玄米の炊き方は炊飯器を使って美味しく!正しい水加減や時間は?
玄米は健康増進やダイエットに役立つものとして取り上げられることも多いですが、炊飯器を使った炊き方がかなり簡単で手早いと言われています。炊飯器を使った玄米の炊き方を知っておけばかなり簡単に玄米を食生活に取り入れることができそうですが、正しい水加減や炊く時間などが気になるものです。今回は、そんな炊飯器を使った玄米の炊き方について掘り下げるとともに、玄米を使った人気で簡単のレシピについてもみていきます。
目次
- 1玄米の炊飯器の炊き方とは?正しい炊き方を調査!
- 2玄米は本当に炊飯器で炊ける?鍋よりも簡単な炊き方?
- 3炊飯器の玄米の炊き方の流れをチェック!
- 4炊飯器の玄米の炊き方のポイント:浸漬・蒸らし時間を長く
- 5炊飯器の玄米の炊き方のポイント:塩を加える
- 6炊飯器の玄米の炊き方のポイント:自分に合った玄米を選ぶ
- 7炊飯器の玄米の炊き方の失敗例:玄米がパサパサする
- 8炊飯器の玄米の炊き方の失敗例:玄米がベチャベチャする
- 9炊飯器の炊き方でも玄米の栄養素は豊富?
- 10炊飯器の炊き方で炊いた玄米に期待できる効能は?
- 11炊飯器の玄米の炊き方を実践するメリット:鍋より時短になる
- 12炊飯器の玄米の炊き方を実践するメリット:白米より栄養豊富
- 13炊飯器の炊き方だけでなくどんな玄米を選ぶかも重要?
- 14炊飯器の炊き方で炊いた玄米の人気料理:炊き込みご飯
- 15炊飯器の炊き方で炊いた玄米の人気料理:揚げ団子
- 16炊飯器の炊き方で炊いた玄米の人気料理:玄米甘酒
- 17炊飯器の炊き方で炊いた玄米の人気料理:リゾット
- 18炊飯器の炊き方で炊いた玄米の人気料理:玄米グラタン
- 19玄米を食生活に取り入れる際の注意点:フィチン酸
- 20玄米を食生活に取り入れる際の注意点:栄養不足
- 21玄米の炊飯器の炊き方を覚え玄米料理を楽しもう!
玄米の炊飯器の炊き方とは?正しい炊き方を調査!
玄米は健康によいというイメージがありますが、実際に食生活に玄米を入れてみるとなるとなんとなく面倒くさいと思っている人も多いのではないでしょうか?しかし実は玄米を家庭で調理して食べるのは案外簡単であり、難しいと思われがちなその炊き方についても時間や水加減などのコツをおさえれば、案外スムーズにできると言われています。
今回は、そんな玄米の炊き方について詳しく掘り下げていきます。玄米は白米に比べて栄養価が高く完全栄養食のひとつとされていますが、そんな玄米を食生活に取り入れるためにはやはりその炊き方をマスターしたいものです。炊飯器を使って簡単に玄米を炊く方法と玄米の人気レシピをチェックし、日常的に様々な形で玄米を楽しんでいきましょう。
玄米は本当に炊飯器で炊ける?鍋よりも簡単な炊き方?
玄米はあまり家で自分で炊くというイメージがないかもしれませんが、実は案外簡単な方法で炊くことができるとされています。玄米を炊く方法として一般的なものには土鍋や圧力鍋などを使ったものが挙げられますが、実は炊飯器でも基本的な流れと時間や水加減などを把握しておけば、美味しい玄米を炊き上げることは初心者でも可能です。
特に現在ではさまざまな種類の炊飯器が世に出回っており、その性能は予想以上に高いと言われています。最新の炊飯器には玄米モードが備え付けられていることも珍しくなく、水加減や下準備などを的確に行いさえすれば、確実に美味しい玄米を炊き上げることができそうです。炊飯器で玄米を炊けば、時短にもつながるのでおすすめなのです。
玄米は実は白米に比べるとカロリーはさほど低くはありませんが、含有されている栄養素は白米とは比べてものにならないほど豊富であり、特に食物繊維は白米の6倍とも言われています。そのため、玄米の恩恵を受けて時短も実践するためにも炊飯器での炊き方を覚えるのはおすすめですから、その流れを詳しく具体的に把握していきましょう。
炊飯器の玄米の炊き方の流れをチェック!
