ねぎ焼きのレシピまとめ！お好み焼き粉や山芋を使った簡単レシピも！

ねぎ焼きは小麦粉を水に溶き、そこへネギ、牛すじとこんにゃくの煮込みなどの具材を混ぜて焼いた、お好み焼きに似た食べ物です。

関西地方で食べられることが多いねぎ焼きは、実はお好み焼きのルーツの料理と言われ、歴史も古いです。お好み焼きソースが作られる以前の食べ物なので、醤油やポン酢、ウスターソースなどをかけて食べることが一般的です。そこで、ねぎ焼きの魅力についてや、お好み焼き粉を使って、自宅で簡単にねぎ焼きを作るレシピなどについて紹介します。

ねぎ焼きにはお好み焼きのようにキャベツは入らず、代わりにたっぷりとネギが入るので、シャキシャキしています。ネギは関西では青ネギが、関東では白ネギが使われます。また、具材に牛すじとこんにゃくに煮付けが入っていて、甘辛い味も魅力です。

お好み焼きはソースやマヨネーズをかけて、こってりした味が魅力ですが、ねぎ焼きは醤油にレモン汁、ポン酢などでさっぱりいただきます。まさに和風の味わいで、ビールにも合いますが、日本酒や焼酎で食べたい味です。

ねぎ焼きは大阪の十三にある「やまもと」というお好み焼き店で作られました。店の子どものおやつとして作ったまかないを見た常連客のリスエストから、商品化され現在に至っています。

ねぎ焼きの発祥は大阪なので、関西以外の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、関西ではお好み焼き屋さんで食べられるメジャーな食べ物です。「やまもと」はかなりの人気店なので、わざわざねぎ焼きを求めて来店するお客さんがたくさんいます。

 

ねぎ焼きにはたっぷりのネギが入っています。関西では九条ねぎなどの青ネギが、関東では白い長ネギが使われますが、両者ともに含まれる硫化アリルは体に良い影響を与えてくれる栄養素です。例えば血行を良くし、コレステロールを下げたり、肩こりの解消の効果が期待できます。

また、ビタミンB1の吸収を促進してくれたり、乳酸を分解してくれるので、疲労回復の効果もあります。その他にもカルシウム、ミネラル、βカロチン、ネギオールなど、体に良いと言われる栄養素がたくさん含まれているのです。

ねぎ焼きの具材に含まれるこんにゃくはカロリーがほとんどなく、食物繊維が豊富なので、便秘の解消に期待ができる食べ物です。

大阪にはねぎ焼きの名店と言われるお店がいくつかあります。その中でもねぎ焼き発祥の店の「やまもと」は創業50年以上の歴史があり、地元の人から愛されてきました。こちらには人気のすじねぎをはじめ、約9種類のねぎ焼きのメニューがあって、ぜひ食べ比べてみたいです。店舗数も本店以外に4店舗が大阪にあります。

やまもとの他にも大阪ミナミの「福太郎」や京都祇園の「祇園ねぎ焼 かな東店」など、ねぎ焼きが美味しいと評判の人気店になります。

 

ヘルシーで美味しいねぎ焼きですが、これにちょい足しすることでボリュームアップし、美味しさもアップするレシピを紹介します。

【材料】

• 万能ねぎ1束
• 長芋 200g
• 塩 小さじ1/2
• 干しエビ 小さじ2
• マヨネーズ 大さじ1/2
• 海苔の佃煮 大さじ1
• ごま油 小さじ1

1. 万能ねぎを小口切りにします。
2. 長芋をすり、ボウルに入れます。
3. 2に塩、干しエビ、マヨネーズ、海苔の佃煮を入れ、泡立て器でよく混ぜましょう。
4. 加熱したフライパンにごま油を敷き、3の生地をお玉1杯分入れて焼きます。
5. 色が変わってきたら裏返し、焼けば出来上がりです。

こちらのレシピは小麦粉が全く入りませんが、モチモチのねぎ焼きに仕上がります。長芋にはカリウムが豊富に含まれているので、血圧を下げたり、むくみを解消する効果が期待できます。

