焼き麩の人気レシピ！ヘルシー＆ジューシーでおかずにもお菓子にも！

焼き麩は植物性のグルテンが原料で、高たんぱくですが低カロリーでヘルシーな食材として注目されています。歴史ある食材で、中国から日本に伝わり、山形や新潟、京都などでは古くから作られています。お寺では肉の代わりのたんぱく源として精進料理に活用され、京料理では季節感のある焼き麩が料理に彩りを添えています。

和食で使われることが多いですが、淡白な味わいなので調味料や他の食材と合わせてさまざまな料理に使えます。肉の代わりに使ったおかずから、おやつのお菓子作りにも活用できます。焼き麩を使った簡単なレシピを紹介していきます。

【材料】

• 焼き麩：35g
• きなこ：20g
• 砂糖：大さじ2
• 塩：小さじ1/4
• バター：20g

1. フライパンにバターを入れて溶かし、焼き麩も加えて弱火で表面に焼き目をつけます。
2. ボウルにきなこ、砂糖、塩を入れて混ぜ合わせておきます。
3. 1が熱いうちに2にいれて全体をまぶしたら出来上がりです。

お吸い物などに使う小さな丸い焼き麩を使った、簡単に作れる一口サイズのお菓子です。表面はしっとりとしてお餅のようで、中はサクッとした食感を楽しめるお菓子になります。きなこに変えて、シナモンを使い洋風にアレンジもできます。

【材料】

• 焼き麩：40g
• ココナッツオイル：大さじ3
• メープルシロップ：大さじ3
• シナモンパウダー：小さじ1

1. ココナッツオイルをボウルに入れて湯煎にかけて溶かします。
2. 1にメープルシロップを加えてよく混ぜ合わせます。
3. 2に焼き麩を入れて全体をよく混ぜ、シロップを麩にからめます。
4. 3にシナモンパウダーを加えて混ぜ合わせます。
5. オーブンシートの上に焼き麩を並べ、160度で15分焼いたら出来上がりです。

焼き麩のサクサクとした食感を楽しめるお菓子です。シナモンパウダーの代わりに、ココアやきな粉、抹茶をまぶす簡単なアレンジでラスクのバリエーションが広がります。パンで作るラスクよりも低カロリーなので、ダイエット中のおやつにもおすすめです。

【材料】

• 焼き麩：16個
• 卵：1個
• 豆乳：50cc
• はちみつ：大さじ1
• バター：10g

1. ボウルに卵を割り入れてよく溶きほぐします。
2. そこに豆乳とはちみつを加えて混ぜ、焼き麩を30分ほど浸します。
3. フライパンにバターを溶かして、2を入れて両面を焼きます。
4. 卵液が焼けて表面にうっすらと焦げ目がついたら出来上がりです。

食パンやバゲットの代わりに焼き麩を使ったシナモントーストのレシピです。主食にもなり、おやつとしても味わえます。食べる時にはお好みで、はちみつや生クリーム、アイスをトッピングしても美味しいです。

焼き麩に寒天液を染み込ませると、人気のグミのような食感のお菓子が作れます。寒天液を好きなジュースで味付けして、さまざまな味のグミにしています。子どもと一緒に作ってみてはいかがでしょう。

白玉粉をこねてお団子を作るよりも、簡単に白玉に近い食感のお菓子が作れるレシピです。焼き麩に含まれるグルテンがもっちりとした味わいになり、お汁粉などに加えて活用もできます。

砂糖を使わずバナナの甘さを活かしたヘルシーなお菓子です。炊飯器を使って調理するので、手間はあまりかかりません。焼き麩を加えることで、食べたときにしっとりともっちりとした食感の組み合わせになり、食べ応えのあるプティングになります。

【材料】

• 車麩：5枚
• じゃがいも：3個
• 豚肉（バラ）：200g
• インゲン：100g
• A麺つゆ：大さじ3
• Aサラダオイル：大さじ1
• B麺つゆ：大さじ2
• B醤油：大さじ3
• B砂糖：大さじ3
• B水：1000ml

