2018年06月12日公開
2024年07月17日更新
コーヒーの効果効能を徹底調査!眠気解消・便秘改善や肌にもいい?
コーヒーにはさまざまな効果効能があるとされていますが、それは具体的にどのようなものでしょうか?コーヒーは眠気解消のために活用する人が多いかもしれませんが、便秘改善は肌への効果効能が気になっている人も多いのではないでしょうか?今回は、気になるコーヒーの効果効能を具体的に掘り下げていくとともに、コーヒーの効果効能を引き出す飲み方やコーヒーの注意点もチェックしていきます。
目次
コーヒーの効果効能は高い?眠気や肌への作用も調査!
毎朝コーヒーを飲むのがルーティンになっているという人も多いと思いますが、最近では特に自分でコーヒーを淹れて楽しむ人が増えています。実際にコーヒーは産地の特性を理解することに重きを置いた「サードウェーブ」から、そのサードウェーブで重視された高品質なコーヒーを自宅で焙煎して楽しむような流れになっているとも言われています。
出典: http://mos.jp
日常に欠かせないコーヒーという存在は日々進化を遂げていると言えますが、せっかくコーヒーを飲むのであればその効果効能も把握しておくと、よりコーヒーを楽しむことができるでしょう。今回は、健康増進に役立つとされるコーヒーについてその気になる効果効能を掘り下げるので、毎日欠かさずにコーヒーを飲んでいるという人は必見です。
コーヒーには効果効能が期待できる成分が豊富?
コーヒーには1000近い香気成分が含まれているとも言われており、その香りだけでもさまざまな効果効能が期待できるとして話題になっています。しかし、それ以上に着目したいのはコーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールなどの成分であり、これらの身体への作用こそがさまざまな効果効能をもたらし、健康増進につながるとされています。
コーヒーに含まれるカフェインは効果効能が豊富?
コーヒーには効果効能が高い成分が豊富に含まれていると言われていますが、コーヒーに含まれる成分のひとつとしてすぐに思いつくのはやはりカフェインではないでしょうか?最近ではデカフェといってカフェインを特別な方法で抜いたコーヒーも流行っていますが、実はこのカフェインにこそさまざまな働きが期待できると話題になっています。
カフェインは緑茶や紅茶などにも含まれているものであり、炭酸飲料水などに加えられることもある成分です。そんなカフェインはアルカロイドの一種であり、中枢神経を興奮させるという作用をもっています。この作用が脂肪燃焼や眠気解消、集中力向上などの効果効能をもたらすとされており、多くの人がコーヒーを求める理由にもなっています。
もちろん妊婦の人にはデカフェのコーヒーが奨励されているように、カフェインはその摂取量によっては身体にとってポジティブな影響を与えるというよりもマイナスに働いてしまうこともあるようです。そのためにカフェインが含まれているコーヒーの効果効能を得るためにも、詳しく後述するようにあくまで適切な飲み方を実践しましょう。
コーヒーに含まれるポリフェノールは効果効能が豊富?
コーヒーはカフェインが入った飲み物であるという印象は多くの人がもっていると思いますが、最近コーヒーが健康的だとして注目を集めている理由は、ポリフェノールが豊富に含まれているからです。コーヒーに含まれるポリフェノールの中でも含有量が多いのがクロロゲン酸というものであり、さまざまな作用が期待できる成分のようです。
実際にコーヒーにおける含有割合はカフェインよりも高いクロロゲン酸ですが、コーヒーの複雑な風味や香りをもたらす要素のひとつともなっています。そして身体への主な作用としてはまず抗酸化作用が挙げられ、老化とともに体内で増えてさまざまな病気の原因ともなる活性酸素の過剰発生を防ぐという役割を担っている物質のようです。
コーヒーの重要な効果効能の中には大病の予防なども挙げられるようですが、それはコーヒーにクロロゲン酸という抗酸化物質が含まれているためでしょう。そしてこのクロロゲン酸の効果を引き出すためには、どのようなコーヒーを飲むか、どのような抽出方法で飲むかなども重要となるので、できればそこまでこだわってコーヒーを飲みたいものです。
コーヒーの効果効能:覚醒作用
コーヒーには実にさまざまな効果・効能が期待できそうですが、中でも多くの人がコーヒーに求めている作用としては覚醒作用が挙げられます。コーヒーを飲むと眠気が吹き飛ぶという人も多いと思いますが、それはカフェインが神経に与える興奮作用によって脳が刺激されて覚醒するためであり、朝コーヒーが心地よいのはこのためかもしれません。
