100均で買えるサボテンの種類は?レアもある?基本の育て方や植え替えのコツ

100均ショップでサボテンが観葉植物と共に店頭付近に並んでいるのを見たことはありまか?丸くて可愛いサボテンだけでなく、細長い物や大きな棘のある種類まで、様々な種類が並んでいます。実はダイソーやセリアといった100均のサボテンの中にはレアな品種もあります。そんな100均のサボテンを部屋のインテリアの一つとして育ててみませんか?100均で売られているサボテンの種類と共に基本の育て方や植え替えのコツも紹介します。

100均で買えるサボテンの種類は?レアもある?基本の育て方や植え替えのコツのイメージ

目次

  1. 1100均のサボテンを育てて部屋をお洒落に
  2. 2100均で買えるサボテンの種類【ダイソー】
  3. 3100均で買えるサボテンの種類【セリア】
  4. 4100均のサボテンの基本の育て方
  5. 5100均のサボテンを植え替えて成長させる
  6. 6100均のサボテンでお洒落に寄せ植えをする
  7. 7100均のサボテンを上手に育ててみよう!

100均のサボテンを育てて部屋をお洒落に

100均のサボテンはお店に入ってすぐの所に観葉植物と一緒に置かれています。その姿は丸くて可愛らしい物や細長い物、薄くて平べったい物など様々です。100均ショップで売っているときは小さいサボテンも、基本の育て方を守れば立派に育ってお洒落なインテリアになってくれます。

貴方も100均のサボテンを育てて部屋をお洒落に飾ってみませんか?今回は100均ショップで売っているサボテンの中からおすすめの種類と、大きく育てるための育て方のコツやインテリアに最適の寄せ植え方法も紹介します。

100均で買えるサボテンの種類【ダイソー】

100均ショップでサボテンを買う時に、真っ先にダイソーに足を運ぶ人も少なくないのではないでしょうか?100均のダイソーでは種類不明のサボテンやどの種類にも属していないサボテン類を、まとめて「ミニサボテン」と総称して売っているくらい豊富な種類を取り扱っています。

100均のダイソーで売っているミニサボテンも魅力的な種類が数多くありますが、ここではダイソーで取り扱っているサボテンの中から種類がはっきりしている物を厳選して紹介します。

ギンテマリ

100均のダイソーのギンテマリという種類のサボテンは、長い棘が横に倒れていてさながら手毬の模様に似て見える種類です。ギンテマリは子株と呼ばれる小さいサボテンがどんどん出てくる特徴があります。この子株は少し触れただけで落ちてしまいますが、乾燥した土の上に置いておくだけで根を生やし定着します。

ギンテマリの子株を株分けするのに適した時期は4月~8月ですが、触れるだけでも子株が落ちてしまうため時期を決めて株分けするのではなく、触れて落ちてしまった株を土の上に置いておくのがベストといえます。思い切って育てる分以外の子株は落としてスッキリさせるのもひとつの管理方法といえるでしょう。

このデリケートさのため動かしにくい種類ですが、向日性が強く一方から日を当てると傾いて成長してしまいます。真っ直ぐ成長させるには後ろに白く塗った壁を配置して、光を反射させて後ろからも光が当たるようにするとほとんど傾かなります。上手に育てると秋から春にかけて可愛い花を咲かせてくれます

ノトカクタス

100均のダイソーのノトカクタスは種類も株の形もさまざまな品種があります。このノトカクタスの仲間の最大の特徴は、こげ茶色で毛むくじゃらの蕾が出てくることです。また花の色はメタリックで深紅の雌しべを持つものが多いのも特徴のひとつです。

非常に育てやすいため初心者の方でも育てやすく、種類の豊富さからセリアでも取り扱いがあります。ただし種類の豊富さに対してほとんどの場合は同じ名前で売られているため、育てているうちに詳しい種類がわかってくる楽しさがあります。花期も長くて花も大きく複数咲くため、育てがいのあるおすすめの品種です。

ランポー玉

100均のダイソーでも変り種のサボテンがこのランポー玉という種類です。ランポー玉は全体的に白っぽい色をしているだけでなく、上から見るとまるで星型をした5本の稜線が特徴的です。見た目でもわかるようにレアな種類のひとつで棘のない品種でもあります。