炊飯器で玄米を炊く方法は、全体的な流れと重要なポイントをいくつかおさえておけば、決して難しいものではありません。しかし、まだ炊飯器で玄米を一度も炊いたことがない人にとってなかなかはじめは炊飯器を使ってどのように玄米を炊くのかイメージがしづらいことと思いますから、まずはその全体的な流れをチェックしていきましょう。
炊飯器の玄米の炊き方の手順1:洗う
炊飯器で玄米を炊く場合には、基本的にスイッチひとつで玄米を加熱し待つだけで炊き上げることができますが、だからと言って何もしなくてよいというわけではありません。炊飯器で玄米を炊く場合には美味しく安全に、かつ栄養豊富な状態の玄米を炊き上げるために下準備をする必要がありますが、まずは玄米を洗うことになります。
玄米を洗う過程においては、白米のように丁寧に研ぐ必要はありません。ただボウルに玄米を入れそこに水を流したときに、大きなチリ・ホコリなどが浮かび上がってくることがあるので、それはしっかりと除去しておく必要があるでしょう。できるだけ余計なゴミを落とすために、水を流して玄米を洗うプロセスを3回ほど繰り返しましょう。
その上でもみ洗いを行うとベターですが、玄米のもみ洗いは両手で玄米を適量すくい上げ、手の間でもむようにしてからボウルに戻します。この作業を繰り返してから水を流しましょう。こうすることで玄米の表面に傷がつき、水を吸いやすくなるために玄米が柔らかく炊き上がる傾向にあるため、初心者ほど忘れずに行いたいものです。
このように、炊飯器で玄米を炊く手順としてはまず、玄米を洗うことになりますが、白米のように研ぐ必要はないもののある程度しっかりと洗う必要があります。玄米を炊飯器で炊いて食べるときには質のよい玄米を選ぶことも重要ですが、どのような玄米を使用する場合でもある程度の流し洗いともみ洗いをまずは行ってみてください。
炊飯器の玄米の炊き方の手順2:浸漬
炊飯器で玄米を炊く際には続いて、玄米を入れた炊飯釜に水を入れることになります。このときの水加減こそが、炊き上がる玄米の美味しさを決定づけると言っても過言ではないので、ぜひぴったりの水加減を把握して美味しい玄米を楽しみたいものです。基本的に玄米を炊くときの玄米と水の割合は、1:1.6というのが望ましいとされています。
もちろんどのような炊飯器によってもこの水加減というのは微妙に変わると思いますが、2合の玄米に対しては約600mlほどの水加減がちょうどよいということを覚えておくとよいでしょう。また、玄米用の目盛りが炊飯釜の内側についていることもあるので、それを目安にするのもひとつの手だと言えるでしょう。
それから、塩を加えたいという人はこの段階で加えておきます。こうすることで種皮が破れやすくなって玄米を食べやすくなるというメリットがありますが、ほどよい塩味がつくという利点もあるようです。また、玄米と何らかの具材を混ぜ合わせる場合にもこの際に加えるとよいでしょう。それから、数時間放置して浸漬させることになります。
玄米の炊飯器での炊き方は案外シンプルな手法ですが、この浸漬の時間をたっぷりとらないと美味しい玄米になりにくいとされているので注意が必要です。玄米は白米に比べて水を吸収しづらい米だと言われているので、できれば8時間以上浸漬させておくというのがベストです。特に冬場などは、できるだけ長時間浸漬させましょう。
炊飯器の玄米の炊き方の手順3:炊飯・蒸らし
ここまできたらあとはいよいよ炊飯のボタンを押して炊飯器が玄米を炊飯してくれるのを待ち、最後に蒸らしを加えていよいよ完了となります。最新の炊飯器を使っている場合には炊きたいものによって設定を変えることができ、玄米モードというのもあるのが一般的になってきています。そのため、まずは玄米モードに設定しておきます。
それから浸漬しておいた時点で予約ボタンを押しておくか、十分な時間浸漬してから炊飯ボタンを押して炊飯を開始しましょう。白米の場合は炊き上がるまでに50〜60分ほどの時間を通常要するものですが、玄米の場合はより長い時間がかかるのが一般的です。だいたい一時間半ほどの時間がかかったのちに炊き上がるというのが目安でしょう。
