ラーメンの高知の美味しいおすすめ店！おいしい人気店をランキングで紹介

高知のご当地ラーメンを知っていますか？あまり知られていない3種類のご当地ラーメンの紹介かしていきます。ランキングではご当地ラーメン以外にも店主のアイデアが光る人気店をランキング形式でピックアップしています。

味噌カツラーメンを見たことがない人は、普通のラーメンに名古屋名物の味噌カツ的なものが乗ったビジュアルを想像するかもしれません。しかし、そうではないのです。高知で人気の味噌カツラーメンは、味噌ラーメンに豚カツが乗っています。高知空港のレストランでも食べることができる、高知で最も知られたご当地ラーメンです。かなり濃い見た目ですが、想像以上に美味しいのでおすすめです。

終戦直後の物のない時代に高知県須崎市の路地裏で生まれました。発祥の店「谷口食堂」は、昭和55年、店主が亡くなったために惜しまれながら閉店しましたが、その後地元の有志達が集い、平成14年に鍋焼きラーメンは復活を遂げました。須崎商工会議所の協力もあって鍋焼きラーメンを扱う店は徐々に増え、今では高知市内でも普通に食べられるようになりました。

こちらは、前の2つに比べると、少々マニアックなご当地ラーメンになります。しかし、おすすめ度はいずれにも劣らないおすすめラーメンです。中華麺と日本のスープのコラボレーション、という意味で「中日ラーメン」と名付けられました。日本のスープとは、いわゆるうどんの出汁のことです。約70年前に高知県香南市赤岡町で生まれた中日そばは、B級グルメの域を超えた美味しい厳選グルメなのです。

現在高知で32店舗が営業中のチェーン店です。この豚太郎こそが、味噌カツラーメン発祥の店なのです。豚太郎が生まれたのは1967年。2017年に、創業50周年を迎えました。開店当時、食堂として営業していた頃に人気メニューだった豚カツ定食のカツをラーメンに入れたら美味しいのではないかと店主が思いつき、味噌ラーメンに投入してみたのが味噌カツラーメンの始まりだそうです。

それ以来人気メニューとなり、現在に至っています。豚太郎の面白い所は、チェーン店の常識を打ち破る経営方針にあります。なんでも、高知県内の豚太郎のチェーン店全てで統一されているのは、味噌、醤油、塩ラーメンと餃子の素材と価格だけなんだとか。そして、それ以外は各店舗の自由らしいのです。したがって、店ごとにメニューや味が異なっているというわけです。

また、看板メニューの味噌カツラーメンにトッピングされた豚カツにしても、一口タイプがあったり、大きな豚カツをカットしたものがあったりと、店によってバラバラです。ですから同じ豚太郎でありながら「私は豚太郎介良店が好き！」「俺は豚太郎春野店がおすすめ！」と店によって好みが分かれてくるのです。高知で豚太郎めぐりをして、違いを楽しむのも面白いかもしれません。

高知駅から歩いてすぐの場所にあります。鍋焼きラーメンにはいくつかの定義があります。まず、麺は細麺のストレートの若干硬めで、スープは鶏ガラの醤油ベース、そしてトッピングは鶏肉、ネギ、生卵、ちくわなどと決まっています。また、ラーメンの器はホーローか土鍋とされています。これをスープを沸騰させたアツアツ状態で持って来るのだそうです。こちら千秋の鍋焼きラーメンは、土鍋に入ってやって来ます。

木製の鍋敷きに置いてくれますが、火から降ろした直後の土鍋なので気を付けましょう。蓋を取ると、解放された湯気がほわ～っと立ち昇り、鶏ガラスープの美味しい匂いに包まれます。この時眼鏡をしていたら、一瞬でくもって面白い人になってしまうので注意して下さい。

トッピングの生卵をどの状態でどう食べるかはお好みでどうぞ。ご飯を一緒に頼んで後から雑炊として2度楽しむのも人気のようです。ちなみにそのご飯ですが、もの凄く量が多いので、頼もうと思ったレベルよりもひとつ下のサイズをオーダーすることをおすすめします。本店は須崎で人気の「お食事処千秋」で、2店舗目が高知市のこちらになります。