サボテンの仲間の中でもランポー玉のように上から見たとき星型に見える品種は「有星類」と呼ばれ、柱サボテンのように上へ上へと縦にどんどん伸びていきます。比較的丈夫で育てやすいだけでなく花つきも良く、株の中心に黄色いつややかな花を咲かせます。熱烈なファンもいるおすすめの種類です。

マミラリア

100均のダイソーでもおすすめの種類のひとつがこのマミラリアです。マミラリアは400を超える種類があり、丸い形と頭頂部から生える棘が特徴のサボテンです。ダイソーだけでなくセリアでも売られている種類で、その種類の多さから育ててみないと細かい種類がわからないことも珍しくありません。

マミラリアは種類によって棘の形状や花の色が変わるため、そこも育ててみてのお楽しみといえます。子株も良く出るので増やすのも簡単ですが、花が終わった後に実をつけるのでそこから種を取ってもよく発芽します。花期は4月~6月で赤やピンク、黄色や白といった花を咲かせて楽しませてくれます。

緋牡丹(ひぼたん)

100均のダイソーで売られているレアな品種のサボテンで、柱状のサボテンの上に真っ赤な花が咲いたような見た目をしています。これは接ぎ木されて育てられた結果であり、そのため普通のサボテンよりも育て方が難しい上級者向けの種類です。大きく育てることよりも、その美しい見た目を維持するように育てることがおすすめです。

ダイソーで売られている緋牡丹は接ぎ木された状態で売られていますが、これは緋牡丹が自力で育つことができないためです。また台木に多く使われている三角柱というサボテンも耐久性に乏しく、ある程度年数が経つと枯れてしまいます。赤やピンク、黄色、オレンジと色も多くきれいな花も咲くため、上手に管理してあげればいろいろと楽しめます

ウチワサボテン

100均のダイソーでもウチワサボテンはとても人気があります。その平べったい形とウサギの耳のように生えてくる子株がウサギの顔のように見えることから、「バニーカクタス」と呼ばれることもあります。子株を切って土に挿しておくだけで根を出して増えるほど丈夫で、初心者でも育てやすい種類としておすすめです。

ウチワサボテンは日に良く当ててあげることで丸く平べったい形になりますが、日当たりの悪いところで管理するとひょろひょろと徒長して形が悪くなってしまいます。きちんと管理してすくすくと育った株はいずれ花を咲かせて結実します。品種によっては実を食べることもできる、楽しみの多いサボテンとしてもおすすめです。

ギムノカリキウム

100均のダイソーで取り扱っているギムノカリキウムという種類のサボテンは、120種類以上の種類がある品種です。ギムノカリキウムはその太くしっかりした棘が特徴であり、立派な花を咲かせることでも人気の高いおすすめの品種です。そんなギムノカリキウムの中でも、ごく稀にレアな種類がダイソーの店頭に置かれていることがあるのです。

ギムノカリキウムが花をつけるのは春から夏にかけてです。冬の間にしっかりと日光に当ててあげると春に花を咲かせやすくなります。ダイソーでさまざまなギムノカリキウムを見つけて育てておけば、株ごとに違った花をつけて楽しませてくれることでしょう。

海王丸(かいおうまる)

100均のダイソーで取り扱っているギムノカリキウムの中でも、レアな種類がこの海王丸です。海王丸はパーマをかけたように棘がうねっているのが特徴で、とてもきれいな花が咲くと人気の高い種類でもあります。海王丸はサボテンの中でもレアな種類で水を好む性質があります。そのため冬でも断水しないで適度に水をあげましょう。

そんな海王丸は水が不足すると丸くふっくらしている本体がシワシワになってしまいます。一度シワシワになってしまっても、適切に世話をすることでまたふっくらとした元の姿に戻ります。春にはツクシのような蕾を出して、主に白い色の株と同じくらいの大きさの花を咲かせるため見応えがありおすすめです。

100均で買えるサボテンの種類【セリア】

サボテンの買える100均ショップは何もダイソーだけではありません。セリアにもおすすめの種類がいくつも売られているのです。中にはセリアでもなかなか見つけることのできない品種も売られています。100均のダイソーの次は同じ100均大手のセリアから、魅力あるセリアらしい種類のサボテンを紹介します。

竜神木(りゅうじんぼく)