いよいよ炊き上がったらすぐにでも食べたくなるかもしれませんが、そこはぐっとこらえて放置しておき、炊き上がった玄米を蒸らします。こうすることで玄米の一粒一粒にしっかりと熱が通ってふっくらと美味しい玄米に仕上がりますが、この蒸らしの時間もだいたい15分程度を目安に白米よりも長めにとるのがポイントとなります。
そしていよいよ蓋を開けたらしゃもじで混ぜ合わせることになりますが、このときに「カニ穴」と呼ばれる炊飯釜の底からの熱が通り抜けた道ができていると、うまく炊けた証拠になります。実際にこのカニ穴がある場合には食べてみるとかなり美味しいものですから、確かめてみてひとつの目安にしてみましょう。
炊飯器の玄米の炊き方のポイント:浸漬・蒸らし時間を長く
ここまでお伝えしたように最近人気の玄米の炊飯器での炊き方の流れは案外シンプルで簡単だと言えます。しかし、玄米は白米に比べると火が通りづらいという特徴がありますから、やはりうまく炊くためのポイントとしてはまず浸漬時間や蒸らし時間をしっかり長めにとるということが挙げられます。
玄米を炊くのに慣れていない初心者ほど玄米を早く食べたいために焦って炊飯を行ってしまうものですが、玄米をうまく炊き上げるなによりのコツは、我慢して浸漬時間や蒸らし時間などの待ち時間をしっかり長く設定することです。初めて玄米を炊飯器で炊くという人は、浸漬時間はやはり8時間ほどとっておくのが望ましいと言えます。
そのため、玄米を炊飯器で初めて炊き美味しく食べたいという人は、あまり急いでいるときではなく時間に余裕があるときに炊飯を行うべきだと言えます。もちろん蒸らし時間も焦らず普段白米を蒸らしているときに比べて長めにとり、しっかりと玄米一粒一粒に火が通るようにして美味しい状態に導いてあげましょう。
炊飯器の玄米の炊き方のポイント:塩を加える
炊飯器で玄米を炊くというのは思っている以上に簡単なために、圧力鍋などに比べて徐々に人気が出てきているようですが、そんな炊飯器で美味しく玄米を炊くためのコツとしては他にも、塩を加えるということが挙げられます。怠らずに塩を加えることで、玄米の皮を柔らかくして美味しく炊き上げることができるようです。
玄米を炊く際に塩を加えるタイミングは浸漬開始前であり、だいたい一合の玄米に対してひとつまみほどの塩を加えるのが望ましいでしょう。こうすることで玄米の嫌なアクなどが抜けてクリーンな味に仕上がる上に食感も柔らかくなるので、食べやすい玄米になるようです。
また、塩を加えることで玄米にほどよく塩気もつくため、それによって玄米をそのままでも美味しく食べられるというメリットもあることでしょう。また、塩だけでなく適量の酒を加えても、より美味しいので何も加えない場合・塩だけ加えた場合などと比較してみると、その違いを実感できることでしょう。
炊飯器の玄米の炊き方のポイント:自分に合った玄米を選ぶ
玄米を炊く上では浸漬時間や蒸らし時間をたっぷりとることに加え、塩や酒などを適度に加えてみることも美味しくなるポイントとされているので、ぜひ一度実践してみてください。また、根本的にどのような玄米を選ぶかも美味しい玄米を食べるためにはもちろん重要なことです。
白米にもさまざまな銘柄があるように、玄米もその産地や製法などがさまざまであり、それぞれに特徴があるものです。そのため、さまざまな玄米を試して自分に合った玄米を使用するというのも、自分の納得のいく味を出すためには必要なことかもしれません。
もちろん初心者にとってはまず既述のような基本的な炊き方をマスターすることが重要ですし、良質な玄米であっても炊き方がままならないのであれば、美味しく仕上がらないことも珍しくありません。そのため、初心者の場合にはまず炊き方をマスターし、その上で玄米の種類にもこだわるとよいでしょう。
炊飯器の玄米の炊き方の失敗例:玄米がパサパサする
