100均の和紙で障子を張り替えする！張り替え方とおしゃれなアイデア集

自宅に障子のある部屋を持っている方も、現代ではだいぶ少なくなってきているといいます。ですが中には和の空間を自宅に取り入れている、昔の住宅のため障子の扉があるという家庭も中には居ることでしょう。現在和室はおしゃれな空間として利用されている方も多いのです。

そんな和室の扉や窓に障子を使用している家も多いことでしょう。ですが紙でできている障子は破けやすいのがデメリットとして挙げられます。今回は、そんな破れてしまった障子を100均の和紙で再生することができるのかを調査してみました。

100均ではどのような和紙を購入することができるのでしょうか？障子の張替えに使用することのできる和氏の商品を、ダイソーとセリアに分けて紹介していきましょう。

ダイソーには障子紙の販売が行われています。真っ白のものになるため、スタンダードな障子の扉にはおすすめの商品といえるでしょう。ダイソーの障子紙の大きさは94cm×180cmのものになります。中にはこのサイズだと少々小さいと感じる方も多いため、自宅の補修をする扉の大きさを購入前に計っておくのをおすすめします。

薄さはコピー用紙よりも少々薄い印象を受けるでしょう。ですが100均の商品でありながら多少の強度を感じることができるので、十分に使用は可能であると言えます。

ダイソーには和紙包装紙も販売されており、こちらもオーソドックスな和紙として入手することが可能です。色がついているものもあるため、障子のアクセントに色を入れてみるのも良いでしょう。

また手もみ和紙の販売もされています。手もみ和紙は名前の通り手で揉んでいる和紙を染めており、優しさを感じることのできるシワに色がついているため風合いがおしゃれです。普通の和紙では少々飽きてしまった方にはこのダイソーの手もみ和紙を障子に使用してみるのも良いでしょう。絶妙な透け感に魅了されるはずです。

ダイソーの手もみ和紙の大きさは64cm×64cmとなるので、普通の障子紙と比べると少々小さめであることが分かります。

セリアにはどのような和紙が販売されているのでしょうか？セリアでは障子紙の販売は行っていないようです。ですがダイソーと同じように手もみ和紙がセリアでも販売されています。セリアの手もみ和紙も優しい風合いのものが販売されており、カラーの種類も豊富なので好みのものを選ぶことができるでしょう。

包装紙として手もみ和紙を使用する方も多いですが、障子にも使用することは可能なので障子の張替えの一つの候補として挙げてみるのもおすすめです。

100均の和紙を手に入れることができたら、次は障子の張替えに挑戦してみましょう。現代では多くの人が障子の張替えを行ったことがないという人が居るといいます。昔の日本家屋では当たり前に存在していた和室が減っているのも理由の一つなのでしょう。ここでは障子の張替え方法を詳しく紹介します。

張替えや補修に必要なアイテムも、ダイソーやセリアで揃えることができます。そのため和紙を購入する時に一緒に購入すると、張替え作業もスムーズに進むでしょう。障子の張替えに必要なアイテムは、まず張替えや補修に使用する和紙、でんぷんのり、カッター、スポンジです。

でんぷんのりはダイソーでは販売されているのを確認できますが、セリアでは確認ができていません。カッターは和紙を切るのに使用します。ハサミでも良いですが、正確にカットのできるカッターの方が好ましいでしょう。

スポンジは障子を貼り付ける枠に、元々の障子が付いている際にこすって落とすためのものです。このスポンジはどんなものでも良いですが、ハードなものを使用すると枠が傷ついてしまうので注意しましょう。

まず補修や張替えを行いたい障子を部分的、もしくは全体を剥がすか切り取りましょう。木枠に残ってしまった和紙はスポンジに水を少し染み込ませて、優しく拭き取っておくと後々の作業が楽になります。木枠に水が染み込んだ場合には日陰で干しておき、乾燥するまで置いておきます。

その後補修したい部分よりも少し大きめに和紙をカットし、木枠にのりを馴染ませて貼っていきます。この時デザインなどの配置を行う場合には、間違えないように予めデザイン画を描いておくとスムーズに進められます。和紙を貼り付けたら乾燥するのを待って、余分な部分をカットしたら完成です。

