あさりを使ったスープレシピ！キャベツたっぷりメニューや絶品酒蒸しも

一年で二回旬を迎えるあさりは、春と秋になると身がふっくらとし、特に美味しさを増します。煮込むことで旨味がたっぷり滲み出るあさりは、スープの具材におすすめな食材です。そこで本記事では、あさりを使ったスープレシピを和風・洋風・中華風・その他に分けてまとめました。

キャベツやほうれん草など野菜たっぷりなスープレシピの他、基本の味噌汁の作り方も紹介します。絶品スープを味わえる、酒蒸しの作り方も併せて参考にしてください。

【材料】

• あさり…150〜200g
• 水…350〜400cc
• 味噌…大さじ1.5
• 青ネギ…適量

1. あさりは殻を擦り合わせてよく洗います。
2. 塩水に1〜2時間浸けて砂抜きします。
3. 青ネギは小口切りにします。
4. 鍋にあさりと水を加え、沸騰直前まで強火で加熱します。
5. 沸騰したら弱火にしてアクを取ります。
6. ボウルに味噌を入れたら煮汁を少し加え、味噌を溶かします。
7. (6)を鍋に加え混ぜます。
8. 器に盛り、青ネギを散らしたら完成です。

あさりの味噌汁は和食の定番ですので、ぜひとも作り方を覚えておきましょう。調味料が少なくシンプルな分、あさりの旨味をじっくり味わうことができます。あさりから美味しいスープが出てくるので、出汁を加えなくても味わい深い味噌汁に仕上がります。

【材料】

• 冬瓜…1/2個
• あさり…200g
• 三つ葉…1束
• A和風だしの素…大さじ1
• A酒…大さじ1
• A塩…少々
• 醤油…小さじ2
• 酒50ml

1. 冬瓜はスプーンで種を取り除き、皮をむいて3〜4cmの大きさに切ります。
2. 鍋に冬瓜を入れ、冬瓜のひたひたの量水を加えます。
3. Aの調味料を加え、冬瓜が柔らかくなるまでアクを取りながら煮込みます。
4. フライパンに砂抜きしたあさり、酒を加え、蓋をして殻が開くまで加熱します。
5. 三つ葉は2〜3cm長さにざく切りします。
6. 冬瓜が柔らかくなったらあさりを汁ごと加えます。
7. 三つ葉、醤油を加えたらスープの完成です。

冬瓜にあさりの旨味が染み込んだ、温めても冷やしても美味しい和風味のスープです。あさりは加熱しすぎると固くなるため、別の鍋で酒蒸しにして後で加えます。酒蒸しにしたスープにはあさりの出汁がぎゅっと詰まっているので、残さず全て加えてください。

【材料】

• あさり…130g
• 小ねぎ…2本
• 生姜…1/2かけ
• 春雨…20g
• 水…100cc+200cc
• 酒…適量
• 生塩糀…大さじ2/3

1. あさりは塩水に浸けて砂出ししておきます。
2. 小ねぎは斜め薄切り、生姜は千切りにします。
3. 春雨はぬるま湯に10分ほど浸して、芯が残る程度戻し、水気を切ります。
4. 鍋によく洗ったあさり、水100cc、酒を加えて蓋をし、強火にかけます。
5. 沸騰してあさりの口が開いたら、水200ccを加え一煮立ちさせます。
6. 生塩糀を加え、生姜、小ねぎ、春雨を加えてさっと煮たらスープの完成です。

塩糀であっさり仕上げた、春雨入りのスープです。春雨は固めに戻すことで、スープの旨味をたっぷり吸い込んでくれます。少ない具材でシンプルなスープですが、塩糀とあさりの美味しさをしみじみ感じることができるでしょう。

定番のあさりの味噌汁にコチュジャンを加えた、ピリッと辛い大人向けのレシピです。辛さが平気な方は、さらに豆板醤をプラスしてみてください。あさりと相性の良い豆腐とわかめもプラスして、ボリューム満点に仕上げた味噌汁です。

【材料】

• あさり…200g
• 塩水（砂抜き用）…200ml
• 玉ねぎ…1/2個
• じゃがいも…中1個
• セロリ…30g
• ベーコン…1枚
• 有塩バター…5g
• 水…250ml
• 牛乳…300ml
• 小麦粉…大さじ1
• コンソメ…小さじ1
• 塩・胡椒…少々
• クラッカー…3〜4枚
• パセリ…適量