1. 車麩は水に30分ほどつけて戻しておきます。
2. じゃがいもはひとくち大に切って水にさらしておき、インゲンは筋を取っておきます。
3. 鍋にAの材料を入れて火にかけ、豚肉とじゃがいもを炒めます。
4. 豚肉に火が通ったところに、Bを加えて煮立たせじゃがいもに火を通します。
5. 車麩の水分をしっかりと絞り、ひとくち大にちぎり4の鍋に加えます。
6. インゲンも加えて5分ほど煮込んで出来上がりです。

車麩は焼き麩の一種で、山形や新潟の特産品のひとつです。車輪のような形をした麩で、筒状になった状態で販売されている車麩もあります。めんつゆを使って簡単に調味でき、豚肉が入ることで出汁もでて旨みが増す作り方です。豚肉の代わりに、鶏肉や牛肉、缶詰のツナでも同じような作り方でおかずになる一品が作れます。

【材料】

• 車麩：4個
• ゆでたまご：2個
• きぬさや（下茹でしたもの）：適量
• サラダオイル：大さじ3くらい
• A水：350ml
• A醤油：100㏄
• A酒：60㏄
• A砂糖：大さじ3
• Aしょうが（すりおろし）：小さじ1
• 片栗粉：大さじ2

1. 車麩は15分ほど水にひたして戻したら、水気をきって1/4にカットします。
2. バットに1とゆでたまごを並べ、Aの調味料を合わせたものをかけて漬け込みます。
3. 15分ほど漬け込んだら、麩の水気を軽く絞って片栗粉をまぶします。
4. フライパンにサラダオイルをいれて、3を揚げ焼きし両面に焼き色を付けます。
5. 鍋にゆでたまごと2で使った調味料、焼いた麩をいれて10分ほど煮詰めます。
6. きぬさやを加えて盛り付けて、完成です。

車麩を豚肉の代わりにした角煮のレシピです。下味をつけた車麩に片栗粉をまぶして揚げ焼きしているので、油や調味料がよくからまり食感も肉のようになります。ダイエット中のおかずにもおすすめで、カロリーを抑えてもタンパク質はしっかりと口にできるメニューです。

【材料】

• 焼き麩：15個くらい
• 玉ねぎ：1/2個
• ごま油：大さじ1/2
• 水200㏄
• めんつゆ：大さじ2
• 砂糖：大さじ1/2

1. 玉ねぎは薄切りにします。
2. 鍋に玉ねぎ、ごま油をいれて火にかけます。
3. 玉ねぎがしんなりとしたら、水、めんつゆ、砂糖を加えて混ぜます。
4. 焼き麩を3に加えて煮たてて3分ほど煮込みます。
5. ご飯の上にのせて出来上がりです。

牛肉を使い牛丼を作る代わりに、焼き麩を使った牛丼風レシピです。焼き麩に調味料をたっぷりと吸わせて、しっとりとさせると食感も肉のようになります。細ネギや紅ショウガを加えると彩りもよくなり、簡単なランチとしてもおすすめです。

【材料】

• 焼き麩（刻んだ板麩）
• じゃがいも：2個
• ニンジン：1本
• 玉ねぎ：1個
• きぬさや：1パック
• しらたき：1パック
• サラダオイル：大さじ1
• 昆布だし：500㏄
• 醤油：大さじ2
• みりん：大さじ2
• 酒：大さじ2
• 砂糖：大さじ1

1. きぬさやは筋をとって下茹でしておきます。しらたきは軽く洗い水を切っておきます。
2. 玉ねぎはやや厚めの薄切りにし、ニンジン、じゃがいもも同じくらいの大きさに切ります。
3. 鍋にサラダオイルと2で切った野菜をいれて、中火で炒めます。
4. しらたきを加えてさらに炒め、昆布だしときぬさやを加えます。
5. 調味料と焼き麩を加えて全体を混ぜて煮立たせます。
6. 煮立ってきたら落し蓋をして弱火にして20～30分煮込んで出来上がりです。

豚肉や牛肉などの肉を使わずに、焼き麩を使って作る肉じゃがです。肉を使わない精進料理でも、焼き麩を使った煮物料理が多くみられます。弱火で長めに煮込むと野菜だけでなく、焼き麩にもしっかりと味が染み込み美味しくなるでしょう。

