日本橋のラーメン・つけ麺でおすすめは？東京駅周辺の美味しい人気店を調査

東京・日本橋、ここは江戸時代、徳川家康が江戸に流れる大きな川に橋を架け、その橋を中心として周囲に商人たちが店を構えていき活気にあふれて、にぎわいあふれた町となりました。この橋は江戸と地方の諸国を結ぶ橋であり、日本橋一帯は新鮮な魚が揚げられ江戸でも賑わう魚河岸でした。歌川広重も「五三次名所図会」で日本橋を背景に活気あふれる人々を描いた絵画は日本人なら一度は見たことがあります。

ここ日本橋は、まさに「将軍のお膝元」だったそうです。この日本橋は今では、経済の中枢を担うビジネス街に変貌しました。最近では、ここ数年の間に日本橋には、COREDO室町やCOREDO日本橋などのショッピングタワーが作られて、今までは富裕層向けの高島屋や日本橋三越しかなく年配の奥様とサラリーマンを多く見かけた町から、日本橋は美味しいお店も多く若い女性も足を運ぶ街へと変貌した地域なのです。

さきほど書いたように日本橋には、ビジネスマンやOLさんをお昼の時間にはたくさん見かけます。ここからは日本橋の多くのビジネスマンが愛するラーメン店・つけ麺店を紹介していきます。日本橋で働いていなくても営業で会社から出てきているビジネスマンも日本橋界隈でお昼の時間はラーメンを食べていくようです。　

まずおすすめする店舗は、全粒粉を使用した細麺の日本橋の「室壱ラーメン」です。魚介とんこつのスープです。魚介の風味がまず感じられてあとからとんこつの強さを感じることができます。濃厚で飽きてしまいそうと思いきや、最後は意外と口の中はあっさりとしています。生姜や白髪ねぎの薬味がそのその役目を担っているようです。全粒粉を使用しているため、小麦の美味しさを強く感じることができるラーメンになっています。

日本橋の室壱ラーメンにはつけ麺もメニューにあります。つけ麺も全粒粉を使用した麺です。日本橋室壱を代表する麺ですので人気が高いです。つけ汁の具には刻まれたチャーシューにネギなどが入っています。麺ををつけて食しても残ったつけ汁を飲み干してしまいたくなる美味しさです。日本橋室壱のつけ麺のレパートリーは数多く、夏にはトマトつけ麺やカレー漬け麺もメニューにあり暑い夏には人気を博していました。

室壱ラーメンの店舗情報：中央区日本橋にあり、東京メトロ半蔵門線・銀座線だと三越前駅から徒歩2分のところにあります。駅から近いのがうれしいです。JR総武線だと新日本橋から徒歩5分になります。東京メトロ東西線だと日本橋駅から徒歩5分です。昼も夜も問わず日本橋のビジネスマンをたくさん見かけます。日本橋は日曜はビジネスマンが居ないからでしょうか？日曜日は定休です。

続いては、こちらも日本橋室町に店舗があるラーメン・つけ麺店「なな連」です。店内は白い壁と木で落ち着いた内装で、化学調味料不使用のスープを提供してくれます。麺は太麺ストレートでちゃんぽんのような麺が特徴です。小麦の香りがします。スープは濃い味ですが色はクリアなスープで醤油味です。具はチャシュー、メンマ、たまごと王道がのっています。日本橋のラーメン店で上品な中華そばといった感じです。

日本橋のラーメン店「なな連」は、坦々そば、つけそばも人気メニューです。茶色のスープにラー油が分離されて提供されます。かなり濃厚なスープです。食べ進めるとタンタンメンの花椒の香りが立ちます。麺は、自家製麺のようで味わい深い麺になっています。チャーシューもあぶり具合がちょうどよくホロリとしており美味しいです。日本橋のビジネスマンは、担々そばを麺を食べ終わったら白米を入れて汁も食すのがお決まりです。

日本橋のラーメン店「なな連」の店舗情報：中央区日本橋室町にあります。ビルの1階になのでわかりやすいです。東京メトロ銀座線、半蔵門線の三越前駅から徒歩3分です。三越前駅より270ⅿほどです。こちらの店舗は定休日は無く不定休とのことです。日曜も営業しています。が、スープが終了したら閉店とのことなので、いつも夜の8時過ぎには人気のスープがなくなり売り切れることが多ので夜は早めに来店するのがおすすめです。