100均のセリアで売っているサボテンの中でも、竜神木は棘が少なくその滑らかな質感から人気を集めている品種です。竜神木の中でも福禄竜神木は、一度溶けた物質が固まったかのような形の突起が集まった形をしていて、非常に個性的な形が人気の100均ではなかなか見つけられないレアな種類です。

竜神木はカーテン越しの光が良く当たる場所で育てると、どんどん背が伸びて柱のように育っていきます。竜神木は成長するにしたがって途中から子株が出てきたりしますが、福禄竜神木はまっすぐに伸びていくため二股に分かれているものは特にレアになります。もしセリアで見つけた時にはぜひ買って育ててみてください。

キンセイマル

100均のセリアで人気のキンセイマルは、0度以上なら室内でも屋外でも育てられるほど丈夫で成長が早いのが特徴です。丸々とした姿をしているだけでなく子株も沢山つけてきれいな花を咲かせる他、室内で育てると黄緑色になり屋外で育てると緑が濃くなるなど、さまざまな楽しみ方のできるサボテンです。

100均のサボテンの中では水を好む性質のため、土が乾いてきたら水をあげるようにすると元気に育ちます。冬も月に1度は水をあげるようにしましょう。上手に育てると4月~10月の夜に、直径10cmもある大きな花を咲かせてくれます。セリアで見かけたらぜひ買って育ててみたい種類のひとつです。

ハナキリン

100均のセリアでもおすすめのサボテンがハナキリンです。ハナキリンは幹に鋭い棘が生えているだけでなく成長すると幹の長さは100cmほどになり、幹の棘は長さが2cmほどにまでなる個性的な種類です。成長するとサボテンというよりもむしろ木を思わせる見た目になります

このハナキリンはマダガスカルが原産のため、暖かい場所ではほぼ1年中花を咲かせて楽しませてくれます。一方でハナキリンは寒さに弱い性質があります。気温が下がり始めたらすぐに室内に入れてあげるようにしましょう。寒い時期にも花を咲かせたい時には日差しが当たる明るい室内で育てると良いでしょう。セリアイチオシのサボテンの一つです。

黄金司(こがねつかさ)

100均のセリアの黄金司は成長スピードが早く、子株が柱のようにどんどん生えてくるのが特徴です。本来は群生して育つサボテンのため飽きることなく育てていけます。黄金司は親株の根元から子株が増えていくため、植木鉢を大きくすることで林のように育てることができます。逆に大きくしたくない時は子株を株分けしていくようにしましょう。

黄金司は成長速度が早い分比較的水を好みます。土が乾ききったら鉢底から水が溢れるまでしっかりと水やりをしましょう。春になると株の頭より少し下の部分に円形に花を咲かせていきます。色は薄黄色い品のある花で株の成長とともに大いに楽しむことができること間違いなしです。

トルカ

100均のセリアで売っているトルカという品種は、他のサボテンと違って棘がないのが特徴です。代わりに表面の皮が硬く変化していて、棘がなくてもきちんと自衛できるようになっています。種類によっては「アルカロイド」という毒性を持つ種類もあるのです。

セリアで売っているトルカのアルカロイドは人間には影響はありません。ですが動物には多少なりとも影響があるため、ペットを飼っている方が育てる場合には注意が必要です。棘がないだけでなく個性的な形のものが多いため見た目が優しく、フォルムも可愛らしいためセリアでも人気の高い品種の一つになっています。

マグニフィクス

100均のセリアのマグニフィクスは濃い緑と真ん丸な形が特徴のサボテンです。子株がどんどん増えていくだけでなく、成長すると株の天辺に王冠のような見事できれいな花が咲くことから人気のある種類です。初心者の方でもぐんぐん育っていくため、植え替えの時期がとても大切になる品種です。

マグニフィクスもサボテンの中では比較的水を好む種類です。そのため土が完全に乾いてからたっぷりと水をあげるようにします。開花期は4月~6月で直径6cm~10cmという大きい黄色い花が株の天頂に咲きます。この種類も夜に花が咲くタイプですが、見応えがあるのでぜひ育ててみたいおすすめの品種です。

姫ウチワ

100均のセリアではウチワサボテンの中でも小さいサイズの「姫ウチワ」も扱っています。サイズは小さいもののその形はちゃんとウチワのように平たいフォルムをしています。棘があまり目立たない種類のため、サボテンの棘が苦手という方でも育てやすい品種です。