焼き麩と卵があれば作れる簡単おかずです。車麩を使い卵黄をつぶさずに煮ていますが、焼き麩と調味料とを煮込んで、溶き卵を回し入れても同じように作れます。

【材料】

• 車麩
• ポーク缶：1缶
• たまご：2～3個
• カット野菜
• だしの素
• 塩、こしょう

1. 車麩をひとくち大にちぎり水にひたして戻します。
2. やわらかくなった車麩の水気を絞りボウルに入れ、わりほぐしたたまごとだしの素少しを合わせてもみ込みます。
3. ポーク缶を薄切りにします。
4. フライパンに2をいれて焼き色がつくように炒めボウルに取り出します。
5. フライパンでポークを炒め、焼き色をつけたらカット野菜を加えます。
6. 水を50㏄ほどとだしの素をくわえて全体を混ぜます。
7. 塩、こしょうで味を調え4の麩をフライパンに加えます。
8. 全体を混ぜ合わせて出来上がりです。

沖縄料理のチャンプルーに焼き麩を加えています。焼き麩が卵とよくからんでいて、おかずにもおつまみにもなるレシピです。沖縄ではちゃんぷるー用の焼き麩も売られているほど定番の食材で、炒める焼き麩は人気メニューの一つです。

【材料】

• 車麩：4個
• 水：250㏄
• A醤油：大さじ1
• みりん：大さじ1
• 片栗粉
• サラダオイル
• 長ネギ（みじん切り）：1/2本分
• しょうが、にんにく（みじん切り）：各1片分
• ごま油：大さじ1
• B醤油：大さじ2
• B砂糖：大さじ2
• B酢：大さじ2
• B水：大さじ2

1. 車麩を水にひたし15分ほどおいて戻し、水気を絞り半分に切ります。
2. 車麩に薄く片栗粉をまぶし、サラダオイルをいれたフライパンで揚げ焼きします。
3. きれいなフライパンに、長ねぎ、しょうが、にんにくとBの調味料を加えて煮たたせます。
4. お皿に焼いた2を並べ、その上に熱々の3の香味ダレをかけて出来上がりです。

車麩を大き目に使い、両面をカリッとするくらいに揚げ焼きするのがポイントです。煮込み料理と違い、車麩のもっちりとした食感と揚げた香ばしさが加わり、香ばしいタレを合わせているのでおかずとしての満足感も高い料理です。

【材料】

• 焼き麩
• 卵：4個
• とろけるチーズ：4枚
• 薄切りベーコン：6枚くらい
• シソ：6枚くらい
• 塩、味の素

1. 焼き麩を水にひたして戻します。
2. ボウルに卵を割り入れ、塩と味の素を加えてよくほぐします。
3. 水気をしぼった麩を手でちぎって2に加えて混ぜ合わせます。
4. フライパンにサラダオイルをれて火にかけます。
5. フライパンが熱くなったら火を弱めて3をいれて広げます。
6. とろけるチーズ、シソ、ベーコンをのせます。
7. 卵がかたまってきたらフライパンを揺らして裏返します。
8. チーズがとけて、端のほうが茶色く焦げてきたらお皿にとって出来上がりです。

焼き麩と卵を使った洋風たまご焼きのようなおかずです。卵だけよりも麩が入るので腹持ちもよくなり、ボリュームアップができます。そのままでも美味しいですが、ケチャップやマヨネーズをつけると子どもにも人気のメニューになるでしょう。

車麩を肉の代わりに使い、焼き肉のようにニンニク風味をつけて焼いています。水で戻してそのまま焼いてもよいですが、レシピにあるように片栗粉をまぶすとタレがより絡むようになります。焼き麩でひとくちサイズの焼肉風にしてお弁当のおかずにするのもおすすめです。

たっぷりの野菜と車麩を使った炒め料理です。すりごまの風味と味噌を使うことで、少量の調味料でもおいしく食べることができます。市販の焼肉のタレや麺つゆを活用すれば、より簡単に調理できます。

焼き麩を使ったお菓子やおかずになるレシピを紹介しました。焼き麩は高たんぱくで低カロリーで、体にも良い食材です。生麩に比べて保存性も高く、常備しておけば小腹がすいたときのおやつのお菓子にも、一品欲しい食事の簡単おかずにもなります。焼き麩を使った人気料理に挑戦してみてください。