ラー油入り肉そばのレシピ！人気の港屋の味を自宅で再現できる？

何だか食欲もないしサッパリとしたそばが食べたい!でもそばだけじゃスタミナ不足になってしまう、そんな事を思ったことはありませんか？そんな時には、そば処港屋の「ラー油入り肉そば」がオススメです。甘辛く味付けされた肉と、薬味がたっぷり載ったそばを、ラー油たっぷりのピリ辛つゆに付けて食べるこのメニューは、食べると元気が出て来そうです。

港屋のラー油入り肉そばは、ボリュームたっぷりで、一見そばには見えません。見た目にもインパクトがあるこのラー油入り肉そばは、実は家でも簡単に美味しく再現することが出来ます。お中元で乾麺のそばを沢山貰ってしまい食べ飽きてしまった、そんな経験はありませんか?そんな時にも一風変わったこのレシピを是非試してみて下さい。

そば処港屋は、東京メトロ銀座線の虎ノ門駅(1番出口)から徒歩6分程のところにあります。虎ノ門ヒルズからも程近く、とてもアクセスの良い立地です。営業時間は平日のみ、昼の部は11:00から17:00、夜の部は17:30から20：00(売り切れ次第閉店の場合あり)となっています。平日、しかも短時間のみの営業という事もあり、お店の前は長蛇の列が出来ることが予想されます。

港屋の特徴は、このインスタ栄えするようなジャズが流れるオシャレな店内です。そして、そばには見えないボリュームたっぷりのメニューではないでしょうか？これが立ち食いそば店というのですから驚きです。その中でも豚肉と海苔がたっぷり載ったラー油入り肉そばは、港屋の一番人気のメニューです。肉そば以外には、温かい鶏そばもあります。鶏そばのつゆには、ラー油と黒胡椒がたっぷり入っていて、こちらも美味しそうです。

現在、ラー油入り肉そばを提供しているお店は沢山ありますが、その元祖ともいえるのがそば処港屋です。太めの、歯ごたえのしっかりとしたそばに、甘辛く味付けされた豚肉とネギが山盛りにトッピングされ、これでもか!という程の刻み海苔がたっぷりと載っています。その冷たいそばを、ラー油入りの濃い目のつゆに付けて食べます。

また、途中で味を変えたくなったら、カウンターの上に置いてある生卵(1人1つまで)をつゆに溶いて入れれば、甘辛い豚肉と濃い目のそばつゆがまろやかになり、更に美味しく食べられます。この、そばなのにガッツリ系のラー油入り肉そばは、女性だけでなく男性でもお腹がいっぱいになると好評です。

人気急上昇中の行列の出来る店、港屋ですが、実は虎ノ門にある本店以外にも2店舗展開しています。虎ノ門店は混んでいて行けないという人でも、こちらはまだ穴場のようですので、訪れてみても良いかもしれません。都内に1店舗、更に2017年11月には九州地方の久留米にも出店されました。

港屋2は、大手町駅より徒歩数分。高級和風旅館、星のやの1階に店を構えています。高級旅館の中にひっそりと営業しているからか、虎ノ門店に比べるとそんなに並ばずに入れるようです。また、こちらもお洒落な店内ではありますが、立ち食いそばスタイルとなります。虎ノ門店と違うところは、メニューが冷たい肉そばの1種類しかないところです。このメニューだけが食べたい!という方には穴場かもしれません。

九州地方、久留米にも2011年11月11日に姉妹店がオープンしました。ゆめタウン久留米のすぐ近くで、パチンコ店の一角にあります。パチンコ店の中にあるにも関わらず、他店舗と同様に店内はスタイリッシュです。看板も派手に出しておらず、パチンコ店に入らなければ気が付かれないような場所にあります。こちらもメニューは、冷たい肉そばとライスのみで、立ち食いそばスタイルです。

和風だしのそばつゆと中華風味のラー油は、一見すると相性は合わないのではないかと思う方もいるのではないでしょうか?しかし、そこに肉やゴマ等が加わることにより、意外にぴったりと合ってしまうのです。温かいつゆや、冷たいつゆのどちらにもよく合います。また、ラー油を加えることでピリ辛になり、スタミナ感もアップし食べ応えが出ます。