姫ウチワは小型の品種ではありますがその成長は早く、環境が良いと1年で1mになることもあるといいます。また家庭で育てている以上はそうそうないものの、最高10mに達することもあります。本来は常緑高木に当たる品種のため、広々とした環境で育ててあげましょう。

100均のサボテンの基本の育て方

100均のサボテンはショップで売っている時はまだまだ小さく、インテリアというにはほど遠いサイズです。そんな100均のサボテンも、きちんと管理すれば大きく成長してきれいな花を咲かせる種類も数多くあります。まずは100均のサボテンを元気に育てるための基本的なことから紹介していきます。

適した置き場所

100均のサボテンを置くのに適した場所は日当たりと風通しの良い場所です。日当たりが悪いと「徒長」と呼ばれる細長い形になり、風通しの悪い場所に置くと湿気で根腐れを起こして根が枯れる場合があります。サボテンを元気に育てるために、なるべく屋外の日当たりの良い場所であると同時に雨の当たらない場所に置きましょう。

もし室内で育てる場合には3時間~4時間ほどは日光に当てるようにすると元気に育ちます。ただし夏の直射日光では強過ぎて葉焼けを起こすことがあります。5月~9月の日差しが強くなる時期には、レースのカーテン越しのように軽く遮光した半日陰に置くようにしてあげましょう。

適した温度

100均の商品とはいえサボテンは暑さにも寒さにも強い植物のため、直射日光、雨、霜に注意するだけで1年中戸外で育てられます。気温は5度~40度を目安にしてそれ以外の気温の場合は室内に移動しましょう。ただしサボテンは日中は高温に夜は低温になる砂漠に適応しているため、熱帯夜には弱い植物です。夜間は温度の下がる場所に置きましょう。

このことからもわかるようにサボテンは丈夫な反面、湿度と温度はしっかり管理する必要があります。特に湿度に弱いので、風通しが悪い場合や梅雨時などは小型の扇風機で風を送ってあげるのがおすすめです。100均で売っているような小型の扇風機でも十分効果があります。

水やり

100均のサボテンを育てる上で重要なことは、春と秋の生育期と夏と冬の休眠期とをきっちりと分けることです。生育期のサボテンは土が乾いたら鉢底から水が出てくるくらいにたっぷりと水をあげるようにします。毎日水やりする必要はなく土が乾いたときにしっかり水をあげるのがポイントです。

逆にサボテンの生育速度が遅くなる夏には水やりを控え、土が乾いて数日経ってから水をあげましょう。そして休眠期に入る冬には2週間~4週間に1度、土が完全に乾ききってから水をあげるようにします。水のやり過ぎが一番サボテンを枯らす原因なので土の状態を見極めてあげるのがコツです。受け皿の水は根腐れの元になるので必ず捨てましょう

肥料

100均のサボテンは観葉植物などの他の種類の植物と比較して、普通に育てる分には肥料を必要としませんが大きく育てるときには必要になります。ただしサボテンに肥料をあげる場合にはあげ過ぎに注意するようにしましょう。肥料をあげ過ぎるとデリケートなサボテンの根が根腐れを起こします。

サボテンに肥料をあげる時期は春と秋の成長期です。薄めた液体肥料を月に2回~3回ほどあげます。最近ではサボテン用の肥料もあるので説明書きを良く見て適切にあげるようにしましょう。水やりもそうですがサボテンの種類によっては成長期が異なることがあるため良く確認するようにしてください。

購入した際は早めに植え替える

100均のサボテンは買ってきたらすぐに植え替えるのがおすすめです。100均のサボテンの中にはそのまま育て続けることができるものもありますが、中にはサボテンには合っていない観葉植物用の土に植えられている場合があります

さらに管理も観葉植物と同様に行われて水をあげ過ぎていることも珍しくありません。そのため100均でサボテンを買ってきたらまずは植え替えて、サボテンにとって快適な環境に整えてあげることが大切です。

100均のサボテンを植え替えて成長させる

100均のサボテンでも1年~2年ごとには植え替えてあげる必要があります。目的の一つは土を新しいものに入れ替えるためで、もう一つは根の大きさにあった鉢に移し替えるためです。土の入れ替えをせずに数年間放置していると、土の中の栄養が減るだけでなく泥のように変化して排水性が悪くなってしまい根を傷めてしまいます。