1. バットにアサリの口が隠れるくらい塩水を入れ、ホイルで蓋をして冷蔵庫に1時間置きます。
2. 砂抜きしたらアサリ同士擦り、洗います。
3. 鍋にアサリと水を入れて、殻が開くまで加熱します。
4. 煮汁とアサリを分けたら、アサリは殻から外します（煮汁はスープとして使うので取っておく）
5. ジャガイモは1.5cm角、筋を取ったセロリ、ベーコン、玉ねぎは1cm角に切ります。
6. 鍋にバターを入れ、焦がさないよう熱したらベーコン、玉ねぎ、セロリ、ジャガイモの順で炒めます。
7. 小麦粉を加えて絡めたら、アサリの煮汁、牛乳、コンソメの順に加えます。
8. 沸騰しないよう弱火で3分ほど加熱します。
9. 具材に火が通ったらアサリのむき身を入れ、再度弱火で2〜3分加熱します。
10. スープの味を見て、塩・胡椒で味を整えます。
11. パセリを散らし、クラッカーを添えたら完成です。

あさりを使ったスープの王道、クラムチャウダーのレシピです。濃厚でクリーミーなスープには、パンやクラッカーを添えて食べるのがおすすめです。さらにパスタやご飯を加えるなど、いろいろなアレンジも楽しめます。

【材料】

• あさり…100g
• 玉ねぎ…1/4個
• 人参…60g
• ジャガイモ…1個
• 春キャベツ…2枚
• グリーンピース…30粒程度
• 菜の花…1/4束
• 白ワイン…大さじ2
• 固形コンソメ…1個
• 水…350cc
• 塩…少々
• バター…5g×2

1. 菜の花、グリーンピースは塩茹でし、水気を切っておきます。
2. ジャガイモ、キャベツ、玉ねぎは一口大に切り、人参は輪切りにして花型にくり抜きます。
3. 鍋にバターを入れ中火で熱し、あさりを加えて軽く炒め、白ワインを入れます。
4. 蓋をして1分加熱したら、ざるに取り出してあさりとスープに分けます。
5. 鍋にバターを入れて中火で熱し、玉ねぎ、人参、ジャガイモ、キャベツを炒めます。
6. コンソメ、スープ、水を加え、蓋をして中火で10分煮込みます。
7. グリーンピース、菜の花、あさりを加え、さっと温めたら塩で味を整えて完成です。

キャベツや菜の花など、春野菜をふんだんに取り入れた季節感溢れるスープです。バターのコクとあさりの旨味で、たっぷりの野菜も美味しく食べられます。菜の花とグリーンピースは煮込みすぎると色が悪くなるので、別茹でして加えましょう。

【材料】

• アサリ…150g
• 豚薄切り肉…50g
• ブロッコリー…1/4株
• にんにく…1かけ
• オリーブオイル…小さじ1
• 水…300cc
• 塩…少々
• 酒…大さじ1

1. ブロッコリーは芯を取り、小房に分けて細かく切ります。
2. にんにくは皮をむいて芯を取り、みじん切りにします。
3. 豚肉は食べやすく切り、アサリは水洗いします。
4. 鍋にオリーブオイル、にんにくを入れます。
5. 香りが出てきたら豚肉を入れさっと炒め、アサリ、酒、ブロッコリーを入れます。
6. 水を加えたら蓋をして2〜3分煮ます。
7. 塩を加え味を整えたらスープの完成です。

にんにくと豚肉が入った、スタミナ満点なスープのレシピです。調味料は塩だけのシンプルなスープですが、あさりと豚肉の旨味がぎゅっと濃縮されています。にんにくの香りが食欲を刺激する、元気になりたい時や食欲がない時におすすめの一品です。

【材料】

• アサリ…200g
• 芽キャベツ…60g
• 小玉ねぎ…60g
• プチトマト…60g
• チキンブイヨン…500cc
• 鷹の爪…1/2本
• オリーブオイル…適量
• 塩…適量
• コリアンダー…適量
• EXオリーブオイル…適量
• マイクロ赤紫蘇…適量

1. 芽キャベツ、玉ねぎ、プチトマトを適当な大きさに切ります。
2. 鍋にオリーブオイル、鷹の爪を入れて熱し、芽キャベツと小玉ねぎを加え炒めます。
3. 鍋にブイヨンを注ぎ、アサリを加え蓋をします。
4. アサリの口が開いたらアクをとり、プチトマトを加え一煮立ちさせます。
5. 塩で味をととのえ、コリアンダー、EXオリーブオイル、赤紫蘇を散らして完成です。

野菜の持つ甘みとあさりの旨味が調和した、非常に味のバランスが良いスープです。このレシピでは芽キャベツを使用していますが、無い場合は普通のキャベツで代用してください。お好みのハーブを仕上げに散らせば、おしゃれでおもてなしにぴったりなスープが出来上がります。

