無水鍋レシピで人気なのはシンプル料理！おすすめや時短メニューも！

無水鍋は、乾物以外の食材なら、水分を加えることなく、素材そのものの水分や油分で調理することができます。素材に含まれる栄養素を逃すことなく調理ができ、素材の旨味が存分に出るので調味料も少なくて済むため、ヘルシーで美味しい料理に仕上げることができるのが特徴です。

1つの鍋で何役もこなしてくれるのも、無水鍋の特徴です。煮る、炊く、蒸す、茹でる、焼く、炒める、揚げる、そしてオーブンのように天火として使用することも可能です。熱伝導が良いので、時短で料理が出来るのも人気の理由の一つです。

無水鍋が一番得意なのが「炊く」料理です。白ごはんから炊き込みご飯、おこわなど、ご飯を時短で美味しく炊き上げます。羽釜で炊いたように、モチモチとしてふっくらとした炊き上がりです。

お米を洗ったらザルにあげ、30分～1時間ほど浸水させます。水気をよく切り無水鍋に入れ、水を入れます。水加減はお米の1.2倍が基本です。お好みにより増減してください。蓋をしてやや強めの中火にかけます。沸騰したらごく弱火で10分加熱し、火を止めてから10分蒸らせば、時短で美味しい白ごはんの完成です。

玄米を1.5倍量の水に、最低5時間以上浸けておきます。無水鍋に玄米と水を入れ、強火にかけます。沸騰したらごく弱火にし、50分加熱します。火を止めて20～30分蒸らせば完成です。圧力鍋を使わなくても、無水鍋でプチプチと美味しい玄米ご飯を炊くことができます。

お米を洗ったらザルにあげ、30分ほど浸水させます。お米3カップに対し、水3カップ、酒・醤油各大さじ3、塩小さじ1/2と、酒と醤油で下味を付けた鶏肉、人参やゴボウなど、お好みの具材を無水鍋に入れ、ひと混ぜして炊き上げます。炊き方は白ごはんと同様です。ふっくらと美味しい炊き込みご飯ができ上がります。

野菜の下ごしらえから、蒸し料理まで、無水鍋を使えば時短で美味しい蒸し料理が楽しめます。普通に茹でると流出してしまう野菜の栄養素も、蒸し茹ですることで、逃さず取ることができます。プリンや茶わん蒸しなども、「す」が入ることなく、滑らかに仕上がります。

葉物野菜は水洗いしたら、水が付いた状態で無水鍋に入れます。蓋をして中火で30秒ほど加熱し、火を止めて1分ほど蒸せば完成です。葉物以外の野菜は、蒸し板を使用します。水を1センチほど入れた無水鍋に蒸し板を置き、そこへ野菜を置きます。野菜により蒸し時間は異なります。ブロッコリーであれば5分加熱して、火を止めて3分蒸します。様子を見ながら調整しましょう。

白菜は1枚ずつはがして洗います。白菜、豚バラ、塩コショウの順に重ねていきます。4回ほど重ねたら、5センチ幅に切り、鍋に敷き詰めていきます。蓋をして20分ほど加熱し、様子を見ます。白菜が柔らかくなったら完成です。お好みでポン酢を付けても美味しいです。

なす、玉ねぎ、ピーマン、人参、パプリカ、ズッキーニなど、お好みの野菜を一口サイズに切り、無水鍋に入れます。トマト缶とにんにくを入れ、蓋をして強火にかけます。蒸気が出てきたら弱火にして20分～30分蒸します。野菜がクタクタになれば顆粒スープの素、塩コショウ、砂糖などで味を調えます。

卵1個、牛乳150㏄、砂糖大さじ2～3（お好みで加減してください）を全て混ぜ合わせ、ザルで漉します。器に流しいれ、アルミホイルで蓋をして、無水鍋に入れます。器の高さに1/2くらいのところまで熱湯を注ぎ、蓋を開けたまま中火にかけます。沸騰してきたら弱火で2分、その後蓋をして火を止め、10分蒸せば完成です。低温で固めるので、なめらかで美味しいプリンになります。

少量の水分で調理ができるので、素材の旨味が凝縮され、少ない調味料で深い味わいの煮物が完成します。時間のかかる煮物・炊き物が時短で仕上がるのも人気の理由です。

野菜とお肉などの素材からの水分だけで作るカレーです。素材の旨味が凝縮して、いつもとは一味違った濃厚な味わいのカレーになります。火をつける前に、トマトや玉ねぎなど、水分の多い野菜を無水鍋の一番下に敷き、上に好みの野菜とお肉を重ねていきます。蓋をして、とろ火で1時間ほど煮込み、ルーを割り入れ、5分ほど煮込めば完成です。野菜の甘みが出るので、いつもよりも少し辛めのルーを使うのがおすすめです。