成長の穏やかなサボテンが多い中で、根の大きさに合わせてそんなに鉢を変える必要があるのか不思議に思うかもしれません。ですがサボテンがさらに伸び伸びと成長するために根の状態を良く保つのは大切なことです。サボテンの成長を左右する植え替え方法についてまとめてみました。

適した時期と回数

100均のサボテンを植え替えるタイミングは、サボテンが成長して植木鉢が小さくなっていたり、植木鉢の底の排水用の穴から根が飛び出しているのを確認したときです。根が鉢の中で納まらないくらい成長しているため急いで植え替える必要があります。水やりの時に時々根が出ていないか確認してあげると良いでしょう。

この他にも水やりの時に水が土にしみ込んでいかなかったり前回植え替えてから1年以上経っている場合も植え替えの時期に入っています。特に土に水がしみ込まなくなっているときは土が泥化している可能性が高く、根に負担がかかっている危険性があります。水はけが悪いと根腐れの原因になるため急いで植え替えてあげましょう。

ただしサボテンの植え替えには最も適した時期があります。サボテンを傷めたり枯らしたりしないためにもこの適した時期に植え替えを行うようにしましょう。ベストの時期は成長期直前の3月~4月です。この時期を逃した場合には9月~10月の秋ごろに植え替えると良いでしょう。

用意する土の種類

100均のサボテンを植え替えるときに使う土は水はけの良いものを選ぶようにしましょう。自分で配合するときには「赤玉土小粒」「鹿沼土小粒」「軽石小粒」を4:2:2でブレンドして使います。このとき先にふるいにかけて粉質になっている土を取り除いたものを使うと水はけの良い土になります。

もちろん市販のサボテン用の土を使うのもおすすめです。サボテンの成長に必要な要素を満たすように配合されているので、サボテンの栽培に慣れていない人でも扱いやすい利点があります。ホームセンターだけでなく100均ショップでも売っているので、必要量だけ欲しいというときには量が多過ぎない100均商品のほうが無駄がなくおすすめです。

植え替えの手順

100均のサボテンを植え替える時に必要な道具は全て100均ショップで揃えることができます。用意するのは一回り大きい植木鉢の他、サボテン用の土、鉢底用の土や軽石、鉢底ネット、はさみ、割り箸などの細い棒、サボテンの棘が刺さるのを防ぐための厚手の手袋です。

道具が揃ったら植え替えの作業に移りますが、植え替えをする日の1週間~10日前から水やりを止めて土を乾燥させておきましょう。土が完全に乾いたら鉢の周りを軽く叩いて、鉢と土を離れさせてから抜き出します。サボテンの茎や根が傷まないように、古い土を優しく手で揉みほぐして取り除くようにしましょう。

古い土を全て取り除いたら、傷んで黒くなっている根は根腐れの原因になるので切り落とします。サボテンは細菌に弱いので、使うはさみは先に火で炙ったり熱湯で煮沸するなどして消毒しておきましょう。もし根が乾いていない時は、新しい土に植え替える前に日陰で4日~5日かけて乾かしてあげます

根が乾燥したら新しい植木鉢に植えつけていきます。鉢底の穴をネットで塞いでから鉢底用の土や軽石を敷き詰めます。そこへ鉢の1/3ほどの深さまで土を入れたら、根を広げながらサボテンを鉢の中央に置きます。サボテンの周りに土を足して株を安定させたら、割り箸などで土を突いて根と土を馴染ませてあげて植え替え完了となります。

コツと注意点

100均のサボテンの植え替えに使う鉢は株の葉張りよりも一回り大きい鉢にしましょう。元の鉢や小さすぎる鉢はサボテンが根を張るスペースが足らず、大きすぎる鉢は土が乾きにくくなるため根腐れの原因になります。鉢の材質も素焼きや陶器製の通気性が良く乾燥しやすいものが、サボテンにとって快適な環境を作りやすくおすすめです。

また通常の植物の植え替えの場合と違い、サボテンの植え替え直後の水やりは厳禁です。整理した短い根が水を吸収しきれないため根腐れを起こしてしまいます。植え替えから1週間~2週間経って根が伸びてきた頃から水やりをしていくようにしましょう。