ここまで炊飯器で玄米を炊く際の基本的な手順やうまく炊き上げるためのちょっとしたポイントをみてきました。お伝えしたようなことを総合的に把握した後でもいざ炊き上げてみるとあまりうまく炊けなかったというkともあるかもしれませんが、玄米が美味しくなかったというときに多い感想としてはまず、玄米がパサつくことが挙げられます。
玄米はほどよい質感があって初めて美味しいと感じるものですが、パサパサした玄米であれば何かおかずと一緒に食べても違和感を感じてしまうかもしれません。そのような場合には水の量が足りなかったか浸漬時間が短かったことが考えられますから、水加減をやや多めにした上で浸漬時間はかなりたっぷりめにとりましょう。
また、玄米の芯が残っているように感じる場合には適度に水を足してもう一度炊き上げるというのもひとつの手です。しかし、そのような事態を防ぐためにもとにかくはじめからできるだけ水加減を適度にした上で浸漬時間はできるだけ長めにとって、しっとりふっくらとした玄米に仕上がるようにしましょう。
炊飯器の玄米の炊き方の失敗例:玄米がベチャベチャする
初心者が玄米を炊いた場合になかなかうまくいかなかったというときには、既述のように浸漬時間が足りずに玄米がパサパサしていたというケースの方が多いものですが、逆に玄米がベチャベチャしてしまったということもあるものです。そのような場合の原因としては、水分量が多すぎたということが考えられます。
そのため、次玄米を炊くときにはやや水加減を調整して気持ち少なめにしてみるというのがポイントになります。もちろんどのような質感の玄米が好きかというのには個人差がありますが、あまりに柔らかすぎるという場合には水分が多すぎたことを疑ってみるとよいでしょう。
ただし、浸漬時間に関しては8時間以上たっぷりととることは忘れないようにしましょう。たとえ水分量を調整して適度な水分量になったとしても、浸漬時間が短くなってしまうと玄米の芯まで火が通りにくくなるので、注意が必要なのです。このようなバランスを見極め、美味しい玄米を作って人気のアレンジレシピなどもトライしましょう。
炊飯器の炊き方でも玄米の栄養素は豊富?
ここまで炊飯器の炊き方に関して、具体的な炊き時間や水加減、そして失敗例なども参考に重要なポイントをみてきました。玄米は白米よりも栄養豊富だと言われておりぜひ既述のような方法で家でも簡単に炊飯器で炊き上げたいものですが、果たして玄米の栄養とは何でしょうか?また、炊飯器で炊いても栄養は失われないのでしょうか?
玄米はミネラルやビタミンが豊富?
玄米は、さまざまな方面から注目を浴びている主食ですが、時折白米に比べてカロリーが低いためによいと言われることもあります。確かに白米よりもカロリーはやや低い玄米ですが、実は注目すべきポイントは含有している栄養素の豊富さであり、白米に比べて何倍も含まれている栄養がかなり豊富なのが魅力的なのです。
たとえば玄米はビタミン類が白米に比べて多く含まれていますが、中でもビタミンB1の含有量はずば抜けて高いようです。ビタミンB1は糖質などの代謝に欠かせないビタミンのようです。また、整腸作用をもつ食物繊維も白米の6倍ほどある上に、さまざまな種類のミネラルも白米に比べて多く、かつバランスよく含んでいます。
味覚を司るミネラルでありタンパク質の合成にも関わる亜鉛、不足すると貧血になりやすくなる鉄分、骨の形成などに関わるマグネシウムなどがそれぞれ白米よりもかなり多く玄米には含まれているようです。さらに抗酸化作用をもつセレンなども玄米は豊富に含んでいます。
このようにビタミンもミネラルも白米よりも多く含んでいるために、白米から玄米に切り替えることでさまざまなメリットがありそうです。しかしそれだけなく、玄米にはフィチン酸という成分やγ-オリザノールというポリフェノールの一種も多く含まれており、その抗酸化作用によって活性酸素の働きを抑制する効果も期待できそうです。
炊飯器の炊き方では玄米の栄養が失われにくい?