材料を混ぜて焼くだけの簡単レシピです。サバ缶が香ばしく、美味しいです。動物性タンパク質やDHAも摂取できるねぎ焼きになります。

【材料】

• 青ネギ 1束
• 小麦粉
• 水
• ごま油
• かつお節
• 豚肉の薄切り
• とろけるチーズ
• 醤油

1. 青ネギを小口切りにします。
2. ボウルに小麦粉と水を入れ、泡立て器で混ぜましょう。
3. 加熱したフライパンにごま油を敷き、2をお玉1杯分入れて薄く伸ばし、フライパン全面に伸ばします。
4. 生地全体にまんべんなくかつお節を振りかけます。
5. 4の半分の面積に1をたっぷり入れてください。
6. 5の青ネギの上に豚肉を広げて乗せ、空いている半分の所にチーズを乗せます。
7. フライ返しでチーズが乗っている方をネギの方に折って半分にします。
8. 7の上に醤油を塗り、フライ返しでひっくり返しましょう。
9. 8の上にも醤油を塗れば出来上がりです。お皿に盛って、青ネギを上から振りかけて食べてください。

醤油の香ばしさととろけるチーズがたまらなく美味しいねぎ焼きです。ネギはシャキシャキで豚肉も入り、満足感のあるレシピです。ビールにもぴったりで人気のレシピです。

こちらのレシピは九条ねぎの他にはんぺんを潰して入れています。重曹が入っているので、サクサクでモチモチの仕上がりのねぎ焼きになります。

このレシピも小麦粉は全く使わず、納豆と卵とねぎを混ぜるだけで簡単にねぎ焼きが作れます。味付けはマヨネーズに納豆のタレとからしのみです。

【材料】

• 白ネギ 1本
• サラダオイル 少々
• 丸もち 4個
• 醤油 少々
• かつお節 適量

1. 白ネギを5ミリの斜め切りにします。
2. １を加熱したフライパンにサラダオイルを敷き、炒めていきます。
3. 2の上に丸もちを置き、蓋をして弱火の中火で2.3分焼いてください。
4. いい匂いがしてきたら、フライ返しでひっくり返しましょう。
5. 再度蓋をして、弱火の中火で2.3分焼きます。
6. お餅が柔らかくなっていたら、醤油をかけて出来上がりです。

お正月の余ったお餅を使った便利レシピです。ネギと醤油の香ばしい香りが食欲を誘います。レシピにはありませんが、七味唐辛子をかけてビール食べたい簡単ねぎ焼きです。

【材料】

• 昆布 1枚
• だしの素 1パック
• 水
• 豚こま肉
• 豆板醤 少々
• 醤油
• 砂糖
• 酒
• 薄力粉
• 卵 1個
• すりおろした山芋 20g
• 青ネギ
• 紅生姜
• サラダオイル
• マヨドーレ

1. 鍋に水を入れて昆布を入れたら、しばらく放置します。
2. その後、1を加熱し沸騰したら火を消し、だしの素を入れて冷ましてください。
3. 加熱したフライパンにサラダオイルを敷き、豚こま肉を炒めます。
4. 色が変わってきたら、豆板醤を入れて炒めます。
5. 4に醤油、日本酒、砂糖を入れて煮詰まってきたら火を消します。
6. 大きめのボウルに薄力粉を入れ、2を少しずつ入れながら、菜箸でかき混ぜましょう。
7. 蒸したてのお餅くらいの硬さになるまでだしを入れてかき混ぜます。
8. 7を1時間、冷蔵庫で寝かしましょう。
9. その後、8に卵、すりおろした山芋、青ネギを入れよく混ぜます。
10. 9に5を入れて素早く混ぜ、お好みで紅生姜を入れて混ぜます。
11. サラダオイルを敷いたフライパンを中火の弱火で加熱し、10を入れて焼きましょう。
12. 蓋を閉めて5分ほど焼いたらひっくり返し、弱火で3分焼いてから、蓋を開けて強火で2分ほど焼きます。
13. 出来上がったら、カットしお皿に盛って、醤油を塗りネギを乗せ、好みでマヨドーレをかけたら出来上がりです。

青ネギの他、豚こまや卵、山芋、紅生姜の入ったボリューム満点のねぎ焼きのレシピです。お好み焼きに近い感じで、外はカリカリ、中はモチモチに仕上がります。

お好み焼き粉を使ったり、ねぎ焼きを簡単に作ることができるレシピを集めてみました。具材を切って混ぜて焼くだけの簡単レシピです。手軽に作りたいときにおすすめです。

お好み焼き粉と水を混ぜて作る、人気のねぎ焼きレシピです。具材は天かすと桜エビとネギというかなりシンプルなものですが、ごま油でこんがり焼いた、美味しいねぎ焼きです。お好み焼き粉を使っているので、生地に味がついています。チヂミに似た仕上がりで、酢、しょう油、ごま油、七味、ラー油を合わせたタレにつけて食べてください。

ネギとこんにゃくの煮込みの入った、大阪ローカル風なねぎ焼きのレシピです。豆板醤やごま油の入ったタレで食べるので、チヂミにも似ています。具材を切って混ぜて焼くだけの簡単レシピで、ビールが飲みたくなるねぎ焼きです。おつまみにもおすすめです。

