IKEAの送料は高い？料金を少しでもお得にできる方法や裏技を紹介

ついつい買いすぎてレジで精算する頃にはなかなかの量に…というのはIKEAあるあるです。持って帰るのが難しい時に便利なサービスがIKEAの配送サービスですが、以前は配送先によっては、商品価格に対して送料の方が高くつくこともあったようです。現在は、以前と比べて送料は安くなり使いやすくなったものの、まだあなたが知らない送料を安くする方法があるかもしれません。

今回は、大阪にあるIKEA鶴浜を例にしていきます。以前は、住んでいるエリアによって「ゾーン1～3」に分かれていて、それにより料金がアップしていました。ゾーン1:3,990円、ゾーン2:5,900円、ゾーン3:7,490円といった感じです。現在は、IKEA鶴浜に限らず全国のIKEAで配送料金は一律3,000円に改訂されています。さらにIKEA送料の詳細を見ていきましょう。

IKEA鶴浜から一律送料3,000円で送れるメインエリアは、大阪府内だけでなく隣接している県でも送ることが可能です。範囲が広いということは嬉しいポイントです。また、「何個でもどんな大きさの商品でも一律送料3,000円」で配送ができます（一部商品を除く）。以前は、商品の重さや個数なども関係していたそうなのですが、現在は撤廃されています。各IKEA店のメインエリアは、IKEAサイトにて簡単に検索可能です。

この便利な送料一律3,000円サービスですが、注意しなければならない点があります。それは、配送できない商品があるという事。植物・食品については配送不可ということでした。また、「アウトレット配送」といって、レジ横にある割引商品の配送を希望する場合も一度IKEAスタッフに相談が必要なようです。

それでは、メインエリア外へ配送したい場合の送料はどうなるのでしょうか？もちろんメインエリア外での配送もできることはできますが、相当高い送料になってしまうようです。どれだけはなれているかにより料金は異なりますが、大抵は商品よりも送料が高いといった事態に…。もし遠方へ配送する機会があったとしても、IKEAの配達サービスを通じて送る方法は決して賢い選択ではなさそうです。

全国のIKEAで購入した商品は、各店舗のメインエリア内で一律送料3,000円ということですが、場合によってはその基本送料に加えて、追加料金が発生するケースもあるので注意が必要です。どういった場合に追加で送料がかかってくるのか、こちらもチェックしておく必要があります。

IKEAの配送サービスは、日時指定も可能です。込み具合にもよりますが、通常配送サービスを利用した場合、購入してから3日ほどで配達されます。しかし、購入した日から15日目以降で日付指定をする場合には追加2,000円がかかります（最大30日先まで指定可能、返金不可）。留め置き料込みの送料の場合、「3,000円（メインエリア内配送料）+2,000円（留め置き料）＝5,000円」となるわけです。

IKEAの配送除外商品についての見出しでも少し触れた、「アウトレット商品（レジ横にある割引商品）の配送を希望する場合」ですが、これも追加送料がかかります。商品パッケージのないアウトレット商品を配送する場合は、1商品につき送料2,500円がかかってきます。また、アウトレット商品の配送は各店舗のメインエリアのみ対応だそうです。

細かく見ていくとさらに色々とあるようです。例えば、階段6階以上の場合で10,800円追加、大がかりな搬入作業(スタッフ4人以上)になってくると追加16,740円～、等々…。クレーン車の使用、部屋まで搬入してほしい場合なども追加料金がかかってきます。マンションのエレベーターなどに入りきらない大きな家具の場合も、料金に関係してくるので大変です。

ここまで、通常配送の方法について詳しく料金などを見てきましたが、「それでも3,000円って高い！」と感じる方もいるでしょう。確かに、大型家具をまとめて購入した場合には納得のいく料金ですが、それほど大きくない商品を配送したい場合にはもう少し良いサービスがあれば…と思ってしまいます。あまり知られていないのですが、実はそんなニーズのために、IKEAには別の配送サービスが存在するようです！

こちらはIKEAの小物配送サービスです。商品パッケージをひとつだけ、または雑貨類をたくさん送りたい方向けで、メインエリア内なら990円で配達ができるという、ちょっとした裏技的なサービスです。（エリア外は送料1,290円、沖縄/離島は送料3,000円かかります。）

手ぶらdeボックスは、IKEAで用意されている専用の段ボールボックスの中にセルフで入るだけ詰めて、梱包します。（2種類あります。：40cmx40cmx30cm／50cmx50cmx60cm）重量制限は30㎏未満です。購入後に、配送サービス受付カウンターで手続きします。事前に商品のサイズが段ボールに入るかどうかを確認したい場合は、それぞれの商品タグ裏面、もしくはIKEAサイトで確認できます。

先述の通り、50×50×60cmのボックスというのは結構大きいです。IKEAの家具は完成品は大きかったり背丈の高いものも、購入時には小パーツに分けられていてコンパクトなサイズのものも多いので、意外とダンボール内に収まるものが多いです。一度試してみてください。

IKEAで「手ぶらdeボックス」を試してみたけど入りきらなかった…という場合も、諦めなくて大丈夫です。「ワンパッケージ配送サービス」というものもあります。こちらは、商品パッケージを１つだけ送りたい方向けのサービスです。パッケージの三辺の長さが160cm未満・重量30㎏未満のものなら、メインエリアで送料990円で利用できるというものです。（配送エリア外（沖縄/離島を除く）：送料1,290円）

ちなみに、三辺の合計が160cm以上の場合でもメインエリア内でなら利用できるようです。三辺合計200cm未満・重量:50kg未満＝配送エリア内：送料1,990円。三辺合計240cm未満・重量:50kg未満＝配送エリア内：送料2,990円。三辺合計260cm未満・重量:50kg未満＝配送エリア内：送料3,990円、となっています。

