かぼちゃの味噌汁レシピまとめ！基本から簡単なアレンジメニューまで！

かぼちゃは国民食である味噌汁の具材として、食べ応えのある健康的なおすすめ野菜です。本記事ではかぼちゃを使った味噌汁に的を絞り、シンプルなものからバターを加えた洋風的な味付けまで幅広く紹介していきます。また、硬いかぼちゃの取り扱い方や味の染み込みをよくする方法なども解説しますので、参考にしてみてください。

一般的なわかめや豆腐、油揚げ入りだけでなく、甘く健康的なかぼちゃ入りの味噌汁もレパートリーの一つにおすすめです。

基本的なかぼちゃの味噌汁は、かぼちゃ・だし汁・味噌・刻みねぎのシンプルな材料で美味しく仕上がります。味噌は米味噌でも麦味噌でもよく、普段使っているお気に入りの味噌を用いてください。

味噌の量はお好みでよいのですが、多過ぎると塩分量が多くなり健康に良くありません。上手にかぼちゃの甘みとだし汁の旨味を利用して、適量の味噌で美味しく仕上げましょう。

だし汁を入れた鍋でカットしたかぼちゃを竹串が通るまで柔らかく煮ます。食べる直前に味噌を溶き、器に盛り付けて刻みねぎを散らしたら完成です。かぼちゃは種とわたをスプーンで綺麗にくり抜き、ところどころ皮を剥いて一口大に切ります。硬くて切りにくい場合は、ラップをかけて電子レンジで数分加熱してみてください。

柔らかくなり切りやすくなります。加熱時間は、200g当たりに1～2分が目安です。短時間で作りたい場合は、薄いいちょう切りに切ると早く柔らかくなります。

かぼちゃの皮は栄養があり食べることができますが、硬く味が浸みこみにくいのが難点です。味の染み込みをよくしたりまろやかな口当たりにしたい場合は、皮をところどころ剥くと味が浸みこみやすくなります。また、かぼちゃは煮崩れしやすい野菜でもあります。煮物や大きくカットしたものを味噌汁に入れる場合は、角を面取りしてください。

また、竹串が通るぐらい柔らく煮た後に味噌を溶き入れると、煮崩れしにくく美味しく仕上がります。

【材料】

• かぼちゃ…40g
• 大根…40g
• だし汁…280ml
• 味噌…小さじ2と2/3杯

1. かぼちゃは皮を付けたまま薄切りにし、大根はいちょう切りにします。
2. 鍋にだし汁を入れて火にかけ、かぼちゃと大根を加えてしばらく煮ます。
3. 野菜に火が通ったら味噌を溶き入れ、ひと煮たちしたら火を止めます。
4. お椀に盛り付けて完成です。

一人分が40kcalの身体に優しい、人気のかぼちゃ味噌汁です。かぼちゃは煮崩れしやすいので、少し太めの薄切りにします。具材の甘みが際立つ味噌汁ですが、米味噌や麦味噌など味噌の種類によっても風味や味わいが変わってきます。お好みの味噌を使って美味しく食べてください。また、このレシピの味噌の使用量はあくまでも目安です。

種類によっても変わってくるため、最初は少なめに溶いて味見をしながら調整しましょう。

【材料】

• 小さ目のかぼちゃ…1/4個
• キャベツ…1/8個
• 油揚げ…1枚
• だし汁…3カップ
• 味噌…大さじ3杯弱

1. かぼちゃは、薄切りにします。
2. キャベツも食べやすい大きさの少し細めのざく切りにします。
3. 油揚げは食べやすい大きさに切ります。
4. 鍋にだし汁とすべての具材を入れ、火を付けて煮ていきます。
5. かぼちゃに火が通ったら味噌を溶き入れ、器に盛り付けて完成です。

味噌汁と相性の良い油揚げを加えた、食べ応えのあるかぼちゃ入り具だくさん味噌汁です。油揚げは、軽く油抜きをしたものを使用します。このレシピに刻み青ねぎを加えると色よく仕上がります。

【材料】

• かぼちゃ…60g
• 玉ねぎ…40g
• だし汁…280ml
• 味噌…小さじ2と2/3杯

1. かぼちゃは種とワタを取り除き、皮付きのまま小さ目の一口大に切ります。
2. 玉ねぎは芯を取り除き、くし形にきります。
3. 鍋にだし汁を入れて火を付け、かぼちゃと玉ねぎを加えて煮ます。
4. 具材に火が通ったら味噌を溶き入れ、ひと煮たちさせます。
5. お椀に盛り付けて完成です。