お伝えしたようにさまざまな栄養素を白米よりも豊富に含んでいる玄米は、ぜひ既述のような正しい時間や水加減で炊き上げて、食生活に気軽に取り入れたいものです。案外簡単に取り入れられる玄米ですが、そのメリットは予想以上に多いかもしれません。しかし気になるのは、玄米を炊飯器で炊いたときに栄養が失われないかどうかでしょう。
もちろん炊飯器を使用して玄米を炊く場合でもその炊き方によって残る栄養素というのは変わるものですが、炊飯器であれば圧力鍋などに比べて栄養素の崩壊が少なくて済むとされています。確かに圧力鍋などでふっくらと炊き上げる玄米は美味しいですが、圧力鍋の場合は高温になりすぎる場合があり、栄養価が低下する可能性もあるのです。
それに比べて炊飯器は温度の調整などをする必要がなく楽ですし、普段から使っている調理器具として簡単に玄米を炊き上げられる上に栄養価も高く保つことができます。もちろん炊飯器で玄米を炊く場合にも残留農薬などの問題には注意する必要がありますが、栄養豊富な玄米を簡単に楽しめるのは非常に嬉しいものです。
炊飯器の炊き方で炊いた玄米に期待できる効能は?
お伝えしたようにさまざまな栄養素が含まれている玄米は、白米に比べてヘルシーと言われています。そんな玄米は、ダイエットだけでなく生活習慣病の予防などにも役に立つとされており、さまざまな方面から活躍が期待されています。そんな玄米に期待できる具体的な効能、おすすめできる理由やおすすめできる人をチェックしていきましょう。
玄米に期待できる効能:疲労回復
玄米はビタミン類が白米よりも多く含まれているという特徴がありますが、中でも既述の通りビタミンB1の含有量には目をみはるものがあります。特に玄米の胚芽やぬかの部分に多いとされているビタミンB1ですが、そんなビタミンB1は糖質をエネルギーに変換する役割を担っており、エネルギー切れや体力不足などの問題に対処できそうです。
そのため、最近疲れが出やすいという人や倦怠感を感じやすい人などは特に、ぜひ玄米を食生活に取り入れてみるのもアリかもしれません。普段白米を食べているという人でも玄米に置き換えるだけでビタミンB1の摂取量が8倍にも増えるので、うまくエネルギーを作ることができ、疲れ以外には集中力の欠如やイライラにも対処できる可能性もあります。
お伝えした通り玄米を炊飯器で炊く方法は、水加減や時間、そして失敗例を参考にしたいくつかのポイントをおさえておけば簡単ですから、ぜひ玄米を食生活に取り入れて疲労回復などにも役立てたいものです。
玄米に期待できる効能:便秘解消
玄米を食生活に取り入れる目的は人それぞれ違うものですが、中でも玄米に含まれる食物繊維の効果に期待するという人は多いものです。玄米には白米の6倍もの食物繊維が含まれているために白米から玄米に切り替えることで腸の調子を整える効果が期待でき、それによって便秘などを解消できた人もいるようです。
玄米の食物繊維の恩恵を受けて便秘を解消できれば、肌荒れ防止になるなど他の効果も同時に期待できそうです。さらに食物繊維は便秘解消に役立つだけでなく、食べ過ぎを防いだり血糖値の急上昇を防いだりする効果もあるなど、玄米の食物繊維の作用は多岐に渡ります。
数ある健康上の問題の中でも特に女性の悩みとして多く挙げられるのが便秘ですが、便秘を解消するためにできることのひとつとしてはやはり食生活の改善が挙げられます。中でも主食を玄米に切り替えることはかなりインパクトの大きいことですから、ぜひ玄米生活を実践してみてはいかがでしょうか?
