してみてください。

ここまでが炭酸水ホットケーキの基本レシピでしたが、この他に更に一工夫加えればもっとふわふわに、美味しく作る事が出来ます。ここでは応用編アレンジレシピとして、マヨネーズ入り炭酸水ホットケーキと、ヨーグルトを使ったチーズケーキ風ホットケーキを紹介します。

ホットケーキミックスと卵と同時に、大さじ2のマヨネーズも投入し、混ぜ合わせます。その後の手順は前述のレシピと同じです。ホットケーキにマヨネーズの組み合わせもかなり意外に感じられるでしょうが、これもふわふわに作る鍵となります。

マヨネーズを入れるとより分厚くなるのは、マヨネーズに含まれる植物油や酢が、デンプンが膨らむ力を増強させるからだと考えられています。食感はやはりふわふわ系で、それでいてもちもちしているようにも感じられます。「酸っぱくなってしまうのでは？」という心配もあると思いますが、マヨネーズの分量さえ間違わなければ、酸味が気になる事はありません。

基本レシピの他、ヨーグルトを360g用意します。ヨーグルトは無糖のプレーンタイプであればスーパーやコンビニで購入出来るもので問題ありません。

ボウルに卵とヨーグルトを混ぜ合わせます。ホットケーキミックスを加えて混ぜた後、炭酸水を3回に分けて投入します。焼き上げる手順は基本レシピと同じです。ほんのりヨーグルトの酸味が加わり、チーズケーキ風の味わいになります。お好みでレモン汁を加えても良いでしょう。炭酸水でふわふわになっているので、スフレチーズケーキのような味わいになります。

以上、炭酸水ホットケーキレシピについて記載しました。「どうしたらレストランのようなふんわりしたホットケーキが作れるのだろう」という疑問には、炭酸水と言う意外なアイテムが解決してくれました。まずは基本レシピで作ってみて、慣れて来たらお好みで牛乳やマヨネーズなどを配合しながら好みの食感・味を研究し、自分だけのレシピを考案してみましょう！

写真のような分厚いパンケーキは家でも作る事が出来ます。SNS映えの定番メニューとも言えるホットケーキですが、自家製のSNS映えホットケーキも、炭酸水で実現出来るでしょう。インスタで自慢するのも良し、また友人や恋人を家に招いてホットケーキを振る舞えば、ポイントアップ間違い無しです！