人参ジュースの人気レシピ！癌予防に効果が？ミキサーなしの作り方も！

人参ジュースは、健康効果の高い飲み物として現在注目を浴びている野菜ジュースです。人参はカロテンが豊富に含まれていますが、カロテンのビタミンAはさまざまな健康効果をもたらすことがわかっています。スーパーなどではいろいろな野菜や果物が入った人参ジュースが販売されています。

ただし、メーカーによっては含まれている糖分や添加物が気になるところでしょう。人参ジュースのレシピは簡単で、お好みの味を手作りすることができます。

本記事では、美味しい人参ジュースの作り方や知っておきたい効果効能、また健康的な組み合わせのアレンジレシピなどを紹介していきます。また、人参ジュースを作るときの注意点も掲載しますので、抑えておいてください。

【材料】

• 人参…1本
• りんご…1個
• 水…150ml

1. りんごはよく洗い、芯を取り除いて皮を付けたまま小さくカットします。
2. 人参も洗い、小さくカットしてください。
3. ミキサーにカットした人参とりんご、水を入れます。
4. ミキサーの蓋をしっかり閉め、攪拌します。
5. 飲みやすい滑らかさになったら、グラスに注いで完成です。

ミキサーを使うと、簡単に美味しい人参ジュースが出き上がります。しかも、皮や実に含まれる食物繊維や栄養を丸ごと体に摂り入れることができるため、健康効果の高い作り方といえるでしょう。ただし、食物繊維が含まれるためジューサーに比べてドロドロの食感になります。水の量を増やせば飲みやすく、減らせばお腹に溜まりやすくなります。

水の量を加減して飲みやすい濃さに調整してください。加える水の質によって人参ジュースの美味しさが変わります。水道水ではなくミネラルウォーターなど、こだわりの水がおすすめです。

【材料】

• 人参…1本
• りんごジュース…200cc

1. 人参はさっと洗い、皮付きのままおろし金ですりおろします。
2. 清潔な布巾またはキッチンペーパーなどで包み、手で搾ります。
3. 搾った人参ジュースとりんごジュースを混ぜ合わせたら完成です。

人参ジュースは、ミキサーなしでも美味しく作ることができます。清潔なガーゼやさらしの布で絞るとよいですが、ない場合は大き目のお茶パックを利用してもよいです。キッチンペーパーを使う場合は、破れないように気を付けながらソフトに絞ってください。

水でお好みの濃さに調整したり、りんごジュースを加えたりするとちょうどよい飲みやすさになります。少量のレモン汁を加えると、さらにヘルシーで美味しくなります。絞った後のかすは、カレーやドレッシングの具材として活用するとよいでしょう。

健康的で美味しい人参ジュースを作るときのポイントを紹介します。また、余ったときの保存方法も解説しますので参考にしてみてください。

美味しくフレッシュな人参ジュースを作るためには、甘く新鮮な質の良い人参を使うことが大事です。葉付きの人参は、収穫されて間もない新鮮な野菜を意味します。スーパーで袋入りと葉付き人参が売っていたら、葉付きの方を購入しましょう。人参は色が濃く、皮が滑らかで艶のあるものが甘いとされます。

また、凸凹がなく切り口の軸の部分が小さいものほど美味しいとされています。切り口を見て茶色に変色している場合は、収穫から時間がたっているサインなのでなるべく緑色のものを選んでください。

人参は比較的甘さを感じる野菜ですが、種類や鮮度によっては甘さが変わってきます。人参ジュースをもっと甘くして飲みたい場合は、溶けやすい蜂蜜やシロップなどの液体甘味料を加えるとよいでしょう。砂糖は完全には溶けにくいので、あまりおすすめできません。

コップ1杯の人参ジュースの場合は、まず小さじ1杯ほどのシロップを加えて味見をしてみてください。足りない時は、少しずつ追加していきます。

一般的に食物は、空気に触れると酸化する特徴があります。特に酸化防止剤が入っていない手作りジュースは、酸化が早い飲み物といえるでしょう。時間がたつごとに酸化が進み、栄養素は壊れていきます。そのため、作り立ての人参ジュースを飲むのが最もベストのタイミングです。

