カヤバベーカリーが谷中から根津に移転？野口シェフの美味しいパンが再始動！

店内は焼きたてのいい匂い、たくさんの種類が並び思わず何個も手にとってしまったなんて事もみなさん1度はあるかと思います。手軽にどんなシーンでも食べられるパンは世代問わず多くの人に愛されています。全国に約10,000店舗以上あるパン屋さん。そんなパン市場に2015年3月に飛び込んだのがカヤバ珈琲が新たに初めた谷中にある「カヤバベーカリー」です。

その後、多くの人に愛されたカヤバベーカリーは2018年５月６日をもって閉店しました。そしてカヤバベーカリーの味を守ってきたシェフの野口氏が新たに「根津のパン」というお店を2018年8月に新規オープンしました。皆に惜しまれ閉店したカヤバベーカリーの足跡、また根津のパンについての店舗情報も併せて紹介します。是非参考にし、カヤバベーカリーに足を運んでみてはいかがでしょうか？

「カヤバベーカリー」は昭和13年に建てられた古民家3軒を改装し、名付けられた「上野桜木あたり」という複合施設にお店を構えていました。路地を1本入った所にある古民家はなんとも風情ある雰囲気を醸し出しています。地域住民や観光客など幅広い人の憩いの場がそこにはあります。東京、江戸の歴史が今もなお引き継がれながらも当時とは違う「モノ作り」が心地よく融合し来る人を魅了しています。

上野桜木あたりには他にも塩とオリーブオイルのお店や交流ができる場所やイベントなどもあります。カヤバベーカリーの前にはクラフトビールや土鍋で調理したおつまみが並ぶ「谷中ビアホール」があります。カヤバベーカリーにはおつまみにぴったりのパンもあるため、中庭にはビール片手にパンを楽しむ人の光景が見られます。焼きたてをその場で食べられる事も1つの楽しみです。

同じ谷中の上野桜木あたりからほど近い場所に「カヤバ珈琲」があります。昭和13年に創業され約70年も営業していた、とても歴史ある喫茶店です。

先代の店主が亡くなり、残念ながら1度は閉店となりましたが地域の人やNPO法人が一体となり2009年9月に復活しリニューアルオープンとなりました。お店は大正5年に建てられた古民家。レトロな時間が流れる店内でホッとひと息つけるような癒しを求めて、連日多くの人で賑っています。

カヤバ珈琲で絶大な人気を誇るのがたまごサンドです。ふんわりしたパンに甘い厚焼き卵が挟まれていてピリッと辛いからしマヨネーズがいいアクセントになっています。そしてまさにこの食パンがカヤバベーカリーで作られたものになります。たまごと食パンというシンプルな組み合わせが何度でも食べたくなる素朴で温かい家庭の味を生み出しています。

そしてカバヤ珈琲の姉妹店として2015年3月にカヤバベーカリーはオープンしました。カヤバベーカリーには地元や地域の人、観光客など連日多くの人が来店します。朝4時から焼いているパンは売り切れる事もあります。定番のパンから少し珍しい食材を使ったパンまで幅広く並びます。

上野桜木あたり入口から古民家へ入って行くと見える「カヤバベーカリー」の文字。ガラスの引き戸を開け、店内へ進みます。元々和室だった部屋を改装した店内は温かい光に包まれ美味しそうなパンが沢山並んでいます。パンの種類は豊富で食パンからハード系、惣菜パン、菓子パンなどどれにするか迷ってしまうくらいです。

カヤバベーカリーのパンは国産小麦使用でしっかりと練った生地を低音発酵させこんがり焼き上げます。そのため、水分量が多くふっくらモチモチのパンが出来上がります。また、パンには珍しい和の食材を取り入れた惣菜パンや姉妹店の「カヤバ珈琲」の名物「たまごサンド」でも使用されている食パンなど多くの種類が並びます。

そんな皆んなに愛され、多くの人が訪れたカヤバベーカリーでしたが2018年の5月に約3年の営業を終了しました。現在は「VANER」というノルウェー産の小麦粉を利用したベーカリーを販売しているお店があります。そして谷中のカヤバベーカリーで腕を振るっていた野口シェフは独立し新たに根津駅近くに「根津のパン」というお店をオープンしました。