予熱した鍋に油をひき、牛肉を炒めます。牛肉の色が変わってきたら、アクを抜いたじゃがいもと人参、玉ねぎなど好みの具材を入れて炒めます。砂糖、酒、みりん、醤油などで味付けをし、蓋をして強めの中火で加熱します。沸騰したら弱火にし、10～15分ほど煮れば完成です。しっかり味が染みた肉じゃがを、時短で作れるので人気のレシピです。

豚バラ肉を水から茹でます。表面の色が変わったらザルにあげ、流水で洗います。鍋に先ほどの豚バラ肉と白ネギの青い部分、ショウガ、酒、しょうゆ、みりん、砂糖を入れ加熱し、沸騰させます。その後弱火にし、蓋をして、時々上下を入れ替えながら、1時間ほど煮ます。火を止め、冷めるまで置きます。

冷蔵庫に入れておけば、余分な脂が固まるので、キレイに取り除けます。ゆで玉子を入れる場合は半熟に茹で、冷めた煮汁に入れると半熟の黄身に火が通りません。圧力鍋を使わなくても、無水鍋で十分トロトロの美味しい角煮を作ることができます。

無水鍋をフライパンのように使用することもできます。均一に熱が通るので、厚みのあるお肉やお魚も、ふっくら美味しく焼きあがります。また、熱回りが良いので、揚げ物もカラっと美味しく揚がります。少ない油で済むので、節約になるのも人気の秘密です。

普段通りにハンバーグのタネを作ります。無水鍋に油をひき、成形したハンバーグを並べます。蓋をして弱火で焼きます。ジュージューという音と、お肉の焼ける香りがしてきたら蓋を開け、焼け具合を確認し、焼色がついたら裏返します。また蓋をして弱火で加熱します。裏面にも焼色がついたら、蓋をして火を止めて、余熱で加熱調理します。加熱しすぎることなく、中まで火が通るので、ふんわり美味しく仕上がります。

市販のパイシートを無水鍋の底に敷き詰めます。下にオーブンシートを敷いておくと、取り出しやすくなります。

ベーコンや玉ねぎ、ほうれん草など、お好みの具をフライパンで炒め、パイシートの上に乗せます。その上に卵液（卵3個、生クリーム100㏄、牛乳80㏄、粉チーズ50グラムを混ぜ合わせたもの）を流しいれ、蓋をして、極弱火で40分焼いたら完成です。上に焼き目を付けたい場合は、仕上げにオーブンやトースターで焼きましょう。

無水鍋をオーブンのように使うこともできます。蓋も鍋の中も高温になるため、ふわふわしっとりの美味しいパンやケーキが焼きあがります。

材料は強力粉250g、ドライイースト小さじ1、砂糖15g、塩小さじ1、スキムミルク15g、バター（マーガリン）25g、お湯165mlです。塩とドライイースト、砂糖、スキムミルクを無水鍋に入れ、人肌くらいのお湯を入れます。強力粉を入れ、手で捏ねます。生地がある程度まとまったらバターを入れます。20分ほど捏ねたり、叩きつけたりして、耳たぶくらいの硬さになったら、丸くまとめて蓋を閉めて2時間ほど1次発酵させます。

2倍くらいに膨らめば発酵完了です。7等分してラップに包み10分ほど寝かせます。底と蓋にバターを塗った無水鍋に生地を綺麗に丸め直し、並べていきます。蓋をして40分ほど2次発酵させます。発酵後、弱火で15分火にかけます。その後ひっくり返して10分火にかけます。最後に火を止めて10分蒸らし、蓋を外して10分待てば完成！全て鍋の中で完結するので片付けも簡単です。

卵4個とクリームチーズ200g、生クリーム200ml、小麦粉60g、砂糖60gをミキサーに1～2分かけ、生地を作ります。無水鍋にオーブンシートを敷き、生地を流しいれます。蓋をして中火で2～3分、その後弱火で20～30分火にかけます。蓋を開けて固まっていれば完成です！

無水鍋を使ったレシピを紹介しましたが、いかがでしたか？一つ持っておけばレシピの幅がグンと広がる無水鍋。ぜひご自分のお気に入りの一つを手に入れて、毎日の献立をレベルUPさせてくださいね。