炊飯器の寿命や買い替えは何年?味の変化は?故障の症状を徹底解説!
一台はあるご家庭が多い、必須家電・炊飯器。ご飯が主食の日本にとっては欠かせない家電ですが、炊飯器の寿命って一体どれくらいなのかご存知ですか?炊飯器もいつかは壊れてしまうものですから寿命を知っておくと、買い替え時期の検討ができるものです。そこで今回は、炊飯器の寿命を調査してみました!寿命を迎えた炊飯器にはどんな症状が現れるのか、炊き上がりご飯にどんな味の変化が出るのかなどについても学んでみましょう。
目次
- 1日本の家庭ではほぼ所持してる?必需家電・『炊飯器』!
- 2炊飯器の寿命ってどれくらいなの?故障症状が知りたい!
- 3炊飯器の寿命平均は◯年!
- 4炊飯器が寿命を迎えてきたらどんな故障症状が出る?
- 5炊飯器が寿命の時に起こる故障症状①ご飯が炊けない
- 6炊飯器が寿命の時に起こる故障症状②温度センサーの異常
- 7炊飯器が寿命の時に起こる故障症状③内釜の痛み
- 8炊飯器が寿命の時に起こる故障症状④変な音が発生する
- 9炊飯器が寿命の時に起こる故障症状⑤吹きこぼれが起きる
- 10炊飯器が寿命を迎えた時、味や香りの変化はある?
- 11炊飯器の寿命を長くするためにはどうしたら良い?
- 12《まとめ》炊飯器の寿命時期・寿命の時に起こる故障症状調査
日本の家庭ではほぼ所持してる?必需家電・『炊飯器』!
日本での主食といえば、『お米』です。ほかほかの温かいご飯は和・洋・中、様々なおかずと相性が良いです。そんなご飯をおいしく炊き上げてくれるアイテムが『炊飯器』です。お米が主食である日本人にとって、炊飯器は必需家電の一つであり、日本の家庭では高確率で炊飯器が一家に一台はあるものです。
炊飯器の寿命ってどれくらいなの?故障症状が知りたい!
日本では必需家電である炊飯器は近年、かなりのバリエーションが豊富となってきました。美味しいお米の炊き上がりへのこだわりが強い方ほど、機能が充実した高級炊飯器を好むようになりました。とはいえ、高いからといって「絶対に安い炊飯器よりも炊き上がりが美味しい!」というわけではないようですから、機能やメーカー商品のこだわりをしっかりとリサーチして購入したいものです。
炊飯器は大きさや素材・機能にもよって値段が変わってきますが、安いやつだと1万円程度からありますし、高いものだと10万円以上するほど価格の幅が広い家電の一つで、決して安い買い物ではない炊飯器です。そんな炊飯器も家電なのでいつかは壊れてしまうものですが、炊飯器の寿命って一体どれくらいなのでしょうか?
炊飯器の寿命を知らずに、ある日突然「全く動かなくなってしまった…」なんて事になったら大きな出費が家計のダメージになってしまいます。炊飯器が故障する前から、そろそろ寿命ですよというサインを教えてくれる症状が現れてきますので目安として覚えておくべきです。では、炊飯器の寿命が近づいてきたら一体どんな故障症状が出てくるのでしょうか?今回は、炊飯器の寿命や故障症状について調査してみましょう。
炊飯器の寿命平均は◯年!
日頃からの使い方や商品によっても炊飯器の寿命が異なりますが、だいたい3年〜10年ほどといわれています。しかし、この寿命というのは炊飯器本体の寿命となります。炊飯器の寿命を迎える原因として多いのが『内釜の傷み』なのですが、内釜の寿命が大体3年〜5年ほどと言われており、本体よりも早く寿命を迎えてしまいます。
炊飯器本体や内釜よりも先に寿命を迎えるのが、内蓋についている『ゴムパッキン』です。ゴムパッキンが劣化してくると、圧力タイプの炊飯器は通常の炊飯しかできなくなります。また、ゴムパッキンが劣化した事で吹きこぼれが起きてしまったり、内釜のまわりが水浸しになってしまう事もあります。
では、炊飯器のゴムパッキンの寿命は一体どれくらいなのかというと、日頃からの使い方などにもよりますから一概には言えませんが、ゴムパッキンは早ければ2年〜3年ほどで寿命を迎えてしまいます。ゴムパッキンは圧力タイプの炊飯器で非常に重要なパーツですが、消耗品なので想像よりも早く寿命が来てしまう事を頭に入れておきましょう。
炊飯器が寿命を迎えてきたらどんな故障症状が出る?
炊飯器本体は10年ほどの寿命となっていますが、内釜の傷みからその平均寿命よりも早く寿命を迎える事が多いです。では、炊飯器が寿命を迎えてきたら一体どんな故障症状が出てくるのでしょうか?炊き上がったお米の味にも違いは生じるものなのでしょうか?お次は、炊飯器が寿命の時に起こる故障症状について学んでみましょう!
炊飯器が寿命の時に起こる故障症状①ご飯が炊けない
炊飯器の寿命が近づいていた時、様々な故障症状が現れていた事に気づかず、「ある日突然ご飯が炊けなくなった…」なんて事もあるかもしれません。たとえば、炊飯ボタンを押したのにご飯が炊けていなかったりといった症状が起きます。ご飯が炊けないといった故障症状が起きやすい炊飯器は、IH方式を導入している炊飯器に多いそうです。
この故障原因の理由は、炊飯器の内釜のコーティングが剥がれてしまったことで温度センサーが異常と判断して、炊飯ボタンを押しても自動的にキャンセルされてしまうようです。故障原因となる、『コーティング』は永久的なものではなく熱によってどんどん剥がれていきます。そのため、炊飯器本体より内釜は寿命が短いと言われています。
とはいえ、大きな出費となる炊飯器の買い替えですから、「炊飯器自体はまだ寿命じゃないなら内釜を交換する事は出来ないの?」と考える方もいらっしゃるでしょう。結論からお話しさせていただくと、内釜だけを交換できる場合もありますが、意外と費用がかかります。
中には炊飯器が買えてしまうような費用を請求されるケースもあるほど、内釜の交換費用は高価なものです。内釜だけを交換した場合、炊飯器本体の劣化は変わりません。高価な内釜費用をするのであれば、炊飯器自体を買い替えてしまった方が、炊飯器本体の寿命を長くすることもできるので、内釜が傷んでご飯が炊けなくなった時は炊飯器自体の買い替えがおすすめです。
炊飯器が寿命の時に起こる故障症状②温度センサーの異常
美味しいご飯を焚きあげるために、炊飯器の内部で機能しているのが『温度センサー』です。この『温度センサー』は、ふっくらとしたつやのあるご飯になるように絶妙な炊き加減に調節しているので、温度センサーが故障してしまうと炊き上がりの味が落ちてしまいます。高いお米を炊いても焦げ付いてしまったり、べちゃべちゃした炊き上がりだったり炊きムラが出てしまいます。
炊飯器の温度センサーが故障する原因は、『サビ』です。サビが発生してしまうと、水分が付着して金属部分が腐食される事が原因と考えられています。そのため、サビを取り除くと、これまで生じていた温度センサーの異常が改善される場合もあるそうです。
しかし、炊きムラが出た時は炊飯器が寿命で故障している原因が一概には言えません。たとえば、浸水時間が長かったりお米の研ぎ方が甘かったり水の分量が間違っていたら炊きムラが出る場合もありますので、何度か炊飯して様子を見てみましょう。適切な浸水時間やお米の研ぎ方をして、正しく炊飯しているのに何度やっても炊き上がりがおかしい場合は炊飯器の寿命と考えましょう。
炊飯器が寿命の時に起こる故障症状③内釜の痛み
先ほどもご説明したように、内釜のコーティングはもちろん、メッキが剥がれてきたら炊飯器の寿命が近いです。美味しいご飯が炊けるのは、炊飯器の内釜のおかげと言っても過言ではないくらい内釜は重要な役割を果たしています。そんな内釜が傷んでしまうと温度センサーがきちんと反応せずに美味しいご飯が炊けなくなってきます。
炊飯器が寿命の時に起こる故障症状④変な音が発生する
炊飯はできるけども、変な音が発生するといった時は炊飯器が寿命を迎えているかもしれません。一体どんな音かというと、大きく沸騰するような音や破裂するような音が具体例として挙げられます。異音が生じるようになった時は、炊飯器のゴムパッキンが磨耗している可能性があるので点検をしてもらうようにしましょう。
炊飯器が寿命の時に起こる故障症状⑤吹きこぼれが起きる
先ほど、炊飯器のゴムパッキンが劣化してくると、吹きこぼれが起きたり、内釜のまわりが水浸しになってしまう事があるとご説明させていただきました。炊飯器のパーツの中で最も早く寿命を迎えてしまうゴムパッキンですが、故障した時には裂けたり変形してしまいます。
炊飯器の内釜が故障した場合は、交換に結構な費用がかかるので炊飯器自体を買い換える事をオススメされていますが、ゴムパッキンはメーカー商品によって価格差はあるものの、相場価格は約300円~2,000円とされており、比較的安価に交換できます。また、ゴムパッキンの交換はドライバー一本あればできるので、ご自分で数分ほどで終了します。
ご自分で取り替えできる炊飯器のゴムパッキンは簡単に取り外しができるタイプであるのが大前提です。ですが、最近ではゴムパッキンが取り外しできない炊飯器も多くなってきています。ゴムパッキンが取り外しできないタイプの炊飯器であれば、無理にゴムパッキンを引っ張ると破損原因となりますので注意しましょう。
ゴムパッキンが交換ができないタイプの炊飯器は、内蓋ごと交換するようになります。取り外し可能な炊飯器のゴムパッキンであれば相場も安価でしたが、内蓋とパッキンがセットとなっているタイプは、ゴムパッキンのみの相場価格よりも高くなるのを頭に入れておきましょう。
炊飯器が寿命を迎えた時、味や香りの変化はある?