玄米に期待できる効能:生活習慣病の予防
お伝えしたように便秘の解消に役立つなと身近で実際的な効能も期待できる玄米ですが、より長期的なメリットの一つとしては生活習慣病の予防が挙げられます。お伝えしたように玄米にはγ-オリザノールやフィチン酸といった栄養素が豊富に含まれており、その抗酸化作用はがんなどの病気や老化を全般的に予防するのに役立ちます。
どうしても加齢とともに体内に発生する活性酸素の量が増え、それが原因で肌の調子が悪くなったりさまざまな病気が引き起こされたりするものです。もちろん玄米だけですべての病気を完全に予防できるわけではありませんが、コレステロール増加を抑えて肥満を防いだり血栓が原因となる病気を防いだりする効果も玄米には期待できそうです。
生活習慣病予防に役立つ抗酸化作用をもつ成分として玄米に含まれているものにはビタミンEなども挙げられるなど、とにかく栄養満点な玄米だからこそ将来的な健康を保つために多面的に役立つことでしょう。もちろん生活習慣病などを防ぐためには、玄米を食べるだけでなく食生活全般を見直すことが重要です。
炊飯器の玄米の炊き方を実践するメリット:鍋より時短になる
炊飯器での玄米の炊き方はお伝えしたように水加減などに慣れれば案外簡単なものですから、ぜひ後述する玄米を使った人気料理にもチャレンジしたいものです。そんな玄米は炊飯器ではなく圧力鍋などで炊くという人もいるかもしれませんが、圧力鍋などに比べて案外メリットも多いものです。
まずひとつめのメリットとしては圧力鍋よりも時短になるということです。水加減などにしっかりと注意しておけば下準備をしっかりとすることであとはボタンひとつで炊飯を完了させることができるのが、炊飯器の玄米の炊き方の最大のメリットだと言えそうです。圧力鍋や土鍋の場合は、火を使うのであまり目を離すことができません。
もちろん鍋で炊く場合にも放置しておく時間というのは長いですし、実際の炊飯時間自体は圧力鍋の方が長いですが、炊飯している間に他のこともできるという意味で炊飯器で炊くのは時短になるでしょう。また、鍋に比べて仕上がりにムラができにくいのも炊飯器で簡単に玄米を炊くメリットだと言えます。
炊飯器の玄米の炊き方を実践するメリット:白米より栄養豊富
炊飯器では一般的に白米を炊くという人が多いと思いますが、玄米を炊いて食べるメリットとしてはやはり白米よりも栄養が豊富だということが挙げられます。白米に比べて食物繊維や鉄分が約6倍も含まれている玄米は、栄養不足を補って健康を維持するための主食として、かなり重宝するのではないでしょうか?
もちろん食事というのはバランスが非常に大事ではありますが、やはり主食からさまざまな栄養を摂取できるというのはメリットが大きいと言えます。それも水加減などさえマスターしてしまえば白米同様に炊飯器で簡単に炊き上げることができるので、多忙な人にも炊飯器で玄米を炊いて食べるのはかなりおすすめだと言えます。
もちろん玄米を後述する人気レシピも参考にどのような形で食べるかや他の料理との兼ね合いも重要となることは言わずもがなです。また、美味しく栄養価の高い玄米を食べるためにはできるだけ玄米自体の質にこだわるのも望ましく、自分に合った安全で美味しい玄米を探し当てたいものです。
炊飯器の炊き方だけでなくどんな玄米を選ぶかも重要?
お伝えしてきたような浸漬時間や蒸らしの時間、水加減などのコツは慣れてくればつかめるようになると思いますが、そんなときにもう一度考えてみたいのが使用する玄米の種類についてです。特に玄米を食べるときに注意したいのは、使用する玄米の残留農薬の問題についてではないでしょうか?