閉店に伴いカヤバベーカリーのパンがもう食べられないと残念に思う人が多くいましたが、そんな事はありません。カヤバベーカリーでパンを作っていた野口シェフが新たにお店をオープンしました。場所やパンの種類は違ってもカヤバベーカリーで食べたパンをもう一度！と思う人はぜひ足を運んで欲しいお店です。店舗情報も併せて詳しく紹介します。

地下鉄千代田線、根津駅より徒歩1分の所に野口シェフが新たにオープンしたお店「根津のパン」があります。元はお豆腐屋さんがあったそうです。そんな古き良き時代の情景を残した外観に自然と足が止まります。個性豊かな和モダンなパン屋さんです。そして店内へ一歩足を踏み入れると思考を凝らしたパンが並びパンのいい匂いで満たされます。

野口シェフは谷中から根津へ拠点を移し2018年8月に「根津のパン」をオープンさせました。下町の定番と言われる谷中、根津、千駄木は散歩や新しいお店を発見したいと言う人で連日賑わっています。下町の情緒あふれる雰囲気に野口シェフのお店は違和感なく溶け込んでいます。散策途中にふらっと来店する人もいる程、パンは気軽に人を集める力を持っています。

根津のパンは、東京メトロ千代田線の根津駅より徒歩1分の所にあります。根津交差点方面の1番出口を出て表通りより路地を1本入った場所にひっそりとお店を構えています。木の温もりあふれる外観と根津のパンと書かれた黒板が目印です。風情のある東京下町を散策しながらふらっと立ち寄ってみるのも1つの楽しみ方です。

営業時間は10時〜19時ですがパンが売り切れ次第閉店となります。また、定休日は月により異なるそうで10月は月曜日と木曜日です。その他、定休日も変更があるため、根津のパンのツイッターで確認してから来店するのがスムーズです。また曜日限定のパンや出来上がり時間、売れ行き、店内の様子なども載っているため、欲しいパンを確実に買う事ができます。ぜひチェックしてから訪れましょう。

やはりここで気になるのはパンの味。谷中のカヤバベーカリーのパンをまた食べたいと思い来店する人も多くいるはずです。場所や店名が変わった事でパンの種類、系統も変わったのかなと疑問に思う人もいるかもしれません。再始動した根津のパンですが、どのようなパンが並んでいるのか、口コミも併せて紹介します。

まずはパンドミを紹介します。パンドミとはフランス語で「中身のパン」という意味になります。根津のパンのパンドミは水分たっぷりでモチモチとした食感が人気です。もちろんそのままでも美味しいですがトーストすると外はカリッとしまた違った味わいを楽しめます。またパンドミにも色々な味があり、ついつい買いすぎてしまうなんて事もあるようです。

続いてはバケット。パリッとした表面ですが中は水分が多く含まれており噛めば噛むほど甘みを感じます。ハムやチーズなど好きな具材を挟み、自分の好きなようにアレンジ出来るのも1つの楽しみです。店内にはバケットのサンドイッチも並んでいます。

他にも冷蔵ケースに並ぶ食パンやバケットのサンドイッチも人気です。中身はたまごやハム、サーモンやチキン、こちらも種類豊富で食べ応えのあるボリュームという口コミがありました。お昼前には売り切れる事もあるそうです。パンドミ、バケットの他にも、小ぶりなちびパンシリーズ、日替わりや土日限定のパンなど多くの種類が並びます。いつ来店しても飽きのこない工夫がたくさんです。

上野桜木あたりの店舗が閉店し何度も足を運んでいたリピーターはもちろん、ふらっと立ち寄ったのになくなってしまってたなど残念がる声が多くあったカヤバベーカリー。店名や場所は変わってしまったけどカヤバベーカリーに並んでいたパンを想像させるようなパンが根津のパンにもあります。

それ以上に新作や曜日限定など来店する人を飽きさせない、ワクワクしながらパンを買って欲しいという思いが伝わってきます。野口シェフの愛情こもった絶品パンを求めにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか？