ラーメンを新橋で食べるなら一度は行きたいお店！激ウマの人気店は？

都下最大の赤提灯街を誇る新橋。お父さんの街としてのイメージが未だに根強く残っていますが、東に汐留、北に内幸町、そして銀座に接している新橋は最近、激ウマラーメン店が軒を連ねるラーメン激戦区へと変容を遂げています。

場所柄値段もリーズナブルなラーメン店も多く、一杯300円で食べられるお店から昔ながらの中華店の暖簾を守っている穴場のお店も多く残っております。激戦区だけにそれぞれが切磋琢磨して独自のラーメンを編み出しているのも面白い場所です。おそんな新橋激ウマラーメン店をランキング形式で20店舗おすすめしていきます。

昔ながらの中華屋さんのイメージがピッタリ当てはまる栄雅さん。店内もまるで昭和にタイムスリップしたかのような雰囲気を醸し出しています。食する人にラーメンは肩肘張って食べるものではないことを思い出させてくれる佇まいです。こちらのお店のおすすめは野菜味噌ラーメン。一度野菜を炒めてからスープで煮るので野菜の旨味が染み込んだコクのある味になっております。

一口啜れば｢懐かしい～｣と声に出してしまいそうな懐かしの味噌ラーメンの味になっております。ランチにはライスが無料になっておりますので王道の残りスープを投入。ライスにもよく合うスープです。

味を100年守り続けていくという事は簡単な作業ではありません。努力の塊のような伝統の味を守ってきている直久さん。伝統の味はこだわりの食材から産み出されました。名古屋コーチンを身が付いたまま長時間じっくり炊き出したすっきりした旨味が特徴の飽きのこない味。おすすめは純鶏ラーメン醤油。創業以来の味を堪能できます。

具材の鶏チャーシューには専用の塩ダレと生姜、ネギをよく揉み込んでいるので柔らかく、一口食べれば生姜の風味が広がるヘルシーな味付けになっているので直久さんのラーメンと良く合います。

新橋には2店舗ある博多天神さん。お酒を飲んだ後の〆のラーメン店を選ぶなら、こちらのお店。なんといってもこのご時世に1杯500円で食べられるのには驚きです。博多ラーメンならではの細麺ですので注文後5分と待たずに口に入れられます。

スープは博多豚骨白湯で臭みも癖もなくクリーミーな味わい。テーブルには乗っけ放題の辛子高菜と紅しょうが。紅しょうがは博多ラーメンには本当にあいますね。お酒を飲んだ後でもスルスル入っていけます。替え玉1玉無料で頼める。なんとも良心的なお店です。

岡山県民をも唸らせる新橋で岡山ラーメンを食べるのにおすすめのお店です。中華そばはリーズナブルな570円で食べられます。岡山ラーメンを食べたことがない人に簡単に説明すると、岡山ラーメンとは鶏ガラ、豚骨、細麺が主流です。後楽本舗さんのスープは少し甘めのシンプル味。昔ながらの中華そばで隠れた名店との呼び声高くなっております。深夜早朝も営業しているのでふとこの味を思い出したときは何時でも立ち寄れます。

とにかくガッツリ食べたい人にはおすすめのお店です。新橋の二郎系といえば後にも先にも野郎ラーメンさんです。名物は豚骨豚野郎。スープは濃厚豚骨。そして麺は太麺。その上に分厚く切ったチャーシュー3枚&野菜がドーンと乗った視感でもお腹が満たされるボリュームが特徴。胃もたれしそうですが以外にもスープはあっさりで深みのある味になっております。こちらのお店ラーメンのネーミングだけでもお腹一杯になりますよ。

新橋でタンメンを食べたければタンメンと餃子の専門店タンメンしゃきしゃきさんへ。しゃきしゃきの大盛野菜があっさりコクのある塩味スープと絡んで絶妙のハーモニー。しゃきしゃきと音が聞こえそうな野菜の食感。さすがはタンメン専門店を名乗るほどです。

そしてこちらのお店餃子も専門ですので是非タンメンと一緒に餃子も食べて下さい。メニューはタンメンと餃子のセットでタンギョーです。テーブルの自家製ラー油は餃子には勿論ですがタンメンにも掛けても激ウマです。

そろそろ濃厚系ラーメンに飽きた方には原点に戻ってあっさり味の醤油ラーメンが食べられる王林さんをおすすめします。新橋の良いところは昔ながらの中華屋さんが、まだまだ健在なところではないでしょうか。王林さんは4人掛けのテーブル席が4つのこじんまりしたお店です。餃子の王林だけに仕事の後に餃子をつまみにビールを1杯。〆にあっさり味の醤油ラーメンが食べたくなるお店です。

飲みの後には塩ラーメンが無性に食べたくなる事はないでしょうか。飲みの後にも行けるお店しお丸さん。鶏ガラ、豚げんこつで作るスープは澄みきった油少なめのさっぱり味。具には最近、久しくお目に掛けることがない｢なると｣が入っております。

細麺ですのでガッツリ食べたい方には嬉しい大盛無料のサービス。塩ラーメンもいいですが塩バターあさりラーメンも隠れた人気メニュー。あさりの出汁がスープと相まってそこに溶けたバターが最高の味を出してくれます。

いくらリーズナブルなラーメン店が多い新橋でもこちらのお店には敵わないでしょう。このお値段には正直驚きました。ラーメンのお味は正真正銘お値段以上の価値ありです。鶏ガラと豚骨からスープを取ったあっさり味の正統派醤油ラーメンです。

細目の縮れ麺は自家製となっております。テキパキ働くご夫婦？を横目に食べる300円のラーメンは感謝の気持ちで一杯になります。他にもラーメンセット、レディースセットも人気です。ラーメンセットには半チャーハンが付きますよ。

新橋に復活を遂げた月と鼈(すっぽん)さん。逆に駅チカになったので行き安くなったのではないでしょうか。こちらのお店の特徴は黒に近い色のスープが特徴です。

強めの苦味と旨味の煮干し感と濃い口だが甘味のあるお味。粘土がありドロドロしたスープなので、軽い弾力のあるもっちもっち麺と良く絡み食する時には非常にいいバランスの取れた味になります。割りスープを投入すると元のスープの味を壊すことなく飲み干せます。なんとも癖になるつけ麺です。

そば店となっておりますが、ラーメン店の田中そば店さん。｢あっさり｣｢こってり｣から選べる中華そば。透明のスープは脂が乗っており一口啜ればピリッと塩味がきくすっきりした味わいです。具材のチャーシューはトロトロでネギが多いのが特徴。もちもち麺がこちらのスープと良く合います。喜多方ラーメンをベースに｢気軽に食べる田舎のラーメン｣がテーマにも頷けます。

つけ麺の先駆け的なつじ田さん。魚介系の香り豊かなスープ。そのまま一口啜れるスープは見た目ほど濃厚ではないのでそのまま啜れるほど。魚介系の出汁が良く出ているスープの中にチャーシューがゴロッと入ってチャーシューの旨味を逃がすことなくスープとマッチした美味しさになっています。最後にすだちをスープに垂らすとなんともあっさりな上品な味に生まれ変わります。こちらは接客がいいのでも好感の持てる名店です。

日本のソウルフードとなっているラーメンですが、忘れてはいませんか？ラーメンは中国が発祥です。その中国が発祥のラーメンを大切にしている楊州商人さんは店内のインテリアも故き良き中国の雰囲気があり趣のあるお店です。ラーメンの種類もとても多く他では食べられないようなラーメンも飽きさせません。

おすすめは、一度食べたら忘れられない独特の酸っぱさが魅力のピリッと辛いスーラータンメンです。ふわふわの玉子と一緒に挽き肉、竹の子、椎茸などが入った具材が少し酸っぱいスープと良く合います。麺は3種類から選べ細麺、太麺、中太麺です。夏はサッパリと冬はポカポカに。黒酢ラーメンも一度食べたら病みつきです。

豚骨と魚の出汁のW使いのスープに仙台味噌と信州味噌を溶いたスープが美味しい北斗さん。熱々の炒め野菜がスープと良くあい背脂効果でマイルドな味わいになっています。濃いめのスープと太麺が良く絡み、後味はニンニク、七味、山椒でピリッとパンチのある味噌ラーメンです。一味違う味噌ラーメンが食べられるお店です。味噌ラーメンなら北斗さんを挙げる方が多いのも忘れられない味だからですね。
 