もちろんどのような食品であれできるだけ安全性の高いものを選ぶのがよいものですが、玄米は実は白米よりも農薬の影響を受けやすく、特にもみの部分やぬかの部分に溜まりやすい傾向にあります。そしてこれらの部分こそが栄養豊富な部分でもあるので、できれば残留農薬がゼロの米や無農薬の米を選びたいものです。
この玄米の残留農薬の問題は広く認知されているので、現在では案外安い価格で買える無農薬の玄米なども増えてきているようです。そのため、炊飯器での玄米の炊き方をマスターした暁には、できるだけ安全かつ栄養豊富な玄米の人気レシピも楽しむべく、無農薬米などを意識的に選ぶことも重要かもしれません。
炊飯器の炊き方で炊いた玄米の人気料理:炊き込みご飯
玄米は炊飯器で案外簡単に炊き上げることができますが、炊飯器を使った玄米の調理法を応用して、ちょっとした人気アレンジ料理を作ることも可能です。玄米の炊き方に慣れてきたらまず実践したいのが、炊き込みご飯です。玄米の炊き込みご飯も、実は白米同様に簡単に作ることができます。
玄米の炊き込みご飯を作る際に、水加減は通常通りのままにしましょう。その上で醤油・酒・顆粒のだしなどを入れるだけで美味しい炊き込みご飯が完成しますが、もちろん他の具材を混ぜるのもアリです。
ツナ缶やカットした鶏肉などを混ぜるとより風味が増しますしタンパク質も摂取できるのでおすすめですが、きのこやたけのこなど食感のアクセントになる食材を含めるのもおすすめです。普段白米で実践しているレシピを、玄米に応用してみるのもアリでしょう。
炊飯器の炊き方で炊いた玄米の人気料理:揚げ団子
続いて紹介する炊飯器で炊いた玄米を使った人気料理は、揚げ団子です。玄米を炊飯器で炊いてややべちゃべちゃ気味になってしまったというときには、ぜひ揚げ団子にしてみてはいかがでしょうか?玄米を白ごまと塩と一緒に丸、そこに小麦粉と水で衣をつけて180度の油でからっと揚げるだけで、美味しい揚げ団子となります。
あとはそれをポン酢につけて食べたり、大根おろしをつけて食べたりするだけでかなり美味しいようです。玄米の揚げ団子は腹持ちもよく、子供のおやつとしても重宝すること間違いなしでしょう。
炊飯器の炊き方で炊いた玄米の人気料理:玄米甘酒
炊飯器で玄米は簡単に炊き上げることができますが、炊飯器を使った人気レシピとしては玄米甘酒も挙げられます。アルコールが入っていないタイプの優しい味わいの甘酒は、実は玄米を原料に炊飯器で作れてしまうのです。
まずは炊飯器で玄米をおかゆを炊き上げます。それからそこに冷水と米麹を加え、混ぜ合わせます。そして蓋を開けたままで保温スイッチをオンにしておき、空気の通りがよい蓋などをのせて一晩寝かせます。寝かせ終わったら、炊飯スイッチを押して20分程度加熱しましょう。
それから出来上がったものをミキサーにかけ、お湯で薄め完成となります。あとは好みで生姜を加えて飲んだりフルーツを加えて食べたりしてみてください。玄米甘酒は、美容にもよいとしてかなり話題になっています。
炊飯器の炊き方で炊いた玄米の人気料理:リゾット
玄米を使った料理はなんとなく和風のものが多いために、なかなかレパートリーが増えづらく困っているという人も多いのではないでしょうか?そんなときにはぜひ一度、玄米でリゾットを作ることをおすすめします。
玄米でも白米同様にリゾットは作れますし、特にトマトなどの酸味との相性も案外よいのが魅力なのです。玄米をやや硬めに炊いてしまったというときこそ、人気のリゾットに早変わりさせてしまいましょう。リゾットは野菜やお肉などもまとめて摂取できるので、かなりおすすめの玄米料理だと言えます。
