コーヒーにはちみつの効能とは？咳を鎮める効果などを調査！

コーヒーとはちみつの組み合わせは意外と相性が良い事を知っていますか？最近では、カフェでもハニーラテなどコーヒーとはちみつを組み合わせた商品があります。ブラックだと飲みづらいけれども、砂糖やガムシロップを入れるとカロリー・糖分が気になる方も多いと思います。そんな時は、砂糖の代わりにはちみつを入れてみると味がまろやかになり、砂糖を入れたコーヒーよりも飲みやすくなります。

はちみつにも種類があり、コーヒーに合うはちみつもあります。また、はちみつには咳を鎮めるなどの効果があり、その他にも健康面・美容面でも様々な効能が期待出来ます。そこで今回は、コーヒーにはちみつを入れた事による効果効能、コーヒーがさらに美味しくなるはちみつコーヒーの作り方などを紹介していきます。

はちみつコーヒーには、抗炎症作用の効果効能があります。風邪などで辛い咳や喉のイガイガ感がある時に、はちみつコーヒーを飲むと咳が鎮静したり、喉のイガイガ感がなくなる効果があります。風邪の時にコーヒーを飲むのは抵抗があると言う方もいるのではないでしょうか？しかし、実際の研究結果によると鎮咳薬を飲んだ人と比べると、はちみつコーヒーを飲んだ人の方が、咳の頻度が減少したという結果が出ています。

この結果には驚きですが、はちみつにはもともと抗菌作用、抗炎症作用があり、はちみつを使ったのど飴なども販売されています。はちみつだけでも咳を鎮静する効果効能がありますが、コーヒーに含まれるカフェインにも似たような抗炎症作用があります。カフェインには、他にも気管支拡張作用もあり、風邪などで狭くなってしまった気管支を広げます。

咳を鎮めるためには、はちみつ、コーヒー別々に飲むのではなく、合わせることにより相乗効果が期待出来ます。鎮咳薬を飲んでも良くならない方や少しでも咳を和らげたい方にも、はちみつコーヒーはおすすめです。効果効能が良いといえども、飲みすぎ・飲むタイミングには十分注意して摂取するようにしましょう。

はちみつにはビタミン、鉄分、アミノ酸など実に150種類以上の成分が含まれています。そのためコーヒーに砂糖を入れるよりもはちみつを入れることにより、簡単に豊富な栄養素を摂取することが出来ます。ビタミンやミネラルは、体の粘膜や組織を補強し、風邪などの侵入を防ぐ効果があります。

またはちみつだけではなく、コーヒーにも糖尿病など病気を予防する効果があるとされています。コーヒーは、1日適度な量を飲むと健康的な効能があるので、毎日飲むコーヒーにはちみつを足すだけで更に病気にかかりにくい体を作ることが出来ます。特に生活習慣病、胃がんなどの予防をしたい方におすすめです。リラックス効果、疲労回復効果もあるので一息つきたい方にもおすすめです。

はちみつコーヒーには健康面だけではなく、美容面でも嬉しい効果効能があります。はちみつには、ビタミンが豊富に含まれています。その中でも特にビタミンB2は、肌荒れや吹き出物など肌のトラブルに効果があります。肌だけではなく、髪のパサつきにも効果が期待出来ます。また、はちみつは特有の粘度があるため、水分を逃さず、保湿効果もあります。

コーヒーにはポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの成分クロロゲン酸には抗酸化作用があります。抗酸化作用により、肌のシミやシワ予防、アンチエイジング効果が期待出来ます。はちみつ、コーヒーそれぞれに抗酸化作用があるため、はちみつコーヒーにすることにより相乗効果が生まれ、特にアンチエイジングの効能が高まります。

コーヒーに含まれているカフェイン、ポリフェノールには、ダイエット中の方には嬉しい脂肪燃焼効果・利尿作用があります。コーヒーを飲むと脂肪燃焼効果が上がるので、コーヒーを飲んでから運動をすると体重の減少が期待出来ます。また、便秘解消効果もあるので、胃腸の調子を整え体の中の老廃物を出すことによりダイエットにもつながります。