障子の張替えや補修を行う場合には、天気も関係してくるのを知っているでしょうか？障子は紙なので湿気がある日の方が湿って伸びているといわれています。そのため、湿気のある日に張替えをすることで乾いたときにピンと張るのです。

のりの力だけで障子貼りの手間が省けるので、張替えや補修の場合には雨の日や梅雨の時期のように湿気のある時を選ぶと良いでしょう。天気の良い日に張替えを行う場合には、障子を貼った後に霧吹きで少し湿らせることで、湿気のある日に貼ったとき同様の現象を起こすことも可能です。

湿気のある日に張替えをしても、どこか張っていないと感じたときも霧吹きを使用してみても良いでしょう。霧吹きはかけすぎると障子が破れることもあるので、使用時には注意が必要です。

和紙には無限の可能性が感じられます。現在では100均でもカラフルな和紙や、手もみ和紙のような凝った和紙も購入できるのでオリジナリティーの溢れる障子に仕上げることができるでしょう。ここでは、和紙を使用したアレンジ方法をいくつか紹介しますので障子の張替えの際の参考にしてみてください。

スタンダードなアレンジ方法として、簡単にできるにも関わらずおしゃれな障子をデザインすることができるのが、色の付いた和紙を規則的に配置させる方法です。2色または3色といったように決めた色の和紙を、縦や横もしくは交互といったように規則的に並べるだけでおしゃれな扉が仕上がります。初心者の方でも取り入れやすいアレンジ方法です。

規則的に並べて配置するアレンジ方法もおしゃれですが、中級者におすすめなのが何色かの和紙をランダムに配置する方法です。正反対の色などを組みあわせることによっておしゃれ度もグンと上がるでしょう。

ランダムといってもやはりデザイン性が浮き彫りになるため、まずはどの色をどこに配置するのか等を事前に決めておくとスムーズに和紙を乗せていくことができます。和紙をランダムにすることで和テイストのステンドグラスのように目で見て楽しむ障子にできるので、おしゃれな空間を求めている方は取り入れてみてはいかがでしょうか？

障子が沢山ある家庭も中には存在しています。障子が多く、それらが真っ白だと少々和の主張が強すぎてしまって悩んでいるという方も少なくありません。そんなときに使えるアレンジ方法が、障子ごとにデザインを変えて楽しむ方法です。

ある程度のテイストを守りつつ、どの障子も個性溢れるデザインにすることで統一感を持たせながらおしゃれな空間を演出することができるでしょう。和の中に織り成す自分のテイストを膨らませてみてはいかがでしょうか？

和紙だけでは物足りないという方は、和紙にオリジナルデザインを印刷してみるのはいかがでしょうか？障子全体に印刷してしまうと、少々インパクトが大きくなってしまうので一枠だけプリントを入れるとおしゃれ度もアップします。

印刷を行う場合には、印刷が可能な和紙を購入するようにしましょう。アイデア次第でアレンジの幅を利かせることができる方法の一つといえるでしょう。

印刷が難しいという方には、切り絵を貼り付けるアレンジ方法もおすすめです。動物や建物の切り絵を貼り付けるだけで障子の雰囲気も大きく変わることでしょう。切り絵を貼り付ける場合には少々薄めの紙を使用するのがおすすめです。穴が開いてしまった障子の補修にも使用することができるので、小さな穴などを塞ぐのにも適しています。

穴を塞ぐ場合には、二枚同じ切り絵を作り裏表から障子紙を挟むように付けると良いでしょう。切り絵のデザインはネットなどからプリントする、もしくはオリジナルの影絵を切り取る等の方法が用いられます。

100均の和紙は包装に使用する他、障子の張替えにも使用ができます。障子が家の中に存在している方は、ぜひ100均に出向き障子用の和紙を購入してみてはいかがでしょうか？アレンジ方法を取り入れることで、一気に部屋の雰囲気を変えることもできるでしょう。