炊飯器が寿命を迎えた時には様々な症状が現れる事がわかりましたが、炊飯器が寿命を迎えた時にご飯の味や香りにも変化が現れてくるのでしょうか?お次は、炊飯器が寿命を迎えた時のご飯の味や香りの変化について学んでみましょう。
炊飯器が寿命の時、ご飯の異臭や味が悪くなる事も。
まず結論からお話しさせていただくと、炊飯器が寿命を迎えた時、ご飯の異臭や味が悪くなる事はあります。では具体的には一体どのような味や臭いの変化が起きるのかという事について学んでいきましょう。まずは臭いについてですが、炊飯器が寿命を迎えた時、お米が古いわけでもないのに異臭が生じる場合があります。
また、炊き上がったご飯を保温してそれほど時間が経っていないのに異臭が生じる場合もあります。これらの原因は、炊飯器の内釜付着した汚れや内部が汚れている事で発生する原因の可能性もありますが、炊飯器の内釜や内部をきれいに掃除しているにもかかわらず、異臭がする場合は炊飯器が寿命を迎えている事が可能性として高いです。
これまでと同じように正しい洗米を行って、正しい水加減をしているにもかかわらず、炊き上がったご飯がすえたような臭いが続く場合は炊飯器の買い替えを検討してみる目安にしても良いでしょう。続いて、味の変化についてですが、いつもと同じように炊飯したのにお米のツヤがなかったり、色が悪かったりといった見た目の変化が現れてきます。
さらに、食感が悪かったり、お米がボソボソしていたり、高いお米を炊いても味が悪かったりといった味の変化が現れてきたら炊飯器の寿命を疑ってみてもいいかもしれません。温度センサーの異常や内釜の傷みはなかなか気づかない方もいらっしゃるかもしれませんが、炊飯器が寿命を迎えると、味や臭いの変化も現れてきますので、その様な点を目安に炊飯器の買い替えを検討してみると良いでしょう。
炊飯器の寿命を長くするためにはどうしたら良い?
炊飯器本体の寿命が大体3年〜10年ほど、内釜の寿命が大体3年〜5年ほど、ゴムパッキンの寿命が大体2年〜3年ほど。炊飯器は消耗品だと考えたとしても、可能であれば少しでも長く使える様に心がけたいものです。では、炊飯器の寿命を長くするためにはどうしたら良いのでしょうか?最後に、炊飯器の寿命を長くするために心がける点をご紹介します。
内釜でお米を研がない
多くの方がやってしまっているという、『内釜でお米を研ぐ』という行為。これは炊飯器の内釜の寿命を縮めてしまう行為です。一体なぜかというと、内釜でお米を研ぐと、コーティングが傷つきやすくなってしまうためです。炊飯器を長持ちさせるためには内釜でお米を研がずに、別のザルなどでお米を研いでから内釜に移すようにしましょう。
保温機能は使わない
いつでもほかほかのご飯が食べられる保温機能は非常に便利な機能です。そのため多くの方が利用している炊飯器の定番機能といえるものでしょう。ですが、炊飯器の保温機能によって炊飯器の寿命を縮めてしまう行為にもつながります。なぜかというと、炊飯器の内釜は熱に弱いものであり、保温を長時間していると劣化につながってしまう様です。
また、長時間保温しておく事によって備品が摩耗してしまいやすくなります。肝心な味も、劣化して美味しくなくなってしまいます。そのため、炊飯器で保温を長時間するのではなく、保温性があるおひつなどにごはんを移しておくとより美味しくご飯が食べれれます。また、しばらく食べないのであれば、タッパーなどに移して保管し、食べる時に電子レンジで温めれば良いです。
容量以上のご飯を炊かない
当たり前のことですが、炊飯器で決まっている容量以上のご飯を炊かないのも大事です。容量以上のご飯を炊き続けていけば、炊飯器の寿命を縮めてしまうのは目に見えています。もしも決まった容量と炊きたいご飯の量が合わないのであれば、炊飯器の買い替えを検討してみるのも一つの手です。
《まとめ》炊飯器の寿命時期・寿命の時に起こる故障症状調査
炊飯器の寿命時期・寿命の時に起こる故障症状調査まとめのご紹介はどうでしたか?ご飯が主食である日本では、一家に一台は炊飯器がある確率が非常に高いです。そんな必須家電・炊飯器は、日々の取り扱い方によって寿命を大幅に変えていきます。消耗品なのでいつかは壊れてしまう事は仕方ないですが、できる限り寿命を伸ばすためには正しい取り扱い方を行う事が大切です。
また、故障症状が現れていたにも関わらず「まだ大丈夫!」と使い続けて、ある日突然「炊飯ができなくなった…」となってしまっては大変です。使用頻度が高い炊飯器だからこそ、不具合が現れてきたら自身の使い方や炊飯の仕方を見直してみて、それでも上手く炊けない場合は買い替えを検討しましょう!