それでは実際に、港屋のラー油入り肉そばのレシピを再現してみましょう。所要時間は30分程あればできてしまいます。お肉もたっぷりですし、元気が出そうなこのそばは、食べ盛りの子供から大人まで喜ばれそうなメニューです。今回は2人分の材料で作っていきます。

そば2人分(乾麺)、市販の麺つゆ、水、豚肉200g(バラ肉や細切れ等、薄切りのもの)、ネギ1本(斜め薄切りにし、水にさらし水気を切っておく)、ごま、刻み海苔、ラー油、醤油(大さじ1)、(酒大さじ1)、(砂糖大さじ1)。ごまと海苔、ラー油はお好みで調節して下さい。また、生卵と揚げ玉があると途中で味を変えられ美味しくいただけます。
 

そばつゆは市販の麺つゆを使用して、簡単に仕上げていきます。市販の麺つゆを分量より少し少なめの水で希釈し、濃い目に作っておきます。あとはラー油をお好みの量だけ入れてつゆは完成です。温かいつゆが良い場合はお湯で薄めましょう。お子様や辛いものが苦手な方は、ごま油で代用しても良いでしょう。

鍋に、醤油･砂糖･酒を入れ軽く煮立たせたら、豚肉をいれ、箸で解しながら煮込みます。豚肉に火が通ったら火を弱め、汁気を飛ばすように少し煮詰めていきます。汁気が少なくなってきたら火を止め皿に移し、冷ましながら味を染み込ませます。

港屋のそばは、固めの太い麺なので、太めの乾麺を使うのがオススメです。大きめの鍋に湯を沸かしそばをいれ、パッケージに書いてある時間より若干短めに茹で、ざるにあけ、冷水でよく洗い冷やして水を切っておきます。冷水でよく冷やすことにより、そばが締まり、食感が良くなります。

港屋風に、どんぶりにそばをいれ、味付けした豚肉をたっぷり盛り付け、刻んで水にさらしたネギを載せます。その上にゴマをたっぷり振り、刻み海苔をどっさり載せたら出来上がりです。ラー油を入れたそばつゆに付けて食べましょう。途中で揚げ玉や生卵をつゆに入れて、味を変えながら最後まで味わいます。

ラー油入り肉そばの味の決め手ともなる肉の味付けですが、甘めにつけるのがポイントです。こちらで紹介した調味料の割合は1:1:1ですが、味見をして砂糖や醤油をお好みで増減してみて下さい。また、そばつゆは少し濃い目に作るのがポイントです。後から卵や揚げ玉を入れた時に美味しく食べられます。

港屋のつゆに近づけるコツは、つゆに入れるラー油の量を多めにする事です。少し多すぎると思うくらいでお店の味に近づけます。ラー油が少ないと、そばを食べているうちにラー油の味が薄れていってしまいます。ですから多めのラー油がポイントです。

簡単に美味しく作れる、港屋のラー油入り肉そば再現レシピは、Twitter等のSNSでも人気です。ネットで見つけた再現レシピを作ってみたら美味しかったという報告が続出しています。本物の港屋の肉そばを食べたことが無い人でもこの味にはまってしまうかもしれません。

再現する際に、自分流に少しアレンジしている人も多いようです。例えばラー油を市販の食べるラー油に変えて食感と風味をプラスしたり、本家では豚肉で作られている甘辛肉を牛肉や鶏肉に変えてみる等です。また、肉を煮る時にチューブの生姜をプラスして作る方法もあります。こちらも生姜の風味が肉の臭みを消してくれ、風味良く仕上がりそうです。

そばの上にたっぷりと甘辛肉とねぎを載せ、ごま、海苔を多めにトッピングすれば、見た目も港屋そっくりになります。このボリューム感は、そば界の二郎と言われているのもうなづけます。再現レシピでも、とても美味しそうな仕上がりです。

港屋のラー油入り肉そばの再現レシピはいかがでしたか?これからの季節にもぴったりの、スタミナたっぷりのガッツリ系そばを是非再現してみて下さい。この味わいにハマってしまう事間違いなしです。皆さんのそばのレパートリーに加えて頂けると嬉しいです。