どうしても作り立てを飲むことができない場合はできるだけ早く飲むようにし、せめて3～6時間以内に飲み切るようにします。その場合は空気に触れる部分の少ない保存容器を選んで消毒し、冷蔵庫で保存してください。

それ以上保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。ただし、冷凍保存しても3～4日以内には飲み終わるようにしましょう。

人参はカロテン（ビタミンA）が豊富に含まれていることで知られている健康的な野菜です。人参ジュースを飲むことで得られやすい、代表的な効果効能を紹介します。

人参に含まれているカロテンは、健康の要である体の免疫力をアップさせてくれる栄養素です。また、活性酸素除去効果も高く、動脈硬化や癌など生活習慣病予防にも期待できる成分です。これらのことから人参ジュースは、健康体でいるために効果的な飲み物といえるでしょう。

ただし、人参にはアスコルキナーゼというビタミンCを破壊する成分も含まれているため、飲み方には注意が必要です。人参だけを使ってジュースにするのは問題ないのですが、りんごなど他の食材と組み合わせる場合はレモン汁を少量加えてください。酢を加えてジュースを酸性にすると、ビタミンCの破壊が止まるといわれています。

また、人参ジュースはゆっくりすりつぶして十分に絞り出したものの方が効果が高いとされています。高速回転式のミキサーはすりつぶす働きが弱いといわれているため、より効果を得るためには圧縮式の低速ジューサーがおすすめです。

人参に含まれるβカロテンは、体内でビタミンAに変わって髪の毛の健康に効果的に作用する成分です。ビタミンAは皮膚の粘膜を健全に保つ作用が強いとされ、頭皮に作用して髪の発毛促進を促します。

また、ビタミンBやビタミンEなど他の成分と作用し合い、髪の発毛に力を発揮します。このことから、髪の成長には栄養バランスの良い食生活も重要といえるでしょう。

人参は抗酸化力だけでなく、紫外線を浴びた肌の修復効果も高いことで知られている野菜です。朝は抗酸化成分を含む食材として、夜は肌の修復効果が期待できる食材として積極的に摂り入れてください。ただし、人参ジュースを飲み過ぎると、副作用として皮膚が黄色くなる柑皮症が現れることがあります。

柑皮症になってもβカロテンの摂り過ぎを注意すれば自然に治癒するため、心配はいりません。人参ジュースを摂り入れる弊害はさほどないのですが、あえていうならば柑皮症の人は飲んではいけない人といえるでしょう。

人参ジュースは栄養が豊富なだけでなく、ダイエットに効果的な飲み物としても注目を浴びています。その理由として一番に挙げられるのが、腸内環境を整えてくれる食物繊維の多さです。食物繊維は腸を刺激して腸内環境を整えてくれます。また、糖質の吸収を緩やかにしたり脂肪の吸収を抑えたりする働きがあります。

人参に含まれる多くのカリウムも注目点です。カリウムは、ダイエットの天敵である便秘の解消や脂肪吸収を抑えてくれます。他にも、人参ジュースがダイエットに好評な理由として、人参の持つ甘みだけでなく他の食材と合わせて美味しく飲めることも揚げられます。どんなにダイエットによい飲み物でも、飲みにくかったら長続きはしないでしょう。

【材料】

• りんご…1個
• 人参…1個
• ゴーヤ…2/1〜1/4本
• 水…適量

1. ゴーヤは種を取り除き、適当な大きさにカットします。
2. 人参は、皮付きのまま適当な大きさにカットします。
3. りんごはよく洗い、皮付きのままかっとしてください。
4. ミキサーにゴーヤ・人参・りんごを入れ、水を加えてスイッチを入れます。
5. ミキサーのスイッチを入れたり切ったりを数回繰り返します。
6. 食材が滑らかになったら、人参ジュースの完成です。

ミキサーに食材を入れてスイッチを入れるだけの、作り方が非常に簡単な朝におすすめの人参ジュースです。このレシピでは酢は加えられていませんが、少量のレモン水とはちみつを加えるとさらに栄養効果の高い人参ジュースに仕上がります。