ダイエット中ではあるけれども、少し甘めのコーヒーがお好みという方にもおすすめの、はちみつコーヒー。はちみつは砂糖と比べると、種類によっては多少違いはありますが約1.5倍の甘さがあります。砂糖よりもはちみつの方が甘いので、はちみつであれば、少量でコーヒーを甘くすることが出来ます。はちみつを入れると少量でも十分甘くすることが出来るため、その分カロリーを抑えることが出来ます。

はちみつは砂糖よりもGI値が低い食品なので、砂糖よりも太りにくい甘味料とも言われています。GI値とは、血糖値の上昇を数値化した値で、GI値が低いほどダイエットにも効果的な食品と言えます。はちみつは砂糖とは違い、血糖値の上昇が緩やかなので脂肪になりにくい甘味料です。砂糖と比べると太りにくいはちみつですが、砂糖よりも甘いので入れ過ぎには十分注意した方が良いでしょう。

はちみつコーヒーの作り方はとても簡単です。まずはお好みの濃さでコーヒーを淹れます。そこにはちみつをゆっくりと溶かしながら加えれば完成です。はちみつは高温に弱いので、淹れたてのコーヒーよりは少し冷ましてから入れることをおすすめします。少し冷ましてから入れることにより、はちみつに含まれている本来の栄養成分を壊さずにコーヒーに加えることが出来ます。

はちみつが溶けづらいので、基本的にはホットコーヒーをおすすめしますが、アイスコーヒーに入れることも出来ます。アイスコーヒーに入れる場合は、はちみつをお湯で溶かしてから入れるとコーヒーと馴染みやすくなります。最近では、コーヒーと相性の良いはちみつも売られているので、お好みに合わせて自分オリジナルのはちみつコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか？

ハニーカフェオレの作り方を紹介します。まずは牛乳を鍋で温め、ホットミルクを作ります。コーヒーを淹れ、そこにミルクとはちみつをお好みの量加えて、よくかき混ぜれば完成です。牛乳を豆乳やココナッツミルクに変えてみるのもおすすめです。

牛乳を温める際は、レンジを使うと時間短縮にもなります。また、はちみつだけだと甘さが足りないという方には、黒砂糖や練乳を足すことをおすすめします。牛乳をかき混ぜて、泡立ててから入れるとよりはちみつとミルクが混ざり合い美味しく出来上がります。いつものコーヒーに一手間加えるだけで、簡単におうちカフェが楽しめます。

スペインでは、コーヒーにはちみつを入れたり、はちみつを舐めながらコーヒーを飲むという飲み方があります。レーチェとは、スペイン語で牛乳を指します。カフェ・コン・レーチェとは、つまりスペイン版のはちみつカフェラテです。はちみつを入れずに作ることも出来ますが、本来はエスプレッソと牛乳の割合が1:１のラテなので見た目以上に苦味のあるカフェラテです。

カフェ・コン・レーチェは自宅でも簡単に作ることが出来ます。まずはコーヒーを100cc抽出します。エスプレッソマシンがある場合はエスプレッソを使用し、マシンがない場合は、インスタントコーヒーでも代用出来ます。次に鍋で牛乳を温めます。牛乳は温め過ぎに注意しましょう。プツプツと気泡が出てきたら、一旦鍋から下ろしましょう。

温まった牛乳を泡立て器で、表面がふんわりするまで泡立てます。カップにはちみつを入れて、温めた牛乳を入れます。この時に泡立った牛乳をスプーンですくい、泡も入れます。そこにコーヒーを入れれば完成です。ポイントは、コーヒーを注ぐ時に層を作るように意識し、なるべく牛乳の泡の下にコーヒーを入れるようにします。作り方も簡単で、手軽に本格的なはちみつコーヒーが楽しめるので試してみてはいかがでしょうか？

はちみつとコーヒーの組み合わせは、コーヒーの味がまろやかに美味しくなるだけではなく様々な効果効能があります。健康面では、咳の鎮静、生活習慣病・風邪の予防が期待出来ます。また美容面では、抗酸化作用によるアンチエイジングが期待出来、ダイエット効果もあります。作り方は簡単なので、自分好みのはちみつコーヒーを作ってホッと一息ついてみるのもいいかもしれません。