カフェインによる覚醒作用は眠気さましのために活用する人も多いですが、だいたいコーヒーを飲んでから20〜30分ほどで効き始め、その効果は5〜7時間ほど持続するとされています。眠気がひどいというときにはコーヒーを飲むことでしっかりと脳を覚醒させ、大事な仕事や勉強のための集中力を維持することができるかもしれません。
このように眠気解消や集中力維持などにも役立つコーヒーの覚醒作用ですが、たとえコーヒーで眠気が吹き飛ぶとしても睡眠不足を根本から改善するものではありませんし、カフェインの過剰摂取は個人差こそあれ逆効果となることもあります。そのため、コーヒーの覚醒作用はあくまで適量のコーヒー摂取によって適度に恩恵を得たいものです。
コーヒーの効果効能:美肌効果
コーヒーを眠気さましのために飲むという人は多いと思いますが、最近ではその美容効果なども注目を集めています。コーヒーは実は美肌につながると言われることがありますが、それはやはりクロロゲン酸という強い抗酸化作用をもつポリフェノールが含まれているからでしょう。最近はコーヒーを美肌のために飲む女性も増えているようです。
体内で過剰に発生した活性酸素は、しみやくすみなど肌トラブルの原因になりかねないものです。メラニンの過剰な生成をコーヒーのクロロゲン酸によって防ぐことは長期に渡って肌トラブル知らずでいるために重要なことかもしれません。また、カフェインによる利尿作用のデトックスや新陳代謝の向上なども、美肌実現に一役買っています。
カフェインはなんとなく美容に悪いようなイメージもあるものですが、実は利尿作用や血流アップなどの作用にもコーヒーによる美肌効果の秘密が隠されているようです。また、抗酸化作用のある食品には実にさまざまなものがありますが、中でも最も気軽にとれる上に抗酸化力がかなり高いものとして、コーヒーは世界的に注目されています。
コーヒーの効果効能:便秘解消
コーヒーに期待できる効果効能の中で、眠気解消などよりも女性にとって美肌効果とともに嬉しいのが、便秘解消効果も期待できることではないでしょうか?女性はお通じの問題として便秘に悩む人がかなり多いものですが、その悩みをコーヒーが軽減してくれる可能性が示唆されています。カフェインには、胃腸を活発化する働きもあるのです。
コーヒーを食生活に取り入れることで摂取した食べ物の消化を手助けすることができ、胃腸の働きを良化させて快便に導くことができるかもしれません。また、カフェインの働きだけでなくコーヒーにはある種のオリゴ糖が含まれており、これが腸内の善玉菌の餌になるために整腸作用がもたらされ、便秘解消につながっているとも言われています。
このように美肌だけでなく便秘解消にもコーヒーが役立つというのは非常に嬉しいことですが、コーヒーに乳製品を入れる場合には人によって逆に胃腸が荒れることもあるので注意が必要です。また、便秘解消のためには水分補給が欠かせませんが、コーヒーを摂取していると水分不足になってしまうことが多いので、水分もしっかりととりましょう。
コーヒーの効果効能:脂肪燃焼効果
便秘解消や美肌実現のためにコーヒーを飲むという女性も増えてきているようですが、男性・女性ともに無視できないコーヒーに期待できそうな効果としては、脂肪燃焼効果が挙げられます。コーヒーに含まれるカフェインは、脂肪を分解する酵素の一種であるリパーゼを活性化してくれるために、脂肪が蓄積されにくい状態をもたらしてくれそうです。
また、既述のクロロゲン酸にも、体内についてしまった余分な脂肪を分解する作用や脂肪を燃焼する作用が期待できるようです。そのために、コーヒーを毎日飲んでいる人ほど脂肪がつきにくい身体になる傾向があるとされていますが、他にもコーヒーの利尿作用によってむくみなどの見た目の問題も解消できるというケースも見受けられます。
脂肪燃焼作用が期待できるコーヒーは、食事の前後や運動前に飲むというのがおすすめの飲み方のひとつだと言われています。運動前などにコーヒーを飲めば脂肪を燃焼する働きがより高まるようですが、やはり脂肪がつきにくい体のためにはコーヒーを毎日飲むことで全体的な新陳代謝の底上げをすることも、重要かもしれません。
コーヒーの効果効能:病気予防
コーヒーには眠気解消から美肌、便秘解消まで実にさまざまな効果効能が期待できるようですが、コーヒーは長期的にみてもかなりメリットが多い飲み物だと言われています。コーヒーによる覚醒作用は飲んでから30分以内に感じることのできる効果だと言えますが、数十年のスパンで得られるメリットとしては、病気の予防が挙げられます。
コーヒーの病気予防に関する研究はかなり進んできているようですが、まず肝機能の低下を防いでくれるという効果が期待できるようです。コーヒーを飲む人は肝硬変のリスクが下がると言われていますが、特にお酒を飲む習慣がある人ほどコーヒーを一日3〜4杯飲んで肝臓に対する活性酸素の働きを少しでも和らげてみてはいかがでしょうか?