【材料】

• 人参…1本
• りんごジュース…280CC
• レモンの搾り汁…小さじ1杯
• パイナップル缶詰…2切れ
• 塩…少々

1. 人参はよく洗い、皮付きのまま半月切りにします。
2. パイナップルは、適当な大きさにカットします。
3. ミキサーに人参・りんごジュース・レモンの搾り汁・パイナップル・塩を入れます。
4. ミキサーのスイッチを入れて攪拌したら、人参ジュースの完成です。

りんごジュースの水分を利用して人参とパイナップルで美味しく仕上げた、のど越しのよいサラサラ人参ジュースです。作り方は簡単で、ジューサーに具材を入れて攪拌するだけで短時間に仕上がります。人参の栄養を無駄なくまた効果的に取り入れることができるレシピです。子供でも飲みやすく、家族皆で飲む人参ジュースとしておすすめです。

【材料】

• 人参…5～6本
• りんご…1個
• キウイフルーツ…1個
• 生姜…親指大
• レモン…1個

1. キウイとレモンは皮を剥き、ジューサーに入る大きさにカットします。
2. りんごは皮ごと使用するためよく洗い、芯を取り除いて適当な大きさにカットします。
3. 人参や生姜も皮ごと使用するためよく洗い、適度な大きさにカットします。
4. ひと切れず切れずつジューサーに通し、すべての食材を絞ります。
5. コップについで完成です。

キウイの酸味が生姜のピリ辛を緩和してくれる、ジューサーを使って飲みやすく仕上げた人参ジュースです。具材の投入順序や作り方は、ジューサーの説明書に従って作ってください。キウイやレモン、生姜などは途中で引っ掛かりやすい機種もあり、柑橘類は最後と指定されている機種もあるようです。

その点人参はスムーズに流れやすいため、最後の方で人参を通すようにすると比較的スムーズに通ります。キウイフルーツの種は食べることのできますが、ジューサーにかけるとカスの方に流れてしまいます。気になる人は、キウイだけをハンドブレンダーでつぶしてもよいでしょう。

このレシピに、セロリやミカンなどお好みの食材を加えても美味しく仕上がります。生姜の量はお好みで加減してください。代わりに梨を加えてもよいです。人参ジュースは完成後放置しておくと分離したり酸化したりするため、でき上がったら早めに飲むようにします。

バナナの甘みで砂糖なしでも美味しく飲める、子供にもおすすめの美味しい人参ジュースです。また、牛乳は人参に含まれているカロテンの吸収を高める作用があるといわれており、積極的に組み合わせたい食材です。バナナは夏場に傷みやすい果物ですが、冷凍しておくと長く保存できます。

凍ったバナナを使った人参ジュースは氷を入れなくても冷たいため、夏の暑い時期におすすめです。

酵素が壊れにくいとされるスロージューサーを使った、野菜や果物たっぷりのヘルシー人参ジュースです。皮には豊富な栄養が含まれていますが、ワックスなどが気になる場合は皮を剥いて使用してください。人参には、抗がん作用の強いとされるαカロテンやβカロテンが含まれています。

このことから人参はがん予防に効果が高い野菜といわれていますが、効くか効かないかは個人差が大きいところです。健康管理には、人参・りんご・レモンをベースにお好みの野菜や果物を加えて美味しく仕上げた人参ジュースをおすすめします。
 

朝一番におすすめしたい、キャベツ・人参・りんご入りの酵素たっぷりヘルシー人参ジュースです。ミキサーで攪拌しているため、食物繊維を無駄なく摂り入れることができます。蜂蜜やレモン汁を加えて、お好みの味に調整してください。

現在癌の治療法として、大量の人参ジュースと多種類の野菜ジュースを飲む民間療法のゲルソン療法が注目を浴びています。人参が癌に効果的とする主な理由は、抗がん作用があるとされるβカロテンやαカロテンが多く含まれていることによるようです。

また、人参は健康生活に欠かせない免疫力アップやアンチエイジング効果の高い野菜としても知られています。人参ジュースはいつでも簡単に作ることができ、加える食材をアレンジして飽きるのを防ぎやすい飲み物でもあります。家族皆でお好みの手作りの人参ジュースを作り、毎日を健康に過ごしましょう。