フライパンで野菜やお肉をバターで炒めた上で白ワインやトマトベースのスープを流し入れ、そこに玄米も加えてあとは汁気が少なくなるまで煮込みます。最後にこしょうやチーズなどで味を調整すれば、初心者でも簡単に人気のリゾットを再現できるので、ぜひ一度玄米を使ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
炊飯器の炊き方で炊いた玄米の人気料理:玄米グラタン
玄米を使った洋風の人気料理としては、グラタンも挙げられます。玄米と豆乳を使ったグラタンはかなりマイルドで美味しい味わいになると評判ですし、きのこや玉ねぎ、トマトなどの栄養もしっかりととれるのでおすすめです。
まずは玄米を含めた具材を炒め合わせ、それから豆乳を流し入れて煮込み、耐熱容器に移してチーズをのせてオーブンで焼けば完成となります。玄米豆乳グラタンは、小麦粉や牛乳などが体に合わない人にとっても美味しく楽しめる人気の料理だと言えます。
玄米を食生活に取り入れる際の注意点:フィチン酸
お伝えしたような人気レシピは炊飯器で炊いた玄米を活用して案外簡単に作ることができるので、初心者でもぜひ気軽に実践してみたいものです。そんな玄米を食生活に取り入れる際の注意点としては、フィチン酸の存在が挙げられます。お伝えしたようにフィチン酸は玄米に豊富に含まれ、抗酸化作用をもっている物質です。
しかしこのフィチン酸にはマイナス面もあるとされ、さまざまな物質と結合する傾向の強いフィチン酸は、身体に必要なミネラルまでをも排出してしまうこともあるようです。そのため、玄米を食べすぎると身体の機能維持に欠かせない栄養が結局不足してしまうと考える専門家もいるとされています。
もちろん玄米を一杯食べたからと言って身体の機能にすぐに支障をきたすわけではありませんが、妊娠中などは胎児への影響もあるので特に注意だとも言われています。玄米を食生活に取り入れる場合にも、やはり既述の人気レシピなども参考に他の食品もしっかり食べていくことが重要だと言えます。
玄米を食生活に取り入れる際の注意点:栄養不足
玄米を食生活に取り入れる人の中には、玄米ダイエットを実践するという人もいるかもしれません。その際に、玄米のみを食べてダイエットをしようという人も少なくないようですが、どんなに栄養豊富な玄米であっても玄米のみだけではやはり栄養不足に陥ってしまう可能性が高くなります。
確かに玄米は白米に比べると多くの栄養素が含まれており、完全栄養食と言われているほどですが、それでも玄米のみで毎日健康に過ごすために必要なすべての栄養を効率よく摂取できるわけではありません。そのため、玄米の栄養価の高さを過信しすぎて栄養不足に陥らないように、くれぐれも気をつけましょう。
玄米は炊飯器でも水加減などさえマスターすれば案外簡単に炊けますし、人気の美味しい料理に早変わりさせることもできます。そのため、ぜひ不足しがちな緑黄色野菜なども玄米と組み合わせて楽しみ、栄養バランスのとれた食生活を作り上げたいものです。
玄米の炊飯器の炊き方を覚え玄米料理を楽しもう!
今回は、玄米の炊飯器による炊き方をチェックしてきましたが、いかがでしたでしょうか?玄米は炊飯器でも案外簡単に炊くことができるようですが、その炊き方のコツは水加減と浸漬時間・蒸らし時間などにあるようです。ちょっとしたコツをおさえるだけで玄米は案外簡単に炊き上げられますから、ぜひ自分でも実践してみたいものです。
また、玄米は白米に比べて栄養価が高いために健康増進につながる可能性がある上に、玄米を活用した人気アレンジレシピもかなり多くのものがあるようです。食生活に玄米を取り入れるのはそう難しいことではありませんから、ぜひ玄米を炊飯器で簡単に炊き、紹介した人気レシピもぜひ楽しく自分なりに作ってみてはいかがでしょうか?