また、コーヒーは心疾患などのリスクを下げるとも言われていますし、糖尿病の予防にも役立つとされています。このように将来的にできるだけ避けたいさまざまな病気の予防に役立つと言えるコーヒーですが、精神への作用も期待できるためにうつ病予防にも役立つとされています。まさに心身ともにコーヒーから恩恵を受けられるようです。
コーヒーの効果効能:リラックス効果
コーヒーの効果効能には実にさまざまなものがあり、すぐに感じることのできる眠気解消や数週間ほどで体感できる人も多い美肌や便秘解消なども非常に嬉しいものです。そして大病の予防にまでつながっているのですからやはりコーヒーはぜひ日々の生活に取り入れたいですが、無視できない重要な効果としてはリラックス効果も挙げられます。
コーヒーにはさまざまな香気成分が含まれており、コーヒーの香りを嗅ぐだけでもリラックスできるという場合があるようです。そのために、カフェインが体質的にあまり合わないという人でも、コーヒーの香りから恩恵を受けることができそうです。実際に、コーヒーのアロマが右脳にα波を豊富に発生させることが研究でわかっているようです。
また、お伝えしたようにうつ病の予防などにも役立つとされているコーヒーですが、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の分泌にも一役買っているようです。コーヒーを飲む人は自殺率が低いというデータがあるとも言われていますが、もちろん過剰摂取によるカフェイン依存はかえって精神に悪い影響をもたらすので注意が必要です。
コーヒーの効果効能がおすすめの人とは?
ここまでコーヒーに期待できるさまざまな効果効能をチェックしてきましたが、コーヒーに眠気解消や美肌効果、便秘解消などが期待できるのは嬉しいものです。そんなコーヒーは、男性女性問わずさまざまな人におすすめとなっていますが、特にダイエットを行いたいという人や便秘や肌トラブルなどの問題を解決したい人にはおすすめでしょう。
最近では実にさまざまな種類のダイエットがあるものですが、中でもコーヒーを一日に3〜4杯生活に取り入れるというコーヒーダイエットが流行っているようです。コーヒーダイエットにおいてはできるだけ砂糖やミルクなどなしでコーヒーをブラックで楽しむのがルールとなっていますが、その脂肪燃焼作用を運動と組み合わせるのもおすすめです。
また、最近肌トラブルや便秘などに悩まされ始めたという人は、体質的に問題がなければコーヒーを食生活に取り入れてみるのもアリでしょう。コーヒーを継続的に飲むことで肌や腸などによい影響を与えることができる場合もあるとされていますが、コーヒーの抗酸化作用を高めるには飲むコーヒーの種類やその飲み方なども重要になります。
また、重要な会議やプレゼンテーションなどを控えており、すぐにでも眠気をさまして集中力を取り戻したいという人にも、コーヒーはおすすめとなります。もちろん一度に大量に摂取するのが望ましいとは言えませんが、30分以内に得ることのできるカフェインによる覚醒作用は、適度であれば日々のパフォーマンス向上に役立つことでしょう。
コーヒーの効果効能を引き出すには飲み方も重要?
お伝えしたように眠気解消という短期での効果から便秘解消や病気予防など中長期的な効果まで、コーヒーには実にさまざまな効能が期待できそうです。しかし、そんなコーヒーの効果効能というのは実は飲み方によってもかなり異なるとされており、コーヒーの抽出方法による違いやコーヒーを飲む量による身体への影響の差も把握しておきましょう。
まず、コーヒーに含まれるクロロゲン酸やカフェインなどはインスタントコーヒーよりもドリップコーヒーの方が高く、またエスプレッソよりもドリップコーヒーの方が高いとされています。また、エスプレッソと合わせることの多いミルクの影響で胃腸が荒れたりダイエット中にも関わらずカロリーオーバーになることもあるので要注意です。
もちろん、コーヒーをできるだけヘルシーに楽しみたいのであれば砂糖も入れずにブラックで楽しむのがおすすめとなります。また、中には一世を風靡したバターコーヒーなどのように、糖分の代わりに良質なグラスフェッドバターをコーヒーに入れてエネルギー源とする飲み方などもありますが、もちろん目的によっても飲み方は変わるでしょう。
いずれの場合でも、コーヒーの飲み過ぎはカフェイン依存などをもたらすこともあるのであくまで適度に楽しむのがおすすめだと言えます。健康のための一日の適度なコーヒー摂取量は3〜4杯だと言われていますが、夜寝る前などにコーヒーを飲むのはできるだけ避け、朝やランチの前後、運動前などにバランスよい頻度でコーヒーを楽しみましょう。
コーヒーの効果効能を引き出すにはコーヒーの質も重要?