利用方法については特に変わったことはなく、配送サービスコーナーに行って配送伝票に必要事項をすべて記入し、商品と一緒に配送カウンターまで持っていくだけでOKです。また、ソファやワードローブなどの大型商品はこのサービスの適用外となっているのでご注意を。大型商品については、通常の配送サービスを利用します。

IKEAの配送サービスには送料を抑えて利用できるサービスもあることが分かりましたが、やはり大きな家具を複数購入する場合やメインエリア外への配送は、以前よりも安くなったとはいえ、それなりに送料がかかりそうです。続いては、そういった場面でさらに配送料を安くする方法を探っていきます。一般的な方法から、少し裏技的な方法も、自分にもできそうな方法でIKEAの送料をグッとお得にしてしまいましょう。

これはIKEAで大型家具を買う際には常套手段とも言える方法でしょう。バンやワンボックスなど大型の車を持っている方なら、それに乗ってIKEAに買い物へ行きます。最も簡単に送料を抑えられる方法です。

また、自分ではそこまで大きな車を持っていない場合には、友人・知人に頼れる人がいないかを探しましょう。もし持っている人がいれば、安全運転を約束して借りてしまえばこちらも簡単に送料ナシでお得に大型家具を買い物できます。

続いては、少し裏技的とも言えるこちらの方法。運転免許は持っているけれど、車は所有していない、という方におすすめなのがレンタカー。レンタカーを借りる際の費用が少しばかりお高いですが、例えば旅行目的でレンタカーを借りておいて、帰りついでにIKEAで大型家具を購入すれば一石二鳥です。旅行でなくても、ドライブついでにIKEAに寄るなど、何かの楽しみのついでにIKEAに寄ればお得感のある方法です。

こちらはIKEAの近くに宅急便事務所がある場合に使える裏技です。IKEAストアの中には、ヤマトの事務所が近くにあるという店舗もあるようです。事務所まで自力で頑張って運ぶか、力に自信の無い場合は宅急便事務所の方に近くまで取りに来てもらう、という手もお願い次第で可能にはなりそうです。

商品のサイズ・重量によっても変わってくるのでどの程度お得になるかはその都度確認すべきですが、メインエリア外への配送の場合はIKEAだと確実に高い送料となってしまうので、ヤマトのような別業者を検討するのがおすすめです。運が良ければIKEAでかかる送料の半分以上安く済ませることができる場合もあります。

赤帽は個人事業主で構成され、貨物軽自動車運送協同組合で、全国47都道府県の組織を持ちます。どんなことをしてくれるかと言うと、簡単に言えば「乗用車やタクシーでは運べないけれど、大きなトラックを頼むほどでもない荷物を運んでくれる」ということです。トラック1台につき、走行距離や時間で料金が決められます。

赤帽を利用する際の流れとしての例です。まずはIKEAで商品をすぐ購入できるよう、あらかじめ商品を決めておきます。次に、実際にIKEAへ行って購入し終わる日時に合わせて、赤帽に事前に電話で頼んでおきます。そして当日、IKEAの出口近くに軽トラで来てもらい、購入した荷物を積んで運んでもらいます。

赤帽を利用する際のメリットは、例えば自分の持つ車では入りきらないほどのサイズの商品や、大量に大型家具をIKEAで一度に揃えたい時などに利用すると便利です。走行距離や利用する時間によっては、レンタカーの料金よりは安く済みますし、荷物の詰め込みも赤帽の方がしてくれます。状況によってですが、赤帽の助手席に乗って目的地まで荷物と一緒に移動できる場合もあります。

こちらも裏技的な方法で、IKEAで買った商品を、ゆうパックで送るという方法。ゆうパックは、最大サイズが縦・横・高さ170cm。同県内であれば1700円なので、170cm以内で21kg以上であればお得と言えます。サイズや配送先によってはIKEAよりも高いか、あまり変わらない送料となることもあり得ますので、お得かどうかを確認してからの方が良いでしょう。

これはIKEA店舗で購入した場合ではないので、少し違った裏技となりますが、購入を代行する業者のネット通販サイトを利用するという方法もあります。ネットで「IKEA 通販」と検索するとたくさん出てきます。
 

様々な業者がありますが、中には1万円以上の買い物で送料無料になるというところもあり、IKEAの高い送料どころか、送料自体を支払わずに済む場合もあり得ます。しかし、こういった通販サイトでは、送料が高いと悩まずに済むものの、商品そのものの価格を高くしているので、IKEA店舗で送料込みで直接購入した場合とどちらが得なのかを調べてみる必要があります。上手くいけば、とても賢い裏技方法としておすすめです！

こちらは少し視点が変わってしまいますが、そもそものIKEA商品の値段自体を安く購入して、送料込みの値段をお得にするという方法もあります。IKEAの会員カードである「IKEAファミリーカード」を持っていれば、毎月のメンバー限定商品をチェックして割引で購入できます。ちなみに、入会金・年会費は無料で利用です。ちょうど欲しいアイテムがIKEAで会員割引対象だった時には、是非利用したい方法です。

以前よりは高いと感じることが減ったIKEAの送料ですが、大型の商品や遠方への配達となるとIKEAの配送サービスでは高額になりやすいので、裏技として代替手段を使うのが賢い選択です。最も安価なのは大きな車で行くか、それを借りること。続いてレンタカーや宅急便、最終手段として通販も検討してみるのがおすすめです。そうすれば、生活にIKEA商品をもっとお得に取り入れることができるでしょう。