日本橋「なな連」は2018年5月に耐震工事が終了し改装オープンしています。耐震工事中は営業を心待ちにしていた客が多かったようです。夜はお酒も飲めるので、日本橋界隈で飲んだ後のラーメンとしてもチャーシューをつまみに飲むのもおすすめです。あの人気店BASSONOにいた店主が日本橋にてつくっているラーメン店ですので人気があるのも納得です。

言わずと知れた知れた日本橋の有名つけ麺店の「めん徳二代目つじ田日本橋」いつも行列ができている日本橋のつけ麺店です。ラーメンもおいてありますが、ここはやはりおすすめのつけ麺を食べるべきです。スープは濃く濃厚でとろみがあり麺も太く食べごたえはかなりあります。日本橋でこれだけ行列ができてみんなが並ぶのがわかります。スープは濃いですが、さっぱりとするようにカボスが添えられています。

日本橋の「めん徳二代目つじ田」はこってりしているのでやはり男性客が多いです。こちらのつけ麺は、食べ進める途中で味に変化をつけられるのも一つの楽しみでありお店の人気の秘密です。濃厚なスープで食してから、カボスを絞ってさわやかにしてみましょう。次は、京都の黒七味がおいてあるのでかけて食すのがおすすめです。香ばしい黒七味は味にアクセントを加えて美味しいです。常連客はこの変化を自分流に試しているようです。
 

「めん徳二代目つじ田日本橋八重洲店」の店舗情報：中央区八重洲にあります。ビルの1階にあります。東京メトロ東西線、東京メトロ銀座線の日本橋駅から徒歩3分、JR東京駅からでも行けます。八重洲口より徒歩5分です。定休日は無く不定休とのことです。美味しくて日本橋にて人気のつけ麺店ですので、日曜でもつけ麺マニアの方が地方から日本橋八重洲店に来店するようです。

日本橋の三越前駅にあるコレド室町2の地下に店舗が入っているラーメン店「むぎとオリーブ」は店内の内装もおしゃれで日本橋のカジュアルイタリアンのような内装になっています。ラーメンのスープもはまぐりでとっており。具もあさりやはまぐりなどがトッピングされており、日本橋の女性向けのラーメン店として人気があります。女性一人でも入りやすいお店ですし、「むぎとオリーブ」という店名もかわいいです。

「むぎとオリーブ日本橋店」では、日本橋店限定でお昼に鶏白湯みそラーメンが販売されます。「むぎとオリーブ」は銀座にも店舗がありますが、鶏白湯みそラーメンは日本橋店限定ですので、これを注文するお客さんが多いです。日本橋店含めてお店の人気メニューは「蛤soba」です。はまぐりの出汁が美味しく醤油味のスープでいただきます。は細麺で食べやすいです。ラーメンの上にちょこんと三つ葉がのっているのがかわいいです。

「むぎとオリーブ日本橋店」の店舗情報：東京都中央区のコレド室町2の地下1階にあります。coredo室町2の地下1階は飲食店街になっており、うどん屋なども並んでいます。東京メトロ半蔵門線の三越前駅から地下直通でcoredo3の地下までつながっていますので、coredo3の地下から1階に上がり、coredo2は横断歩道を挟んだ目の前にあります。定休日はcoredo室町に準じます。日本橋に買い物に来たついでに寄る女性が多いです。

続いては日本橋から少し離れて東京駅周辺の人気ラーメン店・つけ麺店を紹介します。日本橋はビジネスマンが多いですが、東京駅周辺は、ビジネスマンはもちろん地方からの観光客や外国からの旅行客もたくさん訪れます。地方からの旅行者は東京駅周辺で最後の東京旅行の思い出に東京駅で美味しいラーメンを食べていく人も多いようです。そんな東京駅周辺のラーメン店・つけ麺店を紹介します。王道から穴場まで紹介します。

東京駅構内で食べられる、野菜たっぷりラーメン店「ソラノイロNIPPON」です。べジラーメンは、メニュー名通りベジタブルが多種類ラーメンにのっています。トマト、キャベツ、レンコン、にんじん、ブロッコリー、さつまいものごろっとした野菜がなんと6種類もラーメンにのっています。スープには醤油出汁のほかににんじんのピューレは入っておりスープがほのかにオレンジ色になっています。女性に一番人気です。　