新じゃがやほうれん草、人参など、たっぷりの野菜もトマトの酸味とあさりの旨味で美味しく食べられるスープです。材料を切って炒めたら10分放っておくだけで出来上がるので、忙しい時に重宝するでしょう。水の代わりに牛乳を加えると、クリーミーなスープに早変わりします。

【材料】

• アサリ…100g
• えのき…25g
• 生姜…1かけ
• 水…400ml
• 料理酒…大さじ1
• ラー油…小さじ1
• 黒こしょう…少々
• 長ネギ…10cm
• A醤油…小さじ1/4
• A鶏ガラスープの素…大さじ1/2

1. えのきは石づきを落とし、3cm長さに切ります。
2. 生姜は皮を剥き、千切り、ネギは斜め切りにします。
3. 鍋に水、酒、あさりを入れて中火で煮ます。
4. 沸騰してきたらアクを取り、Aの調味料と(1)(2)を入れてさらに煮ます。
5. えのきに火が通ったらラー油と黒こしょうで味をととのえたらスープの完成です。

あさりのエキスがたっぷりスープに溶け出した、旨味たっぷりな中華スープです。具材の少ないスープですが、えのきのシャキシャキした食感がアクセントになっています。小さな子供はラー油無しで、辛い味付けが好きな方はラー油をたっぷり加えてください。

【材料】

• 春雨…36g
• 小松菜…2株
• アサリ…70g
• 酒…大さじ2
• 中華調味料…小さじ1と1/3
• 水…1.5カップ
• 塩…少々

1. 春雨を沸騰したお湯で茹で、ざるにあげ、食べやすい長さに切ります。
2. 小松菜は5cm長さにきり、下ゆでしてざるにあげます。
3. 砂抜きしたアサリと酒をフライパンに入れ、中火で酒蒸しにします。
4. アサリが開いたら、水、中華調味料、塩を加えます。
5. 沸騰したら春雨、小松菜を入れて一煮立ちしたらスープの完成です。

アサリの出汁を吸った春雨が絶品な、旨味たっぷりな中華風スープのレシピです。春雨入りで食べ応えがあるので、軽めのランチや夜食にもおすすめです。小松菜は別茹でしてスープに加えると彩りよく仕上がります。

【材料】

• 絹ごし豆腐…200g
• 豚バラスライス…50g
• キムチ…50g
• アサリ水煮か冷凍アサリ…80g
• 玉ねぎ…1/4個
• にら…50g
• 白ネギ…1/3本
• すりおろしにんにく…小さじ1
• 粉唐辛子…大さじ1
• 水…500cc
• 酒…大さじ1
• みりん…大さじ1
• ごま油…大さじ1
• 卵…1個
• ダシダ（なければ中華スープの素）…小さじ2

1. 玉ねぎはお好みの厚さにスライスします。
2. 白ネギは3cmの斜め切りにします。
3. にらは3cm長さにざく切りにします。
4. 鍋にごま油、豚バラ、にんにく、キムチ、粉唐辛子を入れて火をつけずに混ぜます。
5. (4)を10分ほどなじませたら火をつけて、中火で炒めます。
6. 肉に火が通ったら水、酒、みりん、ダシダと切った野菜を入れます。
7. 水気を切ったあさりを入れ、強火で沸騰させます。
8. 絹ごし豆腐をスプーンですくい入れます。
9. 沸騰してきたら卵を入れて完成です。

スンドゥブ・チゲは豆腐と魚介や肉を煮込んだ、韓国を代表するスープです。韓国ではあさりの他にしじみを入れて作ることもあり、唐辛子の辛さと魚介の旨味が溶け出したスープはやみつきになることでしょう。

あさりの酒蒸しをアレンジした、スープも飲める絶品レシピです。柔らかく煮込んだキャベツはあさりとの相性が抜群ですので、ぜひたっぷり加えてください。あさりにはタウリンが豊富に含まれているので、疲れている時や二日酔いの時にもおすすめのスープです。

春の訪れを告げてくれる菜の花と、春が旬のあさりを組み合わせた中華スープです。菜の花はすぐに柔らかくなるので、あさり同様、加熱しすぎないよう注意してください。菜の花とあさりのスープは春ならではの組み合わせですので、ぜひ旬の時期に作ってみてください。

あさりの美味しさを丸ごと味わえる、絶品スープレシピを紹介しました。あさりは煮込みすぎると硬くなるため、加熱しすぎないのが美味しいスープに仕上げるポイントです。あさりスープは和洋中どのような味付けでも美味しく食べられますので、献立に合わせて作ってみてください。