とさを商店は、ちょっと面白い店構えのラーメン店です。こちら、高知の地場産の生鮮食品や菓子などを売るスーパー「とさを商店」奥の飲食コーナーで食べることができます。メニューは高知の代表食「カツオのたたき定食」や、高知県香南市産のニラや高知県地鶏として人気の土佐ジローを使った卵焼きなどで、麺類に中日ラーメン以外のバリエーションはありません。

中日ラーメンの出汁は太平洋で獲れた高知県赤岡のちりめんじゃこを使い、トッピングの練り物や麺、ちりめんじゃこは全て高知産の食材で成り立っています。上品な和風だしは体に優しくて脂っぽくないので、胃がもたれる事もなくスルスルと食べることができます。

せっかく高知の赤岡に来たのですから、新鮮で美味しいちりめんじゃこをたっぷりと使った「ちりめん丼」とのセットがおすすめです。高知の海の恵みを存分に味わって下さい。また、ご家庭用の中日ラーメン3食分セットを通信販売で購入する事も可能ですので、機会があったら高知から取り寄せてみて下さい。

高知市の二葉町にある人気ラーメン店です。店名通りメニューはほぼ塩ラーメンベース。味は「クリア」と「塩麹」の二種類から選ぶことができます。このスープとチャーシューには、北海道産の塩麹とフランス産の塩が使われているというこだわりようで、人気の理由が伺えます。また、店内には胡椒と山椒のミルがありますので、挽きたての鮮烈な風味を味わうことができるのも嬉しいポイントです。

特に塩ラーメンに山椒という組み合わせが新鮮で美味しいので、是非試してみて下さい。先程の選べるスープの味ですが、「クリア」は透明感のある淡い黄金色のスープにチャーシュー、大葉、キクラゲなどが乗っています。あっさりしているのですが、深みを感じるスープに大葉の香りが見事にマッチし、和のテイストを感じる絶品のラーメンです。

「塩麹」の方は、わずかに白濁したスープに麹の甘さが溶け込み、まろやかで滋味深いラーメンを形作っています。大盛無料というお得なサービスもありますが、スープがなくなり次第店を閉めますので、確実に食べるには早く行くことをおすすめします。

高知市の帯屋町にあるおすすめのラーメン店です。高知市内でも指折りの人気店ですので、ほぼ満席状態です。鶏出汁や魚介スープのラーメンも美味しいのですが、こちらの人気はやはりつけ麺。東京や大阪にも支店がある高知市鴨部の「つけ麺屋ちっちょ」の系列店です。

評判のつけ麺は、中でも「牛モツつけ麺」の人気が高く、濃厚な魚介系のスープに溶け込んだモツの脂がたまりません。プリプリとした食感が美味しいモツを堪能しつつ、添えられたレモンを絞るとまた味が変わって新鮮に楽しめます。またラーメンだけでなく、高知名物の屋台餃子もおすすめです。是非、酒豪が多いといわれる高知の屋台文化から生まれた高知名物屋台餃子も食べてみて下さい。

年中無休で日曜から金曜は夜中の0時まで、土曜は翌2時まで開いていますので、遅くまで飲んだ〆にも使える店です。また、つけ麺のスープ割りは無料ですので、気軽に頼んでみましょう。

四万十町で人気のラーメン店駒鳥が2017年に高知市の廿代町にオープンした店です。高知駅から徒歩5、6分の場所です。入ってすぐの券売機で食券を買ってテーブルにつくシステムですが、メニュー欄にはひたすら中華ラーメンとライスが並んでいます。肝心のラーメンはというと、魚介の風味が効いたスープがわずかに縮れた中細麺とうまく絡まって、かなり美味しいです。

スープの出汁は、高知県の四万十町窪川産のタマネギとトマトをしっかりと煮込んで作るのだとか。スープにほんのりと感じる甘さとフレッシュな香りは、このお陰なのでしょう。トッピングはチャーシュー、ネギ、メンマ、スマキといたってシンプルです。

四万十の本店の方は、元の店主ご夫婦が高齢のために一旦閉店となったのですが、地元で長く愛された駒鳥の味をもう一度復活させたいと、現在の店主が再開させました。ちなみに本店にはメニューにライスがなくてラーメンだけですので、本店の常連さんが高知市の駒鳥に来ると「こっちにはライスがある！」と驚かれるそうです。

高知市城山町にある味噌ラーメンの店です。かつては高知県庁の近くにありましたが、移転して現在にいたります。高知で美味しい北海道ラーメンが食べられるということで、人気を集めています。麺は北海道札幌の老舗で最も美味しいといわれる西山製麺から直送してもらっているようで、高知で西山製麺のラーメンを食べられるのはこちらのお店だけなのだそうです。