上の写真、こちらは「ビーガンべジソバ」です。ビーガンとは肉魚などの動物性たんぱく質を使わずにできている料理を指します。この「ビーガンべジソバ」は、ミシュランに選ばれています。麺は小麦粉を使わず米粉麺で動物性たんぱく質を一切使っていませんが野菜の力を存分に引き出したラーメンは写真を見ても美味しそうです。こちらは「ソラノイロ」麹町本店でしか出されていないメニューになります。
 

東京駅構内ラーメン店「ソラノイロNIPPON」店舗情報：東京都千代田区丸の内1.9.1八重洲南口地下1階東京ラーメンストリートにあります。JR東海道本線、JR山手線の東京駅地下構内です。店舗外観は、富士山や青い海をイメージしたカラーの青色・水色を基調としています。女性客はもちろん男性客もたくさんいます。

東京駅ラーメンストリート行列必死のラーメン店「斑鳩」（いかるが）です。豚骨魚介のスープです。麺は中太ストレート麺を使用しておりもっちりしています。上の写真からもわかるようにチャーシューも大きなものが2枚ドドンと乗っており、卵と大きなメンマは歯ごたえしゃきしゃきで美味しいです。見た目は王道ラーメンで安心する味を求める方におすすめの美味しいラーメン店です。

東京駅ラーメン店「斑鳩」店舗情報：東京駅一番街地下1階にあります。JR東京駅八重洲中央改札から徒歩1分の東京ラーメンストリート内にあります。ラーメンストリート内には何点ものラーメン店が並んでいますがこちらも1.2を争うほどの行列ができています。開店から昼すぎまではいつも行列ができており人気の店舗です。

仙台牛タンがラーメンにのっている「き蔵KIZO」（正式には店名「きぞう」は漢字で、七が三つで「き」と読み、ぞうは蔵と書く）食べられるラーメンは牛タンねぎ塩ラーメンのみです。スープはあっさり塩味です。ラーメンの上の牛タンと細かく刻まれた小ねぎが麺とスープと相性抜群での味になっています。牛タンが食べたい時は、麦飯にいってしまいそうですが、ここならラーメンで牛タンも食べることができます。

あまり行列で並んではいませんが、美味しいのに並んでいないのは、店名がWEBで表示がむずかしい漢字なこともあり、美味しいラーメン店紹介のWEBで漢字が出ず載せられないからか、WEBのラーメン特集の情報を頼りにきたお客さんは少なく穴場です。ちなみに牛タンは増しも可能です。ラーメンに乗っているニンニクペーストをスープに溶いて飲むと一層スープの塩味が際立ちます。ねぎの風味が美味しさを引き立てています。

東京駅「き蔵KIZO」店舗情報：東京駅一番街ラーメンストリート内にあります。JR東京駅八重洲地下中央口から徒歩3分です。日曜も営業しています。開店は10:30からと少し遅めの開店です。

東京駅から地下道で少し歩きますが大手町駅まで行くことができます。大手町の「麺やわたる」です。丸の内からすぐのパークビルに入っています。スープは魚介系でスタンダードな太麺のつけ麺です。意外とあっさりしており、スープには刻んだチャーシューが入っています。ほうれん草とメンマと鶏チャーシューが麺についています。ドロッとしたつけ汁は最後にスープ割りするのもお勧めで美味しいです。

「麺やわたる」にはラーメンもあります。スープは鶏白湯と魚介のスープで、麺は中太ストレート麺でもっちりしているのが特徴です。「麺やわたる」はつけ麺、ラーメンともにトッピングにほうれん草がのっています。大手町のパークビルディングという場所柄かビジネスマンと女性一人も多く来店します。

大手町駅「麺やわたる」の店舗情報：大手町パークビルディングにあります。東京メトロ東西線大手町駅、東京メトロ日比谷線日比谷駅からも徒歩1分です。東京駅からは東京駅日本橋口から大手町駅まで徒歩3分半で着きます。丸の内北口からだと4分強かかります。八重洲口からは7分近くかかるので、東京駅からは日本橋口か丸の内北口からがおすすめです。

人気店からビジネス街にある女性一人でも気軽に入れるおしゃれなラーメン店まで紹介しました。ここまで読んでみると、日本橋・東京駅周辺にラーメン店が多い理由がわかります。ビジネスマン街なので、さっと食べられて活力をもたらしてくれる美味しいラーメンの店、日本橋は働く女性も多いのでおしゃれで美味しいラーメン店も求められています。東京駅は、地方に帰る人の東京旅行のシメはラーメンというのはもはや定番のようです。