たまには少し辛いラーメンが食べたくなる時がある。そんな時におすすめなのが汁なし担々麺たんぽぽさん。辛さは食べやすいレベルなのでピリ辛位がちょうど良いという方には最高です。担々麺にありがちな辛いだけで旨味がないが心配な方、安心して下さい。麺は細麺、中太麺が選べます。腕が痺れるほど具材と絡ませれば、旨さひとしおの担々麺です。

オプションのパクチーを頼むとパクチニストも真っ青の底が見えないほどの緑一色で出てきます。担々麺の〆は余った汁にライスを投入。これがまた堪らないんです。

人気行列店で有名な麺屋武一さんですが人気メニューは濃厚鶏白湯そば。鶏の旨味がスープに凝縮した濃厚トロトロまろやかな醤油ベースのスープとなっております。具材の鶏チャーシュー、つくねなどもスープと良く合い、これを目当てに食べに来る方もいるくらいです。

カウンターの黒山椒(さんしょう)を掛けると一味違った味が楽しめます。サイドメニューのささみユッケご飯もラーメンと一緒に召し上がって欲しい一品です。夜限定の超濃厚鶏白湯そばもお腹が気になる方は飲み干し注意の一品です。

きたかた食堂とは何ともノスタルジーな名前ですが食堂で思い浮かべるのはファミレスです。こちらの、きたかた食堂さんは主に喜多方ラーメンと海鮮料理、海鮮丼が食べられるお店になっております。気になるラーメンは｢すっきり｣と｢まったり｣が選べ｢まったり｣は背脂たっぷり。無化調スープのコクが深く、まるでお味噌汁を飲んでいるような味わいです。ラーメンとセットに出来る海鮮丼にも良くあい多くのファンがいます。

残念なのが16:00迄なのでタイミングが合わないと、中々食べられないのがファン心をくすぐるのです。そんな方には朝ラーがおすすめです。朝はラーメンにコーヒー、スムージーが付く食堂らしいメニューになっております。

人気行列店の纏(まとい)さんは皆さんが口々に言うのが場所がわかりずらい事。その辺りが通好みなのではないでしょうか。おすすめは平子煮干そば。平子とは聞き慣れませんが真鰯のことです。スープは平子、昆布、鰹節の絶妙なバランス。あっさり、じんわり染み渡る煮干し風味の味。匂いだけで食欲がそそります。烏賊干(いかぼし)鶏白湯醤油そばも人気メニューの一つです。烏賊(いか)出汁がベースの鶏白湯になっております。

大判肉厚チャーシューといえば、らぁめんほりうちさんの右に出る者はいないんではないでしょうか。ご存じの方も多い萬来さんと同じ味が食べられます。鶏ガラと豚骨であっさりした旨味の甘めの醤油味。

毎日のコンディションによって打ち方を変える自家製麺のもちもちとコシのある麺とも相性抜群です。ザルらぁめんも人気ですが、ふわふわの納豆が乗っかった納豆らぁめんもファンの多いメニュー。朝ラーも出来るので朝から納豆らぁめん。なんて素敵な１日の始まりになります。

一度は食べて欲しいラーメンが食べられる銀笹さん。ラーメンを食べに来たのか、和食を食べに来たのか、わからなくなってしまう魅力的なラーメン。それもそのはずご主人が長年、和食の勉強をしていたからです。数々の食べログアワードを総なめし、行列必須のお店です。透明度の高い澄みきったスープは食する者を上品な気分にさせてくれる味。少し濃いめの塩加減があと一口、もう一口と癖になるほど。

大判チャーシューはお箸で持ち上がらないほどのトロトロに仕上がっております。チャーシューは提供前に炙り出すので香ばしい薫りが食欲をそそります。この、ひとてまが行列の出来る所以(ゆえん)なのでしょう。名物は鯛めし。〆に鯛茶漬けのようにスープを掛けて召し上がれます。一度は食べてみる価値のある究極ラーメンです。

おすすめしたラーメン店の中に気になるお店が見付かったら嬉しいです。新橋は場所柄他の店舗と比べると価格を押さえているお店も多くあります。特にランチ時が勝負のようで回転率がいいお店が目立ちます。

例え有名行列店であっても15分も待てば席に着けますし、休日などは並ばずに席に着けることもある場所です。深夜や早朝も開いているお店も多いので、飲みの〆に朝ラーにと食べたくなったら直ぐにラーメン店が手の届く場所にあります。新橋のラーメン激戦はまだまだ進化を遂げそうです。