かぼちゃと玉ねぎの甘みが美味しい、シンプルでヘルシーな人気の味噌汁です。かぼちゃにはβカロテンやビタミンCが豊富に含まれており、抗酸化作用や免疫力アップに期待が持てます。同様に玉ねぎも健康効果が高く、血液サラサラ効果が高いことはよく知られている効能です。

もう一品汁物が欲しい時には、簡単で美味しいかぼちゃと玉ねぎの人気味噌汁がおすすめです。お椀に盛り付けた後、冷蔵庫にあればお好みで刻みねぎや三つ葉を散りばめると風味よくなります。

【材料】

• かぼちゃ…1/4個
• みつば…1束
• 長ネギ…1/2本
• 舞茸…100g
• 水…1500mlほど
• だしの素…大さじ2杯
• ターメリック…小さじ1杯
• 味噌…大さじ3杯

1. かぼちゃの種とわたをスプーンで綺麗に取り除き、厚めの一口大にカットします。
2. ミツバは根元をカットし、ざく切りにします。
3. 長ねぎは斜め薄切りにします。
4. 舞茸も食べやすい大きさに切っておきます。
5. 鍋にかぼちゃ・舞茸・みつば・最後にねぎを入れます。
6. 具材がひたひたになる位に水を入れ、火を付けて煮ます。
7. 具材に火が通ったら、だしの素とターメリックを入れます。
8. 火を止め味噌を溶き入れて、お椀に盛り付けたら完成です。

このレシピは、免疫力アップ効果の高い食材を重視した味噌汁です。かぼちゃと三つ葉に含まれているβカロテンは、免疫力アップに期待が持てる栄養素です。ネギのねばねばは、肺炎やインフルエンザの予防効果が高いといわれています。

また、舞茸はインフルエンザウイルスに有効なαグルカンが豊富といわれ、ターメリックには殺菌作用があるとされています。風邪の流行る冬の季節や免疫力を付けたいときにおすすめのレシピです。

【材料】

• かぼちゃ…150g（ひと口大のもの6個分)）
• 玉ねぎ…1/2個
• 水…400cc
• 固形コンソメ…1個
• 合わせ味噌…大さじ1と1/2杯
• とろけるチーズ…適量
• 小口ねぎ…適量

1. かぼちゃは、皮付きのままひと口大に切りレンジ600Ｗで3分加熱します。
2. 玉葱は薄切りにします。
3. 鍋に水・固形コンソメ・かぼちゃ・玉ねぎを入れ火にかけます。
4. 弱火で5分ほど煮て野菜が柔らかくなったら、合わせ味噌を溶き入れます。
5. 鍋の上にとろけるチーズをそっと置き、蓋をしてチーズがとけるまで3〜4分蒸します。
6. お椀に盛り、小口ねぎを散らしたら完成です。

かぼちゃ入り味噌汁にチーズを入れて洋風にアレンジした人気のレシピです。チーズは少し前に室温に戻しておくと、溶けやすくなります。チーズは鍋の表面にそっと置き、かき混ぜないことが美味しく仕上げるポイントです。また、お椀に盛るときはチーズが崩れないように優しく盛り付けてください。

【材料】

• かぼちゃ…80g
• 玉ねぎ…1/4個
• 人参…1/8本
• いんげん…3本
• 料亭の味（だし入り）…大さじ1杯
• 醤油…大さじ1杯
• 水…600cc
• 七味唐辛子・柚子胡椒…お好みで

• 小麦粉…55g
• 水…50cc

1. すいとんの材料である小麦粉と水を混ぜておきます。
2. かぼちゃの皮をところどころ剥き、1cm幅の一口大に切ります。
3. 玉ねぎは幅1cmのくし形に、いんげんは3cmの長さに切ります。
4. 人参は5mm幅のいちょう切りか、または半月切りにします。
5. 鍋に水を入れて沸騰させ、かぼちゃ・玉ねぎ・人参を加えます。
6. 再度沸騰してきたら、1のすいとんの生地を一口大の大きさにして加えます。
7. 最後にいんげんを加えます。
8. 野菜とすいとんに火が通ったら、料亭の味と醤油を加え味付けをします。
9. 器に盛り付けて完成です。