スープは豚骨と鶏ガラをベースに、野菜と共にじっくりと煮込んで作りあげられます。野菜の旨みと深いコクがあるのに後味の良いスープに西山製麺の中太ちぢれ麺が見事にマッチしています。味噌ラーメン繋がりということで、もちろん高知名物の味噌カツラーメンもあります。

また、つけ麺も人気です。特におすすめは「濃厚こってりマイルド味噌」。つけダレの中にはチャーシューの他、炒めモヤシ、メンマ、ネギが入っています。魚粉も一緒に持って来てくれますので、途中で入れると味の変化を楽しめます。このタレに極太麺がしっかりと絡んで、食べ応え満点。こちらのつけ麺は1人前で通常の1.8倍のボリュームらしいので、お腹を空かして食べに行ってみましょう。

高知市内で中日ラーメンが食べられる店です。場所は高知市追手筋、「ひろめ市場」を抜けた路地裏にひっそりと佇んでいます。店構えやメニューは昔ながらの食堂です。まるよし食堂の創業は昭和16年、戦時中から長い間、地域の人々に愛されてきました。メニューは地元高知で根付いている料理を中心に、物凄く良心的な価格で提供してくれています。

入口脇にある出窓の棚には、焼き魚やエビフライといった美味しそうなお惣菜がズラリと並んでいます。外からでもガラス越しに見ることができるので、食欲を刺激されながら中へと入ります。店内の冷蔵ケースの中にはこれまた小皿料理が今か今かと出番を待っています。昭和感の漂う店構えは懐かしさで溢れ、ついつい長居をしてしまいそうな雰囲気です。

小皿料理をいくつかつまみながら1杯飲み、〆としてあっさり和風出汁の中日ラーメンを食べると最高でしょう。昼飲みもできる店ですが、土日祝祭日が店休日になっていますので、高知市内で平日の昼間に時間がある人には、それもおすすめです。

高知市追手筋にある鍋焼きラーメンの店で、旧店名は「ばさら」です。黄色と黒のド派手な看板が目印です。かつて高知県須崎市にあった鍋焼きラーメン発祥の店、谷口食堂の味を現代風に進化させて蘇らせたのだそうです。鶏ベースのスープは深いコクがあり、綺麗に飲み干したくなる味です。

無料で置いてあるカレーパウダーを途中で投入すると、一気に味が変わります。これは面白いアイデアです。人気メニューの「こがしニンニク」は、香ばしいニンニクの風味が効いていて食欲をそそります。

鍋焼きラーメンに付きものの生卵は、かなりの確率で麺の底の方に沈んでいますので、うっかり崩してしまわないように注意しながら発掘しましょう。「鬼辛」「激辛」というメニューもありますので、辛味に強い人は、是非チャレンジしてみて下さい。一緒にご飯ものが欲しくなったら、「谷口だし醤油かけご飯」がおすすめです。

高知市介良にあるラーメン店です。以前は居酒屋としての営業だったのですが、試しに平日の昼のみラーメンの提供を始めたところ、これが高知のラーメン好きの間で話題になり、あっという間に人気メニューになったのでした。その後ラーメンは定番メニュー化し、昼間は高知で人気のラーメン店として営業しています。

こちらのメニュー、かなり多彩です。トロトロに煮込まれたチャーシューと高知県四万十で採れたアオサを加えた、沖縄のソーキそばを彷彿とさせるラーメンなどがある他、1日限りの気まぐれメニューとしてスッポンラーメンが登場したこともあります。そして、ラーメンの奥底におこげご飯が隠れた、その名も「王様ラーメン二毛作」など、随所にウイットに富んだ店主のアイデアが光っています。

ちょっと前になるのですが、賄いで介良イチゴを使ったラーメンを作ったところ反響が凄い事になり、単発できまぐれメニューとして登場したこともありました。カツオ出汁の冷製ラーメンにイチゴの甘酸っぱい味わいが妙にハマッていたそうです。

今回は独断と偏見で選んだ、高知のラーメン店を10店紹介しました。高知にはまだま美味しいラーメン店が山ほどあります！ご当地ラーメンに始まり、個性豊かで美味しいラーメン店ばかりですので、高知に行ったら是非寄ってみて下さい。