具材は細ねぎだけというシンプルレシピです。生地にマヨネーズが入るため、ふっくらした生地に仕上がります。ソースとマヨネーズをかけるので、お好み焼き風のねぎ焼きになって、人気のレシピです。

生地はお好み焼き粉ではなく、薄力粉と片栗粉を使ったレシピです。だしの素と塩も入っているので、ソースがなくとも美味しいねぎ焼きです。こちらも具材はネギだけのシンプルレシピですが、ネギはたっぷり入っています。

【材料】

• 糸こんにゃく 100g
• 米粉 100g
• 卵 1個
• 昆布だし 適量
• 青ネギ 45g
• サラダオイル
• 醤油
• マヨネーズ
• かつお節

1. 糸こんにゃくを刻んでおきます。
2. 大きなボウルに米粉と卵、昆布だしを入れてかき混ぜます。
3. 2に1と青ネギを入れてよくかき混ぜてください。
4. 加熱したフライパンにサラダオイルを敷いて、3を入れて焼きます。
5. 焦げ目がついてきたら、フライ返しで裏返します。
6. 両面ともきつね色になったら、両面ともに醤油を塗りお皿に盛ります。
7. お好みでマヨネーズをかけ、青ネギとかつお節を散らせば出来上がりです。

糸こんにゃくを入れることで低カロリーになるレシピです。お好み焼き粉ではなく、米粉を使っているので、モチモチ感が美味しいねぎ焼きになります。生地に出汁が入って、かつおだしの香りが食欲を誘います。

【材料】

• 長ネギ 1本
• じゃがいも 1個
• 強力粉 100g
• だしの素 1/2パック
• 水 200cc
• ごま油
• ソース
• マヨネーズ
• 青のり
• かつお節

1. ネギを縦半分に切ってからさらに半分に切り、1.5㎝くらいの幅にざく切りにします。
2. じゃがいもは皮を剥き、芽を取ってから5㎜から1㎝の角切りにします。
3. 1.2を大きめのボウルに入れ、強力粉とだしの素を入れて混ぜましょう。
4. 3に水を入れよく混ぜます。
5. フライパンを加熱し、ごま油を敷いたら4を入れて焼いていきましょう。
6. 蓋をして弱火で10分蒸し焼きにします。
7. その後、ひっくり返して、さらに蓋をして弱火で10分蒸し焼きにします。
8. 焼けてきたら、フライパンの淵からごま油を入れて両面ともこんがり焼きましょう。
9. ソースとマヨネーズをかけ、青のりとかつお節を振れば出来上がりです。

外はカリカリ、中はとろとろの銀だこのたこ焼きのようなねぎ焼きができるレシピです。ネギの食感とじゃがいものホクホクさが美味しい、癖になるねぎ焼きです。ソースとマヨネーズ、青のりとかつお節でお好み焼き風な仕上がりです。

【材料】

• 九条ねぎ 3束
• 卵 1個
• 薄力粉 
• つゆ
• 水
• サラダオイル
• かつおだしの粉
• 塩
• 胡椒
• 醤油
• かつお節

1. 九条ねぎをざく切りにします。
2. 大きめのボウルに薄力粉と卵を入れ、つゆと水を入れてだしを作り、それを加えていきます。
3. 2に1を入れ、よく混ぜます。
4. フライパンを加熱し、サラダオイルを敷き、3を入れて焼いていきます。
5. その上にかつお節の粉と塩胡椒をかけます。
6. 色目がついてきたらフライ返しでひっくり返します。（片面2.3分が目安）
7. 両面焼けたら、醤油を塗り出来上がりです。お好みでかつお節と九条ネギをかけましょう。

具材は九条ねぎだけというシンプルなレシピです。お好み焼き粉を使わず、薄力粉に出汁や塩コショウで味付けしているので、生地に味がついています。九条ねぎがいっぱい入って美味しいねぎ焼きです。生地をモチモチにしたいなら、片栗粉を足してください。

ねぎ焼きは青ネギがたっぷりと、牛すじとこんにゃくの入ったお好み焼きといったイメージですが、ソースではなく醤油やポン酢で食べます。ねぎ焼きは材料がシンプルなので、自宅で簡単に作ることも可能です。お好み焼き粉を使えばさらに簡単で、切って混ぜて焼くだけの料理になります。

また、ねぎ焼きにちょい足しすることで、イメージの変わったねぎ焼きになります。お酒にも合いますので、簡単な食事やおつまみとして作ってみてください。