ボリュームたっぷりのかぼちゃ入りすいとん味噌汁です。このレシピのすいとん生地は緩いため、スプーンですくいながら加えてください。使用されている野菜や緩めのすいとんは火が通りやすく簡単にできるため、朝食をしっかり食べたい人におすすめです。お好みで七味唐辛子や柚子胡椒をかけて食べると美味しいです。

【材料】

• かぼちゃ…120g
• 豚バラスライス…3枚（40g）
• プラス糀糀甘酒…1本（125ml）
• 味噌（プラス糀無添加糀美人）…小さじ2杯
• だし汁…200ml

1. かぼちゃは一口大に切り、ラップに包んで電子レンジで軽く火をいれます。
2. 豚バラ肉は一口大に切ります。
3. 鍋にだし汁と1を入れて火にかけ、かぼちゃが柔らかくなるまで煮ます。
4. 3の鍋に豚バラ肉を加え、肉の色が変わったら甘酒と味噌を加えしっかり溶かします。
5. お椀に盛り付けたら完成です。

かぼちゃの甘みと甘酒の風味が美味しい、まろやかで体が温まる人気の味噌汁です。事前に電子レンジでかぼちゃを竹串が通るまで熱を通しておくと、時短になり簡単に仕上がります。仕上げに刻んだネギや三つ葉をトッピングして食べると、見た目にも美味しいです。

【材料】

• かぼちゃ…80g
• 鶏ひき肉…60g
• 粉山椒…小さじ1/3杯
• だし汁…400ml
• 味噌（プラス糀無添加糀美人）…40g

1. かぼちゃは小さ目の一口大に切ります。
2. 鶏ひき肉に粉山椒を加え、よく練り合わせます。
3. 鍋にだし汁を入れて煮たて、かぼちゃを加えて蓋をしたら弱火でおよそ2分煮ます。
4. かぼちゃに熱が通ったら、2のひき肉を手で適当な大きさにつまんで加えます。
5. 蓋をし弱目の中火にして、1～2分ほど煮てください。
6. 鶏ミンチに熱が通ったら、味噌を溶かし入れます。
7. お椀に盛り付けたら完成です。

かぼちゃの優しい甘みに、鶏ミンチの旨味と山椒の風味が美味しい人気の味噌汁です。鶏ミンチはしっかりとした団子ではなく、手で軽くつまむ程度の方が柔らかい食感になります。お好みで唐辛子を加えても美味しいでしょう。

ベーコンとバターを用いた野菜たっぷりのアレンジ味噌汁です。具材を事前に電子レンジにかけて柔らかくしているため、簡単に仕上がります。もう一品、食べ応えのある野菜の具沢山汁物が欲しい時におすすめのメニューです。

豚肉と鮭、たっぷりの野菜を加えた、主菜にしてもよい人気の味噌汁です。具材は何でもよく、冷蔵庫にあるものや旬のものを使ってください。菜の花の代わりにほうれん草やわかめを加えても、美味しく仕上がります。カイワレや葉野菜は色が変わりやすいため、食べるときに必要な分だけ温めると見た目にも綺麗です。

このレシピは、長野県の学校給食で使用された豆腐や豆乳入りの栄養豊富な味噌汁です。この汁物には、長野県特産の長いもが加えられています。長いもは煮るとぬめりが出やすいため、別茹でして最後に鍋に入れてください。だしとして使っている煮干しは、取り出さず具と一緒に食べるとよりヘルシーです。

簡単に調理できる水煮の鯖缶を使ったヘルシーな味噌汁です。鯖缶は骨も柔らかくすべて食べることができますが、気になる人は大きい骨を取り除いたり潰したりして鍋に加えるとよいでしょう。

かぼちゃだけを使ったものから主菜にも良い肉や魚を加えたものまで、幅広く紹介してきました。かぼちゃは甘くて美味しいだけでなく、免疫力アップや抗酸化力の効果が高い野菜です。今日の健康生活に一日一杯の味噌汁が見直されていますが、具材のレパートリーにかぼちゃをおすすめします。

かぼちゃは冷凍可能な野菜です。味噌汁用にカットして冷凍しておくと、朝の忙しい時にも大変便利です。