もう一点注意したいのは、植え替え直後にデリケートなのは根だけではないことです。水やりと同様に落ち着くまでの1週間~2週間は直射日光に当てずに半日陰に置いてあげましょう。簡単な遮光のやり方としてはキッチンペーパーを上から被せるのがおすすめです。植え替え後の水やりの時に取り除いてあげると良いでしょう。

100均のサボテンでお洒落に寄せ植えをする

100均でサボテンを複数買ったらやってみたくなるのが寄せ植えではないでしょうか?形も棘も特徴的なサボテンを数種類寄せ植えにすることで、より可愛らしくお洒落な仕上がりになります。100均のサボテンを使った寄せ植えのやり方とコツの他、お洒落に見えるポイントも紹介します。

用意するもの

100均のサボテンを寄せ植えするために用意するものは、好みのサボテンを数種類と植木鉢の他、サボテン用の土、鉢底用の石か軽石、鉢底ネット、はさみ、厚手の手袋、細かい作業用のピンセットです。このほかにスプーンがあるとサボテンの間の土入れが楽に行えるので、1つ用意しておくと良いでしょう。

やり方

100均のサボテンの寄せ植えのやり方も基本的なことは植え替えと一緒です。寄せ植えにする1週間~10日前から水やりを止めて土を乾燥させてから、サボテンを鉢から抜いて土を優しく落とします。傷んだ根を取り除いてから根が乾燥しているのを確かめて植えつけていきます。

寄せ植えにする鉢の底穴に鉢底ネットを被せてから、鉢底石や軽石を敷いていきます。その上に土を器に1/2~1/3ほど入れてから、サボテンを仮置きしつつレイアウトを決めていきます。このときピンセットを使うとサボテンを傷めずに楽に動かせます。

レイアウトが決まったらサボテンの根元や間に土を入れていきます。このときスプーンがあると小さな隙間にも土が入れやすくて便利です。ピンセットでサボテンを支えてあげながら、根を傷めないように注意しつつ土を入れていきましょう。最後にピンセットの先を突き入れて土を根に馴染ませたら寄せ植えの完了です。

コツと注意点

100均のサボテンを寄せ植えにした時も半日陰に置いて管理し、水やりは1週間~2週間経ってから行います。さらに寄せ植えするからと大きい鉢を選んでしまうと根腐れの元になってしまうため、サボテンを全て並べて周囲に一回り余裕があるくらいがちょうどいい大きさです。深過ぎでも中に湿気が溜まってしまうため浅い物を選ぶのがコツです。

また寄せ植えだからと隣のサボテンと間隔を詰めすぎると、根が密集しすぎて成長を妨げてしまいます。さらにサボテンの間の風通しが悪くなって蒸れやすくなってしまうのです。間隔が空いているとスカスカで寂しい印象を持つかもしれませんが、サボテンも時間が経てば育ってくるので隣と詰め過ぎないのはとても大切なことなのです。

お洒落に見せるポイント

100均のサボテンを寄せ植えにする時にお洒落に見せるポイントとして、サボテンの形と高さにメリハリを付けることで遠近感を持たせる方法があります。縦長の物を後方に置いて、丸い小さい物を手前に配置するだけで奥行きが出ておすすめです。この時まばらに植えずに直線を意識して植えつけると、それぞれの個性を引き出すことができます。

鉢にこだわってみるのもお洒落に見せるのに大きく貢献してくれます。木のボックスを使ってみたり、栽培に慣れてきたらガラスの器を使ってみるのもおすすめです。100均で買ってきたフィギュアや貝殻を一緒に飾っても雰囲気が一変するので、いろいろ気分で付け替えても楽しめることでしょう。

この他では使うサボテンの形や色など、見た目の違う物同士で組み合わせてみるのもおすすめです。大きさや色合いの違うものをひとつ加えるだけでも引き締まって見えるようになります。ただしあまりにバラバラでもまとまりがなくなってしまうため、基本となる色を決めて組み合わせるようにしましょう。

100均のサボテンを上手に育ててみよう!

100均のサボテンは種類も豊富でクオリティも高く、買った時は小さくても上手に育ててあげれば大きく立派に育ちます。100均といってもしっかりと元気な株を選べば、レアな種類をお得に手に入れることもできるのです。成長すれば美しい花も咲かせてくれるサボテンを、お部屋のインテリアの一つとしてあなたも育ててみませんか?

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