コーヒーの効果効能を引き出すためにはコーヒーの飲み方というのも重要になってきますが、それだけでなくそもそもどのようなコーヒーを飲むかということも重要になってきます。普段から缶コーヒーやコンビニコーヒーなどを中心に飲んでいる人も多いものですが、専門店で取り扱いのある高品質なコーヒーの方がその効能は高いとされています。
特に高品質で産地ごとに特性がはっきりとしているコーヒーはスペシャルティーコーヒーと呼ばれて、一般的なコーヒーと差別化されていますが、専門店でそのようなコーヒーを飲んだり購入して自分で淹れたりするのがよりよいと言えそうです。また、焙煎度合いに関しては浅煎りの方がクロロゲン酸などの恩恵は得やすいようです。
一方でアロマの恩恵は深煎りの方が大きいとも言われていますが、まずは焙煎度合いに関わらず高品質なコーヒーにトライすることから始めるのがよいかもしれません。コーヒーは苦いという概念を覆してくれるようなフルーティなコーヒーが最近では主流となっていますから、楽しみながら自分好みの一杯を見つけることができるはずです。
コーヒーには効果効能だけでなくデメリットも?
お伝えしたようにコーヒーには眠気解消や便秘解消などの効果も期待できそうですが、もちろんコーヒーにデメリットがないというわけではありません。確かに一日3〜4杯のコーヒーを飲むことは病気のリスクなどを低くするとも言われていますが、コーヒーを過剰に飲んでしまうと体質によっては胃腸が荒れてしまうことなどもあるものです。
カフェインなどへの耐性はあくまで個人差のあることなどで、自分の体質をしっかりと把握した上でコーヒーを楽しむのがよさそうです。また、コーヒーを飲む際に砂糖やミルクを入れてしまうと、これまでお伝えしたようなコーヒーの効果を得られるとは限らないので要注意です。最もヘルシーな飲み方は、やはりブラックコーヒーだと言えます。
また、暑い夏はアイスコーヒーも美味しいものですが、アイスコーヒーは体を冷やす作用が高いので要注意です。眠気解消のために活用する人も多いコーヒーですが、もちろんコーヒーで根本的に睡眠不足を解消できるわけではないので、そこは勘違いしないようにしましょう。夜寝る前にコーヒーからカフェインを摂取するのも、できれば避けましょう。
コーヒーの効果効能に要注意の人も?
コーヒーはただの嗜好品から健康食品という認識へシフトしていますが、コーヒーは健康によいという側面があるものの、お伝えしたようなデメリットが生じてしまうこともあるので要注意です。特にコーヒーの効果というのは個人差があることであり、特に妊娠中の人や不眠症の人などはコーヒーの過剰摂取を避けたいものです。
妊娠中というのはカフェインの代謝が遅れてしまい、胎児への影響も気になるためにできるだけカフェインを摂取するのを避けるべきだとされています。現在ではデカフェのコーヒーも増えているため、コーヒーをどうしても飲んでリラックスしたいという妊婦の人は、デカフェという選択肢も頭に入れておくとよいでしょう。
また、不眠症の人にとってもコーヒーはベストな選択肢だとは言い難いものです。確かに、神経の興奮作用が眠気解消にうってつけのコーヒーですが、不眠症の人が飲むとより不眠の症状が悪化してしまうこともあるので要注意です。また、通常の人であっても夜遅くにコーヒーを飲むのは、良質な睡眠の妨げになるので注意が必要でしょう。
コーヒーの効果効能を知って適度に楽しもう!
今回は、気になるコーヒーの効果効能について掘り下げてきましたが、いかがでしたでしょうか?コーヒーには意外な効果効能が期待できる場合もありますが、その効果効能はどのようなコーヒーをどの程度飲むかによっても異なるとされています。また、コーヒーの過剰摂取はかえってさまざまな健康被害をもたらすこともあるので要注意です。
コーヒーを日常的に飲んでいるという人は、産地ごとの違いを楽しんだり自分の好きなコーヒーを自分で淹れたりして楽しむケースも増えていますが、そんな風にコーヒーを楽しむ中で健康への効果も得られるのであれば一石二鳥です。あくまで過剰摂取は避け、適切な飲み方を実践してコーヒーの効果効能を最大限に引き出したいものです。